本・恋姫無双第十話
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【桂陽】を支配下に置いた孫呉は、黄巾党がいる【許昌】付近に向けて進軍の途中、劉表に表敬訪問をした。

 

---襄陽・劉表の寝室---

 

 

劉表「今日は体調がすぐれぬ故、この格好で失礼しますよ、文台殿。」

 

 

そういって、寝たまま挨拶をする。相当、具合が悪いのだろうか…

 

 

雨蓮「いえ、お構いなく。景升(劉表の字です)殿。」

 

 

劉表「【桂陽】の件、これからもよろしく頼みますよ。」

 

 

雨蓮「承知しました。」

 

 

劉表「黄巾の方も頼みます。こちらは少々、ごたついてます故…」

 

 

雨蓮「後継争いですか…確かに、頭の痛いところですね。」

 

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長女の劉gと次女の劉j、異母姉妹であるがゆえに後継争いが起きている。

 

 

それぞれの陣営の問題点は劉gには後ろ盾が劉表しか無く、かつ病弱であること。

劉jはまだ1歳と明らかに傀儡にされることである。

 

 

劉表「まあ、もう少し、がんばってみますが、もしもの時は劉gを…」

 

 

雨蓮「おっと、弱音はそこまでですよ。………昔みたく、また囲碁ができれば良いですね。」

 

 

劉表「はっはっはっ…『負け戦』が懲りてないとみえる。」

 

 

雨蓮「なんの、少しは強くなっとりますぞ。」

 

 

話は絶えない…その頃…

 

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一刀達はとゆうと、襄陽郊外の『水鏡女学園』に来ていた。

 

 

目的は、『学園の方針に賛同する』という、意思表示のための、【紙】の寄進と…

 

 

いわゆる『青田買い』…とまでは行かないが、優秀な人材がいるかどうか下見に来た…この二つである。

 

---水鏡女学園・学園長室---

 

 

一刀「こちらが目録です。お受け取りください。」

 

 

水鏡「まあ、【長沙】産の紙ですか。質が良く安価だと、評判ですよ。ありがたく頂戴しますね。」

 

 

冥琳「喜んでいただいて、何よりです。水鏡先生。」

 

 

水鏡「それで、見返りは『良き人材の推挙』かしら?」

 

 

冥琳「そ、そこまで求めてませんから。本当に挨拶に来ただけですから。」

 

 

水鏡「ま、そうゆうことにしておきましょう♪」

 

 

一刀「ははっ、冥琳たじたじ…それと、もうひとつ、こちらもお渡ししておきます。」

 

 

水鏡「どれ…!長沙城の【入城許可証】!?」

 

 

一刀「まあ、いつでも遊びに来てください。ここに無い書物も有りますので。」

 

 

水鏡「目的は『学生』ではなく『私』でしたか♪なかなか喰えないお方ですわね♪」

 

 

一刀「水鏡殿が良ければ、学園ごと来ていただいても良いですよ。土地も金も用意できますよ?」

 

 

水鏡「そこまで、惚れこまれると、勘違いしますわよ♪///」しなをつくっておどける水鏡。

 

 

一刀「いやいや、妻子ある身ですし…//。冥琳もそんな眼で見ないで…。ふぅ…私の知ってる言葉で『銭を残すは銅、人を残すは銀、人を育む仕組みを残してこそ金』なんてのがあるんです。」

 

 

水鏡「こちらの事をここまで評価してくださるとは……『良き人材の推挙』、させていただきます。即戦力を一人紹介しますね。」

 

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そういって、一人の学生が連れてこられた。

 

 

水鏡「こちらは、姓を諸葛、名を瑾、字を子瑜と言います。文官としてなら、申し分無いかと。」

 

 

諸葛瑾「諸葛瑾です。よろしくお願いします。」

 

 

一刀「それじゃ、彼女にもこれを、渡しておきましょう。」

 

そう言って、【入城許可証】を渡す。

 

一刀「こっちは、黄巾討伐で少し、留守にしますので、その間、客人として、図書館で過ごしていただけたらと思います。」

 

 

諸葛瑾「いえ、出来れば一緒に連れてってください。」

 

 

冥琳「何故でしょう?北郷の提案の方が貴女にとって利が多いと思うのですが?」

 

 

諸葛瑾「実は、妹が友達と一緒に此処を出て行ってしまって…その理由が『この騒乱をほっとけない』なんです。」

 

 

一刀「そうゆうことなら、私たちだけで探しますので…」

 

 

諸葛瑾「もう一つ、理由がありまして、極度の方向音痴なんです、私…」

 

 

冥琳「な、なるほど……、なれば、一人で長沙に向かっていただくのは、得策ではないですね…」

 

 

一刀「では、一緒に行きましょうか。」

 

 

諸葛瑾「はい。」

 

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あとがき

 

nakatakです。まず【金髪のグゥレイトゥ!】さん。諸葛瑾、ありがたく使わせていただきます。

 

にしても、劉表はかなり深刻そうです。正史ならこの時期はまだ健康なんですが…

 

今回、出てきたキャラ紹介

 

劉表景升

 

いわずと知れた荊州刺史です。性別は男。次女の劉jが生まれだしたころから、体調は下り坂。

 

一応、名君の部類に入ります。

 

水鏡(司馬微)

 

水鏡女学園の創設者であり学園長。見た目などは、アニメ版恋姫を参考にしてください。

 

諸葛瑾子瑜(下記参照、協力:金髪のグゥレイトゥ!さん。)

 

それでは、また。

 

説明
偽黄巾討伐後、本家を討伐に行く途中の話です。
オリキャラ結構出ます。それではどうぞ。
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コメント
hokuhinさん、それもありますが、基本『冥琳』に勝ちたいんです。雨蓮さんは…ww(nakatak)
雨蓮が囲碁の本を最初に希望したのは、劉表が生きてるうちに勝ちたかったのかな?(hokuhin)
砂のお城さん、男はいつまでたっても『男』ですよ。ww(nakatak)
劉炎さん、とりあえずそのことはかんがえないようにしましょう←(棒読み)(nakatak)
ここに睡蓮が来たら・・・ヤン化しそうで、こ・怖いことが起こりそう・・・(劉炎)
紫電さん、欠点故に、朱里を連れ戻せなかったんですww、ただ、欠点が強いほど、長所もすごいんです。私の中のプロットでは、内政力は冥琳や穏を凌駕します。(nakatak)
よーぜふさん、一刀とて男ですよ。まして、睡蓮は遠征のため来ていません(本文中に書いてませんが…)。鬼の居ぬ間に……どうなるんでしょう?ww(nakatak)
COMBAT02さん、コメントありがとうございます。私、この絵を見かけた時、電気が走りましたねww(nakatak)
気持ち顔を出し始めましたな、種馬w 謹の性格、どのような感じになるのでしょうか・・・気になりますねぇw(よーぜふ)
おっとりしている諸葛瑾可愛いなぁ。大人っぽいところがいい。はわわ軍師の姉さん初めて見たぜ・・・。(COMBAT02)
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