黒猫、ネコ、ねこ
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「おい、黒猫。お前は一体、人のベッドで何をしているんだ?」

「何って……先輩のベッドで寝ているだけだけど?」

「ああ、そうだな。俺が言いたいのはそういう事じゃなくてだな――」

「…………?」

「何故、俺のベッドで寝ているかを聞いているんだが」

「……私が兄さんのベッドで寝るのに理由がいるのかしら?」

 と、いうよりあなたは理由を言ってもらわないと、理解出来ないのかしら。

「理由がいるに決まっているだろうが」

「はぁ……それは、私が黒猫だからよ」

「はぁ? 何を言っているんだ?」

「猫はベッドで寝るものでしょう」

「いや、そんな話は聞いた事ない」

「こちらの世界では常識の範囲の話なんだけど」

「それは、何処の世界の話だよ」

「……知るともう戻れなくなるわよ」

 私の気持ちを知るという事は、今の関係ではいられなくなる。

 進むか、壊れるか。そのどちらかを選ばないといけない。

「それでもいいかしら?」

「…………止めておこう」

「そう……」

 残念なような、ホッとしたような……不思議な気分ね。

 

「まあいい。おい黒猫。せっかく来たんだ、何かして遊ぶか?」

「そうね。ゲームでもして、負け犬の顔でも見ましょうかね」

「その台詞は俺が負けるのが決まっているような言い方だな」

「勝つつもりなの?」

「勝負はやってみないと分からないだろ」

「じゃあ、その自信を打ち砕いてあげるわ」

 そして、存分に凹んだ表情を見せてもらおうかしらね。

「さぁ、楽しみましょうか兄さん」

「おう」

 

 私とあなたの二人だけの時間を――

 

説明
初めに物凄い言い訳を――
軽くアニメを見て、wiki等で調べただけで書いたお話なので、矛盾や変な感じになっているかもしれませんが、寛容な気持ちで見てやってください。
ただ、黒猫が可愛くて仕方なかったんだ……
あと、短いです。
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二次創作 俺の妹がこんなに可愛いわけがない 黒猫 高坂京介 

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