恋姫if〜第7話〜前編
[全7ページ]
-1ページ-

本来ならサイドストーリーのはずなのですが、本編に戻ります。

 

なお、誤字、脱字にキャラのセリフなど、かなり崩壊敵ですが、ご了承ください。

 

それでも言い方はお読みください。

-2ページ-

〜虎狼関〜

 

水関攻略戦から一夜が明けた。この戦で功をえた劉備、孫堅に嫉妬をした袁紹と、袁術が虎狼関

 

の先陣を切る事になった。あの、袁紹、袁術の候補に曹操軍、さらに後方に孫堅、劉備の軍の配置

 

となった。

 

しかし、袁紹、袁術の軍は二人の将が率いる部隊に壊滅状態にされる。

 

天下の飛将軍こと呂奉先と神速の張文遠の二人が率いる部隊の手によってである。

 

袁紹軍には呂布があたり、袁紹の二枚看板である。文醜、顔良は呂布の初撃を受け切れずさらに、

 

武器を破壊されそのまま気絶し戦線を離脱した。これに、慌てた袁紹は撤退を余儀なくされた。

 

袁術にいたっては張遼の戦いぶりにおびえ軍を引き返した。

 

この事により、後方に控えていた曹操軍も痛手を負ってしまった。

 

〜軍議〜

 

虎狼関での敗走ののち、執り行われた軍議は静寂を続けていた。しかし、その静寂を破った者がい

 

た。

 

曹操「・・・それで、麗羽貴方達のせいで私の可愛い部下達が怪我をするところだったじゃない。

 

それに、貴方のせいで私の軍にも被害が出てしまったわ。どうしてくれるのかしら?」

 

袁紹たちのせいで軍に痛手を負った曹操が沈黙を破り、袁紹を問い詰めた。

 

袁紹「・・・そ、そんなこと知りませんわ!私たちが撤退を行い、それに気付けなかった華琳さん

 

がいけないのではなくて?」

 

あくまで、自分に責はなくそれに対応できなかった方が悪いという。

 

曹操「貴方それ本気で言っているのかしら・・・・」

 

袁紹を射殺さんとばかりに殺気をぶつける。

 

袁紹「そ、そうですわ!私たちはなにも悪くありませんわ!!」

 

二人が言い争っている最中袁術はというと、軍師の張勲こと七乃に抱きついて未だに怯えていた。

 

その言い争いにいい加減あきてきたものが口をはさむ。

 

蓮樺「いい加減言い争いにもあきてきた。それで、次はだれが虎狼関を攻めるのだ?」

 

言い争っていた袁紹、曹操も言い争いをやめる。

 

曹操「私たちの所は無理よ。誰かさんのせいで兵が崩れてしまったもの###」

 

そう言いながら袁紹を睨む。

 

袁紹「わ、私の所も無理ですわよ!」

 

袁紹も二枚看板が離脱をし、兵も壊滅てきなためいやがる。

 

袁術「ガタガタブルブル」

 

未だに震えている袁術は明らかに戦意をくじかれているため無理だろう。

 

袁紹「なら、被害の少ない劉備さんの所と、孫堅さんのお二人にお願いしますわ。」

 

劉備「ま、まってください!確かに被害は少ないですけど、流石に私たちの兵の人数で虎狼関を攻

 

めるのは無理ですよ。」

 

もともと、兵の数が少ないため、被害が少ないとはいえ、不安がある。

 

蓮樺「なら、虎狼関には我々だけであたろう。ただし、我々が行う事にはいっさい手出し無用

 

だ!!」

 

覇気を放ち周りを牽制し、天幕を後にする。

-3ページ-

〜呉・天幕〜

 

冥琳「さて、今回我々が練った策のとおりになってきました。その筋書き通りに、呂布には蓮樺様

 

と祭殿のおふた方にあたってもらう。そして、張遼には・・・雪蓮、亜莎頼んだぞ!」

 

蓮樺「ふふっ!楽しみね、天下にその人ありと謳われる呂布とやりあえるなんて武人としてこれほ

 

ど楽しみな事はないわ!!!でも一対一でやりたいわ・・・」

 

祭「誠にその通りだのぉう堅殿!儂も久々に興奮してきたぞい!!しかし、いかに策とはいえ、1

 

人相手に二人掛りなのはちとのう・・・」

 

ぶぅたれる二人に蒼迅が苦い顔をしながら頼みこんだ

 

蒼迅「頼むよ母さん、祭。正直いって俺が恋を相手にするのが一番いいんだけど、俺にはやらない

 

といけない事があるし、確実に生け捕るには二人じゃない危ないしね。」

 

今回蒼迅が考えた策は虎狼関攻略にさいして、蒼迅と明命の二人が洛陽まで行き、月と詠を助け出

 

すという策だ。

 

