真・恋姫無双 夜の王 第7話
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この作品の一刀は、性格、武力ともに原作とは異なっています。

 

 

また、一部キャラを否定する場面もございます。

 

 

ご理解をお願いいたします。

 

 

まだまだ誤字、脱字や分かりにくい表現などもあると思いますが、

 

こんな自分の作品でも楽しんでいただけたら幸いです。

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一刀達は水関での敗北後、虎牢関に向け撤退していた。

 

霞「まさか、諸侯達があんな完璧な連携を取ってくるなんて、思いもしなかったわ」

 

霞は肩を落としながらそう言った

 

華雄「ああ、そうだな。あれは袁紹の作戦なのか?」

 

一刀「いや、たぶん袁紹ではなく、曹操か孫策の作戦だろう。

   袁紹があんな見事な作戦を考えつくとは思えない」

 

霞「じゃあ、総大将が変わったんかな?」

 

一刀「それは分からないが、、、」

 

 

そんなことを話していると虎牢関が見えてきた

 

一刀「今はともかく虎牢関で次の戦にそなえよう」」

 

霞「せやな」

 

華雄「ああ」

 

そうして一刀達は虎牢関に入って行った

 

 

音々「まったく、何をやっているのですか!」

 

虎牢関に着いた一刀達は音々に怒鳴られていた

 

一刀「すまない、少しばかり諸侯達の力をなめていたようだ」

 

音々「そうなのです。だいたいお前は」

 

恋「音々、、、一刀達生きてた、、それならいい」

 

恋は音々の言葉を遮ってそう言った

 

音々「むむむ、恋殿の優しさに感謝しやがるのですよ」

 

そう言うと音々は渋々怒りを納めた

 

 

華雄「それでこれからどうするんだ。虎牢関を守る作戦はあるのか?」

 

音々「そうですね、、う〜、、誰が先陣で攻めて来るかが分かれば、

   色々作戦を立てられるのですが」

 

音々は唸りながらそう言う

 

 

一刀「先陣ならたぶん袁紹だろう」

 

霞「??水関と同じで劉備ちゃうんか?」

 

一刀「袁紹がこの戦いで得たいのは、洛陽と名声だからな、

   水関での名声は劉備達が取った。

   おそらく虎牢関は自分の手で落としたがるだろうからな」

 

華雄「なるほど、たしかに袁紹の性格を考えればそうだろうな」

 

音々「ならば、袁紹が先陣として作戦は」

 

華雄「作戦といっても、籠城なのだろう、、、」

 

華雄は不満そうにそう言った

 

一刀「打って出たいのか?」

 

華雄「いっいや、そういう訳ではなくだな」

 

華雄はまた怒られると思い、慌てながら一刀を見る

 

一刀「なら、出ればいいと思うぞ」

 

華雄「だから、そうゆう意味ではなくだな」

 

一刀「??俺も打って出るのは良いと思うぞ」

 

華雄「、、、、え」

 

霞「どうしてや?、一刀」

 

恋「ん???」

 

 

一刀「音々もそう思わないか?」

 

一刀はそう言って音々に作戦を伝える

 

音々「むむ。たしかに良い作戦なのです」

 

華雄「どういう作戦なんだ?」

 

音々「簡単なのです。まず打って出る」

 

霞「それからどないするん?」

 

音々「それで終わりですぞ」

 

華雄「、、、それは作戦なのか?」

 

一刀「ああ、籠城するだろうと油断している袁紹軍に突撃をかける、立派な作戦だろ?

   まあ、他の諸侯と連携を取らない袁紹軍にだからこそ有効な作戦だがな」

 

華雄「なるほどな、、」

 

霞「ええ作戦やな」

 

恋[、、、わかりやすい、、」

 

 

一刀「この作戦は華雄達の力が勝敗を決める、頼んだぞ。」

 

そう言うと一刀は華雄の方を見た

 

華雄「ああ、我が武の力、奴らに見せつけてくれる!!」

 

こうして戦いは始まる

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虎牢関の前には連合軍が布陣している

 

華雄「前曲は一刀の予想道理、袁紹だな」

 

