お題形式の詩
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act.1 [沈黙]

 

沈黙が降り積もる

君と僕の間の埋まらぬ溝

近くにいたはずの君

最初に離れたのは僕だった

 

気付いた頃にはどうにもならない位離れていた

離れたのは躯じゃなくて心

 

だから僕らは会話をしてても沈黙してる

 

 

 

act.2 [消失(または焼失)]

 

君がくれたたくさんの思い出

その証のようにたくさんある写真

君がいない事に堪えられなくて燃やしてしまった

消失してから気付いた

思い出の多さ

君の大きさ

 

君無しではどうする事も出来ない僕がいる

 

 

act.3 [夕焼け]

 

夕日に彩られる世界

夕焼けから闇へ

 

不思議な色の移ろい

一瞬一瞬が作る幻想

 

逢魔が時の名に相応しいと僕は思う

 

 

act.4 [幸福]

 

幸福…

それは何気ない瞬間に在るもので気付く頃には過ぎている

 

儚いけれどその分大切にしたい

 

君を愛しく思う今が僕には幸福

君が微笑むのを見る瞬間に味わうのは至福

 

 

act.5 [深海]

 

光も闇も存在しない深海

何者にも侵されない世界がそこにある

 

 

誰もが心の内に持つ自分だけの場所

 

そこは深い深い海の底に似た静寂が充ちているんだろう

 

 

―‥…*‐*‐*‐*‐*…‥―

 

 

説明
混沌とした世界に取り残される
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タグ
孤独 深海 

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