妹と共に 36 稟
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これは私カクカこと稟が華琳様に下った後の話です

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秋蘭「・・・以上で報告を終わります」

華琳「わかったわ、桂花、稟、風。今報告されたことまとめておいて頂戴」

三人『御意』

華琳「あとは・・・一刀、あなたのほうはどうなってるかしら?」

一刀「そうだな・・・ほぼ順調といったところか」

華琳「そう・・・何かあったら言いなさいね」

一刀「りょ〜かい」

華琳「今日はこれまでね・・・解散!」

秋蘭「解散!」

ぞろぞろと部屋を出て行くなか、風が一刀殿に近寄ります

風「おに〜さん!」

一刀「うわっ・・どうしたんだ?風?」

風「にゅふふふ・・・なんでもないのですよ〜」

愉しそうにしている風を見つめていると

華琳「稟、すこしいいかしら?」

華琳様に呼ばれました

稟「はい」

華琳「ここなのだけれど・・・」

稟「ここは・・・」

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回想

私がここ、魏にきて最初に驚いたのは治安の良さ

判りやすいところに警邏兵が存在して、困ったことや揉め事があるとすぐに対応してくれる俊敏さ

次にこれも治安関係なのでしょうか

華琳様の城に近づくほど夜遅くまで市が形成されているのです

他の町では夕方には閉められ、夜に開くなどありえないのですが・・・・魏だけは特別なようです

そしてなんと言っても・・・動物の数が半端じゃないのです

それは夜市を行う街では行わない街の3倍は差があると思います

そこで仕官してまもなく警邏隊を率いてる武官に聞いてみたのですが・・・

麟「え?動物が多い理由ですか?」

稟「はい、すべての街を回ったわけじゃありませんが・・・多いように思いましたが・・・」

麟「ん〜、どうしてでしょうかねぇ」

稟「理由がわかってないと?」

麟「はい、隊長は治安がいいところは数が増えるといいますが・・・」

ふむ、故意にやってるわけではなく、自然と数が増えていったということですか

麟「お役に立てなく・・・すみません」

稟「いえいえ、ありがとうございました」

回想終わり

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風「おに〜さん〜」

一刀「こら、風!まとわりつくな」

華琳「ほんと、なかいいわね」

稟「ええ、そうですね」

目の前では一刀殿と風がじゃれあってるように見えますが・・・・おそらく風が一方的に張り付いているのでしょうね

稟「あの、華琳様」

華琳「何かしら?」

稟「一刀殿は武官でいいのでしょうか?」

華琳「それはどうゆう意味かしら?」

稟「先日の模擬戦でのあの智謀、政務をこなす速度、そのほかにも色々・・・・文官として扱ったほうがいいのでは?」

華琳「あぁ、そのことね・・・私もそうしたいのだけれど・・・ちょっと問題がね」

稟「問題・・・ですか?」

華琳「ええ、桂花のこと・・・といえばわかるかしら?」

稟「はぁ・・・」

華琳「相当な男嫌いでね・・・わかるでしょ?」

稟「なんとなくですが・・・ですが筆頭軍師なのでしょ?」

華琳「筆頭軍師ね・・・自称だけどね」

稟「自称!?」

華琳「この話は桂花には内緒よ・・・・」

稟「はっはい」

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稟「華琳様は桂花さんを自称筆頭軍師だと・・・自称とはどういうことなのでしょうか」

