黒猫と呪いの儀式 |
「く、黒猫。これは何の真似だ?」
「あら? 先輩は妹の友達に対して、邪な事を考えているのかしら?」
「そ、そんなわけないだろ!」
「なら、別に構わないわよね」
私があなたに抱きついても問題無いわよね。
「……いや、問題しかねぇし。そもそも何でこんな事を……」
「理由を私の口から言わせるつもりなの?」
異性に抱きつく理由なんて一つしかないのに、それなのに……
「ちょっ、怖い顔するなよ。何で怒ってるんだよ」
「…………」
それ、本気で言ってるのかしら?
だとしたら、救いようの無いほどの鈍感だわ。
「先輩……あなたは……」
これは少し、お仕置きをしておかないといけないわね。
ええ。駄犬に教育をしなくては。
「ま、待て! 黒猫。話せば分かるはずだ」
「いいえ。先輩は何も理解していないわ」
そんな見当はずれな事を言っているのだから。
「呪い殺すだけでは済まされないわ」
「マジかよ……」
「マジよ……」
先輩に呪いをかけます。
死してなお、私の事を愛さないといけない呪い。
ずっと、ずっと私だけを見て、私だけを好きでいてくれる呪い。
「好きよ……先輩」
呪いの言葉と同時に先輩にキスをする。
これで呪いの儀式は完成した。
もう先輩は、この呪縛から逃れる事は出来ない。
「黒猫……」
そう。ずっと、ずっと――
永遠に私を愛するのよ。先輩。
説明 | ||
俺の妹〜から再び黒猫です。 原作を買ったから(三巻からだけど……) 少しはマシになったような、なっていないような…… そんな感じです。 |
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コメント | ||
いやーーーーーーーーーーーーーー(VVV計画の被験者) | ||
タグ | ||
俺の妹がこんなに可愛いわけがない 黒猫 高坂京介 | ||
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