真・恋姫†無双 〜いろんな√があってもいいじゃない〜
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(1)

 

庭でセキトと一緒にお昼寝をしていたら、何かが来る気配を感じて目を覚ました。

「‥‥流れ星?」

セキトも何か感じたみたい。起きた。

「ワンワンッ」

と思ったら、外に走っていった。何かあるのかな?恋も行く。

 

街の外にセキトが居た。セキトの傍に何かがある。‥‥人?

男の人。横向きに寝てる。

セキトはその人の顔を舐めてる。くすぐったそうに動いてる。でも起きない。

少ししたら、セキトは舐めるのを止めてその人の顔のそばで丸くなって寝始めた。

見た事のない人にセキトが懐くなんて、初めて見た。

きっとこの人はいい人。

その人の寝顔を見ていたら、恋も眠くなってきた。

セキトの邪魔しちゃダメ。反対側で恋も寝る。

なんとなくその人に触れてみた。

「‥‥‥あったかい」

その人の背中に抱きついて寝よう。こんなに温かいんだから、いい夢が見られそう。

「‥‥おやすみ」

 

 

〜恋√〜 多分続かない

 

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(2)

 

時は夜。庶民であれば夕食も終え、家族との団欒を楽しんでいる頃だろう。

「はぁ〜、つまらないですねぇ〜」

城壁では、小さな丸い眼鏡を掛けた女性が、たわわに実った女性の象徴たる立派なモノを城壁の縁に乗せ、ボ〜っと城下町を眺めていた。

「冥琳さまには書庫に入るのは止められてますし、新しい書物を購入するのも禁じられてしまいましたし‥‥私の知的好奇心をくすぐるような事がおこらないでしょうかぁ」

そんな時、ふと街に流れている噂を思い出した。

「『流星に乗って天の御遣いが降りてくる』のでしたっけ?本当なのでしょうかぁ」

やはり噂は噂でしかない。そんな思いが大半を占めているが、やはり刺激の少ない日常から脱したいという願いもあるのだろう。

「でもでも、天の御遣いということは、私の知らないところからいらっしゃるのですよね?ということはですよぉ、私の知らない本の事や天の国の事も沢山知っているんですよね?」

未知の存在・知識に対して好奇心が刺激されたのか、女性の身体は何やら妖しい動きを始めた。

「そうしますとぉ〜、色んなお話が聞けるという事ですよねぇ〜、うふふふふふふふふふふ〜〜♪」

この女性の性癖を知らない人間が見たら、不審人物として通報されかねないほどに動きは激しくなっていた。

そしてこの性癖を知る人物が近くにいたら、巻き込まれまいと逃げ出していることだろう。

 

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そんな時、東の空に一筋の流れ星が走った。

「あら?流れ星ですかぁ?確かお願い事をすれば叶うと聞いた事がありますし‥‥」

民間伝承の類ではあるが、藁にもすがる思いで願いごとを唱え始めた。

「天の御遣いが降りてきて、私の好奇心を満たしてくれますように‥‥。あら?だんだん大きくなってきていませんか?」

彼女の言葉通り、その流れ星は次第に大きくなり、彼女のいる城壁に近付いてきた。

「きゃ〜っ!きゃ〜っ!逃げませんと〜〜っ!!って、おやぁ?」

彼女が驚いたのも無理はない。流れ星は彼女に近付くにつれてその速度を落としていき、彼女の頭上に届いたところで完全に停止してしまったのだ。

その流れ星は、見たものの心を温かくする、そんな白い光を放ちながら頭上に留まっている。

次第にその光にも目が慣れた彼女は、光の中心に人影らしきものを見つけた。

「うそ?もしかして私の願い事が叶ったのでしょうか?あの光の中にいる人は、恐らく天の御遣い‥‥」

まるで彼女に存在を認識させる事を待っていたかの如く、光に包まれた人影がゆっくりと降りてきた。

 

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「あら?あらら〜?この方を受け止めないと‥‥でも私に支えられるでしょうか?」