音々「その少し後ろに袁術、さらに後ろに他の諸侯。

   予想道理バカ丸出しの布陣なのです」

 

霞「あれじゃ、袁術以外の諸侯は連携どころか、袁紹を援護するのすら難しいやん、

  何考えてんかな?」

 

一刀「何も考えていないんだろう、まあそちらの方がやり易い」

 

恋「、、簡単な方がいい」

 

霞「まあ、そうやな」

 

 

そんなことを話している間も、油断しているのか、袁紹軍はまだ陣形を組み終わっていなかった

 

一刀「じゃあ、そろそろ出るか。

   作戦道理、華雄隊と鳳薦隊、呂布隊と張遼隊に分かれて奇襲する。

   撤退の合図は音々に任せるぞ」

 

音々「任されてやるのです」

 

 

一刀「   全軍出るぞ   」

 

華雄「ああ!!」

 

霞「おお!!」

 

恋「、、、、、、、、、、、、、 コクッ 」

 

兵達「「「「おおおおおお!!」」」」

 

 

???「えっ袁紹さま!」

 

袁紹「なんですの?顔良さん騒がしいですわよ」

 

???「どうしたんだ斗詩?董卓軍が出てきたのか?」

 

袁紹「文醜さん、そんなわけが無いでしょう」

 

文醜「ですよね〜、まさかそんな訳ないよな」

 

顔良「それが、そのまさかなんです。董卓軍が突撃してきてます」

 

袁紹「籠城しないなんて、董卓軍はバカですわね」

 

顔良「、、、、、」

 

文醜「、、、、、」

 

袁紹「なっなんで私を見るんですの!!」

 

文醜「いや、董卓軍も麗羽さまには言われたく無いだろうなって」

 

袁紹「なにか言いましたか、文醜さん」

 

顔良「そっそれより、どうしますか袁紹さま」

 

袁紹「決まってますわ、文醜さん、顔良さん、華麗に敵を迎撃しなさい」

 

文醜「はーい」

 

顔良「わかりました(でもまだ、兵の配置も終わってないし不味いよね)」

 

 

???「美羽さま〜」

 

美羽?「なんじゃ、七乃?」

 

七乃?「董卓軍が突撃して来たんですけど、どうします?」

 

美羽?「なんと、董卓軍は籠城を選ばなかったのか!」

 

七乃?「はい、そうみやいですね」

 

美羽?「ふむ、董卓軍はバカなのかの?」

 

七乃?「かもしれませんね、それでどうしますか?」

 

美羽?「、、、巻き込まれるのは嫌じゃから下がるのじゃ」

 

七乃?「はーい」

 

 

 

劉備「あれ、董卓軍が突撃してる」

 

関羽「籠城しないとは、董卓軍は何を考えているんだ」

 

朱里?「たぶん、作戦だと思います。」

 

関羽「作戦?」

 

朱里?「はい、袁紹さんは相手は籠城すると思って油断していましたから。

   そこに奇襲をかければかなりの損害を与えられます。」

 

劉備「なるほど」

 

関羽「どうしますか?桃香さま」

 

劉備「愛紗ちゃん、助けに行ってあげてくれる?袁紹さん、一応、総大将だし」

 

関羽「わかりました」

 

 

曹操「なるほど、董卓軍には面白い作戦を立てる軍師が居るようね」

 

夏候惇「あの突撃は作戦なのか?」

 

???「ええ、そうよ。一見無謀に見えるけど、理にかなってるわ」

 

夏候惇「そうなのか、、良く解らんが良い作戦だな!!」

 

???「、、、、、そう」

 

秋蘭?「それで、どうしますか?華琳さま」

 

曹操「そうね、春蘭、麗羽を助けに行きなさい。一応は総大将だから今死なれるのは困るわ」

 

夏候惇「わかりました、華琳さま!!」

 

 

孫策「へ〜、大胆な策ね。こういう策嫌いじゃないわ」

 

周瑜「それで、どうするんだ?雪蓮、助けに行くか?さすがに総大将に死なれると不味い」

 

孫策「う〜ん、大丈夫よ。たぶん、」

 

周瑜「、、それはカンか?」

 

孫策「ええ」

 

