蒼天に翻りし『誠』の旗の下に   真恋姫†無双   歳三演戯
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蒼天に翻りし【誠】の旗の下に・・・・

 

序幕第五章    汝は誰ぞ・・・・ 

 

 

 

【管理者】は歳三に、まずは【正史】と【外史】について語り出す。それらの内容は歳三にとっては到底理解し難い話ではあったが

【管理者】が懇切丁寧に諸々を教授してくれた事と元々歳三が持っている並外れた理解力と適応力で全てを話し終えた時にはある程度以上の状況が把握出来ていた・・

『・・・・・・・・と、いう訳で貴方が先程迄存在していた【正史】とこれ以降貴方が存在する【外史】については、ある程度の把握をしていただいたようですね。』

「ああ、かなりな箇所で曖昧模糊な理解の仕方だが、一応俺なりには理解したつもりだ・・・・」

『今はそれぐらいでも理解していただけたなら充分でしょう。しかし先程から考えていたのですが土方殿、【管理者】たる私が言うのもおかしいとは思いますが貴方はいったい何者なのでしょうか?』【管理者】は歳三の異常なまでの順応性と諸々の呑み込みの早さに驚嘆しつつ問い掛ける。

「何者??・・・おいおいテメエはここでは【神】にも等しい存在なんだろうがよ。そんな奴に『何者ですか』なんて言われても俺の方が困んだろうがよ。」

『しかしそう言われても実際貴方の順応性はどう見ても人のそれとは思えませんし、先程からのこの世界に対する質疑の中には明らかに元々この世界を知っているかのような物が多々ありました・・・・』

「って言われてもなぁ・・・・腹括っちまって開き直りゃぁ態度なんぞこんなモンだろうし質問なんてのもそん時そん時で頭の中に浮かんだモンを聞いただけだしな・・」

相手が何をどう考えこちらの素性をきいてくるのかがさっぱり分からずに困惑気味に答える歳三・・

『まあそういう貴方だからこそ私も今回の事を托したいと「そこだっ!!」思った訳なのですが・・・・』

不意に歳三が【管理者】の言葉を遮る様に大声をだす。

『何事でしょうか??』

「テメエ程の力があるんなら俺なんぞにやらせるんじゃぁなくてテメエ自身でその娘を手助けしてやりゃぁ良いじゃぁねえか!!」

『私が【神】に近い存在であるのはこの【正史】である限られた空間のみであり他の空間上にある【正史】や【外史】には関わる事は禁じられています。』 

「禁じられている??ってぇ事はテメエよりも偉い奴がいるって事か??」

『偉い・・・という言葉が当て嵌まるかどうかは微妙な処ですが全ての【正史】【外史】の管理者を統括する者がいますね。』

「へぇ〜でもよテメエが今から俺にやらそうとする事ってのは、その禁じられてる他の場所への関わりって事じゃぁねえのか??」

『全くその通りです。更に詳しく言えば直接他の【世界】に私は干渉出来ないのであって私が創ったモノを他の【世界】に送り込む事は出来るのです。』

「ほぉお、さしずめ俺はテメエの身代わりっつぅ事だな・・・・・」皮肉を込めた口調で歳三が言い放つと

『ご理解いただけたようで幸いです。』と悪びれもせずに応えが返ってきて歳三は苦笑した・・・・・

「さて、大体聞きたい事は聞き出したようだ・・・で、結局俺は何をどうすれば良いんだ??」

『それは先程も話した様にこことは別の【外史】に行ってもらいそこで、ある少女と共に貴方の歴史を自分自身の手で遣り直していただきたいと・・・・』

「フンッ!!そんなうわべだけの事を言ってんじゃぁねえぇよ!!俺はテメエの本心が聞きてぇんだよっ!!」【管理者】の答えを一笑の下に付し歳三は言葉を続ける

「テメエの言葉は余りに俺に都合良すぎる・・・やり直す?干渉されねぇ?確かにそうなんだろうがよぉ、大事な事は全て包み隠してるってのが俺にゃぁ気に食わねえんだよっ!!どの道一度死んじまったこの身なんで今更命が惜しいとはこれっぽっちも思わねぇがよ、それでもどんな難事が待ち構えていようとも今度こそ納得して突っ込んでいきてえんだよっ俺はっ!!」己が心の奥底から迸るように言葉が出て来る。

『土方殿・・・・』惚けた様に【管理者】は言葉を絞り出す・・・・

「んっ?何だ?話してくれる気になったか?」

『貴方は何者なのですか?』

「だぁ〜っ!今は関係無ぇだろうがそんな事はっ!!」

『いえ、貴方自身お気づきになっていませんが、最初は貴方の思考が全て私には手に取るように分かったのですが今は貴方の思考は全くと言って良いほど分からない』

「はぁっ??」言葉の意味が理解出来ず素っ頓狂な声を出す歳三

『面白いっ!!胸が高鳴るっ!!【管理者】となって幾星霜此処まで興味魅かれる人間には会った事がないっ!!貴方こそはあの老人達さえも凌駕するのかも知れない存在っ!!』

【管理者】の声音は今迄と明らかに違う歓喜の声音となっている。

「なっ、何だぁっ??テメエ・・・狂ったかぁ??」

『これが、これが狂わずにいられましょうか・・・貴方は私の予想を遙かに超えるとんでもない存在です。良いでしょう全てを貴方に・・・土方歳三殿にお話し、全てを託しましょう。』

【管理者】がそう言った途端に今迄の灰色の景色が暗転した。

 

 

説明
さてさてそろそろストーリーにも破綻が・・・(苦笑)
自分で書いといてなんなんですが本当に読みにくいssですよね・・・グスン こんな書き手で本当にすんません。
あともう少しですとりあえず書き終えて・・というよりは投稿し終えてから石投げるなりしていただけたらとは思います(苦笑)まあ何はともあれ今しばしのお目汚しを・・・
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真恋姫†無双 土方歳三 

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