彼岸花 |
[彼岸花]
「ねぇ、帝人君、ものすごくいい眺めだよ?」
臨也は帝人と一緒に、あるところにいた。
2人が居る所は、東京の中では一番緑が残っていて、田舎っぽいところだった
東京にしてはここが一番緑が多い・・ということで有名な所だ
若者たちは、東京では一番田舎・・といって、笑っているものも多いところでもあった。
「臨也さんってこういうの好きなんですか?」
帝人は小さな山を見ている臨也に言った
「ん?・・好きってわけじゃないよ・・でも、この小さな山だけは特別さ・・」
「特別・・・ですか・・・?」
「そうだよw」
「何でですか?なにか、いい物でもあるとか・・・?」
臨也はにこっとしながら帝人に近づいた
「う〜ん・・いいものっていうか・・・紅葉?」
「臨也さんにそんな心があったんですね〜・・・初耳です・・・・」
臨也は後ろから帝人に抱きついた
「うわっ!?///」
「俺だって、人間なんだからそれぐらいの心はあるよ?w・・・・っていうより、ある花を見に来てるんだけどねw」
「花・・・ですか?・・・なんの?」
「彼岸花・・だよ・・この小さな山にはものすごくたくさんの彼岸花がさくんだ。一面が真っ赤なじゅうたんみたいな感じになるんだ。」
「臨也さんはそれを見にここに毎年来てるんですか?・・」
「まぁねw真っ赤でとってもきれいなんだよ?」
臨也は帝人の腕を引っ張り、山が一番きれいに見えるところに連れて行った
「ほら、今はまだ咲いてないけど、ここ一面に咲いたとおもうと、奇麗だと思わないかい?帝人君」
帝人は山を見た瞬間暗かった顔が一瞬にして明るくなった感じがした
「わぁー!意外にきれいですね!!」
「でしょ、でしょwこのままでもきれいでしょwでもさ、やっぱりこの山は俺的に、真っ赤のほうがいいと思うんだ・・そっちのほうがきれいだからね。」
「・・・彼岸花の花ことばって、ご存知ですか?」
「知らないよ・・・というより、興味ないね・・・」
「彼岸花の花ことばって、悲しい思い出・想うはあなた一人・また会う日を楽しみに・・・っていうらしいですよ・・・」
臨也は帝人のいった花ことばを聞いて笑いながら言った
「へぇ〜・・・そうなんだ・・」
「臨也さんには、悲しい思い出とかあるんですか?」
帝人は花ことばをもとに臨也に問いかけた
「俺は・・・ないよ・・帝人君はあるの?」
「・・・一応、あります・・・。臨也さんも知ってるでしょう?正臣の事・・」
帝人は今にも泣きそうな顔をして臨也に言った
「・・・そう・・だったね・・・でも大丈夫だよ?この折原臨也がいるからねw」
「そう・・ですよね・・すいません・・。」
だが、帝人は笑ったが、さみしそうな顔はそのままだった。
「へっくしゅっ・・・ううぅ・・」
帝人はとてもかわいらしいくしゃみをした
「やっぱり、秋ですから山は寒いですねww」
「寒そうだね・・ほら、これはおってw」
臨也はそう言いながら、自分が来ていたコートを帝人にはおらせた
「あ、ありがとうございます/////」
「そろそろ、帰ろっか・・・暗くなると冷えてくるしね・・」
「はい・・・あ、あの、臨也さん!」
「なに?w」
「花、咲いたら、また、一緒にここに来ましょうねw」
「うん、一緒にこようねw」
2人は池袋へ帰るために、駅へと向かった
――終わり――
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今回の小説は、ブログには載せてない小説ですw え?載せてない理由?きまってるでしょ!なんか載せるのがあとあとからなんか恥ずかしくなってしまって・・・^^; ですから、TINAMIに載せましたぁああ!w 間違ってる字があったら、教えてください!;; 読めなかったら、がんばって解読を!! |
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