周瑜「、、そうか」

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戦場では、突然の奇襲に袁紹軍は混乱し、董卓軍が袁紹軍を圧倒していた。

 

華雄「はあああー」

 

華雄は一振りで何人もの敵兵を斬り捨てていく

 

敵兵「こっこれが猛将華雄の力、、、」

 

その姿に敵兵はただ恐怖を抱く

 

 

華雄は暴れまわる、怒りを持って、ただひたすらに敵を殺す、己の誇りを守るために

 

一刀「純粋なまでの怒り、なかなかに美しいな」

 

一刀はそんなことを呟きながら、兵を次々と斬っていく、

その美しい姿を汚さぬ為に、殺しすぎないよう、しかし華雄に危険が及ばぬように

 

 

そんな時、華雄の前に夏候惇と関羽が現れた

 

関羽「そこまでだ、華雄」

 

関羽の姿を見た華雄は楽しそうに口を歪ませる

 

華雄「待っていたぞ、関羽。私の誇りを穢した罪、死を持って償って貰おう」

 

関羽「やってみるがいい、我が青龍偃月刀の一撃受けきれるか!!」

 

華雄「はああああーー」

 

関羽「でゃりゃーーー」

 

華雄の誇りを守る戦いが始まった

 

 

一刀「華雄の邪魔はさせられない、悪いがお前は俺が止めさせてもらう」

 

夏候惇「ふん、元から邪魔をする気などない、それにお前ごときが私を止められるものか」

 

一刀「やってみなければ、わからないと思うがな」

 

夏候惇「ならば、我が一撃受けてみろ!!」

 

 

 

そのころ、恋達は

 

恋「、、、、、、、、」 ザシュ

 

敵兵「グワ」 バタン

 

霞「どうかしたん?恋」 グサ

 

敵兵「グハ」 バタン

 

恋「恋も一刀と、、、戦いたかった」  グシャ

 

敵兵「ウゲ」 バタン

 

霞「しゃあないやろ、一刀は華雄のこと守るとか何とか約束してたんやから」  ザシュ

 

敵兵「グハア」 バタン

 

恋「恋も、、守ってほしい////」 グサ

 

敵兵「あああ」 バタン

 

霞「はは、恋は強いんやから一刀が守る必要ないやろ」 グシャ

 

敵兵「くは」  バタン

 

    スッ

 

恋「、、、、、、、」

 

霞「、、、、ウチが悪かったから、武器、こっちに向けるのやめてくれや」

 

恋「、、、手が、、滑るかもしれない」

 

霞「ほんまに、すいませんでした」

 

    スッ

 

恋「、、、、」  ザシュ ザシュ ザシュ ザシュ ザシュ ザシュ ザシュ

 

敵兵達「「「「「「がっは」」」」」」    バタバタバタバタバタバタ

 

霞「、、、、、、」    

 

文醜「おっ、敵将発見。勝負しようぜ」

 

顔良「ちょっと、その人たち呂布さんと張遼さんだよ!!私達じゃ勝てないよ」

 

文醜「そんなの分からないって」

 

霞「、、、ウチ、手ださへんから、二人で恋とやってええで」

 

文醜「ほんと、ほら斗詩、二人なら呂布にも勝てるって」

 

顔良「えっでも」

 

恋「、、、、」

 

   スッ

 

霞「、、、、ご愁傷さま」

 

文醜&顔良「「えっ」」

 

恋「、、、、」

 

   ブンッ

 

文醜&顔良「「うわーーー」」

 

 

   ゴーン  ゴーン

 

そんな中、撤退の鐘が鳴り響いた

 

一刀「華雄、撤退だ」

 

華雄「、、、、わかった」

 

   カーン  カーン

 

関羽「、、どうやら私達も撤退のようだ」

 

夏候惇「ああ」

 

 

霞「、、落ち着いたか、恋」

 

恋「 コクッ 、、何だか、スッキリした」

 

霞「そらよかったわ、じゃあ退くで」

 

恋「 コクッ 」

 

文醜「死ぬかと思った、、」

 

顔良「ホントだよ〜」

 

 

