Re:真恋姫無双 第1話
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家に帰ると、玄関先で明菜ちゃんが落ち着かない様子で立っていたので俺は声をかけた。

「明菜ちゃん?」

「ふえ? あ、あああ、に、兄様!!」

あたふたと慌てた様子でこちらに気づく明菜ちゃん。

一通り慌てた後、深呼吸をして意を決したように顔を上げた。

「あ、あの兄様、明日はお暇ですかっ!?」

顔を真っ赤に染めていつもの明菜ちゃんとは思えないほど大きな声で言った。

「明日? んー・・・まぁ暇かなぁ」

明日の予定を頭の中で張り巡らせた結果何も無かったのでそう答える。

すると明菜ちゃんの表情が文字通り、花が咲いた様にぱぁっと笑顔になった。

「本当ですか? ・・・もしよろしければ私とお買い物に行って欲しいのですが・・・・」

「買い物? うん、明菜ちゃんとなら楽しいだろうね」

笑顔でそう答える俺。

二人で買い物に出かけた時を思い浮かべると、楽しい一日になりそうだった。

「はぅ・・・ありがとうございます・・・・」

再び真っ赤に染めて小さくなる明菜ちゃん。

うむ、可愛いなぁ。

 

 

 

 

明菜ちゃんと別れた後、明日について考えてみた。

明菜ちゃんが俺と出かけるのはよくあることだが、いつもと様子が違った。

ふと、目の前にカレンダーがあり、そこの日付に大きな赤丸が記してあった。

・・・そうか。明日は明菜ちゃんの誕生日だ。

思い出した俺は財布を片手に家を飛び出した。

途中、爺さんの怒鳴り声が聞こえたが、これは特訓よりも大事なことなので、耳に入れないようにした。

 

 

商店街に着き、ぶらぶらと彷徨う。

今まで明菜ちゃんに色んなプレゼントはしてきたが、今回は懐が暖かいので少し奮発しようと思った。

明菜ちゃん自身、オシャレをあまりしないので清楚なイメージが強い。

まぁ・・・目立つのが余り好きではないと言っていたからな、そういったのは自然と避けてきたのだろう。

頭のなかで明菜ちゃんの姿を投影する。

黒く、艶やかな長い髪に、白色の裾の長いワンピース。

・・・コレだけだ。

なにか物足りない・・・と考えているとあるモノが目に入った。

「・・・・ふむ」

重ねてみると中々に似合っていた。

ソレの値段を見ると・・・変えない値段ではなかった。

買ったときに包装してもらった時に、「彼女にですか?」と店員に微笑まれたが、「妹に」と答えておいた。

当初の目的も果たしたので取り敢えず、帰路に着く。

 

・・・・帰ったら爺さんの雷が落ちるかな・・・?

 

 

帰宅して・・・。まぁ予兆があった。いつものように爺さんの特訓があり、件のことで散々叱られ夜まで続いた。

ふらふらな状態で自分のベッドに倒れた時に感じた。

あー・・・ベッドが心地いい・・・。

 

 

 

 

「・・・・」

 

――なにか、視線を感じる。俺に向けられる、突き刺すような視線・・・・。

疲れている身体にムチを打ち、壁にかけてあった木刀を片手に視線を感じる方、窓へと向かう。

じわり、と木刀を握る手に汗が滲む・・・。

 

 

・・・・・意を決して、窓を開いた!!

 

 

「――――っ!?

 ・・・・う・・・・・ぁ・・・・・!?」

 

すっと影が差し、見上げたときには遅かった。

気づけば俺は"何者"かに胸を貫かれていた。しかし痛いとは感じない。

 

ピシッ

 

何かが割れる音。がくがくと震える身体を必死に動かしそちらへとなんとか見やる。

――鏡が、俺の胸を貫いた"何か"によって破壊されていた。

鏡の中央部分に"ソレ"が突き刺さり、鏡さえも貫いていたのだ。

「あ・・・・うぐっ・・・・ぁ・・・」

「・・・貴様には過ぎた玩具だ。だから・・・貴様自体もこの世にとっては贋作物。

 ありのままの現実を受け入れ、そして絶望しろ」

男の憎々しげな声。ずっ、と嫌な音がすると共に俺と鏡を貫いていた"ソレ"は男の手に戻った。

「還れ」

男がそう呟くとだんだんと視界に靄が掛かかり、音が遠くなっていく・・・・。

 

――ああ、俺、こんなところで死ぬのか?

