白き衣を纏いし悲しき般若 第二章
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      まず本当に申し訳御座いません

      これまでにデータが消えたりPCがおかしくなったりと

      度重なるトラブルが続きまして、PCをリカバリーせざる終えなくなり

      予告もなしにいきなり新しく始めましたことにつきましては深くお詫び申し上げます

      これからもひき続きを投稿していきますが前回投稿してたものが読みたい方は

      「白き衣を纏いし悲しき般若」と検索してください

      私を初めて知る人に答えておきます

      私はこの話を書いていくスピードは亀の歩み並みに遅いです

      しかも私が知る知識は正史の三国志と恋姫無双のアニメ版、他の方々の作品などの

      知識しかありません

      なのでこの話はできるだけ正史の三国志の歴史の流れに沿って進めていきたいと思います

      キャラの知識はほとんど皆無に等しいので性格、言動、振る舞いが変わっている可能性が

      とても高いです

      それでもいい方だけ読んでください

 

 

                                      

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      この話の主人公は女の設定にしていますが

      自分に文才がないばかりに男のような振る舞いや言動になる可能性が多分にあると思われるので

      そのことにつきましてはご了承ください

      これは私の妄想の産物なのであまり見ることをお勧めできません

      それでもいい方はどうぞ話をお楽しみください

 

 

                                       

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      私は七年前のあの日、復讐を誓った

 

 

 

 

 

 

 

 

      そして私は賊を倒すために自分を捨てようと思った

      最初は自分の顔を刀で顔を切りつけようと思ったが、

      折角親からもらった身体むやみに傷を付けてはいけないと思い他を

      考えていたら、ふと村長さんの昔話に登場した鬼のことを思い出した

 

 

      鬼の名前は般若

      それは嫉妬や恨みの篭った女の顔の鬼女である

 

 

 

      私は嫉妬には何も関係ないが恨みに関しては大いに共感できた

      私は村長さんの屋敷に般若の面があるのを思い出して屋敷に向かった

      村長さんは気に入った面は隠し扉の中に隠していたので般若の面と数個の面が無事だった

      そして私は般若の面を手にとって顔に付け

      心に誓った

 

 

 

      みんなの無念を必ず晴らすと      

 

 

                                   

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      私はまず修行をするための場所を考えた

      そして修行場所として最高の場所を思い出した

      それは村長さんや母さんと父さん、村の人達も決して近づかない森

      その森は緑が豊かで土地も肥え、森の中心にある岩山には豊富な鉱産資源の産出も見込めるが

      村人が寄り付かない理由      

      それは、今まで森に入った人が一人も戻ってこないからだ

      多くの人はその森を「魔の森」や「迷いの森」と呼んでいる

      しかし、あえて私はそこを修行場所にしようと考えた

      私は自慢ではないが、並みの武将よりは武があることを自負している

      よほどの奴が来ない限り勝てる自信はある

      しかし、それではだめだ

      あの賊達には恐怖のどん底に突き落とさなければならない

      そのためには絶対的な強さが必要だ

      だから私はあえてどんな恐ろしいものが待っているかわからない危険な所に行こうと考えたのだ

      そこで私は強くならなければならないみんなのため、そして私のために・・・・・

      

 

 

 

 

 

 

 

      そして私は森に入った

      私はとても驚いてしまった

      最初はどんな恐ろしいものが来るのかとビクビクしながら森を歩いていたのだが

      森はとても穏やかだった

      小鳥の囀りやそよ風に揺れて鳴る葉の擦れ合う音

      なぜ人々がこの穏やかな森を「魔の森」や「迷いの森」と呼ぶのかわからなくなったが 

      森の奥に進むにつれて段々分かってきた

      それは森に狼や虎、熊などがとても多く生息しておりあちこちに人骨が転がっているからだ

      しかし私はこの森でなら強くなれると確信した

     

      

 

      

 

 

      その日から私は修行を始めた

      最初は基礎体力の底上げのために岩山の周りを走り続けたり、刀を何回も何回も素振りをした

      やり始めたときは山を四、五周でへばっていたものの

      いまでは、百周以上走れるようになった

      素振りも、最初は千回が限界だったが

      いまでは、十万回以上もできるようになった

      それ以外にも食料調達も兼ねて狼や虎、熊なども狩った

      さらに、父から教えてもらった気も鍛錬し数々の技を磨いた

      対人戦に慣れるため付近にいる賊を手当たり次第に討伐した

 