こうして、虎牢関最初の戦いは、一刀達の勝利で終わった

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その後、一刀達は軍議をしていた

 

一刀「何とか勝ったな」

 

華雄「当然だ」

 

音々「恋殿がいれば負けることなど無いのですよ」

 

霞「なかなか、楽しかったわ」

 

恋「 コクッ 」

 

一刀「じゃあ、これからの事についてだが」

 

 

そんな時、兵が突然飛び込んできた

 

兵「報告があります」

 

一刀「どうした」

 

兵「はっ、賈駆様より使者があり、至急鳳薦様に戻ってきてほしいとのことです」

 

霞「、、なんかあったんやな」

 

 

一瞬沈黙が訪れる、

一刀の部隊は全体の4分の1、ただでさえ連合軍の方が数が多いのに、

今よりさらに数が減ることになれば、どれだけ厳しいか、それは全員が分かっている

そしてもう、今回のような奇襲は通じない

 

華雄「一刀」

 

一刀「ああ、俺は今から洛陽に戻る。後のことは頼んだぞ」

 

華雄「ああ、任せておけ」

 

恋「 コクッ 」

 

音々「さっさと行くのです」

 

霞「月達のこと頼んだで」

 

一刀「、、、どんな形でもいい、華雄、恋、音々、霞、絶対に死なないでくれ」

 

そう言うと一刀は洛陽に向かうのだった

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一刀が洛陽に向かった後、華雄達はしばらく籠城戦を行ったが、

これ以上の防衛は不可能と判断し、打って出ることになった

 

霞「やっぱ一刀がいなくなったのが、不味かったな〜」

 

華雄「仕方ないだろう、」

 

霞「まあそうなんやけど、それより本当に打って出て平気なんか?」

 

音々「このまま籠城していては、撤退の時期を見誤ってしまうのです」

 

恋「、、、全滅するより良い」

 

霞「まあ、そうやな、、、、、全員一刀の言葉忘れるんやないで」

 

華雄「分かっている」

 

音々「わかっているのです」

 

恋「 コクッ 」

 

霞「よっしゃ、じゃあ出るで!!」

 

兵達「「「「おおおおーー」」」」

 

こうして、虎牢関最後の戦いが始まった

 

 

華雄「はあああー」  ブンッ

 

敵兵達「「「ぐは」」」

 

華雄「はあ、はあ、やはり一刀が居ないと厳しいな」

 

華雄隊兵士「華雄様、これ以上は前曲が持ちません」

 

昔の華雄ならば、たとえ死ぬことになろうとも、この状況で退くことなど無かっただろう。

だが今は一刀の言葉が心に響く

 

 

     『どんな形でも良い』

 

 

華雄「、、これ以上の戦闘は不要だ。華雄隊退くぞ」

 

華雄隊兵士「「「はっ」」」

 

孫策「華雄が退いて行くわね」

 

周瑜「ああ、これ以上の戦闘を行っても、無駄に兵を死なせるだけ。

   見事な状況判断だな」

 

孫策「ええ、そうね。水関の事と言い、華雄は将として成長しているみたいね」

 

周瑜「そのようだ」

 

 

霞「はああーー」 

 

夏候惇「でりゃあー」

 

   ガシャン

 

霞「強いな、惇ちゃん」

 

夏候惇「当然だ、というか惇ちゃんとか呼ぶな」

 

霞「はは、まあええやん。(アカン、前曲がもう持たん)」

 

夏候惇「張遼、これ以上の戦いは無駄だ。華琳さまの元に降れ」

 

 

     『絶対に』

 

 

霞「、、、わかったで。これからよろしゅうな惇ちゃん♪〜」

 

夏候惇「だから、惇ちゃんと呼ぶな!!」

 

 

音々「恋殿〜そろそろ不味いのです」

 

恋「、、、、、、」

 

 

     『死なないでくれ』

 

 

恋「音々、、退く」

 

音々「了解なのです。呂布隊撤退なのですぞー」

 

呂布隊兵士「「「はっ」」」

 

こうして虎牢関は連合軍の手に落ちた

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そのころ一刀は洛陽に居た

 

詠「悪かったわね、急に呼び出して」

 