 

薄れていく意識の中、俺は・・・・・―――

 

 

 

 

(ごめん。明菜ちゃん、―――――)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「―――? 兄様?」

 

 

 

 

 

 

「うーん」

栗色の髪をゆらゆらと揺らしながら桃香は考えていた。

ここは洛陽。

反董卓連合軍が水関、虎牢関を抜け、連合軍の中で劉備軍がいち早く洛陽に着いた。

しかし、撃って出てくる軍も無く、洛陽は静か。

不審に思った劉備軍は洛陽内に偵察隊を派遣、その偵察隊からの報告によれば高貴な衣服を身に纏った少女が兵士達に囲まれてなにかをしている、との事だった。

何かある、と思った劉備軍は他の軍が来るよりも早くその場所へと移動し、その少女を発見した。

そして、桃香たちは捕獲した少女達の処遇について話し合っていた。

 

その少女の名は董卓。側にいた文官の名を賈駆、といった。

噂では董卓が悪政をひき、民を苦しめているというのだが、それは全くの逆であった。

寧ろ董卓は民のことを良く考えていた心優しき人物であった。

しかし、彼女らの影で動いていた存在によって董卓は悪漢として仕立て上げられ、そんな風評が広がってしまった。

そんな経緯を賈駆の口から聞かされた桃香は不憫に思い、こう聞いた。

「どうして、悪漢として仕立て上げられたの?」

「それは、月の両親がアイツらに人質にされていたからよ。

 月は何もしていないのに、アイツらは"今は無き、存在の為"とかワケの変わらないこといってさ」

賈駆がそう憎々しげに呟く。

「つまり、董卓ちゃんはその人たちによって、悪者にされていたんだよね?」

「あたりまえじゃない!

 月が民たちを苦しめた?そんなワケないじゃない!月は民の事を一番に考えていたのに・・・それなのに・・・」

「詠ちゃん・・・」

ふるえる賈駆の肩にそっと腕を回し、慰める董卓。

桃香は確信を得て、自分の部下に命じた。

「朱里ちゃん!」

「は、はいです!?」

「董卓ちゃんと賈駆ちゃんを私達の元で保護したいんだけど・・・・、どうかな?」

「・・・そうですね。私の考えだと、董卓さんは表立って顔を見せていないと思います。

 せいぜい面識があるのは曹操さんと袁紹さんぐらいかと。

 ならば、桃香さまの侍女などにして、なるべく政に関わらぬ仕事に就かせれば可能かと」

「・・・なにを考えているの?」

不審に思った賈駆は桃香にそう聞いた。

しかしその問いに、さも当然だ、と言わんばかりに笑みをうかべる。

「だって董卓ちゃんも賈駆ちゃんも、民のことを考えで政をしていたんでしょ?

 だったら私達は董卓ちゃんたちを裁くことなんてできないよ。

 寧ろ同じ志を持つ者としては是非とも仲間になってもらいたいな、って」

「・・・・は?」

「私達の主である桃香様は民が苦しまない、皆笑顔で暮らせることを望んでおられます」

「・・・・」

「ですから、桃香様は同じ志を持つ者として、董卓さんたちを助けてあげたいと思っているのです」

朱里が桃香にかわり、その真意を伝えた。

 

董卓は少し考えたあと、未だに信じられないという賈駆に、自分達を保護してもらおうと提案した。

それを聞いた賈駆は驚いたが、反対はしなかった。

「それじゃあ私たちのお家に帰ろうか♪」

桃香はにこやかに笑い自分の陣へと戻っていった。

 

――保護を受けた董卓たちは、その名を残すのはまずいと朱里に言われ、『董卓』と『賈駆』を殺し、『月』と『詠』という真名を預けたのだった。

 

 

 

眼が醒めるとまず襲ったのは体の異常だった。

「あ・・・・ぐう・・・」

まるで全身が筋肉痛になったかのような痛みが体全身にいきわたっていた。

「っ・・・ふーーーー・・・・」

無駄な呼吸はせず静かに息を吐き、内なる氣を高め、徐に体を跳ね上げさせた!

