バカと優等生と最初の一歩 第一問
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バカテスト 物理

 

  【第一問】

 

 問 オームの法則について説明しなさい 

 

 木下優子の答え

『V=IR

 電圧は電流と抵抗の積で表される』

 

 教師のコメント

 正解です。簡単だったとは思いますが、電流を扱う上では重要ですので忘れないようにしましょう。

 

 

 

 霧島翔子の答え

『(スタンガンの)電圧=愛×(雄二の)抵抗』

 

 教師のコメント

 言いたい事はいろいろありますが、とりあえず愛があるなら電圧は下げてあげましょう。

 

 

 

 吉井明久の答え

『鳥だけど人の言葉をしゃべれる』

 

 教師のコメント

 ……君に言うことは何もありません。

 

 

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「はぁ……とは言ったものの、どうしたものかしらね」

 

 翌日、普段より早めに登校してきたアタシは自分の席で悩んでいた。アタシの右手には如月ハイランドのペアチケット。昨日福引きで手に入れたもので、何を悩んでいるかと言うと誰を誘って行こうかということだ。

 これがもっと大人数で使えれば、代表や愛子とか仲のいいメンバーで行けば良いんだけど……。なんなら秀吉やその知り合いが一緒でもかまわないくらいだ。

 

む、むしろ、そのほうがいいというか、なんというか…………。

 

 だがこのチケットはペア用だ。これで代表や愛子を誘ったらどうなるか……。ただでさえ秀吉のせいでアタシはかわいい女の子か幼い男の子にしか興味がないという噂がある。ようやく噂のほうも薄れてきたのに、ここでそんなことをしたらまたどんな噂が流れることやら……。

 それを除いても昨日秀吉にあんなこと言った後だし。それで誘うのが女の子だったりしたらきっと秀吉から「やはり姉上と一緒にテーマパーク行くような男子はおらんかったようじゃな」とかなんとか言われるし……。

 

「って、何がやっぱりよ!? 別に私だってモテないわけじゃないのよ、ただあんたが男にモテすぎなんだからね!?」

 

 ダンッ、と思い切り両手で机を叩いてしまった。ついでにその勢いでチケットがクシャッと音を立ててつぶれてしまったが、まあ今そんなことはどうでもいい。

 

 そんなことより、あんなセリフを人に聞かれたらまた変なうわさが……! 

 

 あわてて周囲に人がいないことを確認する。右よし左よし、よかった、いつもより早く来た甲斐あってまだ誰も来てないようね。

 ホッとして胸をなでおろして――

 

「……優子、おはよう」

 

「ひゃああああっ!?」

 

 急に背後から声をかけられて、思わず変な声をあげてしまった。

 

 ていうか誰!? もしかしてさっきの聞かれた!?どうしよう、どうやって口封じすべきか……って

 

「なんだ、代表じゃない」

 

 振り返ってみると、腰まで延びた黒髪と物静かな雰囲気が相俟って日本人形みたいな印象を受ける女の子が立っていた。私が所属するAクラスで最も成績のいいクラス代表の霧島翔子だ。挨拶をしただけで奇声を上げたアタシを見て、首をかしげている様も可愛らしい。もっとも――

 

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「……優子、急に声をあげてどうしたの?」

 

「どうかしたって、それはこっちのセリフよ」

 

「……?」

 

 ――それも手に持ったものがなければの話だけれど。

 

「なんで坂本君が手錠に首輪で代表に連行されてるのよっ!!」

 

 不思議そうに首をかしげる代表の手には鎖が握られており、その先端はFクラス代表の坂本君の首輪につながっていた。

 

「……愛し合っているから?」

 

「愛し合ってなんかいねぇえええっ」

 

 代表のどこかずれた答えに全力で突っ込む坂本君。 

 はぁ、代表は学力こそ学年トップだがこういう常識が欠けているような行動を取ることが多くて困る。まあ、現状は坂本君にしかそういう面が出てないみたいだからいいんだけど……。でも、学校だって公共の場なわけだし、早いうちに直した方がいいんだろうな。

 

「だめよ代表。彼はバカなFクラス代表なんだからバカの巣窟に戻してきなさい」

 

「よし、言い方は気になるがよくいった木下」

 

 とりあえず聞くとは思えないけど一応解放する様に言ってみる。

 

「……優子、このペッ……雄二をAクラスで飼ってもいいでしょ」

 

「翔子、お前今彼氏(仮)に対してペットとか言おうとしただろおい、っていうか微妙に言い直し切れてねえし」

 

「だめよ、元あった場所に戻してらっしゃい」

 

「そうだ木下、もっと言ってやれ」

 

「……ちゃんと世話するから」

 

 あ〜、これは駄目そうだ……。これ以上言っても無駄だろうしなぁ。ぶっちゃけ面倒だし。

 