一刀「いや、大丈夫だ。それより間に合って良かった」

 

 

詠「、、、十常侍の連中、どうしたの?」

 

詠は月に聞こえないように小さな声でそう聞いた

 

一刀「大丈夫だ、終わらせた。全て」

 

詠「そう、ありがと」

 

 

月「、、華雄さん達、大丈夫でしょうか」

 

月は心配そうな顔でそう言った

 

一刀「多分もう虎牢間も落ちているだろうな。だが華雄達は無事だと思うぞ」

 

月「それなら、良かったです」

 

詠「で、これからどうするのよ」

 

一刀「今残っている戦力は俺の部隊だけだ。連合軍に勝つことはできないだろう」

 

月「、、、、」

 

詠「、、、、」

 

一刀「だが、逃げる時間ぐらいは稼いでやる」

 

そう言うと一刀は部屋を出て行こうとする

 

 

詠「ちょっあんた、待ちなさいよ。一人で戦う気なの!!」

 

一刀「ああ、その間に逃げる準備をしておけ」

 

詠「でも、、」

 

月「私が止めても、行くんですね」

 

一刀「ああ」

 

月「わかりました」

 

詠「月!」

 

月「でも、絶対に死なないでくださいね」

 

詠「月、、、」

 

月は涙を堪えながらそう言った

 

一刀「当然だ、、、、俺にはまだやらねばならない事がある。

   こんな所で死ぬ気はない」

 

そう言うと一刀はその場を後にした

 

月「、、、、、」

 

詠「、、、、、大丈夫よ、月。あいつが強いの月だって知ってるでしょう?」

 

月「うん、そうだよね。詠ちゃん」

 

 

そのころ連合軍では、袁紹達の軍議?の後に曹操達の軍議が行われていた

 

孫策「董卓軍には、あとどれ位の兵が残っているのかしら?」

 

朱里?「もう、ほとんど残ってはいないと思うんですけど、、」

 

周瑜「諸葛亮の言うとうりだな。呂布と華雄は敗退、張遼は曹操に降ったのだろう?

   そうなると董卓軍にはもう将は残ってないと思うが」

 

曹操「いえ、張遼の話しによれば、あと一人、鳳薦という将が残っているそうよ」

 

孫策「鳳薦?聞いたこと無いわね」

 

曹操「ええ、最近入って来た新しい将だそうよ」

 

劉備「それで、その鳳薦さんって、強いんですか?」

 

曹操「張遼が言うには、その武は呂布より上で、虎牢関の奇襲作戦を立てたのも

   鳳薦なんですって」

 

公孫賛「飛将軍呂布よりも強いって、、本当なのかそれは?」

 

曹操「さあ、でも私の春蘭と互角に打ち合ったそうだから、少なくとも

   それだけの実力はあるわよ」

 

孫策「夏候惇と互角の武か、、めんどくさそうね」

 

諸葛亮「はい、それに張遼さんの言っていることが本当で、呂布さん以上の武を

    持っているとしたら、虎牢間の時のように連携が取れないとこちらの被害も

    深刻なものになると思いますが、、、、」

 

孫策「そうね、、袁紹達には後ろに行って貰って、前曲は私達が取りましょう」

 

劉備「はい」

 

曹操「ええ」

 

馬超「おう」

 

公孫賛「ああ」

 

曹操「(鳳薦、なかなか面白そうな男ね)」

 

曹操はそんなことを考えていた

 

こうして戦いは終わりに向かう

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連合軍の前には、一刀の部隊が布陣している

 

関羽「鳳薦は洛陽での籠城を選ばなかったのか?」

 

諸葛亮「おそらくは兵の命を考えているんだと思います。

    籠城をした所で、この兵力差では勝てませんから、

    それなら籠城よりも野戦の方が負けそうになれば直ぐに逃げられますから」

 

関羽「なるほどな」

 

 

一刀の目の前には連合軍が布陣している

 

一刀「いいか、この戦い勝利より、自らの命を考えて動け」

 

一刀は静かに兵達にそう告げた

 

兵達「わかっております。我々もこんな所で死ぬ気はありません」

 

一刀「そうか」

 

