真・恋姫無双 夜の王 第8話 |
この作品の一刀は、性格、武力ともに原作とは異なっています。
また、一部キャラを否定する場面もございます。
ご理解をお願いいたします。
まだまだ誤字、脱字や分かりにくい表現などもあると思いますが、
こんな自分の作品でも楽しんでいただけたら幸いです。
戦いの後一刀達は撤退していた
鳳薦隊兵士「鳳薦様、これから如何しますか?」
一刀「何人かは董卓さまの元に行き、曹操、劉備、孫策の何れかに保護を求めるようにと
伝えよ。それ以外の者は安全な場所に行き、休息を取っていろ」
鳳薦隊兵士「鳳薦様は、どうなさるのですか?」
一刀「、、、少しばかり。やることがある」
鳳薦隊兵士「わかりました、どうかご無事で」
一刀「ああ、」
そう言うと一刀は兵達から離れて行った
鳳薦隊兵士1「やることって、何なんだろうな?」
鳳薦隊兵士2「さあな、だがあの御方の為さることだ、大切なことなんだろう」
鳳薦隊兵士1「そうだな、」
そのころ、曹操達は軍議をしていた
孫策「すごかったわね、鳳薦」
曹操「ええ、呂布を超える武というのは本当だったようね」
劉備「それに、あの姿、かっこよかったな〜////」
関羽「そうですね////」
全員「/////」
曹操「そっそれより、これからどうするかを決めるわよ」
劉備「??、どうするかって、もう戦う事は無いですよね?」
孫策「ええ、けど先陣は私達が取らないとね」
劉備「どうしてですか?」
孫策「袁紹達が先陣では、洛陽に着いた時、董卓を保護しにくいでしょう」
劉備「なるほど」
曹操「そういうことだから、また麗羽達には後ろに居て貰いましょう」
諸葛亮「けど、そう何度も後ろに下がってて貰えるでしょうか?」
曹操「大丈夫でしょう。麗羽は洛陽での籠城戦がまだあると思ってるでしょうから、
前には出たがらないはずよ」
諸葛亮「それもそうですね」
こうして、連合軍は曹操達を先陣として進んで行った
そして、反董卓連合最後の戦いが始まるのだった
そのころ、闇は静かに進んでいた
仮面兵「、、、、様、出陣の準備、終わりました」
???「そうか、始まるな、ついに」
そう言うと男は歪んだ笑みを浮かべる
仮面兵「、、、、」
???「どうした?、怖いのか?」
仮面兵「、、いえ、今からやる事を思うと、楽しくて堪らないのですよ」
そう言うと仮面を着けた兵は仮面の下で歪んだ笑みを浮かべる
???「それでこそ、我が兵だ」
そう言うと男は立ち上がり、兵達を見渡す
???「さあ、我が同胞よ。共に夜への道を歩もう」
仮面兵達「「「「おおおおおおお」」」」
???「くっくっく」
戦いは始まる、純粋なる、『絶対なる悪』によって
夏候惇「華琳さま」
華琳「どうしたの?春蘭」
夏候惇「はっ、前方に展開している部隊があるのですが、」
曹操「展開している部隊が?
