真・恋姫無双 夜の王 第5話 |
この作品の一刀は、性格、武力ともに原作とは異なっています。
また、一部キャラを否定する場面もございます。
ご理解をお願いいたします。
まだまだ誤字、脱字や分かりにくい表現などもあると思いますが、
こんな自分の作品でも楽しんでいただけたら幸いです。
一刀が呂布に勝利してから数日経ったある日
華雄「はああー」
霞「てりゃーー」
恋「、、、、」
華雄と霞は鍛錬をしていて、恋はそれを見ていた
霞「ふー、そろそろ休憩にしようや」
華雄「ああ、そうだな」
そう言うと華雄達は手を止めて雑談を始めた
霞「それにしても一刀遅いな、今日は鍛錬に付きおうてくれる言うとったのに」
華雄「鳳薦が約束を忘れているとは思えん、なにか急用でもできたのかもしれんな」
恋「一刀、、遅い、、、(イジイジ)」
霞「あ〜、ほら恋、そないいじけるんやない」
いじけていた恋を霞が慰める
恋「、、一刀、、来るから来た、、」
恋は不機嫌そうな顔で霞にそう言った
霞「ウチかて早く一刀に会いたいねんで?待っとたらそのうち来る、それまで我慢し」
恋「、、、、、、、、コクッ」
華雄「−−−−−」
華雄はその様子をじっと見ていた
恋「??」
霞「どうしたん?そないじっと見て」
華雄「いや、張遼と呂布はそんなに鳳薦に会いたいのか?」
霞「まあ、な////」
恋「 コクッ ////」
華雄「そっそうか////(まあ、私もだがな////)」
恋「、、、一刀に頭ナデナデしてもらうと気持ちいい♪////」
その言葉に一瞬周りが凍りついた
霞「・・・・」
華雄「・・・・」
恋「???」
霞「、、、なあ恋、一刀に頭、撫でてもらったことあるん?、、、」
恋「?? コクッ 一刀いっぱい撫でてくれる////」
霞「・・・・」
華雄「・・・・」
恋「?????」
華雄「なあ、張遼」
霞「なんや、華雄」
華雄「今なら何だか、呂布に勝てそうな気がするんだが」
そう言うと華雄は金剛爆斧を持ち
霞「ああ、ウチもそう思う」
霞も飛竜偃月刀に手を伸ばした
恋「???」
霞「なあ恋、なんで一刀に頭撫でてもらえたん?」
冷静になった霞がそう恋に訪ねた
恋「、、、頼んだら、、、してくれた」
華雄「そうか、、(鳳薦は頼めば撫でてくれるのか////)」
霞「そうなんや(ええな〜、今度ウチも頼んで撫でてもらお////)」
一刀「わるい、遅くなった」
そんなことを話していると遠くから一刀がやって来た
霞「ええよ、それよりこれから3人で勝負しようと思うねん、審判頼むわ」
一刀「ああ、わかった」
霞「勝者は一刀に頭なでて貰うってのは、どうやろ?」
一刀「??まあ別にそれくらいはかまわないが」
華雄「!!」
恋「!!」
一刀の言葉を聞いた瞬間、3人から殺気があふれ出る
霞「、、じゃあ、始めよか」
華雄「、、、ああ」
恋「、、、負けない、、」
3人「「「はああああーー」」」
こうして勝負は始まった
一刀「(それにしても今は、頭を撫でて貰うのが流行ってるのか?)」
一刀はそんなことを思いながらそれを見ていた
結局、数刻やっても勝負が付かず、一刀は全員の頭を撫でたのだった
ちなみにここに来る前に、前に恋が一刀に頼んで、頭を撫でて貰うのを見ていた
音々が、頼んでいると思えなくもない言葉を一刀に言って頭を撫でて貰い
それを見ていた月と詠も頭を撫でて貰っていた。
・・・・誰かが言った、『悪』は憎むべきモノであると、
『悪』は人々を傷つける、故に人々を『悪』から守り、
『悪』を滅ぼすモノは『正義』であると。
だがそれは真実なのだろうか。
『正義』でしか守れぬモノがあるように
『悪』でしか守れぬモノも確かに存在する。
『悪』を滅ぼし、『悪』の守った人々を傷つけるモノを