その言葉で一刀の迷いは全て消えた、

今一時のみ、自らの歩む道を忘れ、この世界に来て初めて

手を差し伸べてくれた少女を守ることだけを考える

 

 

一刀「、、行くぞ」

 

兵達「「「「おお」」」」

 

ここに戦いは始まった

 

 

一刀は一人前へと出て行く

 

諸葛亮「舌戦でしょうか?」

 

関羽「ふんっ、暴君に使える者と喋ることなどありません。

   桃香様放っておきましょう」

 

劉備「、、、うん」

 

 

一刀は叫び始める、この戦いの真実を伝えるために、この戦いを終わらせる為に

 

一刀「連合軍よ、洛陽に剣を向けし者達よ。

   我は問う、天の声、地の叫び、人の心、何を持ってこの戦いを洛陽の民の意思とするか!!

   洛陽に住まう民、董卓に使えし兵を代表し、我はこの戦いに異議を唱える!!

   真実を知らず、愚かにも袁紹の虚言に惑わされし罪、その命を持って償うがいい、

   我が名は鳳薦、善王董卓に使えし最後の将なり、

   我が言葉、我が行動が洛陽の民の総意と心得よ。

   我が兵達よ、愚かにも我らの平和を奪いし者達を真の大義をもって打ち砕け」

 

一刀「   大義は我らにあり、全軍突撃せよ!!!   」

 

鳳薦隊兵士達「「「「「おおおおおおおおおお」」」」」

 

一刀「(今の俺に迷いはない、俺は今、ただ一個の武、月達を守る一本の刀)」

 

一刀「ならば、『我が心に迷いなし』」

 

 

呂布がそうであるように、武とは迷いなく振るわれることでその輝きを増す

今の一刀に迷いはない、故に一刀の武は無限の輝きを放つ一本の刀となる

 

劉備「、、、、」

 

関羽「、、、、」

 

張飛「、、、、」

 

諸葛亮「、、、、」

 

曹操「、、、、」

 

夏候惇「、、、、」

 

秋蘭?「、、、、」

 

???「、、、、」

 

孫策「、、、、」

 

周瑜「、、、、」

 

思春?「、、、、」

 

明命?「、、、、」

 

 

誰もがその姿に目を奪われる、目に宿りしは信念、背に背負うは大義、

手に持つ長刀は朝日を浴びて白く輝き、掲げられた白銀の旗がはためく

その姿はまさに正義、誰もが憧れる、理想の姿

 

故にその背を追いし者に恐怖はなく、相対する者は敵対することに恐怖する

 

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一刀「戦う意思のない者は放っておけ、立ちはだかる者のみを斬り捨てよ」

 

鳳薦軍兵達「「「はっ」」」

 

一刀はまだ手に剣を持つ敵達を殺していく、一刀の武は究極まで極められしモノ

返り血を一滴も浴びることなく切り裂く

 

 

関羽「桃香様、私は鳳薦を止めに行って参ります」

 

桃香「でも、鳳薦さんが言ってた事って、、」

 

関羽「、、、たとえ、それが真実で我らが間違っていたとしても

   兵達を犠牲にすることはできません!!」

 

桃香「、、、わかった。行ってきて愛紗ちゃん」

 

関羽「はっ、鈴々、桃香様を頼んだぞ」

 

張飛「わかったのだ」

 

桃香「、、、、、、、、、、」

 

 

秋蘭?「華琳さま、このままでは」

 

曹操「、、、、、」

 

夏候惇「華琳さま、私と季衣が鳳薦を止めに行きます」

 

曹操「そうね、、行ってきなさい、春蘭」

 

夏候惇「はっ、行くぞ季衣」

 

季衣?「はい、春蘭さま」

 

曹操「、、、、、、、、、、」

 

 

周瑜「こんままでは不味い、祭殿、思春と明命を連れ、鳳薦を止めに行ってください」

 

祭?「わかった、思春、明命、付いてまいれ」

 

思春?「はっ、」

 

明命?「はい」

 

孫策「、、、、、、、、、、」

 

 

 

数えきれぬほどの敵を斬っていた一刀の前に将達が立ちふさがる

 

