散歩
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 公園を散歩していた。

 

 大きな木の下のベンチ、涼しげで少し腰を下ろす。

 

 気持ちひんやりとした影の中、目を閉じる。

 

 ひゅうるり、と風が吹く。

 

 気がつけば大きな木の幹によりかかってうとうと。

 

 鼻の頭がむずむずして目を覚ます。

 

 葉っぱかな?とおもって目を開ければ。

 

 涼しげな色の蜻蛉が止まっていて。

 

 驚いて、大声をあげて、すっ転んで、笑って。

 

 見知らぬ通行人から何やってんだって見られてた。

 

 暑い暑い、夏の一日。

 

 ばかばかしいけど、なんだかすっとした。

 

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散文その4。
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  公園 避暑 

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