風に願いを 〜第1章〜 |
はじめまして佐藤 朋樹です。
Tinamiでの初投稿です。
一応オリジナルですが、いろんな要素を取り込んでいるので、
似たような作品があるかもしれません。
それでも投稿してみました!
ぜひ読まれたらコメントやレビューを希望します!
では、風に願いを〜第1章〜
はじまります!
チュンチュン・・・・・・チュン・・・
「うぅん・・・」
チュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュン・・・
『ブチ!』
「うっさ〜い!朝から人の眠りを妨げるなぁぁ!」
『ドカドカドカ!』
「ウッサイのはどっちだぁぁ!」
『バフ!』
「グフバ!」
「たっく!はやく降りてきなさいよ!飯出来てるから!」
「うぅ・・・朝から不幸だ・・・」
朝から二度にわたる嫌がらせ?を受けたのはこの小説の主人公・・・神風 颯
雀の鳴き声攻撃に追加して姉からの枕投げときたもんだ・・・
「うぅ・・・ホントだるい・・・」
朝からやる気の無い主人公であった・・・
着替えて、一階に行くと朝食が出来ていた・・・
「いっただっきま〜す・・・モグモグ・・・」
「いただくのはいいけどさ・・・いいの?時間」
「ん?・・・ブボハ! 8時10分!?やべ〜〜!!」
「もぅ!汚いから噴出さない!」
「そこですか!?弟が遅刻しそうになってるのにそこを突っ込むんですか!?」
「ボケに突っ込みいれてる暇があったらさっさといく!」
「っと!そうだった!・・・いってきま〜す!」
「いってら〜・・・さて・・・私も会社に行きますか」
『ダダダダダ・・・』
はい!猛烈に走っています!学校に遅刻しないためかなり早く走っています!
周りの景色がぶっ飛ぶぐらいの速さで走っています!
あ!いうの遅かったけど、これ俺の特技ね?
俺陸上部で短距離走ってるんだ!しかも結構速い!
ていうか人並み以上?100m確か・・・10秒00だったような・・・
まぁ・・・結構速い部類に入る・・・とようやく目の前に学校がってぁぁぁぁ!
校門閉めないでぇぇ!
「ウォォォォォォ!」
お!?9秒台に入ったかな?なんていってる場合じゃねぇぇぇ!
間に合えぇぇぇ!!!!!!!!!
『ズシャァァァァァァァ!』
『ズシャァァァァァァァ!』
「ッチ!はい!セーフ!」
「え!今『ッチ!』って言ったよね?何『ッチ「ハイ!さっさと教室行こう!」」
・・・流された・・・あ!ちなみにこいつは、俺の幼馴染で、名前は 泉 秋(イズミ アキ)
まぁ〜・・・性格はあのとおりきつめ・・・髪は、黒で腰まであるストレート・・・瞳も黒・・・と言いたいけど微妙に深い藍色・・・
まぁ・・・容姿がきれいなんだから、黙っていればもてるだろうに・・・キツイんだよね〜・・・
「だ・れ・が!性格が悪いですってぇぇ!」
「ってぇぇぇ!言ってないし!何で心の中がわか・・・あっ!」
『ニッコリ』
「なんていってたか教えてくれる?」
「はい・・・わかりました・・・」
説明中・・・
秋の様子・・・『ピキ』『ボッ』『カァァ//』『ピキ』
「・・・訂正しなさい!・・・こういいなさい!」
どこから持ってきたのか台詞が書いてある用紙が出てきた・・・
「え〜これって・・・ハイ・・・イワセテイタダキマス」
泉 秋さんは、美人でやさしくモテモテでナイスバディーな人気者の幼馴染です・・・以上紹介終了・・・
「終わったよ」
「ちゃんと台詞どうり言ったの?」
「言いましたよ・・・て言うか台詞どっ「さぁ!遅刻するわよ!クラスに行きましょ!」」
またしても流された・・・
俺はおとなしく俺らの教室・・・2−Dに入っていった・・・
『ガヤガヤ・・・』
「颯!また遅刻寸前か!?」
クラスに入って一番に話しかけてきたこいつは、関西出身の自称イケメン(ナル)の親友
倉屋 哲也(クラヤ テツヤ)まぁ・・・一応茶髪のツンツンヘアーに赤目・・・イケメンではあるのだが・・・普段の性格が軽すぎる!
