真・恋姫無双 夜の王 第12話 |
この作品の一刀は、性格、武力ともに原作とは異なっています。
また、一部キャラを否定する場面もございます。
ご理解をお願いいたします。
まだまだ誤字、脱字や分かりにくい表現などもあると思いますが、
こんな自分の作品でも楽しんでいただけたら幸いです。
一刀「やっと着いたか。まったく一人でこれだけの距離を馬で走るのは暇でしょうが無いな」
一刀はそんなことを呟きながら馬から降りて、目の前にある城を見上げる
一刀「あまり良い城とは言えないな。
兵士はあまり多くは無いようだし、
腕の良い隠密なら忍び込む事も出来るだろう。
華琳はそれをわかっていて俺を派遣したのか?
そうだとしたならやはり華琳は有能だな」
一刀は改めて華琳の能力の高さに感心しながら門へと進んで行く、
それが勘違いだとも知らずに。
兵士「誰だ」
一刀「曹操様の命によりこの城の警備の補佐に来た。連絡が来ていると思うが」
兵士「少しお待ちを、、、、、確かに曹操様より将を一人送るとの連絡が
来ておりました。どうぞお入りください」
一刀「ああ、」
兵士「責任者の所まで案内いたしましょうか?」
一刀「いや、自分で探すからいい。お前は自分の仕事をしっかりとやっていろ」
兵士「はっ、」
一刀「さて、責任者は何処に居るのか、、、。何だこれは?」
一刀が城の中を歩いていると気持ちよさそうに眠ってる女の子を見つけた
一刀「随分と気持ちよさそうに眠ってるな。」
???「 ぐう ぐう ぐう 」
一刀「、、、、、、」
???「 ぐう ぐう 」 ズル
一刀「、、あ」
女の子が気持ちよさように首を揺らすたびに頭に乗っている謎の人形が
ずれて落ちそうになってくる
???「 ムニャ ムニャ 」 ズルズル
一刀「まったく」 スッ
???「む〜、」
一刀「、、、、」
???「、、、、」
一刀「起きたのか?」
???「お兄さん。眠っている女の子を襲おうとするなんていい度胸ですね〜」
一刀「誤解だな、俺は落ちそうになっている人形を元の位置に戻そうとしただけだ」
???「人形では無いのです。ちゃんと宝ャという名があるのです、
名前を間違えるのは失礼なのですよ〜」
一刀「そうか、それは悪かった。じゃあ言い直すな」
???「はい」
一刀「俺は落ちそうになっている宝ャを元の位置に戻そうとしただけだ、
襲おうとはしていない」
宝ャ「おうおう、そんな言い訳が通ると思ってるのかい」
一刀「なぜ、いきなり口調が変わったんだ?」
???「今のは風では無く、宝ャが喋ったのです」
一刀「、、、、そうか」
???「それで、何でお兄さんはなんで風を襲おうと思ったのですか?」
一刀「だから、襲おうとはしていない。それはお前の勘違いだろう」
風?「 ぐう 」
一刀「、、、、、」
風?「 ぐう 」
一刀「、、、、、」
風?「、、、む〜、何で起こしてくれないんですか?」
一刀「ああ、悪い。随分と気持ちよさそうだったから」
風?「まあいいのです。それでお兄さんはこんな所で何をしているのですか?