私はその日町に必要な道具を買うために出ました

桂花「・・・で、ジュンイク様は・・・」

稟「あれは・・・・桂花殿?」

桂花殿の声がするほうに向かうと・・・・数人の子供を相手になにやら教えてるようですが・・・

おっしゃってる意味がよくわかりません

私はその場ですこし観察することにしましたが・・・・どうにも春蘭殿を馬鹿にしているようにしか思えないのですが・・・・

一刀「あれ?稟?」

稟「あ、一刀殿」

一刀「どうしたんだ?こんなところで」

稟「いえ、必要な道具を買いに・・・」

一刀「そっか・・・こら、あぶないだろ」

子供「ごめんなさい」

一刀「よしよし、今日は中庭に集合だ・・・来たい子がいたら誘ってやるんだぞ」

子供「うん!」

稟「あの・・・一刀殿?一体何を・・・」

一刀「たいしたことじゃないよ・・・・それじゃぁ俺はいくね」

稟「はっはい」

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稟「一体なんだったのでしょか・・・おや?」

一刀「それで・・・ここはこう書いて・・・・」

一刀殿?たしか先ほど中庭でと言っておりましたが・・・・凄い数ですね

春蘭殿、秋蘭殿、季衣さん、流琉さん、霞殿に多数の子供たち

奥に居る人たちは良く見えませんが・・・・

華琳「一刀!賊が出たわ!」

あ、華琳様

一刀「わかった!霞!」

霞「わかったでぇ・・・ほんならちょちょいっとやっつけてくるわ」

一刀「沙和!騎兵2千を!」

沙和「わかったの〜」

稟(賊の数の報告はうけてませんが・・・・2千、確かに霞殿もでるなら被害が少なくおわるでしょうが・・・)

一刀「・・・と、ここまでで質問あるかな?」

男の子「はーい!」

一刀「はい、君。何かな?」

男の子「えっと・・・騎兵の・・・その・・・」

稟(なっ!?あのような小さい子に兵法を教えているのですか!?)

一刀「うん、わかりにくかったかな「すこし」なら、ゆっくり話すね」

一刀「騎兵は馬に大きい可能性って書いて騎、兵はみんなの周りにいる兵たちのことだよ」

一刀「騎←これの字の通り、馬を使って戦う兵士たちのこと」

一刀「それで・・・・・こうなって・・・・」

霞「たっだいま〜」

一刀「おかえり〜」

稟(もう討伐したのですか!?時間的に・・・おかしいのではないですか?)

一刀「疲れてない?」

霞「うちは大丈夫やけど・・・兵たちがな」

一刀「あー、あいつらは大丈夫だ・・・今頃自主的に訓練してるだろ」

霞「へぇ〜、どないな訓練なん?」

一刀「ん?強行軍で魏内5週」

霞「うぇ!?そっそないなことして大丈夫なん?」

一刀「大丈夫だ、強行軍ってもずっとじゃないし・・・・」

霞「ええなぁ・・・・うちも「やめとけ」なんでや?」

一刀「半月長くて半年使い物にならなくなるぞ」

霞「そないなことやってみないと」

一刀「急にやってできることじゃない・・・・あきらめろ」

霞「うぅぅ・・・」

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稟「(天の御使い・・・ですか)」

風「稟ちゃん」

稟「風!?いつからそこに?」

風「さぁ、いつからでしょう・・・・それより稟ちゃん」

稟「なんですか?」

風「おに〜さんを・・・・・ください」

稟「え?風?よく聞こえない」

風「一応忠告はしたのですよ〜」

稟「風!風!!」

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風「おに〜さんを利用しないでください」

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おまけ

のん「えっと・・・ここどこだろう?」

のん「(キョロキョロ)あ、護衛た〜ん」

護衛「ん?ぐはっ!」

のん「もう、探したんだから」

護衛「ちょっと・・・のん!?」

のん「これからはずっと・・・イッショダヨ」

護衛「え?」

『ザシュっ!』

のん「護衛たんはのんと・・・ずっと一緒」

BADEND

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コメント
禀……フラグ?(readman )
ぎゃはははは(七夜)
混乱の原因はわたし??学校遅れる(pдq`。)ワーン(のんのん)
最後のなんっすか!!怖いっす(ガタガタブルブル)(VVV計画の被験者)
あー最後のは関係ないですよちょっとした余興だ(護衛)
最後何?(ギミック・パペット ヒトヤ・ドッグ)
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