少女探偵レモン「ラブレターのゆくえ」
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サラ・コナンとアーサーの二人はクラスの人気者。

 

わたしは彼らのどちらかが好き。

 

「どっちなんだろう?」

 

夜のベットの中で、少女のカレン(わたし)は独り言をいった。あーもう気になって眠れないわよ!

 

サラ・コナンはハンサムでスマート。でも性格はいまいち。

 

アーサーはあんまりハンサムじゃないけれど、性格が良くて、わたしに優しい。

 

二人のうちの一人なんて決められないわよ! どっちも好きなんだから!

 

そして、ある日、わたしは放課後、二人のうちのどちらかを呼び出だしたの……。

 

だって二人の靴箱のどっちにラブレターを入れたのか……どきどきして思い出せないの!

 

でも放課後、誰も来なかったの……。

 

二人の態度に変化はないわ……。もしかしてラブレターは盗まれちゃったの!?

 

それともわたしは振られたの><、

 

 

 

 

というわけで「レモン!教えてちょうだい!」

 

 

 

 

少女探偵レモンはカレンを見た。学校の校庭で相談されたのだ。

 

「うーん二人に聞いてみればいいんじゃない?」とレモンがいう。

 

「二人のうちの誰に?」

 

サラ・コナンは正直に答えない。アーサーは正直に答える。

 

 

どっちに聞いたらいいのかしら?

 

「でも確かに困ったわね。ラブレターが別のところにいっていたら、聞いた人とは破局ね」

 

とレモンが困ったようにくすくすと笑う。

 

そしてレモンがいった。

 

「簡単じゃない。ラブレターは二人のどっちかに送られた可能性が高いんだから」

 

どっちだろう?

 

「嘘をつくような人間は信頼できないってこと」

 

………?

 

というわけでわたしことカレンは今アーサーと付き合っているのよ。

 

 

 

 

 

レモンの報告書:単純な推理である。カレンのラブレターがサラ・コナンに届いても、ひねくれもののサラ・コナンは無視する可能性が高い。

 

一方相思相愛に近いアーサーのもとにいけば、必ず声をかけてくれる。

 

したがって少女探偵レモンの推理によるとラブレターはサラ・コナンのもとに届き、コナンはそれを無視、つまりカレンを振ったのである。

説明
「わたしのラブレターはサラ・コナンとアーサーのどっちにいったの!?」
と、少女探偵レモンにカレンは相談する。
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少女探偵レモン 児童文学 コージー 推理 サラタウン 

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