ビキビキィッと嫌な音が聞こえたが気にしないようにする。

「はー・・・・」

そして再度ゆっくりと息を吐き身体の異常を再確認する。

・・・筋肉を引っ張っていたような感覚は消えたが急に動かしたせいで少々痛んだようだ。

ま、気にはならない程度。手足をぶらぶらさせて・・・異常なし。

 

「さて、と・・・ここはどこだ?」

 

見渡す限りは荒野。ところどころに山が見えるが・・・明らかに日本国内ではないのは確かだ。

もしかして天国?

いやいや、でもズキズキと痛む感覚は生きていると証明している。

「そうだ!傷は!?」

何者かに刺された傷口を確認しようとして――

「・・・・」

そこには何もなかった。傷口も真っ赤に衣服を染める血も、そこにはなかった。

・・・少し混乱してきた。とりあえず状況をまとめてみよう。

 

 

・まずここは天国でも日本でもない。

・謎の人物に俺を貫通し鏡を破壊したこと。

・どういうわけか怪我はしていない。

・あと、何故か俺の周囲の地面が陥没している

・最後のおぼろげな記憶としては割れた鏡が光っていた気がしたこと。

 

 

以上の5つだ。

 

・・・状況把握には情報が不足しすぎている。

 

取りあえず護身用には木刀はあるが。

 

情報を集めないと今後どうするか決められないな・・・。

といっても周りには人っ子一人さえいな―――

 

 

ぞくり、と脊筋が冷えた。

よく似た感覚を俺は知っている。

昔、一度だけ爺さんと本気で手合わせをした時と同じ感覚――殺気だ。

ばっと振り向けばそこには信じられない光景が広がっていた。

 

「な・・・なんだよ、あれ・・・」

 

眼を凝らすと地平線から黒い波が押し寄せていた。

いや違う・・・黒い波なんかじゃない!

「人、なのか!?」

砂塵を巻き上げこちらに向って走ってくる人の波があった。

おいおいどういうことだ?こんな地平線まで広がる人の数なんて、夏コミとかの比べ物にならないぞ!?

 

「――ん?」

と、急に人の群れの進む速度が目に見えて落ちていた。

どうしたんだろうか、疑問に思いながらも接近してみる。

 

 

――最初に聞こえたのは金属音、そして次に聞こえたのは・・・悲鳴、断末魔だった。

 

俺の目の前で繰り返されている光景・・・いわゆる戦争と呼ばれるに等しいものだった。

ただし、銃器などの射撃戦ではなく、剣、槍等を使った近接戦の戦争だった。

責めているのは蒼の鎧を纏った兵士・・・もう片っぽの勢力は碧の鎧を纏っている。

碧の勢力は防戦一方、不利なのは目に見えて明らかだった。

守ってる間にも蒼の勢力は次々と碧の兵士を斬り殺し進行していた。

その様子をただただ茫然とみているしかなかった。

戦争がどうこうよりも、目の前で繰り広げられている命の遣り取りに思考が追い付いていけなかった。

 