「……仕方ないわね、久保君に相談してみなさい」

 

「……ありがとう、優子」

 

 めったに見せない笑顔でお礼を言ってくる代表。しかし坂本君のほうは不服のようでアタシに向かって文句を言ってきた。

 

 

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「おいっ、承諾すんじゃねぇ木下っ。っていうか今のセリフ、捨て犬拾ってきた子供と母親の会話じゃねぇかっ。何ナチュラルに俺をペット扱いしてんだ、おまえっ」

 

「やだっ、坂本君。『おまえ』だなんて……夫婦みたいで恥ずかしいじゃない」

 

「……雄二、浮気は許さない(バチバチッ)」

 

「そういう意味じゃねぇええええええっ!!」

 

 頬に両手を添えて恥ずかしそうにセリフをしゃべると、代表はどこからともなくスタンガンを取り出して坂本君に押しつけた。バチバチと大きな音がした瞬間、アタシは坂本君から目をそらした。別にこれは虐待の現場を見て見ぬふりしてるわけじゃなく、強い光から目を守るためだ。

 するとちょうど視界にさっき話題に出た人物が入った。学年次席の久保利光君。いま登校してきたところのようで、手に鞄を持ってこちらへ向かってきていた。ちょうどいいや、後は彼に任せよう。仮にも学年次席だし(以前のFクラス戦では姫路さんに抜かれてたけど)悪いようにはならないでしょ。

 

「あ、久保君。かくかくしかじかってことなんだけど」

 

「ちょうどいい。久保っ、こいつらなんとかしてくれ」

 

 久保君に説明をしていると坂本君が希望を見つけたといった感じに寄ってきた。

 それにしても坂本君はスタンガンを当てられてなんで無事なんだろうか。有力なのは日常的に受けすぎて耐性ができたって説だけど……。

 そんなふうに人体の不思議について考察していると、状況が理解できた久保君は一度眼鏡を押し上げる動作をしながら(あの動作は癖なんだろうか)代表に諭すように話しかけた。

 

「ふう……。霧島さん、ペットを飼うということは大変なことなんだ。食事に寝床、体調など気をつけなければならないことはたくさん――」

 

 「うぉおおおおおおおおおっ」

 

「……あっ、雄二」

 

 さすが、学年次席は伊達じゃない。

 

 最後の希望(久保君)にも裏切られた坂本君は力任せに拘束を振り払い、呆気にとられる代表を尻目に教室を飛び出していった。ちょっとやりすぎたかしら。

 

 

キーンコーンカーンコーン

 

 

 そんなことをやっていたら、予鈴とともに担任の高橋先生が入ってきた。

 

「それでは、これよりHRを始めます。みなさん、席についてください」

 

 さて、今日も一日がんばるか。

 

 

 そういえばチケット、誰誘おう……。

 

 

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キーンコーンカーンコーン

 

 

 放課後を告げる鐘の音が鳴り響いた。

 はぁ、今日は授業に集中できなかったなぁ……。結局誰を誘おうか。いや、誘いたい相手ならいるんだけど。

 

 

吉井明久君

 

 

 Fクラス所属で『観察処分者』の肩書を持つ学園を代表するバカで、優しくて、誰かのために一生懸命になれる人。

 でも、彼を誘うとなるとどうしたらいいのか分からない。きっと彼の中のアタシは秀吉の姉と言うだけでしかないから。

 手の中のペアチケットを眺めながら悩んでいると……

 

「やほっ、優子。なにしてるのかな」

 

 すぐそばから明るい声が聞こえてきた。声のした方を振り向くと短髪のボーイッシュな女の子がニコニコとこちらを見ていた。

 

「……愛子」

 

 工藤愛子。去年の終わりに転校してきた女の子。快活な性格で親しみやすく、男女分け隔てなく友人が多いようだ。

 

 ……ただまあ、ちょっとオープンすぎるというか、電波に乗せると修正が必要になりかねない言動があるのが玉に傷だけど。

 

「何見てるの、ってそれ如月ハイランドのペアチケットじゃん。どうしたのそれ?」

 

「昨日くじ引きで当たったのよ」

 

 アタシの手元にあるチケットを見つけ驚く愛子にチケット入手の経緯を話す。まあこれ自体特に隠すようなものでもないし正直に話したのだが。

 

「へぇ〜、そうなんだ〜」

 

「……なによ」

 

 普段の親しみやすい笑顔とは違う、ニヤニヤとでも表現されそうな笑みを浮かべてこっちの顔を覗き込んできた。

 

「誰と行くの?」

 

「……誰と行こうかなって悩んでるとこ」

 

「ふ〜ん」

 

 全然信じてないな、こいつ。まあ、実際ウソだけどさ。さすがにこういう話は友人相手でも恥ずかしいし。

 

 

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「……何の話してるの?」

 

 どうやったらごまかせるか考えていたらいつの間にか目の前に代表が立っていた。

 

「あっ、代表。実は愛子が誰かとデートしたいらしいんだ」

 

「ちょっと、愛子。別にあたしは男子を誘うとは――」

 

 嬉々として代表に説明する愛子の言葉を慌てて否定しようとするのだが……。

 

「……優子は吉井を誘いたがってる」

 

 アタシのセリフを遮って無表情でつぶやく代表。その隣では愛子が、あ〜やっぱりか、と言いたげな顔をしている。

 てちょっと、なんで!? なんでばれてるの? 