真面目になるときはかっこいいんだが・・・普段は・・・一言で言うと・・・バカだ!て言うことで紹介終わり!
「うっせぇな・・・いいだろ?」
「お?そういう態度とるんか?いいんやで別に♪」
「ん?」
「秋〜実はな〜「わぁぁぁ!わかりました!」」
「わかればよろしぃ・・・」
「クッ・・・このバカめ・・・」
「なんかいたっか?」
「いんや別に?」
「そか」
く・・・こいつには、弱点を握られている・・・
昔、秋のことが好きで、恋愛相談を持ちかけたことがあってな・・・そん時は、普通に相談乗ってくれたんだが・・・
次の日からは・・・さっきのごとくあいつに対して悪口を言おうとしたりするとそれをばらそうとしてくる・・・
はぁ・・・言わなきゃ良かったと後悔しっぱなしだ・・・っと!先生が来たか・・・
「席に着けよ〜・・・」
相変わらずだるそうだな・・・うちのクラスの担任って若くてかっこいいけど・・・めちゃだるそうに授業をする・・・
それで務まるのか教師は!?
「え〜っと・・・全員にいるな・・・はいHR終わり・・・フワァ」
『ガヤガヤ・・・』
生徒たちは、またにぎやかになっていった・・・
いいのか!?先生注意しなくて!?
そうこうしているうちに授業開始のベルが鳴った・・・
「んじゃ・・・授業がんばれよ・・・」
先生・・・もう少し真面目にやってください!
はぁ・・・っと・・・一時間目の先生が来たか・・・
授業に取り組みますか!
「で〜あるからして〜・・・ここはこうなる!」
あ〜暇だ・・・数学は結構得意だから言える事だけど・・・いつまでここの練習をしているんだ!
退屈でしょうがない!
「あ〜颯!暇そうだから1番の答えを黒板にかけ!」
うっせぇな・・・んなモン簡単だから・・・めんどくせ・・・
「はい・・・」
えーっと・・・ここはこうでこうだからっと・・・ハイ終わり!
「ん〜・・・うん!あってるな・・・ん?颯!途中の式が抜けてるぞ?」
「暗算でやったので・・・そこぬかしました」
「そか〜・・・わかった」
「ども」
たっく・・・あ〜暇だ・・・
『キ〜ンコ〜ンカ〜ンコ〜ン♪』
「あ〜では終わり!委員長!」
「起立!礼!着席!」
「ここやっとけよ〜テストに出るからな〜」
やっと終わったか・・・たっく・・・
「颯!退屈そうだったな〜」
「だって実際問題暇だったし・・・そういう哲也はどうだったんだよ!」
「俺は、携帯いじってた!」
「いばっていうな!」
『ドゴッ!』
「うご!ぐは・・・」
「そのままくずれろ・・・」
「ひ・・・ひでぇ・・・」
と、そんな感じで、学校を過ごした俺・・・あっという間に放課後になってしまった・・・
「颯!ゲーセンよってかね?」
「あ〜・・・わり!今日はパス!」
「あ〜なんでだよ〜・・・・・・あ〜なるほど♪」
「わかってくれたか?友よ!」
「ドアでこっちを見て立ってる奴と一緒に帰るんだろ?」
「はぁ・・・そうなんだよ・・・」
「あはは・・・」
「助けてくれよ・・・」
「無理だ・・・逝って来い!」
「薄情者〜〜!」
「ちょっと〜いつまで待たせんのよ!」
「ウ・・・逝ってくる・・・」
「いてら〜♪」
「はぁ〜・・・」
「で?どこ行くんだよ?」
「もち!デパートよ!」
「・・・あ!姉ちゃんに帰って来いって言われてたんだ!じゃな!」
『ガシッ!』
「させないわよ・・・」
「いや・・・な?本当だって・・・」
「ふ〜ん・・・」
『ピポパポ・・・プルルルル・・・ガチャ』
「あ!もしもし風華さん?今日、颯借りてもいいですか?あ!ホントですか?ありがとうございます♪」
『ピッ』
「いいてっさ!」
「姉ちゃ〜ん!」
「さぁ〜行きましょう!」
『ズルズルズル・・・』
こうして俺は、荷物もちとして拉致されるのである・・・
「秋〜・・・まだかよ・・・」
「ん〜もうちょっと〜」
はぁ〜・・・付き合わされて約2時間・・・両手には服やら化粧品やら・・・はぁ〜・・・
「颯〜!」
「あ〜もぅ!なんだよ」
「これきてみて!」
「・・・・・・これって・・・」
「颯に似合いそうだから!」
「・・・おぅ!」
結構いいとこあるじゃん!
