病姫無双 十字旗と共に 6
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賊ごと燃え上がる炎を見ながら帰り支度をしていると

前方より孫や甘、周の旗が見えてきた

雪蓮「一刀、アレが私の妹と旧家臣よ」

冥琳「孫はわかるだろ?甘は甘寧、周は周泰、ほかに呂の旗もあるな」

一刀「孫権、甘寧、周泰、呂蒙だっけ?」

祭「さよう」

雪蓮「さぁ・・・出迎えるわよ」

『御意』

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孫権「姉様!」

雪蓮「おひさ〜、元気だった?蓮華」

孫権「はい!・・・ではなくてですね・・・先ほどのあれは一体・・・」

冥琳「あれは一刀が起こしたのだ・・・お久しぶりです、蓮華様」

孫権「一刀?・・・・んー、誰だその者は」

甘寧「蓮華様、雪蓮様の文にあった天の御使いの名ですよ」

孫権「そうだったか?」

祭「おや?権殿は興味がござらんと申すのか?」

孫権「当たり前だ!そんな胡散臭い者が姉様のそばに居るなど・・・」

雪蓮「だってさ、一刀どうする?」

一刀「どうするもなにも俺は此処を追い出されたら行く場所なんてなんだがな・・・」

孫権「お前が天の御使いか?」

一刀「まぁそう呼ばれてるね・・・始めまして、北郷一刀です」

孫権「なんと貧弱な・・・姉様、このようなものをそばに置いていても何の役にも立たないのではないですか?」

雪蓮「えー、そんなことないわよ?ねー冥琳」

冥琳「まぁ・・・そうだな」

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雪蓮「それより、蓮華。一刀に彼女たちを紹介したら?」

蓮華「・・・・わかりました」

蓮華「彼女たちは甘寧、周泰、呂蒙よ」

甘寧「甘寧だ、気安く呼ぶなよ」

周泰「わっ私は周泰といいます!よろしくお願いします」

呂蒙「私は呂蒙です・・・よっよろしくおねがいします」

一刀「さっきも言ったけど俺は北郷一刀、世間じゃ天の御使いと呼ばれている、よろしくね」

甘寧「ふん!」

周泰「はっはい!」

呂蒙「はい!」

雪蓮「ってことで挨拶も済んだことだし・・・・冥琳、いいわよね?」

冥琳「ああ、かまわない」

蓮華「姉様?一体何を?」

雪蓮「いい?よく聞いて、一刀に真名を預けてほしいの」

蓮華「姉様!?一体何を・・・!?」

雪蓮「私が彼を保護した理由は天の血と孫呉の血を混ぜるためなの」

甘寧「何!?」

周泰「え・・・えっと?」

呂蒙「それはつまり・・・」

雪蓮「彼を婿として・・・貴方たちの夫になってもらうから」

『えええええええええええ!1!』

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蓮華「姉様!冗談にもほどがあります!」

雪蓮「冗談じゃないわよ」

蓮華「なおさらダメです!こんな胡散臭い男を夫になどできません!」

周泰「あ・・・あの、私の真名は明命と申します・・・よろしくお願いします」

呂蒙「わ・・私は亞莎と申します・・・不束者ですがよろしくお願いします」

甘寧「思春だ・・・私の期待を裏切るなよ」

蓮華「ちょっと・・・思春まで・・・」

雪蓮「残りは・・・・蓮華だけね」

蓮華「私は認めません!」

そう言って彼女は一人走り去っていった

一刀「苛めすぎたんじゃないか?」

雪蓮「そう?まぁ、真面目なのもいいけど・・・堅物はねぇ」

祭「ソコがいいところなのじゃが・・・・」

冥琳「少々真面目すぎますね・・・・さぁ、城に戻りますよ」

『御意』

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城に到着したその日の内に袁術から呼び出された

雪蓮「まったくなんだっていうのよ!もう!」

冥琳「まぁ落ちついてくれ・・・・」

兵「袁術様がお待ちです・・・さぁ、中へ」

雪蓮「袁術ちゃ〜ん、一体何の用なの?