 

「優子って坂本君やムッツリーニ君と吉井君のツーショットや吉井君の女装写真買ってるよね〜」

 

「……雄二×吉井、土屋×吉井などの本多数所持。でもお気に入りは吉井×女体化木下」

 

「女の子の弟君ってイコール優子といってもいいよねぇ」

 

 くぅ、そこまでばれてる。BL趣味はすでに周知の事実みたいな認識になってるし。隠してたつもりなんだけどな。割とショックだ。

 

「で、吉井君のどの辺が好きになったの?」

 

「……それは私も気になる」

 

 そんな私に構わず、興味しんしんと言った様子で身を乗り出して聞いてくる二人。この分だとアタシが喋るまで引きそうにないなぁ。まあ、もうばれてるみたいだし、全部しゃべっちゃうか、もしかしたら何かいい案が聞けるかもだし。でもどこって言われてもなぁ……。

 

「容姿も整ってるし、女装姿も似合うし、一緒にいて楽しそうだし、優しいし、バカ騒ぎしてることも多いけどそれも誰かを助けるためにやってたりするし、そういう時は結構カッコいいし、普段の少しバカっぽい感じもかわいいし……」

 

 割と数え上げてみれば多いかもしれない。思いついた順に挙げていってみたんだけど

 

「「……うわぁ」」

 

 正直に言ったら引かれた。ていうかその態度はないでしょ。そっちから聞きたいって言ってきたのに。

 

「……ここまでとは思わなかった」

 

 どういう意味よ。少なくとも手錠に首輪でスタンガンな代表よりはマシでしょ。

 

「ま、いいや。で、いつ誘うの?」

 

「いや、それは……その……なんて誘ったらいいか……」

 

 そう、そこが一番の問題。さっきから悩んでいたのだが、アタシと吉井君の間にはあまり接点がない。アタシとしては秀吉と入れ替わったときに話したり、秀吉と一緒にいるところを眺めてたりしたんだけど。

 

 

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「そんなんじゃ駄目だよ優子。吉井君モテるんだからもっとガンガンいかないと取られちゃうよ」

 

「うっ……」

 

 確かに、吉井君は結構モテると思う。噂になってる相手はぱっと思いつくだけでも島田さん、姫路さん、秀吉、土屋君、坂本君、久保君と結構挙がる。確か島田さんの妹さんが吉井君に会いに学校まで来たということもあった。きっとほかにもまだいるんだろう。噂の中身に男子の方が多いのはどうなんだろうと思うけど……。

 

「……島田や瑞希に比べると優子は出遅れてる」

 

「ううっ……」

 

 確かにあの二人は同じクラスだし、吉井君と仲良いみたいだし、割と積極的に行動しているらしい。羨ましく思うのと同時に少し落ち込む。

 はぁ、とやや俯き気味に溜息を洩らしてしまう。

 

「あ、でもほら、吉井君、結構頻繁に弟君の容姿をほめてるよ。ってことは同じ顔の優子も見た目は吉井君の好みに入ると思うよ」

 

「……容姿だけじゃなくて『何でも出来てすごい』とも言っていた」

 

「でも、容姿や能力をすごいと思うのと好かれてるっていうのはあまり関係ないような……」

 

 落ち込むアタシを見てまずいと思ったのか二人がアタシの良く思われてる部分を挙げてくれるが、どうしても自信が持てない。余計に俯いてしまう。

 

「もう、なんで優子はふだん強気なくせしてこういうときばっか弱気になるのかな」

 

「そんなこと言われても……」

 

 多分あたしが自信を持てないのは秀吉のせいだと思う。別に秀吉が悪いわけじゃないんだけど。

演劇をしてる時のあいつはほんとに一生懸命でとても輝いている。悔しいけれど、なまじ見た目が似通っている分、そういう夢中になれるものを持ってるあいつには勝てないと思う。

 

「ねえ優子、優子ってホントは吉井君のこと好きじゃないんじゃ――」

 

「そんなことはないっ!!」

 

 間髪いれずに断言する。この気持ちだけは誰に対しても胸を張って本物だと宣言できる。この気持ちだけは誰にも偽物だなんて言わせない。例え愛子でも。

 

