妹と共に 46
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華琳「全員準備はいいわね?」

『はっ!』

華琳「蜀呉連合を打ち破る!全軍進め!」

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一刀「暇だな」

華琳「暇ってあなたねぇ・・・今から戦にいくのに緊張感は無いのかしら?」

一刀「ない!」

華琳『コケッ』

桂花「華琳さま!」

華琳「大丈夫よ・・・はぁ・・・相変わらずね」

一刀「それはどうも」

華琳「褒めてるつもりはないのだけれど?」

季衣「兄ちゃん」

一刀「季衣?どうした、そんなにあわてて」

季衣「んとね・・・」

華琳「?」

流琉「兄様!」

一刀「流琉まで・・・どうしたんだ?」

二人「「凪ちゃん(さん)が怪我を・・・」」

一刀「本当か?」

二人「「うん」」

一刀「様子を見てくる・・・・案内してくれ」

季衣「こっちだよ」

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一刀「凪!」

凪「たっ隊長!?どうしたんですか!?あわてて」

一刀「季衣と流琉から凪が怪我をしたって聞いて」

凪「あ・・・だっ大丈夫です・・・心配ありません・・・」

一刀「大丈夫ってお前な・・・見せてみろ」

凪「ふぇ!?」

一刀「だから傷、見せてみろって」

凪「だっだだだだ大丈夫です!ほら、この通り!」

一刀「何が大丈夫だ!血が滲んでるじゃないか!」

凪「ですから大丈夫です!あっ」

一刀「最初に間違った治療をすれば後に酷くなるんだぞ」

凪「わっわかりまし、あふっ」

一刀「凪?」

凪「え?隊長?」

一刀「強く締め付けすぎたか?」

凪「いえ、そんなことないですよ、あん・・・ちょっと」

一刀「ちょっと?」

凪「いえ、なんでもありません。ありがとうございます」

一刀「あ・・・ああ、次からはちゃんと呼ぶこと、いいな?」

凪「は・・・はい」

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季衣「兄ちゃん、凪ちゃんどう?」

一刀「思ったほど重症じゃないが・・・あのまま放置してたらやばかったかもな」

流琉「兄様」

一刀「ん?」

真桜「あ、隊長やん」

一刀「真桜?どうした?」

真桜「ちょっち隊長かりるでぇ・・・あんなぁ」

 

真桜「ってことなんよ」

一刀「報告どおりだな・・・・こちらも何か手を打たないとな」

真桜「何かって何あるやろか?」

一刀「そうだな・・・・こんなのはどうだ?」

真桜「何々?」

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数ヵ月後

華琳「ここまでが魏内の街よ。補給は十分に行うように。あと此処からは船で行くわよ」

桂花「はい!」

稟「ですが・・・圧倒的にわが軍の船が不足してますが・・・いかがいたしますか?」

華琳「そうね・・・・近くの町から買い取って数合わせに使いましょうか」

風「いい考えですねぇ・・・・ぐぅ」

稟「寝るな!」

風「おおう、ついおにーさんになでられることを考えたら眠気が」

稟「ところで一刀様はどこへ?」

華琳「さぁ、私にもわからないの・・・一体どこにいってるのかしら・・・」

一刀「ただいま」

華琳「一刀!一体どこにいっていたの!?」

一刀「ちょっとな・・・それよりどうしたんだ?」

華琳「何?」

一刀「いや・・・ここに留まって結構立ってるようだが・・・」

風「戦で使う舟を準備してるのですよ」

一刀「船?」

桂花「そうよ・・・ところであんた」

一刀「ん?」

桂花「いや・・・なんでもないわ」

一刀「気になるな・・・なんだ?」

桂花「なんでもないってば!」

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真桜「にしても隊長の考えた船は偉い凄いやねぇ〜」

沙和「大きいの〜凄いの〜」

凪「さすが隊長です」

麟「まったく考えもみませんでしたね」

真桜「さぁやることはたくさんあるでぇ〜、ちゃっちゃとせーへんと隊長におこられてまう」

沙和「わかったの〜、真桜ちゃん。何をすればいいの?」

凪「真桜、指示をくれ」

麟「真桜さん、よろしくおねがいしますね」

兵『姉御、よろしくお願いしまっす』

真桜「よっしゃ!きびきびいくでぇ!」

『おう!』

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霞「なぁ、月っち?」

月「はい、霞さんなんですか?」

霞「ええんかいな?うちらだけこうして別行動して」

月「いいと思いますよ?一刀様からじきじきに言われたことですし」

霞「そりゃ・・・そうやけど・・・・」

月「不満ですか?」

霞「不満てか・・・不安やな」

月「そうですね・・・・あれは」

霞「関の旗・・・・関羽か」

関羽「止まれ!何用で蜀に踏み入る!?」

月「何用って・・・ねぇ」

霞「一刀から伝言や・・・滅ぶ国にこだわるな・・・や」

関羽「そうか・・・・無礼をしてすまない・・・全員武器を下ろせ」

月「敵意なしと見ますね・・・・そこにいる人イガイは」

関羽「星!」

星「おや、もう見破られてしまったか・・・私は趙雲、劉備殿に仕える将だ・・・愛紗よ、これは何の冗談だ?」

愛紗「冗談ではないのだがな・・・」

星「ほぉ・・・お前ほどの義の武将が一度負けたからといって寝返るのか?」

月「はいはい、話はそこまでにしてくれますか?」

星「なんだ、おまえらは・・・いやまて・・・その顔は・・・」

月「始めまして、董卓と申します・・・といっても既に名は捨ててますけどね」

星「董卓だと!?」

月「ええ、そしてこちらが張遼・・・神速と詠われた将です」

霞「まぁ、よろしくたのむわ」

星「愛紗よ・・・なにゆえ魏に寝返る!?」

愛紗「それは・・・・」

月「時間がありませんね・・・・今夜はこれで失礼します」

愛紗「待ってくれ」

星「愛紗!話を聞かぬか!」

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月たちを追い関羽こと愛紗も蜀を飛び出し魏へ

そのことを劉備に話した趙雲に諸葛亮から・・・・が下される

『逆賊関羽を討ちと獲れ、桃香様の理想のために』

理想のために義妹とはいえ、今まで共に過ごしてきた関羽をあっさり見捨てる仲間

星の心にひとつの疑問が浮かび上がったのは・・・・魏についてからだった

説明
さむい〜
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コメント
ワクワク(readman )
星も寝返りそうだ・・・・ウフフ(七夜)
愛紗が寝返りかおもしろい展開(VVV計画の被験者)
関羽の行動が予想外でした。この分だと他の武将も・・・(サイレントピエロ)
蜀がつぶされるフラグが・・・ククククク(btbam)
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