風に願いを 〜第3章〜 |
こんにちは、佐藤 朋樹です。
なんだかんだで3章目です。
今回は短いのでさくっと読めると思います。
応援、コメント、レビュー待ってます!
あればあるだけ、更新への原動力になります!
皆様のお言葉お待ちしております。
「おい!待ちやがれ!お前!【紅の暴風】だな?てめぇの首を狩れば、名前があがるんだ!死にやがれぇ!」
「ふぅ・・・サンダーボルト・・・」
「な!グギャァァァァ!」
「・・・・・・・・・行こ?」
「・・・おぅ・・・」
はぁ・・・なんなんだか・・・こいつの町に行くまでにいったい何人の盗賊?みたいなのに会わなきゃいけないんだか・・・これで、15人目・・・あ・・・16人目だ・・・
「【紅の暴風】だな?しねぇぇぇ」
「マグナ・エア・・・」
「な・・・グァァァァ・・・」
はい・・・終わり・・・ていうか・・・弱!
もうすこし強くなってから来いよ!?
はぁ・・・街に入ってからもこうなのかな・・・
「大丈夫・・・街にはいったらもう平気だから・・・」
「!心読めんのか!?ていうか・・・勝手に読まないで!」
「いや・・・読んでないけど・・・ため息ついてたから・・・なんとなく・・・」
「そか・・・」
えっと・・・気づいているかと思いますが・・・少しだけライアと仲良くなりました!
いや〜よかった!ケンカばっかりじゃ行き詰まるからね・・・
適度に会話が出来るだけでもいい具合だよ・・・ホント・・・
「・・・ついたよ!あれが、私の街!アスカード王国 中央!」
「・・・えっと・・・なんて言いました?国の名前・・・」
「え?アスカード王国だけど?」
「・・・なんでおんなじ名前?」
「あれ?言ってなかったっけ?私・・・一応王女なんだけど・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・エェェェッェ!」
「そんなに驚かないでよ・・・さ!いこ♪」
・・・苦労が絶えないようで・・・ホント疲れます・・・
「!!ライア王女!お帰りなさいませ!」
「ただいま!」
おわ・・・ホントに街の門の衛兵が挨拶してるよ・・・すげ・・・
「!!王女お下がりください!」
「へ?」
「貴様!何者だ!王女の後ろについているとは・・・怪しい者め!」
「え?え?ちょ・・・ライア?助けて・・・」
「ライア王女になれなれしいぞ!切ってくれる!」
「ちょ・・・ちょ・・・ライア!助けて!help me!」
「・・・面白そうだから助けない♪」
「てめ・・・っておわ!」
衛兵の一人が槍を振り下ろしてきたので、後ろにとびながら避けたが・・・
「うぉぉぉぉ!」
「ぬわ!・・・って!」
後ろにもう一人の衛兵が、回りこんでいて、今度は槍を突いてきた・・・それを無理に右に捻ってかわしたが、体勢を崩し着地に失敗した・・・
「しねぇ!」
「そろそろね・・・ストップ!」
『ビタッ!』
「衛兵・・・ストップよ・・・殺さないで・・・」
「ですが・・・この不審者は・・・」
「不審者いうな!」
「その男は、一応私の客人よ?面白いからすぐにとめなかったけど・・・」
「なっ!これは失礼しました!」
「いや・・・いいよ・・・」
(あとで、ライアみてろよ・・・)
「じゃいくわよ!ハヤテ!」
「・・・おぅ!」
「・・・・・・なかなかの身のこなしだったな・・・」
「あぁ・・・あの者・・・只者ではないな・・・」
二人が去った後で、ハヤテに対して感じたことをいった衛兵たちだった
・・・
「あ!ライア王女!」
「ライア王女」「王女!」
「ふふ・・・みんな御機嫌よう・・・」
「・・・・・・・・・」
(なんだ?このかわりぶりは・・・猫かぶりすぎだろ・・・)
「ライア王女!お帰りなさいませ!どうぞこちらへ・・・」
「ありがとう・・・シュベル・・・」
ようやく、お城に着いたライアとハヤテは、シュベルという執事?のお爺さんについていった・・・
「・・・ライア・・・」
「なに?」
