追悼【デジタル】
説明
「…色々、バカ言ったり説教されたりしてたけど、お前が、今までどう生きてきて、どう感じて、何を思ってきたのか…聴く時間はあんなにあったのに、結局何も知ってあげられなかった。里の寺子屋も無くなって生徒達も逝き、…お前が守ってきたものが…無くなっていって…残ったのが寺子屋の残骸と……心の中に残るお前の…笑顔だけだ…。里も寺子屋も守り切れなかった…。………ごめんな…」


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どうも今晩は、?おはようございます?まぁ、細かい事はいいや。「デジ絵をする」と珍しく有言実行しました。むしろ、有言即実行です。

※若干の追記があるものの概ね作品説明はアナログ版と変っておりません。

慧音の死後の話です。うp主の近しい方が亡くなり、その方が竹材店を営んでいたので追悼の意をこめて書かせて頂きました。ご冥福をお祈りいたします。


里は襲われたわけではありません。守っていた人(妖怪)が死んでしまった事で、里の人は、周囲のより大きく安全な里々に次第に移動していき、最終的に里は、放棄されてしまったのです。
歴史を操る能力で、時には身を挺して里を守ってきた彼女。しかし彼女の死後、ヒトに委ねられた”里の歴史”は彼ら自身の手で放棄されてしまったのです。
里の人々は、彼女に感謝こそすれども一切の悪意はそこにはないのです。しかし、“彼女のいた頃”を維持する労力は並ではありません。安全を求め里から人は少しづつ姿を消します。一方で過去を想い、残った人々も居ます。…しかし“過去は過去”なのです…。生物は、過去で生きるわけでも過去に生きるのではありません。残った者たちは次第に疲弊し生活すらままならなくなりました。
残った者たちは決断を下しました。里を去る事をです。


…後に残ったのは“変ってしまった”里の姿と、山に佇み「里」を見守る“変らない”後ろ姿でした。
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東方 藤原妹紅  

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