見た所此処の兵士では無いようですが」
一刀「ああ、曹操の命令で此処の警備の補佐に来てな、責任者を探しているんだ」
風?「責任者?ああ、稟ちゃんの事ですか。それなら風が案内してあげるのです」
一刀「そうか、じゃあ頼む」
風?「はい、それじゃあ行くのですよ〜」
一刀「ああ、」
風?「、、、、」
一刀「、、、、」
風?「、、、、 ぐう 」
一刀「(起こした方が良いのだろうか?)」
風?「 ぐう ぐう 」
一刀「(本当に気持ちよさそうに寝るな)」
風?「ここなのですよ」
一刀「そうか」
一刀は風?に連れられて城の中にある部屋にやって来ていた
風?「稟ちゃーん」
稟?「風、あなた今までどこに居たのですか」
風?「それよりもお客さんを連れて来たのですよ」
稟?「客人ですか?」
稟?はそう言うと風?の後ろに居た一刀に視線を移す
稟?「あなたは?」
一刀「曹操の命令で城の警備の補佐に来た鳳薦だ」
稟?「鳳薦って、あの剣聖鳳薦ですか!」
一刀「、、、、いちおう、そう呼ばれている」
稟?「そうですか。私がこの城の責任者をしている郭嘉と申します。
そしてそっちが補佐をしている、、」
風?「風は程cと言うのです」
一刀「そうか、」
郭嘉「しかしおかしいですね。曹操様が送ると言っていたのは
無能で脆弱で鈍感な者だと聞いていたのですが」
一刀「、、、、、、そうか」
程c「お兄さん、曹操様に嫌われるような事をしたのですか?」
一刀「いや、華琳にそんな事をした覚えは無いんだが」
郭嘉「!! 今、曹操様の真名を、、」
一刀「?? ああ、呼んで良いと言われてるからな」
郭嘉「、、、鳳薦殿と曹操様は真名を呼び合う関係」
一刀「そうだ、」
郭嘉「、、、、つまりは男女の関係」
一刀「それは違うと思うぞ」
郭嘉「、、、、、、毎晩、毎晩」
一刀「違うな、間違っているぞ。郭嘉」
郭嘉「、、、、、、、」
一刀「、、、、、、、」
程c「、、、、、、、」
郭嘉「 ぶっは 」 ボタボタ
一刀「なっ、、、、、」
程c「む〜、、、、、」
一刀「、、、、、、、」
程c「、、、、、、、」
郭嘉「、、、、、、、」 ボタボタ
程c「驚かないのですか?」
一刀「いや、驚いているぞ。それで、大丈夫なのか?」
程c「まあ、いつもの事なのですよ〜 はーい、稟ちゃん。とんとんしましょうね〜」
郭嘉「うう、すまん。風」
程c「いいえー」
一刀「落ち着いたか」
郭嘉「はい、すいませんでした。鳳薦殿」
一刀「いや、大丈夫ならいいんだ郭嘉」
郭嘉「稟、と呼んで貰っていいですよ。」
一刀「いいのか」
郭嘉「はい、曹操様が認められている方なら」
程c「風も風でいいですよ」
一刀「そうか、なら俺の真名も預けよう、俺の真名は一刀だ。
稟、風、これからよろしく頼む」
稟「はい、一刀殿」
風「はい、お兄さん」
一刀「それで俺はいったい何をすればいいんだ?」
稟「そうですね。兵士達を任せても良いでしょうか。私達よりも
一刀殿の方が兵士達もやる気を出すでしょうし」
一刀「わかった。なら一ついいか?」
稟「なんですか?」
一刀「この城の警備だが、もう少し強化した方が良いんじゃないか」
稟「そうですね。一刀殿がそう言うのならそうした方が良いのでしょうが、、」
一刀「なにか問題があるのか?」
稟「はい。城は此処以外にもありますし、兵士の数はこれ以上増やすのは難しいんです」
一刀「そうか、わかった。今の兵士の数で何とかやってみる」
稟「そこら辺は一刀殿にお任せします」
一刀「ああ、」
一刀「(兵を増やすのが無理なら隠密の侵入を防ぐのは難しいな。
そうなると入って来た後に素早く対処できるようにするべきか、
だかどちらにせよ今一番の敵対勢力は袁紹だ。
あいつの所に腕の良い隠密が居るとも思えないし無駄な心配か?」
こうして一刀は城の警備の為に動き始めた。
その頃、袁紹軍では
顔良「えっ、隠密を陣営に加えたんですか。麗羽様」
袁紹「ええ、」
文醜「どうしてまた。麗羽様、隠密は地味だから嫌いだって言ってませんでしたっけ?」
袁紹「あらだって主を無くして困っているとこの私を。
大、将、軍、である私を頼って来た者を無視は出来ないではありませんの」
顔良「はあ、まあ麗羽様が良いって言うなら良いですけど。
それでどんな人たちなんですか?」
袁紹「さあ?、確か荊州の方から来たと言っていましたわ」
顔良「さあって、麗羽様どの程度の腕なのかも見ないで受け入れちゃったんですか!」
袁紹「なにか問題ありまして?」
顔良「問題っていうか、、、、」
文醜「まあ落ちつけよ斗詩」
顔良「だって、、、文ちゃん」
文醜「いつもの事だろこんなこと。それに荊州って腕の良い隠密が多いらしいし
案外かなりすごい隠密だという奇跡が起こる事も」
顔良「そんな奇跡なんて無いよ〜」
文醜「まあまあ、それで麗羽様。今そいつらは何処に居るんですか?」
袁紹「もうここには居ませんわ。さっそく仕事を頼みましたから」
文醜「なるほど。それで隠密達の腕を見るつもりなんですね。
ほら斗詩、麗羽様も何も考えてない訳じゃないんだって」
顔良「そっか、そうだよね。それで麗羽様何の仕事を頼んだんですか?
