待ってるのだって
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あれからもう三年が経った。

 

一刀が居なくなってもう三年。

 

愛する人がこの地を去ってから三年。

 

私は待った。三年も待ち続けた。

 

一刀が私を一人にするはずがない。

 

なんと言っても魏の種馬だもの。女の子を泣かせることなんてしないわよ。

 

フフッ、この覇王たる曹孟徳が自ら自分を『女の子』だなんてね……。

 

私は弱くなった?

 

戦乱をくぐり抜け、この地に平和を築き、覇道を歩くこの私が?

 

ただ一人の男を失っただけで、今までの自分ではなくなった?

 

いいえ、私は後悔などしていない。

 

後悔などするはずがない。

 

私が望んで歩んだ道、覇道。

 

その覇道の為に命をかけてくれた一刀。

 

今の平和は一刀の思いが詰まったもの。

 

私はこの世界を、一刀の作った世界を壊すことなんてしない。

 

でも、こんな弱い私じゃ難しいかもしれないわね。

 

このまま一刀を待ち続けて弱くなり続ければこの国は終るわ。

 

だから、一刀。もう待つのはやめるわね。

 

あなたが最後に残した言葉。

 

『さよなら……愛していたよ、華琳――――――』

 

一刀、あなたは自分の思いが私たちを縛ると解っていたのね。

 

だからこその『愛していた』でしょ?

 

ならば私も言うわね、一刀。

 

 

 

「さようなら、一刀。愛していたわ」

 

 

 

 

 

 

 

説明
はじめまして。二次創作扱うのは初めてです。これは魏√後3年の話です。作者は魏至上主義ですのでww
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コメント
これも一つの道ですからね。(深緑)
現実だとこの反応が普通でしょうね(ギミック・パペット ヒトヤ・ドッグ)
一刀に依存することなく、前を向いて進んでいくお話なんですね(よーぜふ)
タグ
真・恋姫†無双 華琳 魏√ 

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