 

                                     

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      そして半年前

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

      

      とうとう復讐を達成した

 

 

 

 

 

 

 

 

     

      

      みんなの恨みを晴らしてとてもうれしかった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

      だが同時に、私はこれから何をしたらいいのかわからなくなった

 

 

                                   

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      復讐を果たし、私は今それなりに有意義に暮らしている

      今の生活で困っていることといえば、村や町にいけないことだ

      理由は二つある

      一つ目は、賊達を片っ端から討伐しているとき、私は賊たちに鬼と呼ばれ恐れられていたのだが

           村人などが偶々、私の戦っている姿を見て村人達にも恐れられてしまっているから

      二つ目は、一つ目の理由からして面をはずせば済む話なのだが 

           私は極度の恥ずかしがり屋で素顔を晒すことができないというとても情けない理由なのだが

           何度も克服しようと頑張ってみたがすべて失敗に終わってしまい、今はもう諦めている

      これらの理由で人里に下りることを断念している

      そして今はこの穏やかな森を守ることを生きがいとしている

      そして毎日、この森に入ろうとする者をすべて追い払っている

      今日も森を見回っていたのだが人の気配がしたのでそこに向かってみたのだが、それがすべての始まりだった

 

                                    

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      ???side

 

今、私は政務を投げ出して町で遊んでいたことについて冥琳にもう一刻も説教を受けている  

      「誰か助けて〜」と心の中で助けを呼んでいたところ、その助けはやって来た

       兵「報告、先ほど森のほうに向かわせていた細作が戻ってきました

         こちらが報告する内容です」

      冥琳「わかった 下がっていいぞ」

      そう言って兵が下がった後、私は「助かった〜」と思いつつも冥琳の様子を窺っていたら

      冥琳は深くため息をつき、「またか」と呟いていたので私は「どうしたの?」と聞いてみた

      冥琳「あぁ雪蓮、魔の森は知っているな」

      雪蓮「ええ知っているわよ

         入ったら二度と出て来れないという森でしょ?」

      冥琳「そうだ、私はそのよく肥えた土地や中心にある岩山の鉱産資源などを手に入れるために  

         土地などの情報を細作に調べさせるように向かわせたのだが

         全員が森に入るまえにある者によって追い払われて調査がまったく進まないんだ」

      雪蓮「いったい誰がそんなことを?」    

      冥琳「細作が全員そろって同じことを呟くんだ「鬼がいる」とな」

      雪蓮「ふ〜ん、鬼ねぇ」

      冥琳「おや?驚かないんだな」

      雪蓮「まあね、民たちの噂で聞いたことがあるわ

         魔の森に住む白い衣を纏った鬼がいるってね♪」

      冥琳「まさか会いに行こうというんじゃないだろうな」

      雪蓮「まさにその通りよ♪」

      冥琳「はぁぁぁ〜〜〜〜〜〜」

      雪蓮「なによ〜 そのため息」

      ??「どうしたんじゃ?二人して」

      冥琳「これは祭殿いいところに来てくれました」

       祭「どうしたんじゃ?」

      冥琳「実は祭殿には、雪蓮と共に鬼討伐に行ってきてもらいたいのです」

       祭「鬼というと魔の森かの?」

      冥琳「祭殿も知っているんですか?」

       祭「それはそうじゃ少なくとも町のほうで知らないものはほとんどいないじゃろうな」

      冥琳「そうですか・・・・・それより祭殿行ってきてくれますか?」

       祭「愚問だな わしなら頼まずとも行くに決まっておろう」     

      冥琳「わかりました じゃあ雪蓮行ってきていいわよ」

      雪蓮「いつまで待たせるのよ〜 

         まあいいわ 祭、早速行きましょう♪」

 

      

      

      私と祭は馬に跨り荒野を駆けた

      

 

      

 

 

      数時間後

      

      

 

 

      

 