袁術「着たかや?七乃」

七乃「はい、では質問をいくつかしますね〜」

七乃「まず一つ、このたびの行軍お疲れ様です。ですが監視のためにつけていた者が帰ってこないのはなぜですか?」

雪蓮「知らないわよ」

七乃「そうですか・・・では、二つ目。お嬢様に断りなく旧家臣を呼び寄せたのはなぜですか?」

雪蓮「何のことかさっぱり」

七乃「最後です・・・貴方たちはお嬢様を討つのですか?」

雪蓮「さぁ・・・どうかしらね」

『ザザザザザ・・・・ガチャ』

雪蓮「これはどうゆうつもりかしら?」

七乃「どうもこうも・・・勝手なことをしたのですからお仕置きがあっても何も問題ないじゃないですか」

冥琳「ほぉ・・・しかし、我らに何かあったとなると家臣たちが黙っておらぬぞ」

七乃「そんなこといったって脅しにはなりませんよ・・・それとも袁家10万の兵と戦って勝見込みがあるのですか?」

冥琳「くっ」

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雪蓮「やられたわ・・・・最初からコレが狙い?」

七乃「まさか・・・・」

冥琳「武器さえあればこのような雑兵・・・・」

七乃「さぁ・・・観念してくださいねぇ〜」

『キィィィィ・・・・・バタン!』

七乃「誰ですか!?」

雪蓮「一刀?」

一刀「・・・」

冥琳「一刀」

一刀「・・・・」

七乃「なっ何をしているんです!?あの人もやっちゃいなさい!」

袁術「やめるのじゃ!」

七乃「お嬢様!?」

一刀「・・・・さがれ」

彼がひと言言葉を発しただけ・・・・それだけなのにワタシたちを取り囲んでいた兵は武器を下ろし

下がった

一刀「・・・・美羽」

七乃「なっ!?お嬢様の真名を!」

袁術「よいのじゃ・・・七乃」

七乃「ですが・・・お嬢様〜」

雪蓮「(袁術ちゃんの真名を呼んだのに・・・・何もされない?)」

袁術「また会えたのじゃ」

一刀「・・・・かわらないな」

袁術「うむ・・・といいたいところじゃが・・・わらわとて少しは変わるのじゃぞ?主様」

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『!?』

雪蓮「あ・・・主様!?」

冥琳「どうなっているんだ?」

七乃「お・・・お嬢様!?」

袁術「なんじゃおぬしら変な顔をしおって」

七乃「え・・だって・・・お嬢様、ご自分で何を言ったか覚えてますか?」

袁術「?。そんなに変かの?」

七乃「ええ、変ですとも!」

一刀「・・・美羽」

美羽「なんじゃ?主様」

一刀「・・・一緒にくるか?」

美羽「モチロンなのじゃ・・・じゃがわらわは此処の主じゃ・・・『前』のようには行かぬのじゃ」

一刀「何を迷う必要がある?」

美羽「それもそうじゃな・・・・誰か、わらわの判子をもってくるのじゃ」

兵「はっ!」

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兵「お持ちしました」

美羽「うむ・・・下がってよいぞ」

兵「はっ!」

美羽「さ、主様・・・コレを・・・・それとわらわの真名、美羽を捧げるのじゃ」

一刀「・・・・わかった・・・判子と真名・・・預からせてもらうよ」

美羽「あ・・・主様、美羽と呼んでほしいのじゃ」

一刀「美羽」

美羽「(/// ///)主様」

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その後の帰り道

雪蓮「ねぇ、一刀」

一刀「ん?」

雪蓮「美羽ちゃんがいっていた『前』って一体何なの?」

一刀「あー・・・あれはね」

雪蓮「あれは・・・?」

一刀「もう少し経ってから話すよ」

雪蓮「ぶぅ〜、けち」

一刀「あはははは」

 

説明
孫権やらアーシェやらの参入時期を見誤りました
まぁ・・・いっか
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コメント
七乃も知らない美羽がここに居るw 以前に何かあったのかな? 雪蓮の命令だからにしろ蓮華が拒否したのに思春が随分と素直に真名を教えてくれたな^^;(深緑)
大好物な展開キタ〜!(readman )
おもしろいっスwww♪(ペンギン)
七乃が置いてけぼりをくらってる(VVV計画の被験者)
こりゃ一体何事でしょうか。(FALANDIA)
タグ
真・恋姫無双 一刀 ツン?デレ? 

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