偵察ですか、それとも、、」
袁紹「ええ、華琳さんの領土にある城の責任者の暗殺ですわ」
顔良「 へっ 」
袁紹「だから、私が適当に選んだ城の責任者の首を取ってこいと命令したんですの」
顔良「えっと、その隠密って何人なんですか?、、」
袁紹「五人ですわ」
顔良「そんな人数でそんなの無理に決まってるじゃないですか」
袁紹「あら、そうなんですの?」
顔良「そりゃ、だってそんなの」
文醜「落ち着けって斗詩」
顔良「だって文ちゃん、城に忍び込むだけならまだしも、」
文醜「たまたま麗羽様が選んだ城が人手不足だっていう幸運も」
顔良「そんな幸運ないよ〜!」
隠密1「ここが袁紹の指定した城か」
隠密2「そうみたいだな、忍び込むのは簡単そうだが」
隠密3「とっとと終わらせて帰ろうぜ」
隠密4「そうだな」
隠密1「とにかくこの任務、我らの誇りに賭けて必ず成功させるぞ」
隠密5「、、、、ああ」
隠密1「まずは俺が様子を確かめて来る。お前達は後から来てくれ」
隠密4「わかった」
タッタッタッタッタッタ
隠密5「ふん、何が誇りだよ」
隠密2「ああ、俺達は金の為にやってるだけだってのに」
隠密4「まあいいさ、あいつも腕は良いんだ。誇りだか何だか知らんが
働いてくれればそれで良い。せいぜい頑張って貰おう」
隠密3「そうだな」
稟「ふう、もう夜になってしまいましたね」
風「風はもう眠いのですよ〜」
稟「さんざん居眠りしてたじゃありませんか」
風「 ぐう 」
稟「寝るな!」
風「おお!」
風「ふふふ、やっぱりこうでなくてわ」
稟「どうかしたのですか?」
風「いえ、寝るのも良いけど。起こされるのも良いものだな〜と」
稟「?? 何を言っているのですか」
風「いえ、何でも無いのですよ〜」
兵士「入ってもよろしいでしょうか」
稟「どうぞ」
風「なにかあったのですか?」
兵士2「はい、そろそろお二人が部屋にお戻りになるはずだから
部屋まで警護をしろとの鳳薦様からの命令がありましたので」
稟「そうですか。御苦労さまです」
兵士3「いえ、それではお送りします」
稟「それにしても一刀殿も心配のしすぎだと思いますが」
兵士4「まあ、用心しないよりはした方がいいですよ」
稟「それもそうですね」
風「 ぐう 」
兵士3「眠いのでしたら此方を通ると近道ですよ」
稟「そうですね」
隠密1「対象がいたぞ」
隠密4「よし、ここなら援軍も呼びにくいだろう。やるぞ」
隠密2「ああ」
シュタ シュタ シュタ シュタ シュタ
兵士4「なっ何者だ」
隠密2「黙れ」 ザシュ
兵士4「ぐは」 バタ
風「!!」
稟「なっ」
兵士3「隠密か、くそこんな所では、、」
隠密3「それを狙っていたんだよ」 シュ
兵士3「がは」 ばた
兵士1「くそ、郭嘉様と程c様をお守りしろ」
兵士2「ああ、」
そう言うと兵士の二人は風達を守るように隠密達の前に立ちはだかる
隠密1「お前達には死んでもらう」 シュバ
兵士1「ぐっ、くそ、はあー」 ブン
隠密の投げた武器が肩に刺さりながらも反撃を繰り出す
隠密1「無駄だ」
兵士1「くそ、」
風「、、、、、」
稟「、、、、、」
風と稟は動けずにいた、それはもちろん自分達が動けば足手まといに
なるだけだと解っているからでもあるし、
彼女達が兵士達よりも人の死というモノから離れていたから
こそ感じる恐怖故でもある。
だかそれよりも彼女達は知ってしまったのだ
風「(む〜、たった二人で五人を倒すのはむりですね〜)」
稟「(かといって、今大声で助けを呼んでも間に合いませんね)」
此処に居る誰よりも賢い彼女達だからこそ、自分達が死ぬと言う事実を。
だからこそ動けずにいた。蛇に睨まれた蛙がそうであるように、
自らの死を悟った時、生物とは簡単には動く事すら難しくなるモノ。