本当に、『正義』と呼べるのだろうか・・・・
月のもとに来てしばらくたったある日、一刀は戦場に立っていた
盗賊「はああー」
盗賊は叫び声をあげながら一刀に襲いかかる
盗賊の持つ武器は剣、間合いは一刀の刀の方が遥かに広い、
一刀は冷静に相手の間合いになる前に一撃で敵を切り裂く
盗賊「がぁ、、、」
盗賊は叫び声もあげられず倒れこんだ
一刀「、、、これでだいたい片付いたか」
そんなことを呟くと一刀は周りを見渡す
そこには盗賊たちの死体と、一刀の部隊の姿がある
その時、一刀のもとに兵達が近づいてきた
一刀は駆け寄ってきた兵達に話しかける
一刀「損害はどれ位だ?」
兵1「はっ、負傷者こそ出ましたが、死者は一名も出ていません」
一刀「そうか、敵の拠点はわかったか?」
兵2「いつものように敵を尋問、場所を聞き出しました」
一刀「そうか、よくやった」
兵2「すぐに向かいますか?」
一刀「いや、部隊の再編が終わってから向かう」
兵3「しかし、それでは少し時間がかかります。最悪逃げられる可能性も、」
一刀「このまま敵の拠点に行けば死者が出る、
俺はこんな所でお前達を一人足りとも失う気はない」
兵達「「「鳳薦さま、、、」」」
兵達はその言葉に感動した様子で一刀を見る
一刀「わかったら全軍に伝えろ、部隊再編後、急ぎ敵拠点に向かうと」
兵達「「「はっ」」」
なぜ一刀が戦場に居るかというと、話は数日前にさかのぼる
王座の間で一刀たちは軍議をしていた
詠「そう、また盗賊が出たのよ」
華雄「またか、この前、鳳薦の部隊が討伐したばかりではないか?」
詠「ええ、規模はそれ程大きくないそうなんだけどね」
霞「黄巾党も無くなったちゅうのに暇な奴らやな〜」
詠「洛陽も治安が良くなって色々な所から行商が来るようになったから、
たぶんそれを狙っているんでしょうね」
音々「最低な奴らなのです」
華雄「それよりも誰が討伐に行くんだ?」
一刀「俺が行こう」
一刀は、はっきりとそう言った
月「でも、この前も一刀さんでした。疲れてませんか?」
月は心配そうにそう言った
一刀「兵の休息は終わっている。俺も大丈夫だ」
月「でも、、」
一刀「それに俺の部隊は霞達の部隊に比べてまだ弱い、なるべく多く実戦を経験させたい。
安心しろ、盗賊ごときに遅れは取らんさ」
一刀はそう言うと微かにほほ笑み
月「へぅ〜////」
そんな一刀を見て、月は赤くなったいた
霞「でもこの前も一刀一人やったろ。今回はウチも付き合おうか?」
恋「、、恋も行く、、、」
華雄「わっ私も行くぞ」
一刀「いや、俺一人でいい。今は不審な動きをしている諸侯もいるんだろ?」
そう言うと一刀は詠の方を見る
詠「そうね、袁紹の所が怪しい動きをしてるって報告もあるし、守りを薄くはできない、、」
詠「月、討伐は一刀一人に言って貰おうと思うんだけどどうかな?」
月は詠の真剣な顔を見てうなずいた
月「わかったよ、詠ちゃん。それでは盗賊の討伐は一刀さんにお願いします」
一刀「ああ、引き受けよう」
月は先ほどとは違い、はっきりとした口調で言い、一刀はそれに答えた。
月「それと、本当に気をつけてくださいね。最近は妙な事がありますし、、」
一刀「ああ、わかっている」
月の言う妙な事とは最近起きている盗賊の失踪事件だ。
一刀や華雄、霞達が盗賊の討伐の為、盗賊の拠点に向かうと
居るはずの盗賊がいなくなっているというものだ。
最初は逃げたかと思われていたが、盗んだと思われる金品はそのまま残っていて、
盗賊達だけがいなくなっているというものだ。
盗賊達が何処かに集まっているのではないかとも思われたが、
各地に斥候を放っても、見つからず、何の騒ぎも起きていないので、
今は様子を見ることになっている。
