幻想?無双 第6.5章 宴会 |
曹操軍が撤退した後城内で宴会が行われた。
医者に思春の状態を確認したら毒も無くどこも問題ないと言っていたので思春も参加させた。
雪蓮が乾杯の音頭を取った。
「みんな〜杯持った〜?今日はお疲れ〜曹操軍も撤退したし、思春は元気になったし、仲直りもしたし…いいことずくめよ〜。今日は無礼講よ〜かんぱ〜い!」
「かんぱ〜い」
参加した武将は雪蓮,冥琳,祭,蓮華,思春,レイの6人。
明命は城の警備の為、穏は亞莎の勉強会の為参加しなかった。
「それにしても驚いたわよね〜」
「そうだなあんな所で口づけをして」
「それに…告白までして」
「全く…最近の若いもんは」
一部始終見ていた雪蓮たちにからかわれていた。
レイと思春は顔を真っ赤にしてうつむいてしまった。
レイと思春の持っている杯の中身はお茶だった。
お酒の飲めないレイ、普段酒を飲まない思春。
「なにしけたもんのんどるんじゃ!」
「祭さん…何を」
「祭殿」
祭は二人の杯に入っているのがお茶だと気付きその杯を取り上げた。
そしてその杯の中に老酒を入れ二人に渡した。
「お熱い二人じゃからこれを飲んでさらに熱くなって貰わんとの〜」
「何々〜今からいちゃつくの〜」
「思春…そんな子だと思わなかったわ」
「早く飲まんか…レイ、思春」
「そうじゃ!そうじゃ!」
4人に囃したてられ飲まざる負えなくなったレイと思春…。
2人は一気に杯に入っていた老酒を飲みほした。
しかし後で4人は後悔することになる…酒を飲ませた事を……。
レイは酒を飲んだ事がなかった。なので下戸だという事も知らなかった。
「ちちゅんおね〜ちゃんだ〜」
レイはすぐ酔っぱらってしまった。
レイは思春に抱きついた。
「なんじゃ!レイにも弱点があったとわの〜」
「そ〜ね〜。でも人だもん」
「そうだな…弱点があったほうが可愛げがある」
4人はレイの変貌を温かい目で見ていた。
「…どうしたんだレイレイ?」
「ちちゅんおねーちゃんちゅき〜」
「私も好きだぞレイレイ」
思春の酔っていた。
思春は普段一人で飲んでいた。自分が下戸だと知っていたのでその事をからかわれたくなかったのだ。
「思春ってお酒駄目だったのね」
「い〜じゃない」
「そうね…なんか微笑ましいな…」
レイたちの変化を見ていた4人。
そんな事を知らないレイと思春はその行動がエスカレートしていった。
「ちちゅんおね〜ちゃんこの飲み物にぎゃ〜い」
「…レイレイ…我がままを言うな」
「う…うわ〜ん!!」
「泣くなレイレイ…お姉ちゃんが飲ませてやる」
「ホント?」
「ホントだ…(グビグビ)……(チュ〜)」
思春は老酒を口に含むとそれをレイの口に移した
「(チュ〜)……おいち〜…もう一回ちて」
「いいぞ〜レイレイ。何度でもやってやるぞ!……(グビグビ)…(ちゅ〜)」
その光景を見ていた4人は呆気にとられた。
「さすがにこれは…」
「そうね…あそこまでいちゃつかれたら」
「姉様どうしましょう…」
「う〜ん…祭どうにかしてちょうだい」
「儂か…じゃかのぅ」
「祭殿……明日酒飲んで仕事していいですよ」
「わかった」
冥琳の一言で祭はレイに注意することにした。
「レイよ…あんまり飲みすぎる…」
「う…うわ〜ん」
祭の声に驚いたレイは泣きながら思春の背中に隠れた。
「どうしたレイレイ」
「ちゃいおばちゃんが〜」
「お…おば!」
「さ〜い〜ど〜の〜!レイレイを泣かして〜!!!」
「思春…ちょっと落ち!!」
「問答無用!!袖龍!!」
「ぎゃあ〜」
「俺の歴史に………また1ページ…」
某ゲームヒロインの兄の奥義を思春は発動させた。
祭は龍と一緒に空高く舞い上がってしまった。
「レイレイ…もう大丈夫だぞ」
「うん…でももうにぇむい…」
「じゃあ部屋に戻って一緒に寝よっかレイレイ」
「うん!ちちゅんおねーちゃんとにぇる〜」
二人はそう言うと部屋に戻って行った。
「…………禁止ね」
「そうだな」
「ええ…」
3人はレイと思春に酒を飲ませないと心に誓った。
そして後日孫呉中の街にレイと思春に酒を飲ますなと言う禁止令が出た…。
余談だが翌日二人はひどい二日酔いに見舞われ、祭にこっぴどくしごかれてしまった……。
つづく
説明 | ||
注意です… ただせさえキャラ崩壊しかけていましたが これは完ぺきに崩壊していると思います |
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コメント | ||
やっぱりそう思いますよね〜どんな感じになるは秘密ですけどね…(水無月 零) | ||
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