「お前・・・猫かぶゲヘベッ!」
「どうしたの?ハヤテ?」
「っ・・・いえ・・・ライア王女・・・お気になさらず・・・」
(このやろ・・・魔法かなんかで、衝撃与えやがったな・・・)
「ライア王女・・・国王陛下がお待ちです・・・」
「そう・・・シュベル・・・このハヤテを私の部屋に案内しといて・・・」
「は・・・かしこまりしました・・・でわ・・・こちらへどうぞ・・・ハヤテ様・・・」
「あ・・・はい・・・」
「またね?ハヤテ・・・」
ライアは、最上級(偽)の笑顔を残して、俺と別れていった・・・
(恐ぇ〜・・・不気味だな・・・あの笑顔は・・・)
「・・・えっと・・・ハヤテ様?ここがライア王女のお部屋です・・・」
「あぁ・・・ありがとう!んで・・・シュベルさん?」
「はい・・・なんでしょうか?」
「あの・・・できれば・・・様とか・・・喋り方とか・・・緩くしてくれないかな・・・?」
「は・・・い?・・・それは、なぜでしょうか?」
「いや・・・かたっくるしいの苦手だし・・・様とか言われんのどうも・・・ね」
「・・・わかりました・・・しかし・・・この喋り方がどうも板についてしまいまして・・・様だけなしというわけには、なりませんか?」
「いえ・・・十分です・・・ありがとうございます!」
「いえ・・・私のこともシュベルとおよびください」
「わかった・・・よろしく!シュベル!」
「こちらこそ」
場所が変わり〜王座の間〜
「ただいまもどりました・・・お父様・・・お母様・・・」
「お疲れ様・・・ライア・・・楽にして良いぞ」
「ありがとうございます・・・」
「さて、さっきの少年・・・誰かの?」
「え・・・えっと・・・」
「あなた!・・・ライア?彼氏なんでしょ?結構かっこいいものね?」
「なっ//ち・・・違います!」
「え?じゃぁ・・・だれなの?」
「えっと・・・それは・・・その・・・」
「どうしたんだい?早くいいなさい」
「えっと・・・私の・・・」
「「私の?」」
「・・・使い魔です・・・」
「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」
「あの?・・・お父様?お母様?」
「「ハァァァァ!?」」
「はぁ・・・」
「なにがどうなって彼になったんだ!わが一族は代々・・・」
「わかっています・・・しかし・・・」
「まぁまぁ・・・あなた・・・落ち着いて・・・ライア・・・話して御覧なさい?」
「はい・・・お母様・・・実は・・・」
「実は・・・蒼い竜は、見つけたんですけど・・・先程の少年・・・つまり私の使い魔になついてしまいまして・・・私と契約を拒みました・・・」
「ふむ・・・それで?」
「はい・・・しかし・・・私もやっと見つけたのですから是が非でも欲しくて、無理やりでも契約の儀式を行いました・・・」
「ふむ・・・」
「そしてら・・・契約の2番の儀式で、彼が、蒼い竜を守って・・・私の右手に触れてしまった・・・というわけです・・・」
「うぅむ・・・」
「あなた・・・」
「よし!処刑じゃ!処刑して、死ねば、契約も切れる!そして、再度蒼い竜と契約せよ!」
「え!そ・・・それはだめです!かわいそうです!」
「なにがだ?庶民のくせに王族と契約なぞ言語道断だ!」
「じつは・・・彼は、普通の庶民ではなくて・・・異世界から来たらしいのです・・・」
「「異世界・・・」」
異世界という単語にピクリつ反応する二人・・・
「さすがに・・・異世界に着たばかりの少年をただそれだけの理由で、処刑するのは・・・あんまりかと・・・思いまして」
「ふむ・・・異世界か・・・よし・・・わかった・・・処刑はしない・・・ただし!」
「ただし?」
「フィアンセ・・・その少年を婚約者とする!」
「・・・・・・えええええええええええ!」
「・・・フィックション!・・・風邪かな?」
のんきに部屋でくつろいでいるハヤテであった・・・
「な・・・いやです!なぜですか?」
