鬼姫武者  第5話
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鬼姫武者  第5話

 

 

「なにか、嫌な予感がするわ」

 

朋絵は愛紗の警告を無視して、聖フランチェスカの礼拝堂へと向かった。

仕掛けは愛紗が解いてくれていたので、朋絵は迫りくる下等幻魔を倒すだけでよかった。

幸いにも幻魔の数はそんなに多くなく、朋絵でも倒せた。

朋絵はギルデンスタンのいた部屋に辿り着き、あるレポートを見る。

それは新たな実験施設が出来たとの報告書であった。その場所とは『渋谷動物園』であった。

 

「渋谷動物園」

 

渋谷動物園とは最近できたばかりの新しい動物園である。

 

「朋絵!」

 

そこに阿希が来た道を通って朋絵の所にやって来た。

 

「阿希」

「愛紗が、愛紗が幻魔に捕まったの!」

「何ですって!? となると……」

 

朋絵が拾ったレポートを見る。

 

「きっと渋谷動物園にいるのね。急ぎましょ!」

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朋絵のバイクにより、渋谷動物園へとたどり着いた。

 

「愛紗、今助けるわ」

「気を付けて、朋絵。何があるか分からないから」

「ええ」

 

朋絵は動物園へと入る。

動物園には人が一人もいなかった。

 

「皆、殺されたのね」

 

すると突然幻魔が襲ってきた!

その幻魔はその動物園にいた動物達を改造したものであった。

 

「なんてむごいことを……」

 

朋絵は思わず、口に手をやる。

 

「でも、ここで情けはかけられないわ。ごめんなさい!」

 

朋絵はマシンガンやランチャーを巧みに使い、幻魔にされた動物達や下等幻魔達と戦う。

正直な話、下等幻魔よりも動物達の方が色々な意味で強かったと朋絵は思った。

朋絵は何とかして一刀のいる檻に辿り着いた。

朋絵は檻の鍵を開けて、愛紗を外に出した。

 

「済まない、朋絵」

「いいのよ、別に…」

 

朋絵と愛紗が再会を喜び合っていると……。

 

「ふん!」

 

突如と朋絵の背後から何者かが現れて、朋絵を掴む。

そこに現れたのはギルデンスタンであった。

 

「放せ! ギルデンスタン!」

「ギルデンスタン、こいつが……」

「はーはっはっはっ!」

「待て!」

 

ギルデンスタンは笑いながら、その場から姿を消した。朋絵と共に……。

 

「くそ!」

「いい材料を手に入れた。これから幻魔に改造してやる」

「何だと……」

 

愛紗は武器を握りしめ、その部屋から出て、ギルデンスタンを探しに向かった!

愛紗はギルデンスタンの部屋を探す中、鬼の祠を見つけ、地轟斧を手に入れた。

愛紗は迫りくる幻魔を倒していき、何とかギルデンスタンがいるとされる部屋を見つけた。

 

「恐らくここだな」

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ギルデンスタンの部屋

 

 

縛られて身動きの取れない朋絵が横に寝かされていた。

 

「お前はいい材料だ。心臓も胃袋も柔らかそうで……ふっふっふっ」

「や、やめなさい!」

「やめろ! ギルデンスタン!」

 

そこに愛紗が部屋に入って来た。

 

「愛紗!」

「しつこい虫ケラめ。この女は私の物だ。貴様などに渡すものか!」

「ふざけるな!」

「まあ、今は仕方ない」

 

ギルデンスタンは杖についていたスイッチを押すと、朋絵を寝かせているベットが上がっていき、扉が閉じた。

 

「ふふふ。来い虫ケラ。私自身がひねり潰してやるわ!」

「お前との因縁もここで断ってやる!」

 

愛紗が鬼龍偃月刀でギルデンスタンの体を真っ二つに横に斬る。

 

「ぐわああああああ!」

「お遊びのつもりか? ギルデンスタン」

「ふふふ、分かっていたか」

 

ギルデンスタンは半分になっても平気であった。

何故なら肝心な部分である心臓みたいなものが上半身部分にあり、愛紗はまだそこを斬っていないのだから。

愛紗はすぐにそれに気が付いたのだ。

 

「お前がこうも簡単に倒せるとは思っていない」

「そうか。だが、わしはお前を簡単に倒せるぞ」

「やれるものならやってみろ!」

 

ギルデンスタンは自身の作り出した造魔を二体呼び出し、自身は杖から光弾を愛紗に当てようとする。

 