 

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 そう思って顔を上げると、そこには嬉しそうな愛子の顔。

 

「そうだよね。さっき吉井君のことを喋ってた優子、いい顔してたもん。それにいまも。本気なんだなって思う。その想いの強さは自信を持っていいと思うし、羨ましいとも思うよ。ボクじゃあきっと笑ってごまかしちゃうから」

 

 ……やられた。アタシがこういう反応をするってわかった上での発言。アタシを奮い立たせるためにあえてあんな言い方したんだろう。

 次に代表が口を開く。普段からあまり表情に変化がない代表だけれど、今はひどく真剣な顔をしていた。

 

「……雄二は偶にやさしいけど大抵は私のことを避けようとする。嫌われてるんじゃないかって怖くなることもある」

 

 ……それは毎回拘束したりスタンガン使ったりするからでしょ、とはさすがに突っ込めなかった。

 

「……でも、わたしは諦めない。それは私がクラス代表だからとか付き合いが長いからとかじゃなくて、私が雄二のことを好きだから」

 

「……代表」

 

 それはアタシも同じだ。吉井君のことが好きで、この気持ちはそんな簡単にあきらめられるものじゃない。そうだよね、どうでもよかったり、いい加減な気持ちだったらここまで悩みはしない。

 

「……そうね、人を好きになるって、理屈じゃないもんね」

 

 そっか、アタシが考えるべきことは誰と比べてとか相手にどう思われているかじゃなくて、自分がどれだけ彼のことが好きで、どうしたいのかってことだったんだ。

 

「うん、自分がどうしたいかわかった。アタシは、吉井君と如月ハイランドに行きたい!」

 

 だから二人にはっきりと宣言する。もう大丈夫だって、二人に示すために。

 

「だったらこんなところで止まってるわけにはいかないでしょ。誘い方なんてチケットもらったから一緒に行こうでいいと思うよ。」

 

「……うまくいったら一緒に笑ってあげる。駄目でも優子が泣く場所くらい用意してあげる」

 

 さっきアタシは誇れるようなものがないと思ったが、こんなに真剣にアタシを応援してくれる友人がいることは誇っていいんだと思う。そして、こんなに思われているのにそれでも自信を持てないんじゃこの素敵な友人たちに合わせる顔はないと思う。

 一度座ったまま俯く。でもそれは、さっきみたいに弱気に押しつぶされたわけじゃなく、二人の言葉を噛み締める為だ。

 

……よし!

 

 勢いよく立ちあがり、顔を上げる。

 二人ともそんなアタシを見て微笑む。本当にアタシのこと考えてくれているというのが伝わってくる笑顔だった。

 

「ほら、はやくいってきなよ。ボクも代表も応援してるよ」

 

 愛子が笑顔で背中を押してくれる。

 

「ありがとっ、じゃあちょっと行ってくるわ」

 

 善は急げって言うし。そうと決めたら今からFクラスの彼のところに行こう。制服のポケットにチケットをしまいAクラスを出る。扉を閉めるとき、頑張れ〜、という愛子の明るい声が聞こえてきた。

 

 

ありがと

 

 

 もう一度口の中で呟いてから、走らないように気をつけてFクラスを目指した。

 

 

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あとがき

 

 

 というわけで、いかがだったでしょうか。

 バカと優等生と最初の一歩 第一問

 

 優子はバカテスキャラの中でも好きなほうですが、自分で書いてみると思った以上に書きづらかったです。優子は普段は強気でキツイ発言とかもするけど、不安定でもろい面もあるというイメージなのですがそれがうまく表現できているのだろうか……。

 

 それに加えて恋愛関係の部分がまったくといっていいほどわかりませんでした。やはり経験ない部分を描くにはまだまだレベルが足りないというところしょうか。おそらく、ここまで読まれた皆さんには、どうしてこうなった、いやここでこの考え方はおかしい、といったような感想をもたれたかたも多いのではないでしょうか。そういう方は指摘してくださると助かります。

 

 ですが、わからないなりに今回も楽しく書くことができました。割とキャラたちが勝手に動いてたりして、「あれ、最初考えてたのとだいぶ違うんだけど、まいっか」といったようなことがあり、自分でシナリオを作ってたはずなのに知らない作品を読んでいる様でもありました。こういう予想外のことも内包していい作品を作り上げるのが作家さんなのか……。

 

 まだまだレベル1の見習い小説書きですが、面白い小説を書けるよう日々精進していきたいと思ってますので、長い目で見守っていてください。

 

 それではまた次回お会いできることを楽しみにしています

 

説明
どうも、naoです。
今回は優子視点での話になります。
ここからが本編といったところでしょうか、つたない文ですがお楽しみください。
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バカとテストと召喚獣 木下優子 霧島翔子 工藤愛子 

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