いもうと達!〜その5〜
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 香織のお姉ちゃんの発言から始まった素敵企画。

 そう……旅行です! しかも温泉旅行!

 これはお姉ちゃんのやわ肌を堪能しろって事だよね?

 温泉までの過程なんてどうでもいい。私がお姉ちゃんの裸を堪能出来れば、他の事なんて関係ない。

 私に必要なのはお姉ちゃんの裸なんですから!

 

「温泉♪ 温泉♪ 温泉♪」

 ああ。温泉に入るのが楽しみでしかたがない。

 早くお姉ちゃんの裸を見たい。

 早くお姉ちゃんの身体に触りたい。

 早くお姉ちゃんの穢れ無き部分を――

「さぁ、お姉ちゃん! 早く温泉に入ろう!」

 そして私に最高のオカズを!

「嫌。他の人と入って」

「そ、そんな――っ!?」

 何で私と一緒に温泉に入ってくれないの?

「や、約束したじゃない。一緒に温泉に入るって」

「してない」

 そんなバカな……確かにお姉ちゃんと夢の中で約束したはずなのに。

「ほ、本当に一緒に入ってくれないの……?」

 裸のお姉ちゃんを視姦する事が出来ないの?

「友達と入ればいいでしょ。私は後で一人で入るから」

 チッ!

「…………うん。分かったよ」

 今はお姉ちゃんと一緒に入るのは諦めるよ。

 今だけはね!

 だからお姉ちゃんが一人で入ってる時、こっそりと覗いてやるんだから!

 そんな確固たる決意を胸に私は温泉へと向かったのです。

 え? 温泉での話? 必要ないでしょ。

 一番必要なのはお姉ちゃんの裸なんだから。

 そう。お姉ちゃんの裸が必要なのに――

 

「…………どうしてこうなった?」

 何の罰か私はロープで縛られて部屋に放置されている。

「何で? 私の一番の楽しみは?」

 芋虫のようにもぞもぞと動きながら、誰もいない部屋で一人愚痴る。

 こんな事では誰も満足出来ないというのに――

 何故、神様はこんなにも不公平なのだろうか。

 狂っている。世界が狂っている。

 だけど、私は全てを諦めたわけじゃない。

 今日が無理でも明日がある。

 明日が無理でも明後日がある。

 そうだ! 私にはまだまだ長い時間があるじゃないか。

 だからいつかきっと、私はお姉ちゃんの裸体を視姦しよう。

 

 絶対に――っ!

 

説明
旅行〜彩サイド。
少々、彩が暴走ぎみですが、仕方が無い。
旅は人の心を少しだけ開放的にしてしまうんだから。
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