      雪蓮「やっと見えてきたわね「魔の森」が」

       祭「しかし策殿、森に入るにしろどうやって鬼を探すんじゃ?」

      雪蓮「別に探さなくても出てくるわよ」

       祭「どうしてじゃ?」

      雪蓮「だって今までにこの森に行ったすべての細作が追い返されているのよ

         それだったら私たちも入ろうとすれば鬼も現れるんじゃない♪」

       祭「なるほど それでは森にさっさと入るとしましょう」

 

 

      呉side終了

 

 

                                     

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      遙side

 

 

      気配がしたところを見に行ってみたらそこには二人の赤い服を着た女性がいた

      一人は桜色の髪に瞳には大いなる志を秘めている私と同い年ぐらいの女性だ

      もう一人の女性は妙齢な銀色の髪の女性だ

      彼女たちの纏っている気でわかる

      この人たちは今まで森に入ろうとした人たちよりかなり手強い

      どうしようかと少し様子を見ていたところ向こうも気づいた様で

      「そんなところで見てないで出てきなさいよ」と声をかけられたので

      彼女たちの前に出て行くことにした

      

      

      目の前に私が出て行ったら二人は少し驚いたような顔をした

      それはそうだろうまさか鬼の面を付けているとは思わなかったんだろう

      そう思っていたら桜色の髪の人が

      ??「まさか女だったとはね〜」

      予想外な答えが返ってきた

 

  

    遙side終了

 

 

 

      私ははじめは鬼の面に驚いていたものの

      その鬼の姿を見てまた驚いてしまった

      鬼の胸のところにはしっかりとふくらみがあり

      足や腕、腰は細く本当に鬼と呼ばれるほどに強いのかと半ば疑った 

      そんな時に出した独り言に「私が女だということがそんなに不思議ですか?」と返してきた

      

      雪蓮「まあね、そりゃ鬼って聞いたら大男を想像するわよ」

       遙「そうですか・・・・まあ貴女達は差し詰め私を討伐しに来たというところですか」

      雪蓮「どうしてそう思うの?」

       遙「それはそうでしょ 貴女方のような気を纏った方がこの森に来たのはこれで2回目ですから」

      雪蓮「2回目?」

       遙「ええ、前に来た方はすぐに帰っていただきましたが

         できれば貴女方も帰っていただきたいのですが」

       祭「ほう、そこまで言うか

         帰ってほしいならひとつ手合わせしていただこうか?」

       遙「はぁ〜  しかたありません

         時間の無駄ですから二人でかかってきてください」

      雪蓮「いいの?こっちは二人でそっちは一人よ」

       遙「かまいません

         何人来ようと同じことですから」

      雪蓮「今言ったことを後悔させてあげるわ」

      そう言って私は覇気と殺気を一気に放出する

      向こうは「ほう」という顔をしてから

       遙「すみません 私は貴女方を過小評価していたみたいです」

      雪蓮「当たり前じゃない♪考えを改めた?」

       遙「いえ、どっちにしても貴女方は私には勝てません」

      雪蓮「言ってくれるわね

         祭!!私たちの強さを甘く見たことを存分に後悔させてあげましょ」

       祭「当たり前じゃ、ここまで馬鹿にされたことは今まで無いわ!!」

       遙「それではこの勝負で私が勝ったらもう二度とこの森に来ないでください」

      雪蓮「それじゃあ私たちが勝ったらあなたにはなんでも言うことを聞いてもらうわよ」

       遙「いいでしょう  けど私が負けるなんて無いと思いますが」

      雪蓮「その慢心が敗北につながることをおしえてあげる」

       遙「そうですか  絶対に越えられない壁があることを教えてあげましょう」

       祭「わしを忘れられては困るな  まあ主はわし等にそこまで馬鹿にした態度を取ったことを後悔させてやろう」

       遙「それでははじめましょうか  

         その前に貴女方の名前を聞いてもいいでしょうか?」

      雪蓮「ええいいわよ

         私の名前は姓は孫 名は策 字は伯符 真名は雪蓮よ♪」

       遙「え?」

       祭「な!!策殿これから戦おうという相手に真名を預けるなど」

      雪蓮「いいのよ  もうすぐ仲間になるんだから♪」

       遙「それはどういう」

      雪蓮「それよりあなたの名前は?」

       遙「私の名前は姓は白 名は輝 字は桜嵐 真名は遙」

      雪蓮「いいの?真名」

       遙「貴女が私に預けるのなら私も預けるのも礼儀というものです

         しかしあなたの仲間になるかどうかは私に勝ったら考えてましょう」

      雪蓮「当たり前よだからこの勝負は勝たせてもらうわ」

       祭「わしの名前は姓は黄 名は蓋 字は公覆 策殿が預けるならわしも預けよう真名は祭じゃ」

       遙「名前もわかったことですし始めましょうか」

      