、、、董卓にはもう将は居ないはず、それ以前にもう私達に敵対する理由もない、、、
春蘭、その部隊はどんな様子なのかしら?」
夏候惇「それが、なんだか奇妙なんです」
華琳「奇妙?」
夏候惇「はい、どうも董卓の軍勢とは思えないというか、とにかく奇妙なのです」
???「それじゃ意味がわからないわよ。もっと分かりやすく言えないの?」
夏候惇「とにかく、奇妙なモノは奇妙なのだ!!」
曹操「分かったわ、とにかく見に行ってみましょう。秋蘭、桂花ここは任せたわよ」
桂花?「はい、」
秋蘭?「御意、」
劉備「変な部隊?」
諸葛亮「はい、奇妙な部隊が前に展開しているとの報告が入っています」
劉備「う〜ん、見に行ってみよっか。愛紗ちゃん、付いて来てくれる?」
関羽「はい、桃香様」
周瑜「奇妙部隊だと」
思春?「はっ、いかがなさいましょうか」
孫策「何か嫌な予感がするわね、見に行きましょう」
周瑜「こら、雪蓮、待て」
孫策「あら、あなた達も来てたの」
曹操「ええ、」
劉備「はい、」
孫策「それにしても」
そう言うと孫策は前に展開する部隊に目を向ける
孫策「確かに奇妙な部隊ね。」
目の前に展開する部隊は異質、全ての兵が黒い鎧を着て、顔には仮面を付けている
そして黒く染められただけの旗が掲げられとぃる
曹操「どうも、董卓の兵とは思えないわね」
劉備「けど、盗賊って感じでもないです。どうしますか?」
孫策「どうするって、攻撃してくるようなら戦うしかないでしょ」
劉備「、、そうですよね」
曹操「とにかく、部隊を展開するわよ」
孫策「ええ、」
劉備「はい、」
男の前では、連合軍が布陣を始めている
???「さて、やるか」
仮面兵「ええ、始めましょう」
男の言葉に周りの兵達は喜びに満ちる
???「ああ、始めよう。悪行を」
戦いは何の合図もなく始まった
仮面の軍団は連合軍に何の躊躇もなく突撃して行く
仮面兵「死ねー」
夏候惇「はあああー」 ブン
仮面兵「ぐはっ」 バタン
夏候惇「何なんだ、こいつらは」
曹操「さあ、とにかく早く戦いを終わらせましょう。
春蘭、兵を率いてこのばか騒ぎを始めた者の首を取ってきなさい」
夏候惇「はっ、夏候惇隊、私に続け」
関羽「桃香様、」
劉備「うん、愛紗ちゃんもお願い」
関羽「はい、」
孫策「思春、貴方も行ってきてちょうだい」
思春?「御意、」
夏候惇、関羽、思春?達は敵へと向かっていく
曹操「私達は急いで態勢を立て直すわよ」
孫策「ええ、もう戦いは無いと思ってたから兵達が浮足立ってるものね」
劉備「そうですね」
劉備隊兵士「伝令、左右より敵の伏兵が現れました」
孫策「なんですって」
戦いは混乱していく、男の手によって
仮面兵1「こちらに夏候惇、関羽、甘寧と思われる将が向かって来ているようです」
???「そうか、ならば兵達のみを足止めし、その者たちはこちらに向かうように仕向けろ」
仮面兵1「はっ、」
???「よかったな」
男は近くに居た兵に話しかけた
仮面兵2「、、、はい」
夏候惇「くっ、数が多いな」
思春?「ああ、」
関羽「きりがない」
兵達「夏候惇様、関羽様、甘寧様、ここは我らが引き受けます。
三人は敵大将の元へ」
夏候惇「ああ、わかった」
関羽「すまない」
兵達「いえ、お早く行ってください」
甘寧「礼を言う」
三人は男の元へと向かって行った
夏候惇「見つけたぞ、貴様が大将だな」
男の前に夏候惇達が現れた
関羽「確かに貴様が大将のようだな」
甘寧「ああ、」
男は他の兵と違う、黒い服を着て、仮面は顔を半分しか隠していない
三人が現れたことに驚きもせず、男は喋りだした
???「お前達はこの光景を見てどう思う?」
関羽「意味のない争いを見ても、湧き上がるのは怒りだけだ」
???「意味のない?、それは違うなあいつらも戦う意味は持っているぞ」
関羽「お前達に正義があるというのか」
???「いや、正義ではない、あいつらが持っているモノは欲望だ。
ただ欲しいんだろう、金が、酒が、女が、己の欲望を満たすモノが」
甘寧「そんなモノの為に人を殺すというのか。
そんな者は人ではない、ただの獣では無いか」
???「何を言う、人間は初めから獣だ。欲望を満たすために争い続ける哀れな動物だ。
それに貴様らも人を殺すだろう?」
関羽「我らとお前達を一緒にするな、我らは守る者の為に争っている。
正義を持たない貴様らとは違う」
???「ならば、関羽、貴様に問う。正義では救えぬ者がいる時、お前はどうする?
