みどり小、生徒会室その2 |
雫の提案から始まった、生徒達に面白い事を投書させる投書箱。
はてさて、どんな面白い事が書き込まれているのかの?
楽しみで胸が躍る。
「ではでは〜投書箱オープン♪」
珠代の言葉の後に雑用が投書箱を開ける。
「ふむ。予想外に投書がされておるの」
まさかここまでの量の投書がされるとは、思わなかったぞ。
「珠代に雫。手分けして投書された内容をまとめて、ホワイトボードに書くのじゃ」
「はいは〜い」「わかった」
この学校の生徒達の力量はどんなものなのかの。
「…………」
あーなんというか、ここまで酷いとは思わなかったな。
余の予想をはるかに超える酷さじゃ。
無能以外の何者でもない。
「あー姫ちゃん? とりあえず落ち着こうよ」
これが落ち着いていられるとでも?
「過剰に期待し過ぎた姫が悪い」
「むむ……」
そう言われてしまったら反論する事が出来ぬが、それでも過剰に期待してしまうじゃろ。
それほどまでに楽しみにしておったんじゃから。
「やはり姫自身で考えるしかない」
「そうだね〜姫ちゃんが一番面白いんだから、姫ちゃんが考えるのがいいよ」
「……単に主らが考えるのが面倒なだけではないのか?」
「あーあ、あははっ」
「それは姫も同じ」
「うぅ……」
確かにそうじゃが……
あーもうっ! 暇じゃ、暇!
なにか、面白い事は無いのか!?
なにか面白い事は――
「――ん? 待てよ」
なにかが閃きそうじゃ。
凄く……愉快な事を……
「姫ちゃんが何か悪い顔をしてる〜♪」
「何か面白い事でも考えついたのだろう」
よし。結果はどうなるか分からぬが、一つやってみるかの。
「珠代。雫」
「面白い事をやるんだね♪」
「姫に期待するとしよう」
やるぞ。余を楽しませるイベントをな。
あははははっ♪
「あ、あれ……? 僕は? 僕の存在は無視されてるの?」
誰もいなくなった生徒会室で一人の男は涙を流したとか。
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今日もみどり小の生徒会はゆる〜くいきます。 | ||
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