あらゆる生命は逃れることは出来ないのだ、理不尽な死からは。
隠密2「死ね、」
兵士2「郭嘉様、程c様!!」
風「、、、、」
郭嘉「、、、、、」
だがそれは、どんな生物にも平等にやってくる
シュ
初めに驚いたのは稟
稟「(あれ。私、今、斬られて)」
次に驚いたのは稟を斬ろうとした隠密だった
隠密2「どうして、、、剣が無い。、、いや、腕が、、無い、、、」
隠密は自らに起こったことが理解できないまま視線を上げる。
一刀「、、、、、、、、」 シュ
そして、そこに居る男を見た瞬間に自らの死を悟り、動く事も出来ずに、死んでいった
隠密2「、、、、」 バタ
隠密3「っ、援軍か」
一刀「大丈夫か。風、稟」
風「、、お兄さん」
稟「一刀、、殿」
兵士1「鳳薦様、、」
隠密1「(鳳薦、こいつが剣聖鳳薦か)」
一刀「大丈夫そうだな、お前達も良くやった。もういいから下がっていろ」
兵士1「はっはい」
兵士2「わかりました、、、」
隠密達は仲間の死に動揺しながらも一刀に剣を向ける
一刀「まさか袁紹がここまでの隠密を持っているとは思わなかったな」
隠密達は一刀の言葉に反応すること無く一刀を見る
隠密5「(援軍はこいつ一人なのか?)」
隠密4「(だが、なんだか嫌な予感がする。なんだこの感覚は)」
隠密1「(くそっ、何だこいつは強すぎるぞ。戦えば殺される)」
隠密3「(なんで誰も動かないんだ?たかが一人増えただけじゃないか)」
一刀「(二人は使えそうだが、残りの二人は使えそうもないな)」
隠密3「たかが一人増えた所で」 ブン
隠密5「お前を殺してからでもまだ逃げる時間はある」 ブン
隠密1「待て、ここは退くん、、」
一刀「やはり、使えないな、、」 シュ
隠密3「なっ、」 バタ
隠密5「にっ、」 ドサ
一刀「軽いな、、お前達の命は、、」
一刀「さて、どうする。お前達は」
隠密4「っっ」
隠密1「どうするかなど、、決まっているだろう」
一刀「どうするんだ?」
隠密1「もはや、任務は果たせない。ならばせめて我が同胞の敵を」
一刀「ふ、誇りを連抜くか」
隠密1「いくぞ、二人ならば傷を負わせるくらいは」
隠密4「ふざけるな、、」
隠密1「なに、」
隠密4「なにが敵だ、俺は金の為にやってただけだ。
そんなくだらないことの為に死ねるか」
隠密1「お前、裏切るのか!!」
隠密4「俺はお前なんかと仲間だった覚えはねえ!!。俺は生きるんだ!!」 ダッ
隠密1「まて、」
一刀「お前も、使えないな」 シュ
隠密4「 がは 」 バタ
隠密1「、、、、」
一刀「、、お前はどうするんだ?」
隠密1「くそ、くそ くっそー」
そう言うと隠密は攻撃を繰り出すフェイントを入れながらその場を逃げ出した
一刀「それでいい、それで」
一刀「大丈夫か、風、稟」
風「、、、、、」
稟「、、、、、」
風は無言で一刀に抱きついてきた
一刀「どうしたんだ?」
風「、、、、、」
一刀は風が震えているのを知り、静かに頭を撫でた
一刀「もう大丈夫だぞ、風。、、、稟もな」
そう言うともう片方の手で近づいてきた稟の頭を撫でる
稟「 はい 」
風「む〜」
兵士1「一刀様、逃げて行った者を追いますか」
一刀「いや、それよりも城の中の調べておけ、もう居ないと思うが
警戒は怠るな。それとお前は速く手当てを受けろ」
兵士1「わかりました」
兵士3「鳳薦様はどうなさいますか」
一刀「俺はとりあえずこの二人を部屋まで送る」 ナデナデ
風「、、、、////」
稟「、、、、////」
兵士3「わかりました。では失礼します」
一刀「ああ」
隠密1「はあ、はあ、はあ、此処までこれば。
、、、、、、、、、、、
くそ、どうしてあいつは」
夜王「哀れだな、同胞に裏切られ、たった一人の男すら殺せないとは」
隠密1「誰だ、」
夜王「安心しろ、敵では無い」