ひゅん、と頬を何かが掠めた。

我に返りそこへと手をもっていくとぬるっとした感触があった。

恐る恐る確認すると・・・己の血があった。

「うわぁー・・・・。って、うわっ!?」

血って以外とぬるぬるしてるんだなぁと我ながら間抜けな事を考えていたらまた風を切る音。

殆ど反射的に右へと転がった。俺が元いた場所には数本の槍が刺さっていた。

何が起きたのか、混乱していると上から声を掛けられた。

「おい」

「?」

そこには蒼の兵士が数人立っていた。

碧の兵士は!? ・・・さっきまで争っていた相手を確認して・・・。

「ッ・・・」

眼をそらした。 そこには紅い池が出来ていたのだ・・・。

「なんて酷いことを・・・」

「酷い、だぁ? 今のご時世、これが普通だよ、なぁ?」

兵士の一人が周りの兵士に同意を求めるように言うと、兵士達はげらげらと笑っていた。

そうか、これが戦争というものなのか。 他人の命を平気で奪う・・・それが戦争ってヤツなのか・・・・。

「さて、雑談はここまでだ。 お前、どこの人間だ?」

「・・・東京の浅草ってトコロだ」

日本でないので通じるか分からないが・・・まぁ日本ってコトだけでも通じ――

「とう、きょう?あさくさ? ・・・おい知ってるか?」

「いや・・・聞いたことないな」

「な・・・」

おいおい、世界地図にも載ってる日本だぜ? 知らないってどういうことだ?

と、思いかけて蒼の兵士の『鎧』に目が入った。

 

まてまてまて。銃器戦が当たり前なんだぜ?なんで鎧なんか・・・。

しかも・・・こいつら剣とか槍とか、随分と古い戦い方をしてるよな・・・。

 

一瞬、嫌な考えが浮かんだ。

「なあ」

「あん?」

「今、西暦何年だ?」

「せいれき? なんじゃそりゃ」

マジかよ。

「ここはどこだ」

「知らないでいるのかよ。

 ・・・ここは洛陽だが」

 

おいおいおい・・・なんだってんだ。

洛陽って三国志の世界か?ここは・・・。

所謂タイムスリップってゆーヤツだな。

なんでまた・・・漫画やアニメの世界だけだと思っていたが。

 

「おい、黙っちまったが、どうする?」

「殺っていいんじゃないか? それにコイツの服、高く売れそうじゃね?」

「確かに珍妙な格好だよな。 剥ぎとって売るか」

「美女だったら楽しめたんだがなー」

「それは言わねぇ約束だろ。 さっさと殺すぞ」

 

ひゅんと何かが風を切る。

 

それと同時に勝手に身体が動いていた。

 

「っ! このガキ!!」

ホント、わからないことだらけだ。

変な奴に刺されるし鏡は壊されるし、眼が覚めれば体は痛いし変な所に飛ばされるし。

しかも何故か三国志の世界だし。

「分らないが一つ言える!」

「は?」

「今の状況に腹が立っているが、眼の前で死んでいく者をただ見ていた自分が非常に悔しい!!」

助けれるかは別としても、バカみたいに見ていただけで行動一つ起こさなかった無力な自分が非常に悔しい。

「取りあえず、お前らを殴る!そう決めた!」

「おいおい、この人数で勝てると思ってるのか?」

ざっと見るだけでも20人はいる。

本来はもっといた筈なのだが・・・どうしたのだろうか。

だが20人・・・できない数じゃない。

長年訓練を共にした相棒を片手に感じ、それを心強く思い、構える。

「ガキだからって容赦はしない。 ――死ね」

一人の兵士が俺に切りかかってくる。

 

 

――"ト"った。

 

 

「ガッ・・・!?」

勝負は一瞬だった。

兵士が振り上げた瞬間にの脇を捉え、一閃。

そのまま兵士は悶絶し、動かなくなった。

「次」

成功した!、という気持ちを抑え、なるだけ冷静につとめる。

「く・・・一斉にかかれェェェェェ!!」

兵士の一人がそう言うと俺目掛けて様々な武器が襲いかかってきた!

 

最初に対処する武器は槍。振り下ろすという速度よりも突くという動作が一番早い。

加えて槍は剣と比べてリーチが長いのが特徴。

 

短く、息を吐く――頭の中がクリアになっていく。

 

難しくは考えない、自分の感覚を信じて戦うのみ。

 

「はっ!」

先ず背後から襲いかかってきた槍を避け、左から剣で切りかかってくる兵士に腕を木刀で殴る。

苦悶の声と共に握っていた剣が落ちる。

拾って使おうかとおもったがそうさせてはくれなかった。

今度は一斉に槍と剣が迫っていた。

流石にこの数は避けられない。

木刀を両手に添え、腰部に構える。

「ッ―――!」

視界に見えるのは剣と槍の嵐。しかもそれが背後にも感じる。

 