雪蓮「あ〜あ!私も呂布とやり合ってみたいわ。」

 

亜莎「が、ががが、頑張ります//」

 

雪蓮は文句をいい、亜莎は顔を隠しながら返事をする

 

冥琳「その点は大丈夫だろう。呂布は生け捕るのだ、仲間になった後いくらでも、戦うことはでき

 

る。それに、二人は絶対に失敗はしないだろう。もし、失敗したら蒼がかなしむからな。」

 

蒼迅がとても不安そうな顔を二人にむける

 

蓮樺「・・・・まぁお母さんに任せておきなさい!!」

 

祭「・・・・う、うむ、まかされよ」

 

返答に間があったものの、二人も愛している蒼迅が悲しむ顔は見たくはない。

 

冥琳「そして、今回蓮華様は後方に待機でお願いします。思春しっかり蓮華様をまもるんだぞ!」

 

思春「はっ!」

 

冥琳「そして、私は今回は蓮樺様と祭殿の軍師としてついて行きます。雪蓮の方には穏を付ける。

 

穏しっかり雪蓮の手綱をにぎっているのだぞ。」

 

穏「はぁ〜い!亜莎ちゃんと二人で頑張ってみますぅ〜♪亜莎ちゃん、二人で頑張りましょう!!」

 

亜莎「は、ははい!!一生懸命頑張らせていただきます!!」

 

蓮華「・・・蒼、本当に明命と二人だけで大丈夫なの?」

 

どことなく元気のない蓮華がこの策を聞かされた時から思っていた事を口にする。

 

蒼迅「大丈夫だよ蓮華。月と詠を助けたらすぐに戻ってくる。それに、もう蓮華を悲しませたりし

 

ないから安心してくれ。」

 

蓮華に近づき抱き締める

 

蓮華「だって、蒼がいなくなった時と重なっちゃって・・・だから絶対に帰ってきて」

 

抱きしめられながら蒼迅に優しい口づけをする

 

一同「「「「!!!!!」」」」

 

いきなりの口づけに免疫がない明命、思春、亜莎は頬を紅くし、そのほかのものは多少の怒りを覚

 

え、二人の甘い空間に苛立ち殺気を向ける

 

蓮樺「おほぉん##明日も早い今日はこの辺で終わりにし。明日に備え寝る事にしましょう。」

 

この一言を皮切りに各自の寝どこにもどり、明日に備え床に就く。

-4ページ-

〜開戦前〜

 

蒼迅「それじゃ先に俺と明命は行ってくるわ!俺じゃいこっか明命。」

 

明命「はい!蒼迅様!!」

 

風が二人を包み込み、徐々に二人の姿が薄れていく

 

蓮華「蒼…ちゃんと無事に戻ってきてね」

 

蒼迅「大丈夫だよ蓮華。それじゃ行ってくるよ」

 

言い終わると洛陽に向け二人は飛んで行くのであった。

 

蓮樺「され、1刻後に虎狼関に向け進軍する。各位戦闘準備!!」

 

一同「「「「御意!!」」」」

 

こうして今回の策の成功のために各自が動き始めた。

 

〜虎狼関サイド〜

 

今まで籠城していた董卓軍は籠城ではなく、虎狼関から出てきている。あちらも蒼迅の事を信じこ

 

の戦を最後にしようとしている。

 

蓮樺「さて、時間だな・・・」

 

一息つき、空気を吸い込む

 

蓮樺「孫呉の兵たちよ、この虎狼関を破り洛陽で苦しんでいる者たちを助けるために、立ち上が

 

れ!!我らは強きものだ!弱きものである民を守るために死力をつくして戦い、そして生きて帰っ

 

てきて勝利を分かち合おうでわないか!!全軍突撃いいぃぃい!!!」

 

こうして、董卓救出作戦ははじまった。

 

〜蒼迅サイド〜

 

明命「蒼迅様!そろそろ私たちがでて一刻がたったと思われます。」

 

蒼迅「なら、虎狼関での戦いが始まったぐらいか・・・見えた!!」

 

風に乗り一刻程の疾走をすると洛陽が見えてきた。その距離を縮めていき、洛陽の城の上空にやっ

 

てきた。そこでまずは、月と詠がどこにいるか風で探索をし、兵の配置も探り頭に入れる。そし

 

て、

 

蒼迅「見つけた!!明命一気にいくぞ!!」

 

明命「はい!!」

 

言い終わる前に蒼迅は風を操り二人の元に向かう

 

〜月・詠サイド〜

 

蒼迅たちが洛陽に着く少し前月と詠は城の一角に追いやられていた

 

月「恋さんと、霞さん大丈夫かな詠ちゃん・・・」

 

詠「大丈夫よ月。あの二人は強いしそれに、今回はあいつが、蒼迅が絡んでるからまず二人の命は

 