隠密1「、、、その仮面、貴様が夜王か」
夜王「知っているのか、俺の事を」
隠密1「知っているさ、盗賊や俺のように主を失った敗残兵の間で
噂になっているからな。貴様の元に行けば全てが手に入ると」
夜王「ほう、そんな噂があるのか」
隠密1「ああ。誇りは無く、道理もなく、欲望のままに生き、世界に夜をもたらす王」
隠密1は軽蔑と侮蔑を混ぜながらそう言う
夜王「そうだ。そしてその先で平和をもたらす為、人柱になる愚かな道化だ」
隠密1「、、どう言う意味だ」
夜王「貴様になら真実を明かしても良いか」
そう言うと夜王は仮面を外した
隠密1「!!お前は、なぜ」
一刀「話そう、真実を」
一刀は話し始める、これから自らの行う行動を
隠密1「、、、、、」
一刀「さて、全てを話した上でお前に問いたい。俺と共に来る気は無いか」
隠密1「なぜ俺なんだ、」
一刀「お前には誇りがある、力がある。俺には必要なんだ
お前の力が、誇りが、存在が」
隠密1「一つだけ問いたい。何故お前はそこまでして平和を作るんだ?」
一刀「、、、、空に浮かぶ星を、お前は綺麗だと思うか?」
一刀はそう言うと空を見上げる
隠密1「ああ」
一刀「そうだ、空に浮かぶ星は美しい。だが地上にも星はある、
空に輝く星にも劣らぬ美しい輝きが」
隠密1「、、、、、」
一刀「だが多くの人間はその星を知らない、見えていないんだ。
人は空ばかり見てしまうモノだから、だが俺は知っている。
平和な日常、人の笑顔、何物にも代えられない、その輝きを」
隠密1「『知ってしまっている』それだけの為にお前は悪となるのか、
お前は、その先に得られるモノなど無いと知りながら」
一刀「ああ、そうだ」
隠密1「愚かだな、お前は」
一刀「良く言われるよ」
隠密1「だが、気高いなお前は。他者の為に行くのか夜の道を」
一刀「その先に果てに正義が成されるのなら」
隠密1「(この男は愚かだ。だがしかし俺はこれまでこれほどまでに
正義の為に生きる者を見た事が無い、ならば)」
隠密1「、、、、わかった。平和の為に、誇りの為に、正義の為に
貴方に仕えましょう。鳳薦様、いや夜王様」
一刀「ああ共に歩もう、夜の道をその先で太陽を輝かせる為に」
隠密1「 はっ、 」
・・・・夜は深まる、多くの者を騙しながら、一部の者を呑み込みながら。
その先で正義を作りだす為だけに、広がり続ける、ひたすらに・・・・
後書き
次回からは袁紹との戦争に入ります。
以前ご指摘のあった所をなおそうと努力しましたが、今の自分にはこれが限界です、、、
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真恋姫無双夜の王第12話。 第11話の続きです |
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稟と風の無言の抱きつき・・・良い!撫でたい!w(深緑) コードギアスのネタがあったぜ!(タケダム) 足りない、地の文が壊滅的に足りない。稟の鼻血を描写する地の文がない。……自分は、悪夢を見ているのか?(ナック) めっちゃかっけえ(VVV計画の被験者) 一刀かっこよすぎ!(雪蓮様) 一刀めっちゃカッコイイぜ!(zendoukou) 森番長さん、ご指摘ありがとうございます。(yuuki) ここまでいくとほんとかっこいいな、この自己犠牲は・・・(よーぜふ) 頑張って更新してくださいー(KiramoKo) 誤字報告p6:隠密1「ここが袁術の指定した城か」→袁紹では無いでしょうか?(森番長) ダンディなやつだな・・・・・(黄昏☆ハリマエ) |
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