俺に一番初めに届く槍を素早く落とす ・・・一合目

降りかかる剣を弾き飛ばす ・・・二合目

背後から襲う槍を半歩引いて避けその槍の威力を殺さず向かってきた兵士に向ける。

バラバラだと不利なのがわかったのかタイミングを合わせて襲いかかる兵士が見えた。

刃とは別に剣の「腹」の部分を木刀で薙ぎ、刃の軌道をすべて変える。

その際にまわりを巻き込むことも忘れない ・・・三合目

 

気づけば残りの兵士は一人だった。

「な、なんだお前は・・・」

「北郷一刀、一般人だ」

「バカいうな!一般人がこんなに強いわけねぇだろ!

 化け物め!!」

「人の命を平気で奪うお前たちに言われたくない」

「っ・・・うおォォォォォ!!」

剣先で『突いて』きたその兵士に対し正眼の構えで対処する。 ・・・四合目

「くそォ!くそ!なんで当たらないんだッッ!」

憎々しげにこちらを睨む兵士。 知らん。お前が弱いからだ。

「死ねぇぇぇぇぇ!!」

お生憎様、見知らぬ場所で死ぬのは御免だ。

木刀を思いっきり跳ね上げ相手の剣を宙へと飛ばした。 ・・・五合目

「ぐっ・・・」

「おやすみ」

鎧と兜の隙間・・・首を木刀で痛打した ・・・六合目

その兵士は苦悶の声もあげずに倒れた。

・・・まぁ死にはしないだろ。

 

 

「ふ・・・う・・・・」

重い溜息がでる・・・。ある意味自己嫌悪でもあるのだが。

自分の不甲斐無さを思わず眼の前の人間にぶつけてしまった・・・。

俺ってこんなに感情的だったか?

まぁ確かにあまりにも理不尽な展開が多すぎてついつい「ぷっつーん」しちゃったが・・・。

俺がなぎ倒した兵士は時折ぴくぴく動いているが死んではいないようだ。

 

「しかし・・・」

今の戦いでこちらも無傷とはいかなかった。

こっちに来る前から来ていた胴着はすこし端の部分が斬れてるし、何より相棒がボロボロだった。

それもそうだ、真剣あいてに木で挑んだのだ、切断されないだけマシだっただろう。

「ふむ・・・」

何かあった時にコレじゃあ十分に戦えないよな・・・。

試しに地面に突き刺さっている剣を抜いて振ってみる。

「っとと・・・流石に重いか・・・」

とはいえ振り回せないほど重くはない・・・鞘と一緒に借りていこう。

 

「さて・・・これからどうするかな」

・・そういえば先ほどの兵士がここは洛陽だっていってたな。

洛陽と関連があるといえば・・・水関と虎牢関・・・それと悪漢、董卓か。

他には・・・そうそう、華雄に三国志最強の将、呂布・・・あと絶世の美女、貂蝉か。

まずは洛陽にでも向ってみるか。

 

昔三国志に興味があり、いつか読んだ本の中で三国志時代の地図があった。

それをおぼろげながらに覚えてるから・・・それを頼りに逝ってみるか。

幸いにも陽は出ている影の傾きと太陽の位置を確認しながら方角を読む。

「北へ向かうか」

剣の他に竹の筒で出来た水筒のようなモノも持っていたのでそれも頂戴した。

一応水分の確保は出来たが・・・あとは食糧だ。

・・・サバイバル、とかするのか?

 

「ま、なんとかなる、かな」

確証はないものの不思議と、何とかなるように思えたのだった。

説明
戦闘シーンが難しい・・・

戦闘パートを上手く書ける人って憧れますよね。
私じゃ当分無理かもしれないです;

そんなワケでなぜかこっちの執筆が進んでいるこの頃。
課題の山で忙殺されそうです・・・
栄養剤が心の友 がんばろうか。

少しでも楽しめたら幸いです。
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