病姫無双 十字旗と共に 8
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袁術こと美羽が俺に下ってから数週間

ようやく朝廷から命令書が来たらしい

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雪蓮「皆、朝廷から黄巾党討伐の命が下ったわよ」

冥琳「ほぉ〜、ようやくか」

祭「相変わらず遅いのぉ〜」

穏「しかたがないですよ〜、今の朝廷には力が無いんですから」

冥琳「まぁそうだな・・・雪蓮」

雪蓮「何?」

冥琳「出立はいつだ?」

雪蓮「そうね・・・三日後にしましょうか」

冥琳「ほぉ・・・今すぐとは言わないのはどうしてだ?」

雪蓮「勘よ」

冥琳「いつものか?」

雪蓮「そっ」

冥琳「ふむ・・・戦に関しては外れることがないからな・・・よし、では三日後に出立だ。皆のものいいか?」

『御意』

雪蓮「あ、明命、思春、それに一刀は残って」

明命「はい」

思春「はっ!」

一刀「えー」

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一刀「それで・・・俺たちだけを残した意味はあるのか?」

雪蓮「あるわよ・・・私たちが留守にしたときに賊なんか出たら困るから討伐に行ってほしいの」

一刀「思春と明命は判るが・・・俺に何を期待している?」

雪蓮「そりゃ・・・一刀の隊は優秀だから・・・ダメ?」

一刀「ん〜」

雪蓮「唸らないでよ〜・・・」

一刀「冥琳、賊がいそうな場所は?」

冥琳「そうだな・・・『バサッ』こことここ・・・あとこのあたりだろう」

一刀「範囲が広いな・・・馬の使用は?」

冥琳「許可してもいいが・・・目立つぞ」

一刀「希、桜、雪」

『はっ!』

一刀「お前たちは先に行って情報収集だ・・・いいな?」

『はい!』

雪蓮「・・・増えてる?」

一刀「そりゃ・・・希一人に負担させるわけにはいかないからな」

冥琳「思春、明命も出てくれ」

『はっ!』

雪蓮「じゃぁ、頼んだわよ。一刀」

一刀「まぁ・・・行くだけ行ってくるよ」

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一刀「・・・・さて、どうしたものか」

美羽「主様〜」

一刀「美羽?」

美羽「主様・・・どこにいくのかや?」

一刀「賊の討伐だよ・・・美羽はどうしたんだ?」

美羽「さっきのぉ、希たちがあわただしくなにやらしておったから気になって・・・」

一刀「そうか・・・」

七乃「あ、お嬢様〜もう、探しましたよ・・・って、あ」

一刀「七乃?」

七乃「えっと・・・一刀様・・・(テレテレ)」

一刀「?」

美羽「こりゃ、七乃!主様が困っておるじゃろ!」

七乃「はっはい・・・って、お嬢様!?」

美羽「なんじゃ?」

七乃「いえ・・・なんでもありません」

一刀「美羽、七乃」

『はい』

一刀「俺はこれから賊討伐に出なくちゃ成らない・・・そこで美羽」

美羽「なんじゃ?」

一刀「護衛につけてる子達も戦力としてこちらに来てもらわないといけないから・・・七乃、頼むね」

七乃「はい!一刀様もお気をつけて」

一刀「うん・・・美羽、七乃の言うことをちゃんと聞くんだぞ」

美羽「わかったのじゃ」

一刀「それじゃあ、いってくるね」

七乃「いってらっしゃいませ」

美羽「いってらっしゃいなのじゃ」

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一刀「・・・『ピィーーーー』」

暗部『北郷様お呼びでしょうか!?」

一刀「うん、皆いるね?」

暗部『はっ!』

一刀「これから賊討伐にいくのだけれど・・・怖いって子はいるかな?」

『・・・』

一刀「なら、説明するね・・・コレより俺たちは思春、明命と共に付近の賊討伐に当たる。初の実戦の子もいるだろう・・・だから無理に敵を討とうとするな・・・いいかい?」

暗部『はっ』

一刀「希、桜、雪の三人は既に知ってのとおり先行している・・・俺たちが着く頃には情報も集まっているだろう・・・最初の目的地はここ・・・連戦になるかもしれないから準備だけは怠らないように」

暗部『はっ!』

一刀「それじゃぁ・・・・散!」

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思春「遅いぞ、一刀」

明命「あ、一刀様」

一刀「ごめんごめん・・・準備はいいみたいだね?」

思春「無論だ・・・いくぞ!」

兵『おおおおおおお』

一刀「思春、明命・・・兵数は?」

明命「はい、思春殿の兵は約3千、私のほうは約2500です」

一刀「俺のとこは千にも満たないから・・・1万以上と当たったら苦しいな」

思春「ふん、弱気な・・・我らが居るんだ・・・そう簡単に負けるわけがなかろう?」

明命「そ・・そうです!負けないのです」

一刀「そうだね・・・」

兵「伝令!」

思春「どうした!?何があった!」

兵「前方、約4里先に賊が・・・数およそ1万・・・」

思春「早速お出ましか・・・全軍蹴散らすぞ!」

『おおおおおおおおおおお』

暗部「北郷様」

一刀「・・・どうした?」

暗部「賊より更に先に曹の牙門旗と夏侯の旗が二つ・・・いかがいたします?」

一刀「目の前の賊を追いかけてきたのか・・・足の速いやつを三人集めてくれ」

暗部「はっ!」

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暗部「北郷様・・・彼らが最速かと・・・」

一刀「ありがとう・・・君たちには伝令として希たちのところに行ってもらう・・・いいかい?」

三人『はい』

一刀「俺の馬を預ける・・・・迅速に希たちにこの状況を伝えてくれ・・・いいな?」

三人『はっ』

一刀「ならば・・・いけ!」

三人『御意!』

一刀「君は桜のとこの副長だね・・・他の副長も集めてくれ・・・コレより前方の賊を駆逐する」

『はっ!』

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??「華琳様!前方に甘と周と十字の旗が・・・」

??「そう・・・おそらく甘寧と周泰でしょう・・・まぁいいわ、春蘭、秋蘭!」

二人「「はっ!」」

??「目の前の獣を排除しなさい」

二人「「御意!」」

??「桂花・・・策を」

??「御意」

??「さぁ・・・お手並み拝見といこうかしら」

 

説明
考えてることがまとまる作品になればいいな
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コメント
このタイミングで覇王様との邂逅ですか・・・さて?お互いにどんな印象が得られるのやら。(深緑)
ワクワク(readman )
p5 一刀「情報も圧あっているだろう」→「情報も集まっているだろう」では? これからが楽しみです!(闇鯛)
2p、雪蓮「感よ」→「勘よ」 さぁ、一刀の戦回しは華琳に認められるかな?(FALANDIA)
華琳と一刀の初対峙(VVV計画の被験者)
タグ
真恋姫無双 一刀 暗部 

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