恋姫†無双〜影無双〜19章 |
19章
俺は少し早く目が覚めたので中庭に行き氣の鍛錬をしておく事にした
氣を全身に巡らせて錬度を上げて勁に変えその勁をさらに全身に巡らせると全身に青白い光を纏う
そのまま気配を消し自然に溶け込んでいく、まるでその場の風景と一体になるように
周囲に溶け込んでいたがふと人の気配を感じて気配を消すのを止め鍛錬を終了した・・
一刀「ふう、順調だなこれなら霞との約束も近いうちに守れそうだな・・・」
天水で霞に再会したがまだ手合わせはしていない、霞が恋やねねと周辺の邑に出向いている
戻ってきたら仕合かな・・・そんな事を考えていたら月と華雄がやってきた
月 「一刀さんおはようございます」
華雄「おはよう、呂綺」
一刀「ああ、おはよう月、華雄」
二人に挨拶をしてふと華雄に視線を移すと俺を見る眼はなんか・・・恋や霞が仕合しろ〜と
訴えている時の眼と同じ眼をしているな・・・
そういえば華雄の奴、宴の時に霞に大量に飲まされ酔っ払って私と闘え〜〜〜
と凄い気迫で追いかけてきてな、まぁ暫く走ってたら急に倒れてのびてたけど・・・
月 「朝の鍛錬ですか?先ほど見ていたら全身が青白く光っていましたけど」
一刀「ああ、氣を勁に練り上げて全身に満たしていたからそう見えたんだろうね」
華雄「なぁ呂綺、頼むから私と手合わせしてもらえないか?」
おぉっ月が近くにいるせいか華雄が凄くまともに見えるぞ・・・・
う〜ん霞とも手合わせしてないに華雄と先に仕合すると怒り出しそうな気もするんだよなぁ・・・
必死に頼む華雄と考え込んでる俺を見ていた月が・・・
月 「あの一刀さん、華雄さんと手合わせをして差し上げる事は嫌なのですか?」
はっきりしない俺を見てそんな事を聞いてきた
一刀「ん〜?いや別に華雄との仕合が嫌とかじゃないんだ・・・・・・いいよ華雄やろうか?」
まぁいずれ相手をするつもりだったし、霞や恋とも手合わせしていると言っていたから
ただの猪じゃないよな華雄?やるからには期待させてもらうよ・・・
華雄「!?受けてくれるか、ならば呂布と互角と言われるその武、噂に違わぬ物か見せてもらうぞ!」
月 「ありがとうがいます一刀さん」嬉しそうにしている華雄を見て優しく微笑んでる
華雄 「それでいつだ?直ぐか?私はいつでもいけるぞ!!」鼻息荒いぞ華雄・・・
・・・・なんかやっぱり猪な気がしてきたんだが・・・大丈夫・・・だよな?
一刀 「ああ、月危ないから少し離れててくれるかな?」
月の位置では下手すると巻き込む可能性があるからな・・・・下がってもらわないと
月 「は・はい」直ぐに柱付近まで下がってくれた
俺はそれを確認すると覇気を開放し氣を循環させる、と言っても少しばかり身体強化するに
留めているけどな、恋との仕合からの修行で自分がどの位になっているかが分からないから
華雄次第で徐々にペースを上げていくつもりだ
一刀 「月、開始の合図を頼む」影紅孔雀を構える
くっな・なんて覇気だこれが死神姫か、ふふふこうでなくてはな最初から全力でいくぞ
月 「は・はい、では始めてください」
華雄 「ウォォォォォォォォォォォォ」
巨大な戦斧を振りかぶると同時に一気に間合いを詰め振り下ろす
己の力に自信のある者特有の振りだな・・・・悪くない・・・俺は戦斧の動きに合わせて避けてく
次々繰り出す連撃・・・・・右なぎ払いから勢いを殺さず体を捻り上段からの振り下ろしに
振り下ろした戦斧を地面に突き刺し軸にして下段回し蹴り・・・悪くはない攻めだ・・・
華雄 「まだまだいくぞぉぉぉぉぉぉぉ!!」
叫ぶと同時に踏み出しさらに速度をあげて連撃を繰り出してくる
ブォォォォン ブン ビュォォォォォン ガッズザザザザッ ドガァァァン
突進して右振り下ろしから回し蹴り着地と同時になぎ払いを振りぬき回転して両手で振り下ろす・・
俺は戦斧の動きと華雄の体捌きを確認し最小限の動きで避けていく・・・・これが華雄か・・・・
間髪入れずに攻め立てる良い攻めなんだが・・・・・攻撃が素直すぎる・・・・
華雄が攻め俺が避けるそんな事が3刻ほど続いた・・・
華雄 「ぜぇぜぇぜぇ、どうした!!避けてばかりでは私は倒せんぞぉぉ!!」
華雄の力量を測る為避け続けていたら華雄が怒鳴りだした・・・・・・・
華雄 「やる気はあるのかぁぁぁ我が武を愚弄するような戦い方は例え親しき者とてゆるさぁぁぁん」
叫びながら大きく振りかぶり突進してくる華雄、その動きに合わせて影紅孔雀を
回転させながら中段に構え、華雄の振り下ろす戦斧を受け止める
ガキィィィィィィィィィィィィィン
