即興コント弐〜01:夏の終わり
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夏の終わり

 

三郎 「夏と言えば〜」

アポ子「汗で濡れたシャツに透けて見えるブラジャーですわよね!」

三郎 「おまいは脳内がオッサンなのか」

アポ子「三郎様はお嫌いなんですか?」

三郎 「いえ、大好きです」

アポ子「ならばなんの問題がありましょうか」

三郎 「無いけど……女の子の視点じゃないだろそれ」

アポ子「そこまで仰るのなら……殿方の汗で濡れたシャツに透ける乳首、でどうでしょうか?」

三郎 「どうでしょうか言われても……あんまり見たくないぞ俺ぁ」

アポ子「ですわよね、やっぱりブラジャーですわよね」

三郎 「いや、俺はそうだけどお前はどうなんだよ」

アポ子「んー、どうなんでしょう?」

三郎 「どうなんでしょう」

アポ子「実物をあまり見たことがないからわかりませんね、ぶっちゃけると」

三郎 「ぶっちゃけたね……てことは知識だけで言ってたのか」

アポ子「恥ずかしながら……ああ! それでは実際に見せてくださいまし」

三郎 「はい?」

アポ子「ですから汗に濡れて透ける乳首を」

三郎 「俺が?」

アポ子「他に誰か?」

三郎 「水でもかぶるの?」

アポ子「それでもいいですけど、校庭を30周くらい走ってきてもよろしいですわよ」

三郎 「逃げ場のない二択だな、しかも素肌の上にワイシャツじゃないと意味が無いぜ」

アポ子「では、そのように着替えて頂きたく思います」

三郎 「丁寧に命令されるというのもなんだなぁ、てゆーか俺だけって不公平じゃん?」

アポ子「わ、私もですか……仕方ないですわね……」

三郎 「待てーい!」

アポ子「何か?」

三郎 「ここで着替えるな!」

アポ子「大丈夫ですわ、下着は着けておりますもの」

三郎 「そうじゃないだろ……その、下着見られて恥ずかしいとか無いん? てゆーか俺が恥ずかしいわ!」

アポ子「うぷぷ……三郎様ったら相変わらずウブですこと」

三郎 「だいたい、透けて見える前に直接見ちゃったらイカンだろ」

アポ子「それもそうですわねぇ、それではやめにいたしましょう」

三郎 「ああ、想像してるうちが楽しいということもある、実物見たらなんだこんなものかと落胆してしまうかもしれない」

アポ子「そして妄想の中で楽しんでいる間に、実際何もせずに飽きが来てしまう、というわけですわね」

三郎 「夏だけにね」

 

説明
しりとりをやめて季節ネタで。なるべく週1くらいで更新したいもんです。
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