「いけ!」

「うおおおお!」

 

愛紗は造魔を簡単に倒すも、その造魔はすぐに甦る。

 

「やはりお前を倒さないといけないか」

「ふん!」

「うおっ!」

 

ギルデンスタンの光弾を避ける愛紗。

 

(とにかく奴の攻撃とあの幻魔の攻撃の隙を探さねば……)

 

愛紗はひたすらギルデンスタン達の攻撃を避ける。

 

「どうした? 逃げてばっかりではつまらんではないか」

(恐らくはもう少し……)

「これでしまいだ!」

 

ギルデンスタンが新たに光弾を幻魔と一緒に放とうとする。

 

(今だ!)

 

愛紗は鬼龍偃月刀で3つの光弾をそれぞれに弾き返し、その光弾は自身に命中。

幻魔は一時戦闘不能になり、ギルデンスタンも怯む。

 

「ぐぅ!」

「はああああああああああ!!」

 

愛紗はギルデンスタンの心臓らしきものを斬る!

 

「ぐわあああああああああ!!」

 

ギルデンスタンは地に倒れる。

 

「い…痛いじゃないか……こんなにボロボロにして」

「しつこい奴だな。もう地獄へ行け! お前のせいで死んでいった人達に比べるばその程度……」

「はーはっは、強がっていられるのも今のうちだぞ…。『時と世界のねじれ装置』は既に完成した!」

「何!?」

 

衝撃の事実に愛紗は驚く。

 

「例えこのギルデンスタンが死んでも『時と世界のねじれ装置』がある限り、この世は幻魔のものになる!

ははははははは!」

「そいつはどこにある! 言え! 言うんだ、ギルデンスタン!」

 

愛紗がギルデンスタンに詰め寄る。

 

「見える…見えるぞ………私の最高傑作が!」

「!」

 

愛紗はギルデンスタンにトドメを刺した!

 

「永遠に寝ていろ。ギルデンスタン」

 

愛紗は篭手にギルデンスタンの魂を封じた。

 

(兄上、やりましたよ……)

 

そして朋絵を救出。ギルデンスタンの部屋で変わった地図を見つける。

そこには富士山が写っていた。

 

「富士山の近くにあるのかな?」

「富士山?」

「この山のこと。ここにあるかも」

「今は少しでも手掛かりが欲しいところだ。行ってみよう。案内してくれ」

「ええ」

 

愛紗は朋絵のバイクの運転で富士山付近へと向かった。

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おまけ

 

 

作者「さてと鬼姫武者第5話だ」

一刀「前回のコメントで指摘があったな」

作者「地晶斧のことだろ。正直な話、イベント会話以外は飛ばし飛ばしだからな。地轟斧を手に入れてたことを見落としていた。

だから何とかしようと思って、このステージで手に入れたことにした。だが私は謝らない!」

一刀「ここは謝るべきだろ!」

作者「ぶっちゃけ使い道があまりないからな。まあ次回は使うけどな。

それに鬼武者3だと左馬介の他にもアンリと言う子供も捕らわれてるが、この作品では愛紗一人だからな、愛紗一人なら地轟斧を使って適当に脱出できそうだから、助けられた後の方が良いだろうと思ってこうした」

一刀「少しは考えてるんだな」

作者「なんとかな。そして前に言ったゲームはACERだったんだが…」

一刀「どうした?」

作者「面白いことは面白いが話が長い上にオリジナルボスが固すぎる。それにテンションとか使いづらい」

一刀「……」

作者「まあ主題歌は凄く好きで何度も聞いてるな。ぶっちゃけ、何か全く違う作品のクロスオーバーを書きたくなるような…」

一刀「そんな余裕と知識はないだろ」

作者「余裕はともかく知識だな。

それでは!」

説明
この作品はクロスオーバー作品の関係上、恋姫キャラの性格や立ち位置や生き様などが変わっています。
それが嫌な方をご閲覧をご遠慮願います。
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コメント
↓すいません先に間違えたの私です。轟が晶に見えました、ようつべで見たもので。2p一刀・・・愛紗では? そういえば最強の武器の毘沙門剣や鬼無双は手に入れるのかな?(スターダスト)
細かい指摘ですいませんが、最後のおまけの斧の名前は地晶斧ではなく地轟斧という名前です。(kokokara)
タグ
真・恋姫†無双 一刀 真・恋姫無双 愛紗 鬼武者3 第5話 

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