「これは、父親からではなく、現国王の命令だ!」
「そんな・・・」
「・・・あなた・・・一応理由だけでもお聞かせになったらどうでしょうか?」
「・・・そうだな・・・そうするか・・・」
「・・・なんで・・・なんでハヤテと婚約しなければならないのですか!?」
「まず・・・異世界から来たということじゃ・・・」
「異世界・・・」
「わが国・・・アスカード王国の昔の記述でな・・・こんなことが書いてある・・・」
[異世界から来し者、神なる力で、我が国を守り、繁栄をもたらした]
「そういうわけだ・・・(汗」
「そんなうそ臭い話にだまされるとでも!?」
「う・・・でもホントなんだぞ!?ホントに昔、同じよう事が起こって、繁栄をもたらしたんだぞ?」
「・・・本当ですか?お母様・・・」
「それは本当よ・・・さっきの記述はうそだけど」
「母さん・・・(泣」
「・・・でも!ハヤテが嫌がったら!」
「・・・・・・まぁ・・・なんとかなるだろ?」
「ライア?一応・・・婚約しときなさい?」
「お母様まで・・・わかりました・・・ハヤテに伝えときます・・・」
「でわ、下がりなさい!」
「はい・・・」
「スピー・・・スピー・・・」
当の本人は寝ていた・・・
「・・・ハヤテ・・・ハヤテ・・・」
「ん・・・むにゃ・・・」
「・・・起きろ〜〜!!!!」
「んぶ!・・・なんだよ?」
「えっとね・・・?その・・・さ」
「あんだよ?言いづらそうにして・・・」
「う〜んと・・・その・・・」
「あ!わかった!」
「ビクッ」
「晩御飯もぅ終わったとか?」
「ち・・・違うわよ!そうじゃなくてね・・・」
「じゃぁ・・・なんだよ?」
「えっと・・・その・・・」
「あ〜!じれったい!なんだよ!ズバッと言えよ!」
「・・・えっとね・・・お父様にあんたのことを話したら・・・」
「・・・まさか・・・処刑とか?」
「・・・最初はそうだったけど・・・もっと最悪なものに・・・」
「・・・人体実験?・・・まさか・・・拷問!?もしくは・・・」
「あ・・・違う違う・・・えっと・・・もっとこう・・・精神的にも驚くこと・・・なんだけど・・・」
「・・・早く言え・・・もぅ覚悟はで・・・出来てるからぁ・・・」
「出来てないじゃない・・・えっと・・・婚約・・・」
「コンニャク!?コンニャクみたいになるまでいたぶれって事!?」
「違うって!―――婚約・・・させられたのよ・・・」
「婚約って・・・だれが?だれと?」
「あんたと・・・あたしが・・・」
「・・・・・・さて!殺されてくるか!」
「ちょっと待ってよ!?何する気!?」
「とめるな!北海道の崖から飛び降りるだけだ!」
「北海道ってどこ!?とりあえず!・・・ってもぅ!落ち着け〜〜〜!」
『ドガァァァーーーーン・・・』
「!!!!王女!大丈夫で・・・あら?」
「あ!大丈夫です!あと・・・これ掃除してくれます?」
「これ・・・は・・・やめときますね?」
「そう・・・ん・・・さがってもいいわよ」
「はい・・・おやすみなさいませ・・・」
「おやすみ♪・・・私も寝ますか・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ライアの部屋の隅で黒焦げになったハヤテ・・・
ハヤテは、無事明日を迎えることが出来るのか!?
説明 | ||
ごく普通の高校生、神風 颯(カミカゼ ハヤテ)は、ある日の下校中に突風に見舞われる・・・ 突風に飲み込まれた颯は、気を失ってしまう・・・目を覚ましたら・・・目の前に広がる不思議な光景・・・ ドラゴンや見たことの無い生き物が飛び回っている・・・この光景を見た颯は・・・ 「・・・・・・・・・・・・・なんじゃこりゃーーーーーーーーー!」 異世界ラブ?コメファンタジー!! 解禁!! この小説に絵師様を募集しております。 3章目です! |
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