その瞬間に華雄の戦斧を三叉の鎌部分で押さえ華雄の力を利用して戦斧を絡め影紅孔雀と共に投げ捨てる
キィィィィン ドゴォォォォォォォォォォォン 二つの武器はそのまま壁に突き刺さる
華雄「!?なんだとぉぉぉぉぉぉ!!」
俺は華雄が武器を目で追う時に懐に入り華雄の胸に手を当て
一刀 「北影流 雷光陣 舞華思返嵐発勁 オオオオオオオオオオッ!!」ズドドッッッン・・・
華雄の胸に当てた手を捻り込むような形で螺旋の発勁を打ち込んだ・・・・・
華雄「グハァァァッ」 ベチャ・・・・・
ヒュゥゥゥゥゥゥドォォォォォォォォォォォォォォン
口から血を吐き吹き飛ばされ壁に叩きつけられた華雄はそのまま崩れ落ちた・・・・・
月 「そこまでか!!か・華雄さん」あわてて華雄に駆け寄っていく
一刀「手加減はしておいたから大丈夫だとは思うけど医務室につれていこう」
月 「は・はい」
俺は武器を近くにいた兵に任せると華雄を抱え上げ、月と共に医務室に連れて行った
さすがに俺が中に居る訳もいかず華雄の治療がすむのを待っていると月が医務室から出てきた・・
月 「怪我の方は打撲と擦り傷で暫くすれば、目を覚ますそうです・・・・・」
華雄の力と突進力を逆手にとって使った技だったが・・・勁を込めすぎたか・・・・・
一刀「そうか・・・悪い少しやりすぎたか・・・・」
月 「一刀さんどうしてあんな闘い方を?」
俺が避けるだけの戦いをした事を言っているのだろう・・・・
一刀「華雄の力量を測るつもりだったが華雄には侮辱したように見えたんだろうな・・・後で謝りにいくよ」
月 「一刀さん・・・・」
そう言うと俺はその場を後にし武器を回収し訓練場に向かった・・・・
一刀sideout
詠side
ふぁぁぁ・・・眠い・・・・う〜書簡がやってもやっても減らない・・・・
ふう・・・ん?あれは一刀と月と華雄?朝っぱら中庭でなにしてんのかしら?
武器もってってことは手合わせかしら?
そう思っていたら月が柱の影に下がって二人が構え一刀が覇気をはなち始めていた・・・・
これだけ離れててもあいつの覇気はきついわね・・・・まぁそれだけ本気ってことなんでしょうけど
暫く城の2階の廊下から見ていたけど華雄が攻めるけど一刀に軽々避けられてるか・・実力に差がありすぎね
そんな感じで闘ってる二人を見ていたけど・・・・・・・・・・・ていつまでやってんのかしら
良く飽きないわねもう3刻位立ってるわよ?・・・あ、華雄が怒って怒鳴ってる・・・まぁ当然だけど・・
3刻全力であの斧振り回してる華雄も化け物だけど、一度もかすりさえしないって
どれだけ化け物なのよあいつ・・・でもあんな闘い方したんじゃあの二人気まずくなりそうなのよね
そんな事を思いながら見ていると一刀が動いたと思った瞬間華雄が壁に叩きつけられていた
?!え?今なにしたのあいつ?右壁に突き刺さってる2本の武器そして左壁に叩きつけられた華雄・・・
華雄の事だから大丈夫でしょうけど、あいつには後で話をしておく必要があるかもね・・・
月に付き添われ一刀に抱えられて運ばれて行く華雄を見送り政務室には入った私は書簡と格闘を始めた・・
詠sideout
??side
そんな一刀と華雄の仕合を遥か上空から眺めている眼鏡の男いた
??「北郷は自分で敵を作るのが好きなのでしょうか?」
あれも駒に出来そうでそうですね・・・・・・猪突猛進の猪武者ですか・・・・・・・・・
??「扱い安そうな駒が増えるのは良い事なのですが北郷を殺してしまうと左慈に
怒られてしまいそうですからねぇ・・・まぁ面白い舞台を用意してあげますよ北郷」
その男の姿はまるで空に溶け込むように消えていった・・・
(所変わって医務室)
軍医「董卓様、先ほど賈駆様が董卓様の承認が必要な案件があるとかで政務室にお越し願いたいと
使いの者が来ておりました」
月 「わかりました、私は詠ちゃんの所に行きますので華雄さんが目を覚ましたら知らせてください」
軍医「御意」 軍医は董卓が退出するのを見送り竹簡を再び書いている
姿を消して医務室に来た??はその様子を眺めていた・・・・
ふむ・・・邪魔ですね少々寝て貰いましょうかね・・・室内に術を施し軍医を眠らせると
華雄に近づいて額に手をかざし男が何か呟くとその手は赤く光っていた・・・・
?? 「貴女の受けた屈辱を返す手助けをしてさしあげますよ・・・勿論・・その心の闇を
増幅して置きますけどね・・・さてこれで2手ですねぇ・・ふふ」
手の光が消えると同時に男は姿を消した・・・・・
??sideout
花霞side
