幻想?無双 第9章 決着(対峙する者)
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レイside

「やめろ!」

俺は『天牙棍』で『葉桜』を受け止めた

 

間に合ってよかった

俺は不意に起きて思春がいないのに気付いた

 

初めは厠に行ったのかと思い寝ようとした

その時机の上に何かあるのに気付いた

 

手紙だった

『雪蓮さんの母親の墓に来い…もし来なければ結婚できない体にしてやる……』

と懐かしい字で書いてあった

 

しかし俺は少し怖かった

その字は血で書かれていたから

 

嫌な予感がした俺はすぐ部屋を出て墓まで走っていった

 

予感は的中していた

言葉は聞こえないがカスミと思春が戦っていた

 

思春が倒れて決着がついたと思った

しかしカスミはやめなかった

本気で殺そうとしている

 

そう思った俺は助ける為走り出していた

 

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「やめろ!」

「レイ!」

 

レイの登場で思春は驚いた。

それとは対照的にカスミは落ち着いていた

 

「レイサン…ドイテクダサイ…」

「駄目だ!…落ち着け…カスミ」

「落チ着イテマスヨ…レイサン…ダカラドイテクダサイ…ドイテクレナイトアノ女殺セナイカラ」

「そんな事聞いたら余計どけないよ」

 

レイの言葉を聞いてカスミは距離を取った。

レイはチャンスと思い左手を思春にむけた。

 

「水の紋章よ主より命じる…優しきしずく……思春、俺から離れるな…」

「わかった」

 

レイの行動を見たカスミはつぶやいた。

 

「モウ…手遅レナンデスネ……レイサン…私ノ為ニ……死ンデ…好キダカラ」

 

つぶやいた後カスミはレイの腕を引っ掻こうと動いた。

しかしレイの『天牙棍』で薙ぎ払われた。

 

「カスミ!いい加減にしろ!!」

「レイサン…私ノコト好キナンデスヨネ…ダカラ死ンデ下サイ…ダイジョウブ…死ンデモ私ガ傍ニイマスカラ」

「言葉が通じないのか…ならばせめて…」

 

レイの目が本気になった。

これ以上言葉を交わしても聞いてくれないと感じたからだ。

 

「思春…もし俺が死んだらあの川に流してくれ」

「レイ…」

 

レイはそう言うと『天牙棍』を握り直してカスミと対峙した。

 

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「レイサン…スキ…ダイスキ…ダカラ誰ニモ渡サナイ…スキダカラ…ダイスキダカラ」

「は!」

 

思春は二人の攻撃を目で追うのがやっとだった。

二人の戦いはまるで舞を踊っているように優雅であった。

しかし、やはり武器の差が出てきている。

『天牙棍』は打撃系の武器の為カスミの体には痣が出来ていた。

それに対して『葉桜』は刃物系の武器の為レイの腕や脚から血が流れていた。

 

「はぁ…はぁ…」

「…フフフ・・・スキダカラ…」

「…はぁ……せ!!」

 

レイはカスミに攻撃を仕掛けようとしたが、自分の血で足を滑らせてしまった。

 

「スキダカラ…アイシテルカラ…死ンデ!!」

「やめてーーーー!!!!!!!!!」

 

体勢が崩れたの見たカスミはレイとの距離を詰めていき『葉桜』を振り上げた。

思春はそれを見て悲鳴を上げた。

 

(ここまでか…二人ともごめん…)

 

カスミにやられると覚悟したレイは心の中で謝った。

 

つづく

説明
第9章の第2部です。

本当に文章へたくそでごめんなさい!!
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コメント
修羅場!修羅場!(大ちゃん)
お兄ちゃんどいて!そいつ殺せない!!!(ギミック・パペット ヒトヤ・ドッグ)
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真・恋姫無双 幻想水滸伝 坊っちゃん 思春 カスミ 

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