−鏡像歪曲− 2幕
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現在の登場人物

 

 

 

アキラ…基本めんどくさがりや。学校もサボりたいと思ってはいるのだが、サボると

    カズヨシが次の日から一週間は家に迎えに来るようになるので素直に登校し

    ている。ちなみに親元から離れて一人暮らしを満喫中。

 

 

 

カズヨシ…アキラに唯一話しかけてくる友人?悪友的な立場にある。アキラになにかと

     いつもちょっかいをだしてくる。ちなみに変態。

 

 

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「はぁ〜っ、やっと終わったぜ」

 

 

ようやくこの日の授業が全て終わり現在帰宅途中だ

 

途中コンビニに行って飯でも買って帰ろうかと思っていた

 

「ん?」

 

ふと目に入ったのはカズヨシが今日話していた古い館だった

 

何かでそうな雰囲気はあるが別にこれといって変わったところは何もない

 

「何真に受けてんだ、アホらし」

 

くだらない、と興味なさげにしてそのまま通り過ぎようとしたとき何かが視界の隅で

 

動いた気がした。それを確認するためもう一度館のほうを見る

 

「なんだ?」

 

自分の見間違えでなければ館の中に誰か入っていった

 

(こんな館に用があるやつなんていないと思うが・・・)

 

普段ならそんなこと気にしないのだが、噂のことを思い出し少し興味がでてしまったのか

 

俺は館へと向かった

 

 

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ギィッ・・・

 

 

「鍵はかかっていないようだな」

 

中は想像どうり、ところどころ壁は壊れ床にも穴があき埃だらけだった

 

それを除けばごく普通の館といえるものだった。だが・・・

 

「誰もいないな・・・」

 

さっき見たはずの人影はどこにもない

 

いくら探しても見つかるのは巣をはったクモと“大きな鏡”くらいだった

 

「気のせいだったのか・・・?」

 

確かに人影を見たはずなのだがやはり誰もいない

 

自分の勘違いだったのだろうか。いや、勘違いだったのだろう

 

そう自分の中で結論をだし館をでようとしたとき

 

「っ!?」

 

(なんだ!?急に寒くなった!?!?)

 

ある異変が起きていた

 

館の中を動きまわっていたので、暑いと感じていた・・・“先ほどまでは”

 

今はあろうことか呼吸をするたびに白い息が口からでて身体が寒さのあまり震えている

 

「いきなり何だってんだよ!」

 

急に周囲に異変が起きたことによってパニックになっていた。噂が脳裏にうかぶ。

 

 

消えたらしいんだよ

 

 

本能がここはヤバイと訴えかけてくる

 

(とりあえず館から出なければ!!!!)

 

そう決めるとすぐに入り口まで走り扉に手をかけた

 

 

ガチャガチャッ

 

 

「くそっ!!何で扉が開かない!!!」

 

館から出れば状況は打開されると踏んだのだが、入るときには容易に開いた扉が開かない

 

あったはずの窓もなぜか全てなくなっている

 

「閉じ込められた!?」

 

身体中から寒いはずなのにいやな汗が出てくる。

 

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マズイマズイマズイマズイマズイマズイマズイマズイマズイ

 

どうすればいいのか答えが見つからずにあせっていると

 

「な・・・んだ・・・・アレ・・・・・・!?」

 

奇妙な光景がそこにはあった

 

視線の先には鏡があった

 

ただし普通とは違い鏡が光っているが

 

≪・・・ち・・・へ・・・・・・・・いで・・・・・・・・こっち・・・・・・お・・・で・・・・≫

 

「!?!?!?」

 

鏡のほうから声が聞こえた。館には誰もいなかったはずなのに。

 

 

ヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイ

コワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイ

 

 

ヤバイと感じているのに身体が勝手に鏡へと歩みを進めていく

 

(なんだよコレ!?なんで俺鏡に近づいてるんだよ!?!?)

 

そして鏡に近づくほどに先ほどの声がどんどんハッキリと聞こえてくる

 

≪こ・・・・・・・・いで・・・・・・・こっち・・・・・で・・・・・・・・・・・・・・・こっちへおいで≫

 

それはとても怖い声だった。それはとても魅力的な声だった。それはとてもやさしい声だった。

 

それはとても冷酷な声だった。それはこの世のものでない声だった。

 

≪   こ   っ   ち   へ   お   い   で   ≫

 

それは−−−−−−−−−−−歪んだ声だった。

 

 

手が鏡へと近づく。触れたくないのに。近づきたくもないのに。今すぐ逃げ出したいのに。

 

自分の意志とは関係なく、抗う術もなく、ただ鏡へと・・・・・・

 

−−−−−そして触れてしまった。

 

 

 

パリィィィィィィィィィィィィィィィィィンッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

 

鏡が割れた

 

 

そして同時に世界が割れた

 

 

 

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あとがき

 

 

どうもLuneです!!勢いでまた書いてしまいました

 

だが後悔はない!! (`・ω・´)キリッ

 

展開の無理やり感は否めませんが、そこは初めての作品ということで勘弁してください(汗)

 

この作品一体どこで挫折するのでしょうかw

 

次回があればいいなww

 

 

説明
初作品なので読みづらかったりするかもですが

そこのところはご容赦ください


今回はアキラの帰り道に何かが起こるって感じで
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コメント
華詩様  返事遅れました(゜゜;)自分なりに頑張っていきたいと思います。あまり期待しないでくださいねwww(Lune)
割れた後に現れる世界はどんな世界なのでしょうか。続き楽しみです。(華詩)
タグ
鏡像歪曲 オリジナル アキラ 

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