保証されているわ。」

 

月「・・・そうだよね!蒼迅さんは私たちの大切な家族なんだよね。その家族である私たちが信じ

 

ないといけないよね!!」

 

暗かった顔も蒼迅の事を思い出し、昔あったことを思い出す。そして、その事で勇気を絞り出す。

 

二人がそんな会話をしている時扉を開けて張譲の部下が部屋に入ってきた

 

隊長「董卓様このような所においででしたか。張譲様がお探しになっております、今すぐに玉座に

 

お行きください。」

 

張譲、暴政の限りを尽くしそのことがばれるや否や全ての責を董卓、月になすりつけ表舞台から姿

 

を消し、裏から天子様を操っている。今回の反董卓連合を起こすきっかけとなった人物。

 

月「・・・張譲さんが一体私に何の用があるんですか。」

 

顔を曇らせながら聞き返す

 

隊長「急ぎの用としか聞いていませんので」

 

一刻も早く私たちを連れていきたがる兵たちに違和感を覚える

 

詠「用の内容も分かんないの?そんなことでこの忙しい時に呼んでほしくないわ##用があるならそ

 

の内容をちゃんと聞いてきなさい##」

 

詠が机を叩き兵に用の旨を聞いてくるよう、部屋から追い出そうとするしかし、兵たちは一向に部

 

屋から出て行こうとしない

 

隊長「・・・手荒なまねはしたくなかったのですが、しかたありません。お前達二人を拘束し、張

 

譲さまの元へ連れて行け」

 

部屋の外で待機していた十数人の兵が部屋に入ってきた。

 

詠「なぁ!?あんた達、それ以上月に近づくんじゃないわよ!!」

 

月の前に立ちふさがり兵の行く手をさえぎる

 

月「詠ちゃん!?」

 

自分を庇おうとし立ちはだかった詠に兵の1人が腰にある剣を抜き、詠に向かって振りおろす。

-5ページ-

 

ドゴォォォォン!!!

 

壁をぶち破り何かが部屋に入ってきた。その壁を壊した事による土煙りにまじり、剣を振り上げて

 

いた兵の首を刎ねその首が宙を舞う。そして唐突に風が起き煙を全て部屋のそとに吹き飛ばす。

 

月詠「「蒼迅(さん)!?」」

 

隊長「ゴホォゴホォ!!いったい何が起きたんだ!!」

 

煙が目に入り侵入してきた者と月と詠以外全ての人間の目がやられた。侵入してきた二人組は目を

 

やられている兵に襲いかかりる。

 

兵A「ゲホォゲホォ!いったい何が、ギャアァァアア!!!」

 

1人の兵士が絶叫し血しぶきを吹きながら倒れる

 

兵B「おい!いったい何が起きたn」

 

最後まで紡がれることなく男は首を刎ねれた。そして、それが皮切りとなり兵たちが逃げようと扉

 

の方に向かっていく。しかし、部屋から出る事ができなかった。開け放たれている扉、しかし、そ

 

こには何か壁のようなものがあり兵の行く手をさえぎっている。そして、隊長以外全ての兵の首が

 

同時に宙にまった。

 

隊長「ひいぃぃい!?す、全て話す。だ、だから!い、いい、命だけはおたすけえぇぇえ!!」

 

隊長はあまりの光景に恐怖し、精神が崩壊する。

 

蒼迅「その必要はないよ・・・」

 

黒い手袋のようなものを右手にはめ、隊長の頭を掴み指が頭のなかに入り込む

 

隊長「wじゃjがjgじょrばうぃおrびお」

 

ギィィイィィイイン!!風の重い音とともに隊長の悲鳴ともいえない声を出す。

 

何秒かたち、頭から手を離した手袋にはなにか粘着性のある液体がついており、隊長は廃人とかし

 

ていた。

 

詠「・・・あんた一体そいつになにをしたのよ。」

 

蒼迅「久しぶりだね詠!う〜ん・・知りたい情報を見たってところかな」

 

久々の再会は最悪の状態から始まった。

 

明命「蒼迅様これから一体どうするんですか?」

 

蒼迅「まぁ、目標は達成したし。このまま虎狼関まで戻るよ。」

 

月「ま、待ってください!」

 

月が二人の会話に割って入った。

 

月「まだ、戻るのは待ってもらえませんか蒼迅さん。まだこの城のどこかに劉協様と劉弁様のお二

 

人がいるはずなんです!!どうか、お二人を助けてください。」

-6ページ-

 

蒼迅「・・・まぁ月の頼みだから聞いてあげるよ。その二人は玉座に張譲ってやつと何人かの兵と

 

いるっぽいから、周りの敵を俺がつぶすから、明命と二人はその二人の保護よろしくね。」

 

詠「ちょっと!なんで今来たばかりのあんたにそんな事がわかるのよ!?」

 