一刀「真実を知ってなお、我が前に立ちふさがるか」

 

祭?「これ以上兵を死なせるわけにはいかん」

 

関羽「我らにも守るべき正義がある」

 

夏候惇「ああ、そう言う事だ」

 

季衣?「、、、」

 

思春?「、、、」

 

明命?「、、、」

 

 

そう言うと、将達は武器を構え一刀に迫る

 

一刀「、、正義だと?平和を壊しながら、正義を語るなど笑わせるな!!」

 

   フッ

 

一刀は全ての攻撃を受け流し、反撃を放つ

 

   シュッ

 

関羽「なあっ、今攻撃を」

 

思春?「何だ、今のは」

 

一刀「迷いに満ちた剣では、今の俺には届きはしない」

 

夏候惇「くっ」

 

祭?「なんじゃ この威圧感は」

 

一刀「終わりにしよう、全てを」

 

明命?「っっ、」

 

季衣?「っっ、」

 

 

曹操「待ちなさい」

 

そんな時、曹操達が一刀の前に現われた

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関羽「なっ、桃香様なぜここに」

 

祭?「策殿、何をやっておられるのです」

 

季衣?[華琳さま、、」

 

一刀「何の真似だ」

 

曹操「私達は戦いに来たので無いわ、話しあいに来たのよ」

 

一刀「話し合いだと?」

 

孫策「そうよ、貴方がさっき言ってたこと、洛陽で董卓は暴政なんてしていないんでしょう。

   なら、私達に戦う意味はないと思わない?」

 

一刀「だからといって、そう簡単にこの戦いを終わらせることはできない」

 

曹操「そうでしょうね、おそらく袁紹は何があろうと洛陽に攻め込むでしょう。

   けど、貴方が守りたいのは董卓なのでしょう?

   なら私達が必ず董卓を保護してあげるわ」

 

孫策「今は貴方の兵達が押しているけど、それも長くは続かない。

   董卓は私達が必ず助けるから、この場は退いてくれないかしら」

 

 

一刀「それを、、俺に信じろと言うのか」

 

一刀は殺気を放ちながらそう言った

 

劉備「はい、信じてください」

 

そう言う少女の目はかつて一刀が信じた少女の目と同じだった

 

一刀「、、、わかった。だが約束を違えた時、その首を貰うぞ」

 

劉備「ありがとうございます」

 

劉備は笑顔で一刀にそう言った

 

一刀「全軍に伝えろ、これより撤退する」

 

鳳薦軍兵士「はっ」

 

そう言うと一刀はその場から去ろうとする

 

 

曹操「鳳薦、私の所に来ないかしら?」

 

一刀「今は、、、まだやることがある」

 

曹操「そう、今は、ね?」

 

一刀「、、、、劉備、曹操、孫策、もし『絶対悪』に出会う事があれば気よ付けろ。

   あれは、理外の外に居る」

 

 

そう言うと一刀はその場を去った

 

孫策「『絶対悪』って何のことかしら?」

 

曹操「さあ?」

 

劉備「う〜ん、」

 

謎の言葉を残して

 

 

こうして戦いは終わった

 

 

・・・・闇は広がり始める、この時を待っていたように、

    少しずつ、確実にそして、世界を覆う夜が来る・・・・

-11ページ-

    後書き

 

今回は書くのにかなり時間がかかりました、

大変でした・・・・

 

次回で董卓編が終わります。

 

説明
真恋姫無双夜の王第7話、
第6話の続きです
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コメント
文章能力がなくて読むのが大変、話は面白いのでそこが残念。(gmk9029)
ここまで来といて話し合いもクソもねーだろっていうw将兵の首何本か飛ばしとけよ(gt)
p10「気よつけろ」って気をつけろですよね?(紗詞)
周瑜「こんままでは不味い→このままでは不味いじゃないでしょうか?(タケダム)
誤字報告:p3そうみやいですね→そうみたいですね ですか? 後、台詞の前の各々の名前の前に所々?が付いているのは何か意味が?(深緑)
なんという一刀無双。(よーぜふ)
お疲れです、なかなか楽しめました。意味深な単語が気になります(黄昏☆ハリマエ)
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