お!センスもばっちり!でも・・・なんでサイズ知ってんだ?
「どう〜?」
「おぅ!バッチシ!」
「う//さ・・・さすが私のセンスね!」
ちょっと似合いすぎてドキッとしちゃった//
「さて・・・かえるか!」
「え〜夕飯たべてこ〜よ〜」
「はぁ?」
「たべてこう〜よ〜」
上目づかい+涙目のコンボ!
俺は・・・折れた・・・
「はいはい・・・」
「やった〜♪あそこの店ね?おいしいんだって!パスタが!」
「へ〜・・・じゃ行くか!」
俺たちはパスタ屋に向かっていった・・・
「いらっしゃいませ〜」
「へぇ〜きれいなとこだな・・・」
「何名様ですか?」
「2人で」
「かしこまりました!どうぞあちらのテーブルへ」
「はい」
「・・・颯!早く行くよ!」
「おぅ」
「・・・んで?何頼むんだ?」
「ん〜私はね・・・この海鮮スパかな?」
「へぇ〜・・・うまそうだな」
「颯は?」
「俺は・・・この和風スパだな」
「かしこまりました!」
「「へ?」」
「海鮮パスタと和風パスタですね」
「「あ・・・あ・・・あ・・・ああ・・・なんで!?ここにいるんだ!?」」
「やっほ〜私ここでバイトしてるんだ♪んじゃね」
「・・・やばいな・・・」
「うん・・・麻美に見られるなんて・・・」
麻美とは・・・本名 市原 麻美(イチハラ アサミ)・・・別名 情報ハンター・・・
カップル情報や万引き情報・・・人の良い所や悪いところ・・・
知られてしまったら許容範囲で、新聞にされるか、そのネタで脅されるか・・・
ここで、俺たちが、一緒に食事をしていたら十中八九間違われて新聞かかれてしまう!
それだけはやばい!こいつにも悪いし!
「・・・どうする?」
「・・・どうしようもないでしょ?」
(私は・・・別に良いし・・・)
「うぅ・・・あいつがいるんだったら別の店しとけばよかった・・・」
「だれがいるんだったらって?」
「げ・・・麻美・・・」
「はい!海鮮パスタと和風パスタね!ごゆっくり〜♪」
「・・・はぁ〜・・・完璧に誤解されてる・・・」
「あははは・・・とりあえず食べよ?」
「だな・・・」
その後、俺たちは、暗い空気の中それぞれのパスタを食べ、一応麻美と話をしてから店をでた・・・
「はぁ〜・・・もう最悪・・・」
「まぁまぁ・・・運が悪かっただけだし・・・」
「・・・はぁ・・・」
「ん・・・じゃ私ここで、いいよ!」
「ん・・・わかった・・・じゃな・・・」
分かれ道で俺たちは別れて、各自の荷物を持って自分の家の帰路に着いた
『カサカサカサ・・・』
「ん?おぉ♪ミニ竜巻だし!」
俺の沈んだ空気を少し回復させたのは、小さな竜巻だった・・・枯葉を数枚上に持ち上げながらヒョロロロと移動している・・・
「・・・うっし!帰るか!」
少し元気が出てきたので家に帰ろうとすると・・・
『ヒュ・・・ザザザ』
「・・・ん?」
このときの俺は、振り向かなければ人生が、平凡なままだったのかもしれないのに何気なく・・・後ろを向いてしまった・・・
「・・・少し・・・大きくなった?」
あろうことか、10cmくらいだった竜巻が、今は・・・20cmくらいに大きくなっていた・・・
「・・・・・・あれ?なんか・・・ドンドン大きくなっているような・・・」
竜巻は、20cmから30・・・40・・・50・・・60cmと大きくなっていく・・・
「あはは・・・やばいな・・・にげるか!」
竜巻の周りには、強風が吹き始めており、近くにいては危ないと察知した颯は、逃げようと後ろを向いた・・・が・・・
『ヒュゴォォォォォォ!!!!!!』
「・・・マジッスカ?」
約2メートルくらいの大きさに成長してしまった竜巻が、こっちに猛スピードで迫ってくる・・・
「・・・姉さん・・・ごめん・・・帰れないかも・・・」
・・・颯はあきらめた・・・
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
竜巻に飲み込まれた颯は、そのまま気を失った・・・
そして・・・竜巻は、颯を飲み込んだ後・・・数秒後に消えた・・・颯とともに・・・
同時刻・・・
「フッフッフフ〜ン♪」
颯と共に買い物に行き、かなり上機嫌な秋・・・
「いっぱい買い物しちゃったし・・・颯と食事も出来て、いい一日だな〜♪」
(麻美は予定外だけど・・・まいっか♪虫除けにもなるし!)