      私は全開の半分で戦ってみることにした

      まず蜃気楼を使って様子を見ることにした

      そしたら祭さんが弓を放ってきた 

      しかし放った矢は当たることなく空を切って地面に刺さった

       

       祭「ほぅ まさか既にいなかったとは」

      雪蓮「へぇ〜 気を使ってそんなこともできるんだ〜」

       遙「わかったでしょう 負けを認めてください」

      雪蓮「いいえまだよ  そうでしょ!! 祭!!」

       祭「そうじゃ まだお主を見失ってはおらん」

      そう言って私に向かって矢を放ってきたがそれを叩き落として一気にケリをつけようと

      一気に間合いを詰めて切りかかったが後ろにすばやく飛び退き、攻撃をかわされた

       祭「わしは他の奴らの様に簡単にはやられんぞ」

      雪蓮「それが貴女の本気?それが本気なら私たちには勝てないわよ」

       遙「ずいぶんと勝手なことを言ってくれましたね

         貴女方は私の本気を見たいんですか

         ならみせてあげましょう

         この七年間で培った私の本気というやつを」

      そして私は今の自分にあるすべての気や殺気を放出した

      雪蓮「(まさかここまで圧倒的な力の差を見せてくれるのね

          私も本気で行かなきゃこれは勝てないわね〜)」

      今私の持ってるすべての殺気と覇気を放出した

       祭「(二人とも持っている力はすごいがあの者はまだ迷いがあるように見える

          まだすべての力を出せていないがそれでもすごい殺気じゃの

          わしは静観でもしてようかの)」

      そして二人の戦いが始まった 

 

 

                                      

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      最初に攻撃をしたのは遙だった

      まず鎌鼬を雪蓮に飛ばし、雪蓮がそれを捌いている間に相手の間合いを詰めて切りかかるという

      遙のよく取る戦法をしたがさすがに二度目は掛かってくれないらしい

      雪蓮は後ろに飛び退いて私の体勢が崩れているところに切りかかってくる

      しかしそれでやられる私ではない

      もう片方に持っている刀でいなしつつ体勢を立て直した

      雪蓮「あなたの持っている剣、ほそいはね 

         そんなんじゃ戦っているときの折れちゃうわよ」

       遙「そんなことはありません  この剣は切り裂くことを目的にした剣

         しかも私の両親が作って残してくれたこの世に二つとない剣です」

      雪蓮「残してくれた?」

       遙「話はここまでです  今は思う存分戦うとしましょう」

      そして遙が切りかかり鍔迫り合いになった

      しかし鍔迫り合いになって一向に終わりそうに無いのでこの状況を打破しようと

      縮地で距離をとりすぐに雪蓮に切りかかった

      雪蓮は咄嗟のことで反応が遅れてしまい後ろに飛び退いたが間に合わず

      思わず背を反らし間一髪で切っ先をかわして顔に切りつけたが

      とっさの反応のため切っ先が定まらず面の紐を切るだけにおわった

      「まけたわね」そう思いながら遙の顔を見たら

      そこにはとても美しい優しい目が特徴のまだ少し幼さが残る美人がそこにいた

      私が面を手に持ちながらまじまじと顔を見ていると

      遙は「ん?」と頭の上に疑問符が浮かびそうな顔をしてしたが顔に面が無いのに気づいて

      顔が真っ赤になり、いきなり武器を落としながらも両手で顔を隠しうずくまって

      「きゃーーーーーーーーーーー!!!!」と悲鳴を上げた

      どうしたんだろうと思っていると 

      指と指の間から目を見せて

       遙「お願いですその面を返してください!!