きたばかりの人間が城にいた人間より情報を持っていることに驚く

 

蒼迅「いったろ、そいつの情報を見たって。それより、急がないでいいのか?結構危ない感じだ

 

ぞ。」

 

詠「そ、そういう事は早く言いなさいよ##なら案内するから付いてきなさい。」

 

扉の方に向かって走る詠の腕を掴む。そのまま月の方に近づく。明命も習うように蒼迅のそばにい

 

る。

 

蒼迅「いったろ、時間がないって。」

 

詠「だから、腕を離しなさいよ##案内するって言ってるでしょう###」

 

月「え、詠ちゃんおちついて」

 

蒼迅「面倒だから、最短距離で行くぞ」

 

四人を中心に風が渦を巻き集まってくる。

 

月詠「「・・・」」

 

始めてみる光景に言葉をなくし、その光景に魅入っている。

 

蒼迅「行くぞ!!」

 

最短距離、玉座までの天井を全て風でぶち抜き、一気に飛びあがる。

 

〜玉座〜

 

ドゴォォォン!!!

 

張譲「な、なにがおきた!?」

 

いきなり床が吹き飛び、何が起きたのか解らないため兵たちが玉座に入ってくる。

 

兵「張譲様いったい何が起きたんですか!?」

 

張譲「わかるわけなかろう##いきなり床が吹き飛んだのだ!!そこのお前確認してこい。」

 

1人の兵が吹き飛んだ床に近づき下をのぞきこむ。

 

兵「かなり下の階まで穴が続いているようd」

 

言葉は最後まで紡がれなかった。男の最後に見た光景は血しぶきを上げている。首のない自分の体

 

であった。そして、意識は闇に飲まれた。

 

月「劉協様、劉弁様!!ご無事ですか!?」

 

協弁「「月(さん)」」

 

二人の元に駆け寄る月、後を追うように詠と明命が続く。

 

張譲「董卓!?貴様生きていたのか?」

 

蒼迅「あんたが張譲か?よくも俺の家族を危険な目にあわせたな。楽には殺さないからな♪」

 

張譲「えぇぇい##何をしておる、あ奴らをころせぇぇぇぇ##」

 

張譲の号令のもと兵たちが一斉に流れ込むように入ってくる。そして、黒い風に包まれ姿を消し

 

た。そして、一瞬の静寂のもと、音が聞こえた。それは何かをすりつぶすような音であり、妙にみ

 

ずみずしく、肉をすりつぶすような音が静かな部屋を支配する。そして、音がやみ黒い風の中から

 

元人間だった紅い塊が床に落ちた。それを見ていた、劉協と劉弁は気絶をし、月と詠は嘔吐し、明

 

命は必死に吐き気を抑え込んだ。

 

張譲「ひぃぃいいいぃ!!ば、化け物!!」

 

蒼迅「化け物?結構!!」

 

鳩尾に一撃を入れ意識をうばう。

 

蒼迅「まだ、殺さないでいてやるよ。じっくり、時間をかけて死に追いやってあげるよ。」

 

そう言い残すと、5人がいる方に歩いて行く

 

詠「ゲホォ!ゲホォ!オウェ!!はぁ・・・はっ、あ、あんた・・・」

 

月「うぇぇぇ!うぅ・・・蒼迅さん・・・」

 

明命「・・・蒼迅様」

 

二人は吐きながら見つめ、明命は苦い顔をしている。

 

蒼迅「余計な時間もくっちゃたし、急いで帰ろうか♪」

 

6人を風が包み空へと駆け上がる。こうして、無事月達救出し、皆が戦っているだろう虎狼関へと

 

向かう。

-7ページ-

 

はい、今回救出編ということで終わります。書いているうちに長くなってしまったので、何編かにわけ

 

たいとおもいます。まぁ、目標は次回完結です。

 

次回も良ければ読んでください。

 

説明
作者の妄想です。
総閲覧数 閲覧ユーザー 支援
2256 1813 22
コメント
誤字報告:2p候補に曹操軍→後方に曹操軍 p4され、1刻後に→さて、1刻後に ですかね? 本当に家族や身内の敵には容赦ありませんね^^;(深緑)
情報読み取るのかぁ。スゲーな。3P「二人じゃない危ない」→「二人じゃないと危ない」(のろのろ)
4p俺じゃいこっか  俺いらなくない?(2828)
虎狼関⇒虎牢関ですね。(トーヤ)
俺じゃいこっか・・・? 次回完結・・・反董卓連合編のラスト楽しみにしてます(スターダスト)
タグ
恋姫 真・恋姫†無双 恋姫†無双 

弐異吐さんの作品一覧

PC版
MY メニュー
ログイン
ログインするとコレクションと支援ができます。

<<戻る
携帯アクセス解析
(c)2018 - tinamini.com