少し考えた後、ほんの少しだけ支え、頭部から落ちないように姿勢を変える程度なら自分の力でも大丈夫だろうという結論に達した。

そして目の前まで降りてきた人物に手を伸ばして触れたとき、放たれていた光が消え中心にいた人物が彼女のほうへと倒れこんできた。

「きゃっ!」

ドサッ

結局支えきることが出来ずに彼女は後ろへと倒れこんだ。

「あいたたたた〜。なんで下に着くまで光っててくれなかったんですかぁ?んもぉ」

と理不尽な怒りが少々こみ上げてきたが、そんな思いはすぐに吹き飛んだ。

件の人物(彼女と同年代らしい青年)が自分の上に倒れこみ、あろうことかその青年の頭部が立派な彼女の果実に乗っていたのだ。

その後青年は頭の座りが悪かったのか少々身動ぎした後、半ば頭を埋める形に落ち着いたところでその動きを止めた。

「んもぉ、気持ち良さそうに寝ちゃってますねぇ。でもよ〜く見ると、可愛い寝顔ですねぇ」

ついつい‥‥というのが正しいだろうか、幼子をあやすように彼女は青年の頭を撫で始めた。

その撫でられた感触が気持ち良かったのか、青年は両腕を彼女の腰に巻きつけ、彼女の身体を抱きしめた。

そして彼女は母性本能を擽られたのか、頭を撫でる手はそのままに、もう片方の手は抱き寄せるように、彼の背中に回した。

「でも、このままいる訳にもいきませんし、どうしましょうかぁ〜」

この温かい感触を手放すには惜しいが、青年が目覚めるまでこのままの姿勢でいるのも問題がある。

心の中ではそんな葛藤を繰り返しているが、彼女の真名同様、表情は穏やかなものであった。

 

 

〜穏√〜 やっぱり続かない

 

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改めて、初めまして。最近真・恋姫†無双関連の二次創作を読みふけっている者です。

個人√の二次創作が色々と出されていますけれど、穏√って見た事がないよな〜。

恋√ってのもどこかで見かけたような気がするけど、俺が思い浮かべた出会い方とは違うよな〜。

 

ってなことで、書き出してみました。

両√とも、誰某√とは書いてないけど、読む人にはスグに分かるんだろうな〜。

両√とも、口調がおかしくなっていないといいな〜。

恋√のほうは、恋視点で‥‥と思ったのですが、巧く書けているかなぁ?

穏√では第三者的な視点を想定しているのですが、巧く伝わってるかなぁ?

等々、そんなことを思ってます。

 

それと、ここで降りてきた天の御遣いは、一刀君ということにしてます。

発想が貧困だったりするせいもあり、オリキャラとかオリ主とかを産み出すのが苦手でして。

更にオリ主が既存キャラ(との言い方でいいのかな?)と仲良くなるのもなんとなく苦手でして。

いやまぁ、食わず嫌いと同じモノってのは理解してますけどね?

TINAMIに投稿されている方の作品でオリ主だけどのめり込んでるモノもありますからねぇ。

誰とは言いませんけど絶影さんの作品とか。

 

 

さて、恋√及び穏√の続きは、今のところは予定してません。

あわよくば、何方かがこの続きを書いてくれると嬉しいな〜と、他力本願な考えでいたりします(汗)

この続きを書いてくださる人がいると非常に嬉しいなぁと思ってます。

その時は一刀君が主人公だと更に嬉しいなぁとか。

 

続きを書いてくれる人がいなかった場合(多分いないと思うけど)&気が向いたならば‥‥

書くかもしれませんが、期待しないで下さい。

 

 

それではまたいつの日か、お会いできる事を楽しみにしております。

説明
初めまして。
真・恋姫†無双関連の登録作品を色々と見てましたけど、個人√として取り上げられてない人がいるな〜と思いまして。
今回二人ほど書いてみました。

稚拙な文章ではありますが、お試しで読んでみて頂ければと思います。
そして感想なんか貰えた日には、嬉しすぎて小躍りすることでしょう。

少しでも皆さんに喜んでいただければ幸いです。
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コメント
深緑さん>見ていただいてありがとうございます。‥‥というか、着眼点はそこですか?!ww 二人の√‥‥書ければいいんですけどねぇ(汗(だる)
寝てても女性が寄ってくる・・・恐るべし種馬特性・・・え?見るところは其処じゃない?・・・いやですね〜この二人の√なんて・・・見たいに決まっているではないですか!w(深緑)
よしお。さん>恋√ありましたか。穏√、気に入って頂けて何より。続き‥‥書けるかなぁ(汗(だる)
アボリアさん>お読みいただきありがとうございます。私も二人が好きッすv亞莎√は確か何方かが書いてましたねぇ(だる)
恋√はありますねw穏√が個人的に面白そうでした!今打ってるSSがあるので書けないんですけど……続きが読みたい!(よしお)
良いですね 自分は恋さんも穏さんも好きなキャラなんで、続きが見てみたいですw あと、亞莎さん√なんかもw(アボリア)
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