         なんでもしますからどんなことでもしますからお願いです!!」     

      その言葉を遙は涙目になりながらは必死になって言っているのだが

      それを真正面から見ている雪蓮はあまりの可愛さに撃沈していた

      涙目+頬を赤らめる+上目遣いによって遙の破壊力は絶大だった

      雪蓮「(か、かわいいちょっとこの子、この可愛さは反則でしょ!!

          それにしても可愛いわね〜そうだ♪おもしろいからもう少し見てよ♪)」

      その二人の様子を見ていた祭は

       祭「(策殿おもしろがってますな〜

          しかし鬼が此処まで可愛らしい女子だったとはの)」

       遙「面を返してください〜(泣)」

      雪蓮「だ〜め〜よ♪負けを認めるなら返してあげてもいいわよ♪」

       遙「負けでも何でも認めますから面を返してください〜(泣)」

      雪蓮「負けを認めたわね  じゃあ私の仲間になりなさい

         私、遙のこと気に入っちゃった」

       遙「私がどうして雪蓮たちの仲間にならなくちゃいけないんですか!!」

      雪蓮「あら、私最初に遙に言ったわよ「私たちが勝ったら何でも言うこと聞いてもらう」って♪」

      私はこの満面の笑顔を私が言うのもなんだが鬼だと思った

      私は面をつけて少し考え

       遙「わかりました約束は約束です貴女の仲間となりましょう

         しかし条件があります」

      雪蓮「条件って?」

       遙「この森を荒らさないでください

         それが私のただひとつの条件です

         それが守られるのなら未来永劫貴女に忠誠を誓いましょう

         しかしそれが守られないなら私は命を賭けて貴方たちを倒します」

      雪蓮「それくらいお安い御用よ♪

         そんな条件で貴女を仲間にできるなら安いものよ♪

         森を荒らしたりしないから安心して

         祭もいいわよね?」

       祭「そんな強いものが仲間になるのならわしは賛成じゃが、冥琳がどういうか」

      雪蓮「なんで冥琳が出てくるの?」

       祭「忘れたのですか、冥琳はこの森を開拓するためにわし達を此処に向かわせたんじゃぞ」

      雪蓮「あぁ〜〜・・・・そうだったわね

         けど理由を話せば何とかなるでしょ♪

         じゃあ城にかえりましょ♪」

      そして二人は馬に跨ったが

      雪蓮「あ、そういえば遙って馬は飼ってないわよね?」

       遙「ええ飼っていませんがそれがどうかしたんですか?」

      雪蓮「どうかしたんですかって馬に乗らなかったら城に行くのにだいぶ時間が掛かるじゃない

         私の後ろに乗る?」

       遙「大丈夫です私には馬よりも信頼できて且つ勇敢な仲間がいますから」  

       祭「ほう、その者は何処にいるんじゃ?」

       遙「大丈夫です  すぐに呼びます」

      そう言って首に掛けてある笛を取り出して吹いた

      そして笛の甲高い音が森に鳴り響いた

      それから少し時が経った

       祭「何も来ぬではないか」

       遙「おかしいですね  食べているのでしょうか?」 

      雪蓮「そろそろ出発しないと日が暮れちゃうわよ」

       遙「あ!来ましたよ」

      そう言って二人が遙の指差す方向に眼を向けるとそこにいたのは

      大きさは九尺ほどある体毛は白銀の狼がこっちに向かって駆けてきていた

       祭「策殿、気お付けてください」

      雪蓮「ええわかったわ  祭も無理するんじゃないわよ」

      そういって二人が身構えていると

       遙「やっと来ましたか」

      そう言って遙はその狼に近づいていってその狼の首のところを撫でてやると

      狼は気持ちよさそうに顔を緩めていた

      雪蓮「仲間って言うからどんな人かと思ったけど狼だったのね」

       遙「そうです 今私が最も信頼できる良き相棒です

         名を私の姓の漢字を取って白(ハク)といいます」

       祭「さあ遙の仲間も着たようじゃし、そろそろ城に戻らぬと本当に日が暮れてしまうぞ」

      そして私は白の背中に乗り雪蓮たちと共に荒野を駆けていった

 

 

 

説明
雪桜を知っている方につきましてはもうしわけございませんでした
これからも頑張っていきますのでどうか暖かい目で見守ってください
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白き衣を纏いし悲しき般若 雪蓮 冥琳 

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