一刀「それじゃあ、準備が整い次第出る」
月「はい」
こうして一刀は盗賊の討伐に向かうのだった。
兵「鳳薦さま、ここにいらしたのですね」
一刀が休んでいると一人の兵が駆け寄ったきた。
一刀「ああ、すまない、少し休んでいた。準備が終わったのか?」
兵「はっ、部隊の再編、終了しました」
一刀「わかった、ならば出るぞ」
兵「はっ、」
一刀の部隊は敵の拠点に向け移動を始めた。
兵1「また、、ですね」
近くにいた兵がそう呟いた
一刀「ああ、、そうだな」
一刀たちの目の前に広がっていたのは、誰一人いない盗賊達の拠点だった
調べさせた所、盗んだと思われる金品は倉庫と思われる建物の中で発見、
盗賊達だけがいなくなっていた。
兵2「この前と、その前に華雄さま達と討伐をおこなった時もでしたから、
これで三度目ですね」
一刀「ああ、そうだな」
兵1「盗賊達はどこに行ったのでしょう?」
一刀「さあな」
兵3「申し訳ありません。もっと早く部隊の再編を終わらせていれば」
一刀「いや、終わったことを気にしてもしょうがない、今はやれることをやるぞ。
盗まれた金品を回収。盗賊達の捜索を行え」
兵達「「「はっ、」」」
一刀は兵達に指示を与えて、自分も動き出した。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
一刀の部隊が盗賊の拠点に付く前に、男が一人その場所に訪れていた。
盗賊1「くそ、官軍がこっちに向かっているらしいぞ」
盗賊2「どうする?]
盗賊3「戦うしか無いだろ、俺たちにも守るモノがあるんだ」
盗賊2「、、そうだな」
盗賊1「だが、官軍を倒したところで、またすぐに別の官軍が来るぞ、、、、」
盗賊4「俺たちは悪行をした、殺されるのも仕方がない事なのかもな」
盗賊達「「「「、、、、」」」」
盗賊達がそんなことを話していると、突然声が聞こえた
???「俺はそんなことは無いと思うがな」
盗賊1「っ、誰だ!!」
???「安心しろ、俺は敵では無い」
突然の声に驚いた盗賊達は、男の方に顔を向ける
男の姿は不気味だった、服は黒い奇妙な服を着て、その上に黒いマントをしていてる
顔は仮面で半分隠れて、隠れていない口元は歪んだ笑みを浮かべている
・・・・そう、その姿はまるで『悪』そのモノであるかのように、人を不安にする・・・・
盗賊1「おっ俺達に何の用だ」
盗賊の一人が恐怖を抑えながら男に聞く
???「そう、怯えるな、俺はただお前達に聞きたいことがあるだけだ」
盗賊2「聞きたいこと?」
???「ああ、さっきお前達は自分たちは殺されても仕方ないと言っていたな、何故だ?」
盗賊4「俺達は人を殺し、他人の物を奪い、傷つけた。
俺達は悪だ、だから殺されても文句は言えない」
盗賊3「そうだ、だから殺されても仕方ない」
???「ならば問いたい、お前たちは自ら望んで悪になったのか?」
盗賊1「なっ」
???「生きるために、何かを守るために悪行を行ったのでは無いのか?」
盗賊4「それは、、」
少なくともここに居る者たちは自ら進んで悪行を行ったのでは無い、
ある者は生きるために、ある者は家族を養うために悪行を行った者たちだ。
一度悪行を行えばもう止まることはできない、そうやって罪を重ねてきた者たち
???「そうお前たちは生きるために、守るために、『仕方なく悪になった』。違うか?」
男は歪んだ笑みを浮かべながらそう言った
盗賊1「、、確かにそうかもしれない、、。だがそれを誰も認めはしないんだ、、」
盗賊の一人は思い出していた、家族を養う為に悪行を行ったのに、その家族ですら
それを認めず、彼のそばから離れて行ってしまった時のことを
???「、、、ならば俺が認めてやる。お前達の『悪』を」
