きき? 霊夢さん。
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「霊夢。あなたの血を吸わせなさい」

「あんたは何を言ってるのよ」

 いきなり来て、血を吸わせろだなんて意味が分からないわよ。

「少し吸わせるくらい別にいいでしょ」

「よくないわよ!」

 吸われる量とか関係無いわよ。

 単純に血を吸われるのが嫌なのよ。

「ただ血を吸いたいだけなら、他の人の血を吸えばいいでしょ」

「嫌よ」

「何でよ!?」

「私は霊夢の血を吸いたいのよ」

 そんなに拘るような事なの?

「何でわたしなのよ?」

「だって……」

 

「好きな人の血を吸いたいと思うのは吸血鬼として、当然の感情よ」

「なに。そのハタ迷惑な感情」

 吸われる方としては、たまったもんじゃないわね。

 好かれるのは悪い気持ちじゃないけど、血を吸われるのは……ね。

「私の気持ちを理解したのなら、霊夢の血を吸わせなさい」

「いや、だから……」

「さぁっ!」

「ちょっ、レミリア。近づかないで――」

「好きよ。霊夢」

「ちょっ、や……」

 

 …………あ。

 

「ふぅ……美味しかったわ。霊夢」

「…………」

「また吸いたくなったら、吸っていいかしら」

「い……」

「い?」

「いいわけないでしょ! もう二度と吸わせないわよ!」

 レミリアは少しって言ってたけど、全然少しじゃないじゃない!

 危うく死ぬかと思ったわよ。

 

 絶対に二度と吸わせないんだから!

 

説明
あなたが好きだから……
私の行動は愛情故の行動なのよ。
ねぇ、霊夢。
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東方 霊夢 レミリア 百合 

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