悪を侵してその者を救うか、正義を貫きその者を救う事を諦めるか」
関羽「どんな理由があろうと、私は悪を認めはしない!!」
???「ならば救わぬと言うのか、死にゆく者を、そんなモノを本当に正義と呼べるのか?。
関羽よ、貴様に正義はあるのか?」
関羽「我が正義は桃香様と共にある!!」
そう言うと関羽は男に攻撃を放つ
???「そうか、それが貴様の答えか、、、」
関羽の攻撃は間に入って来た仮面の兵によって防がれる
関羽「邪魔をするな!!」
仮面の兵は攻撃を防いだ衝撃で倒れこむ、そして、仮面が砕けた
関羽「なっ」
夏候惇「これは、」
甘寧「なんだと」
三人は言葉を失っていた、仮面が砕けた兵は幼い少女だった
関羽は動揺していた、少女の年齢は彼女のよく知る張飛と同じ位だろうか、
だから、ただ年齢が若いというだけならば驚きはしない
だが、武術を極めた者だからこそ、よく見れば分かってしまう
目の前に居るのは鎧こそ着ているが武術の心得などまるで無い、
ただの子供だ。他の二人もそれに気づき驚きを隠せない
関羽「まさか」
甘寧「、、、」
夏候惇「なっ、、」
動きを止める関羽達を見て、男達は楽しげに喋りだす
???「どうしたのだ?もう戦わないのか?」
甘寧「貴様!!このような者を無理やり戦わせるなど、何処まで腐っているのだ!!!」
???「無理やり戦わせるだと?俺がそんなことをする訳が無いだろう。
俺は支配者では無く、指導者だ。
ここに居る者たちは自らの意思で戦っているに過ぎない」
夏候惇「自らの意思でだと、、」
夏候惇が辺りを見渡すと確かに少女は憎しみに満ちた目で三人を見ていた
関羽「なぜ、、」
???「疑問に思うのならば、聞いてみればいいだろう?」
そう言うと男は仮面の砕けた少女の方を見る
少女「お前が、殺したからだ。」
関羽「えっ、」
少女「関羽、お前がお父さんを殺したからだ!!」
関羽「なん、だと」
関羽は驚きを隠せない、関羽は正義の為に生きてきた、
だからこそ、少女の父親を殺した覚えなどなかった。
???「覚えていないのか?まあ、仕方ないだろうな。
あれだけ多くの人を正義を掲げて殺してきたのだから」
関羽「、、まさか」
男は楽しそうに口を歪める
???「そうだ、ようやく気付いたのか?こいつはな関羽、
貴様に殺された盗賊の子供だ」
関羽「っっ」
???「ならばこそ、貴様の事を憎んでいる。故に戦っているのだ、この者は」
周りに居る少女は三人に剣を向ける
関羽「くっ、」
夏候惇「つっ、」
甘寧「うっ、」
三人は動揺しながら、武器を構える
???「さあ、殺すが良い。貴様らの正義の為にこの者を」
曹操「落ち着きなさい、春蘭」
そんな時、曹操達が現れた
夏候惇「華琳さま、、」
関羽「桃香様、なぜ」
劉備「落ち着いて、愛紗ちゃん」
孫策「思春、貴方も落ち着きなさい」
突然現れた敵の援軍に男は驚きもせずに喋り始める
???「やれやれ、そろそろ限界か、撤退するぞ。」
少女「、、、、」
???「退くぞ」
そう言われると少女は剣を捨て男に縋り付いた。
男は少女の頭を撫でながら曹操達に喋りかける
???「知っているか?人の悲しみは人によって癒される、だが憎しみは消えない
何時までも残り心を黒く染め上げる。そして、、」
そう言うと男は少女の唇を奪う、少女は抵抗すること無く男を受け入れる
関羽「なっ、、」
???「そして、もし心を癒した者が悪ならば、人は容易く悪に染まる」
男は唇を離すとそう呟いた。
そして叫び始める、この戦いの真実を伝えるために、戦いを始めるために
???「英雄達よ、平和を求めし者達よ。
我は問う、天の嘆き、地の怒り、人の心、何を持って平和などが人の望みとするか。
忘れるな、光の陰に闇があるように、
平和を求める者が居るのなら、争いを求める者が居るということを。
我は求める、憎しみを、混乱を、人の死を、その先で我が理想を叶える為に、
我は無益無法の争いを行い続ける、その先で何人の人間が死ぬことになろうとも。
止められるモノなら止めてみよ、我が絶望に、敵う者がいるのなら!!