『♪〜い〜つ●ってやさ●くだ●しめて〜♪』
「あ!携帯だ・・・麻美からだ・・・『ピ』はい!もしもし?」
「あ?もっし〜?アッキ〜?」
「そうだけど・・・なに?」
「あのさ〜明日の新聞なんだけどさ・・・一面にあんたたちのこと乗せて良い?」
「えぇ!でもなぁ・・・」
「写真もあるし♪」
「颯にも了解得ないと・・・」
「あ〜それがさ・・・ぜんぜんつながないんだよね〜・・・颯君に」
「へ?そうなんだ・・・いいよ」
「え!?マジで?」
「どうせだめっていったって載せるんでしょ?」
「ありがとう〜♪じゃ!明日に期待しといてね〜」
「あ〜い『ピッ』・・・颯に電話かけてみよ・・・」
『プルル・・・プルル・・・ただいま留守にしております・・・』
「ホントだ・・・」
『ゾクッ!』
「・・・なんだろ・・・いやな感じするな・・・」
秋は、言い寄れぬ不安感にみまわれた・・・
「・・・さっさと家に帰ろ・・・」
颯が、行方不明になったのを知ったのは、その日の夜遅くのことだった・・・
『ペロペロ・・・ペロペロ・・・』
「う・・・うん・・・」
(なんだ・・・なめられてる?・・・何に?犬かな?)
「う・・・」
「キューン・・・」
「犬か・・・よしよし・・・」
颯は、犬?をなでようとし・・・犬?がいる場所を見た・・・
「・・・・・・え?」
「キューン♪」
犬?は、颯が気が付いたのを見てうれしいそうに鳴いた
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ッ!!」
(ちょっと待て・・・なんだこの生物は・・・犬?とんでもない・・・ミニドラゴン!?)
「キュ?」
首をかしげて・・・カワィィ〜〜じゃなくて!
「・・・・・・・・・」
颯は改めて、ミニ竜をみた・・・青い体に蒼い目・・・大きさは・・・50センチ程度・・・そして・・・翼が付いている・・・
「お前いったい・・・」
「ギャォォォォォ!!!!!!!!!!!!!」
「な・・・なんだ!?いったい!」
ガバッと上体を起こし、周りの景色を見る・・・
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
絶句・・・この言葉が一番今の颯に似合うだろう・・・まさにそんな光景だったらしい・・・
紅い竜や蒼い竜・・・はたまた見たことの無い生物が飛んだり・・・歩いたりしている・・・そして隣にはミニ竜・・・
「な・・・な・・・な・・・」
「キュ?」
「何じゃこりゃ―――――!!!!!!!!!」
異世界にきて、颯がはじめてまともに話せた言葉だった・・・
説明 | ||
ごく普通の高校生、神風 颯(カミカゼ ハヤテ)は、ある日の下校中に突風に見舞われる・・・ 突風に飲み込まれた颯は、気を失ってしまう・・・目を覚ましたら・・・目の前に広がる不思議な光景・・・ ドラゴンや見たことの無い生き物が飛び回っている・・・この光景を見た颯は・・・ 「・・・・・・・・・・・・・なんじゃこりゃーーーーーーーーー!」 異世界ラブ?コメファンタジー!! 解禁!! この小説にイラストレーターを募集しております。 |
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