盗賊達「「「「、、、なに?」」」」」
???「何かを守りたい、生きたい、そう願う事は決して間違えではない。
ならば俺は認めよう、生きるために、守る為に行う悪を。
俺は『必然悪』を認めよう 」
盗賊達はただ魅入っていた男の姿に、初めて自らの『悪』を認めた男に
盗賊1「なんで、、、」
???「何度も言っただろ?正義でしか守れモノがあるように、悪でしか守れぬモノもあるからだ」
盗賊達は男を見め、しばらくしてから口を開いた
盗賊2「さっき、聞きたいことがあるだけって言ってたが、違うんだろ?いったい何がしたいんだ?」
男は口を歪めながら話す
???「一度、悪になったのならもう戻れはしない。犯した罪は消えはしない」
盗賊達「、、、、、」
???「ならば俺と共に歩まぬか?悪となってしまったならば」
??? 「『最後まで悪として生きようじゃないか』」
盗賊達「・・・・・・・」
・・・・悪は人を魅了する、人が正義に憧れるのと同じように・・・・
盗賊1「お前、いや、あなたの名前は、、、」
???「俺の名は、、、」
・・・・物語は動き出す、男の行動によって。ほんの小さな闇が、いずれ世界を覆う夜となる・・・・
一刀は盗賊の討伐から戻り報告をしていた
月「そうですか、また」
一刀「ああ、着いた時には誰一人残ってはいなかった」
詠「そう、まあしかたないわね」
報告をしていると、突然、あわてた様子で兵が入って来た
詠「いきなり、どうしたのよ!」
兵「至急、董卓さまに見せたい物が」
そう言うと兵は詠に一枚の手紙を渡した、それを見た詠の顔色が変わる。
詠「なんなのよ!これは!!」
その手紙の内容は董卓が洛陽で暴政をおこなっているので、
諸侯達で協力をして、董卓を倒そうという内容だった。
こうして、月達は戦いに巻き込まれていく
一刀「ようやくか」
その様子を見ながら一刀はそんなことを呟いていた
後書き
この話で、ようやく物語が進み始めました
次回から反董卓連合編に入ります。
今回、一刀の設定のまとめを書こうと思います
名前・北郷 一刀 = 名前・鳳薦(ほうせん) 字・然(ぜん) 真名・一刀
性格・誇りを大切にする、基本的に戦いは好き、自分の理想の為ならどんなことでもする
武器・無銘 長刀 佐々木小次郎が使ったとされる野太刀『物干し竿』を一刀が改良をくわえて
作ったもの、より薄く、長くなっている。
(もとの長さ刃渡り三尺三寸(約1m)から、五尺(約1m50cm)
部隊・鳳薦隊、まだあまり強くはないが、一刀への信頼は厚い。旗は白に鳳の一文字
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真恋姫無双夜の王第5話、 4話の続きです。 |
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ワクワク(readman ) 7P目の 一刀に言って→一刀に行って だとおもいますよ〜(シリウス) 鍛錬をしていて掛け声に!をつけないと気が抜けます。霞の関西弁がおかしい、地の文に。がついてない時がある、盗賊がやけに素直、最後の設定の性格とかの描写や盗賊への説得の言葉の拙さ…(PON) 賊でも規律が守れる賊は使えるし、(黄巾から鞍替えした将なんかそうね)。野獣のように殺すだけの賊は使えないよ。(翠湖) この当時なら賊から官なんてあった時期で、大仰に言わなくても要領と規律の差だけなんじゃね?(翠湖) 必要悪か……、そのうち遠呂智でも出てきそうだな(十狼佐) 怪しい人物追加ですなぁ・・・(よーぜふ) 正義も人を傷付けるぜ(ヒトヤ) |
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