我が名は夜王、世界に常夜の夜をもたらす者なり」
・・・・夜王は告げる、いくら平和を望もうと、全てを壊し、平和などは認めないと・・・・
夜王「いずれ、また会おう。英雄達よ、一時のみ偽りの平和に酔いしれるが良い」
そう言うと夜王の軍勢は撤退して行った
曹操「、、夜王」
孫策「たぶん、あれが鳳薦の言っていた者ね」
劉備「、、、絶対悪」
戦いは終わった、そして闇は広がり始めた、常夜の世界に向かって
戦いの後、連合軍は洛陽に進撃、そして曹操達は無事に月達を保護していた。
しかしここに新たな戦いが始まっていた
曹操「だから、董卓たちは私が保護するって言ってるでしょ」
劉備「駄目です。曹操さんは女の子好きなんですから、董卓さんを無理やり手篭めに
しちゃうじゃないですか」
曹操「そんなことしないわよ」
詠「なんなの、これは、、」
月「へぅぅ〜 (オロオロ)」
孫策「二人とも怖いわよね〜、そんなに董卓が欲しいのかしら?」
周瑜「欲しいのだろうな、実際、董卓を保護している所に鳳薦がつく可能性が高いからな」
孫策「ふ〜ん」
そう言うと孫策は董卓たちの方へ近づいて行った
孫策「ねえ、董卓ちゃん、喧嘩してる二人なんてほっといて、私の所に来ない?」
月「へぅっ」
曹操&劉備「抜け駆け(するんじゃないわよ)(しないでください)」
孫策「ぶー、良いじゃない、別に」
曹操&劉備「よく(ない)(ありません)」
結局、くじ引きにより、董卓たちを保護するのは劉備となった
曹操「、、、、、、」
夏候惇「なあ、秋蘭」
秋蘭?「何だ、姉者」
夏候惇「なぜ、華琳様は機嫌が悪いのだ?」
秋蘭?「董卓を保護できなかったからだろう」
夏候惇「華琳様はそんなに董卓が欲しかったのか?」
秋蘭?「いや、華琳様が欲しいのは鳳薦の方だろう」
夏候惇「鳳薦、あの男か、、、少し複雑だが、不機嫌な華琳様も可愛らしいな////」
秋蘭?「ああ////」
曹操「春蘭、」
夏候惇「はっはい」
曹操「部隊を率いて、敗走した鳳薦を探してきなさい。いい、必ず連れて来るのよ」
夏候惇「わっわかりました」
曹操「ふふ、鳳薦、必ず手に入れてあげるわ、、、」
そのころ一刀は、
一刀「十常侍の残党の始末がやっと終わったな、、
こいつらが居たら月達にまた面倒が降りかかる。
さて、終わったし部隊と合流するか」
何も知らず、部隊の元に向かっていた
後書き
董卓編が終わり、次回から曹操編に入ります
今回はあまりうまく纏められませんでした、、
スイマセン
説明 | ||
真恋姫無双夜の王第8話、 第7話の続きです |
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コメント | ||
夜王良いなあ。(readman ) 何事も一面から見える事象が全てではないですからね。さて、今後どう絡んでくるか楽しみです。(深緑) 夜王・・・ホストカと思ったww(btbam) 夜王が鳳薦に見えるんっすけど(VVV計画の被験者) 十狼佐 さん、ご指摘ありがとう御座います。これからも間違いがあればご指摘いただけると、幸いです。(yuuki) 8Pで、十常時が十条時になってるじょ〜(十狼佐) あれ?一瞬必要悪=一刀かとおもってしまった・・・ そうか、転々としちゃうパターンですか・・・そやって各国の将を落としていくのですね(よーぜふ) はい、着いちゃいます。この作品の一刀は基本的に一つの勢力にずっと居ることはありません。色々な所を転々とします。(yuuki) そうそうに着いちゃうのか?(スーシャン) |
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