さてと今日も元気に訓練と行きましょうか〜今日はちょっと変わった趣向で訓練を行うため部隊をつれて
近くの森に来てみましたこの森で伏兵や移動、陣形など様々な訓練をして見ましょう♪
横一列に並ばせた部隊に指示を出し陣形を変えながら応射が出来るのか確認してみましょうね〜
花霞「中央、疾走応射状態を維持して後退、左翼・右翼は部隊を展開し中央の後退を援護!!」
花霞「中央なにしてる後退が遅い!、矢も撃ててないぞ!もっと素早く、右翼展開が遅い!」
ふう・・・新兵ではないですが動きが鈍いですね、課題は山積みのようです・・・はぁぁ
応射を維持したままというのは無理があるのかなぁ、まぁ走りながら矢を撃つのは難しいでしょうけど
別に狙って撃てという訳でもないですしねぇ・・・これは疾走応射の訓練からしないと駄目かもですねぇ
騎射の訓練は一刀様が定軍山で作ってくださったからくりを準備してくださってあれで訓練しますが
普通に応射しながら走れないって・・・あれ?普通なのかな?私は出来るので気にしてなかったけど
部隊を100人で分け5列に布陣させて走らせた
花霞「当てなくても良いから足を止めずに目標に向けて撃ちなさい」
暫くさせていますが今ひとつといったところでしょうか・・・・ッ・・・なに頭が痛い・・・
あんな所で寝ていたから風邪でも引いたのでしょうか?
う〜ん後で薬でも貰っておきま・・・・・・風邪を引く・・・・寝込む・・・
一刀様が看病・・・・ジュル・・・・えへへへ・・・・・・・
うふうふふふふふふふふふふふふ
あとがき
詠 「ちょっと一刀あんたなにやってんのよ」
一刀「な・なんだよ詠?」
詠 「あんたねぇ・・・華雄が隅っこでちいさくなってるじゃない」
華雄「ふ・・ふ・・ふ・私なんて・・・・」
月 「か・華雄さんしっかり」(〃゚д゚;A
詠 「ど〜すんのよあれ・・・」
一刀「・・・・悪い・・・」
月 「詠ちゃん・・・・・」
詠 「ちょ・な・なんなのよ〜この暗さは〜〜〜〜〜」
たぬさん「う〜んやらかしちゃいましたねぇ一刀君」
一刀「いや、本気で悪かったと思ってるよ、華雄ゴメン」
白蓮「ハ!?仲間の匂いがする!!」
及川「まじかいな!!!どこや〜」
詠 「あ〜二人ともそこに立ってくれる?」と二人を板の上に立たせる
白蓮「ん?詠なんなんだ?」
及川「詠はん、なんなん?」
詠 「あ〜ポチッとな」と手に持っていたスイッチをパカっと開く板・・・・
白蓮「え?うわぁぁぁぁぁぁぁ」
及川「な?ああああああああぁぁぁぁぁ」
落とし穴に落ちていく二人・・・・・酷い・・・・
たぬさん「詠さん・・・・いつの間にそんな罠を?」
詠 「あんなのと仲間じゃ華雄が立ち直れなくなるでしょうが」
一刀「あんなのって・・・・詠ちょっと酷くないか?」
華雄「・・・なぁ一刀・・・私ってダメな子なのか?」
一刀「お・落ち着け華雄、君はダメな子じゃなくてやれば出来る子だ」
華雄「ほ・ほんとうだな・・・じゃあ・・・次はちゃんとやってくれるんだな」
一刀「あ・ああ、悪かったよ、次は本気でやるから許してくれ」
詠 ボソ「・・疲れる・・・・・これだから脳筋は・・・・」
月 「詠ちゃんそんな事言っちゃだめだよ〜」
たぬさん「風さんの出番作らないとなぁ・・・・最近なんか身の危険が・・・」
白蓮 「えい〜〜〜あれはあんまりだろおおぉぉぉ」
及川 「えいは〜んひどすぎやでぇぇぇ」
月 「詠ちゃ・・・あれ?、詠ちゃんどこに?」キョロキョロ
たぬさん「いよいよ動き始めた于吉に如何立ち向かうのか?」
白連&及川「なにまじめに閉めようとしてるんだ(してるんや)?たぬさん」
たぬさん ・・ギクッ・・「キ・キノセイデスヨ?」ε=ε=ε=ε=┏(; ̄▽ ̄)┛
白連&及川「なににげてるんだぁぁぁぁ(てるんやぁぁぁぁ)」
説明 | ||
この作品は真恋姫無双のアレンジです チートです三国志11が気持ち混じってます 19章です |
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コメント | ||
一人高々と積み上げられた書簡を片付ける詠・・・月に一刀、しっかり労わってあげてくれ^^;(深緑) 于吉も動いてますねぇ、今後の展開が楽しみです。。 たぬさん、がんばれーw(韻) 花霞もう少し欲望を抑えようよ…。(poyy) こうして利用されるのか成長していくのか匙加減が難しい・・・・・・投稿乙です(黄昏☆ハリマエ) |
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