はざかい期
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( 形にならぬ想いは際限なく未来を秘め )

 

 

形にする術を知らない想いは

もどかしくも 鮮やかで 喧しい

果てなどありはしない

 

全てを定義する言葉を知らないのだから

 

 

( 無知は想いを成し 理解は思いを啓す )

 

 

希望は幻想に 理想は戯言に 熱意は障害に

 

諦念をもって甘受し 妥協を見出す

 

広がるほどに 視野は狭まり

語るほどに 核が揺らいでいく

 

経るほどに言葉を得ても 無謬性によることなく

自尊心たる渦に呑まれ 羞恥心の元に収束する

 

 

( 姿をまとう思いは無残な過去を浮かべる )

説明
言葉が感情に追いつかない焦りと言葉に感情が押しつぶされる空しさを。
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