恋姫無双〜天の断罪者〜 3
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どうもです。

 

前回、華琳たちと共に街に戻ることとなった一刀ですがそこでどんなことが起こるやら

呼んでくだされば幸いです。

 

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〜陳留の街〜

 

街の茶屋に行くと一刀は、この世界が観察者と呼ばれる者による歴史修正の為に不安定で消滅しかけていること、安定させる為に過去のこの世界に来たこと、自身の役割、力のことを話した。

 

「…そうそれなら私の名を知っていた事には若干納得いくわ。それで、どうやって千人もの賊を埋めたのかしら?」

 

 ある程度疑問も解決したところで曹操は先ほどの件を聞く為、質問をしてきた。

 

「それは、我々が使う流派一つでの獅幻(しげん)流鋼糸術の土竜(もぐら)という技を使いました」

 

 そういうと、一刀は氣で鋼糸を作り出し湯飲みに巻きつけ、手を上に引っ張り始めた。すると、机がミシミシと音をたてたと思ったら湯飲みが砕けた。

 

「…埋まらないじゃない」

 

曹操は疑いの目で一刀を見つめるが涼しげな顔して

 

「当たり前だ。巻きつけたものを下に引っ張る技だ。下が硬ければ壊れるのは当たり前だろう」

 

曹操は何かを考え込んでいると

 

「…そうか、盗賊達は足場が土だったから埋まったという事か」

 

夏候淵が答えの真意を聞くと

 

「そうだよ。最も、詳しい原理は教えられないが」

 

夏候淵の答えに曹操は納得し夏候惇は一刀の言葉が不満なのか

 

「貴様!!…先ほど詳しく教えるといったではないか!あれは嘘だったのか?」

 

激しい剣幕で睨みつけると

 

「嘘ではないが、武術家がおいそれと自らの技を相手に教えるとでも?」

 

「…ぐぬぬぬぬ」「…姉者そこまでにしておけ「秋蘭」話が進まん」

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夏候淵が姉を止めると「そうね。で、さっきの話だと他にも貴方みたいなのが此処に居るのかしら…それとも、待ち合わせしているのがその者達なの?」

 

「いや、此処にいるのは俺だけだ。…待合わせしているのは、何というか案内人みたいな人?で2人だけだ」

 

「そう。それと、貴方は流派の一つといったけど、使える流派はいくつあるのかしら?」

 

曹操は若干興味がわいてきた一刀に疑問をぶつける

 

「そうだなあ…獅幻流と呼ばれるのが10、四神流と呼ばれるのが2つ計12流派だね。もっとも、初めから全て使えたわけでなく、12人がそれぞれ享受し合って身につけたものだ…でだ、貂蝉いい加減出てこい。ストーカーか己は」

 

入り口に向かい睨みつける一刀を見て曹操たちはそちらを見た…ことを後悔した。そこには筋肉モリモリのマッチョが、ヒモパン一枚というある意味この世の地獄を具現化した姿で歩いてきた。

 

 

 

「あらん…気がついていたのねえ。さすがごしゅ「それ以上いうな」…まあいいわ」

 

「…なんなのよこの醜い化け物は…貴方の知り合いなの」

 

曹操は気絶しそうになるも何とか気を持ち直して説明を求めた

 

「だ〜れが、目を合わせただけで「ええい、貂蝉少し黙れ」…ちょっと!扱いが雑じゃないかしら」

 

「否定はしたいが知り合いではある。先ほど話した観察者だった人の1人だ…でだ貂蝉、卑弥呼はどうした?てっきりお前達2人が案内役だと思ったが?」

 

額に手を当てながら聞く「…卑弥呼なら先にある人を見張っているわよ〜」

 

「そうか。なら若干時間的余裕はあるな。それじゃ、夏候惇将軍、先ほどの話が納得いかないのであれば手合わせいただこうか」

 

「なに!!手合わせだと!!」突然の申し込みに一同は驚きを隠せないでいた。

 

「納得いかないのであれば自身で体感するのが一番だろう?」

 

「それはそうだが。いいのか?」

 

恐る恐る夏候惇が尋ねると

 

「いいのではなくって「華琳様」本人がやろうといっているのだから」

 

曹操は一刀の力量を測るのによいと判断したのかあっさり了承した。そして、貂蝉の存在は限りなく無視された。

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〜城の訓練場〜

 

「いまさらだが、本当によいのか?姉者の武は本物だぞ」

 

夏候淵が声を掛けるが「だからこそいいんだ」と答えるだけだった。

 

「…それでは、夏候惇対北郷の試合…始め!!」

 

声が掛かると同時に夏候惇は一刀に向かい突っ込んでくるが一刀はまるで闘牛士のように交わしていく

 

「貴様!逃げてばかりでは私には勝てんぞ」

 

そういうと再び剣を振り下ろすがしかし一刀の姿はなく後ろに立っていた。(いつのまに!)そして先ほどと変わり金色に輝いた服を身に着けていた。

 

「…なんだその服は」

 

「…貴女の全力に対し俺も最高の技を披露します」

 

そう伝えると一刀は一瞬で夏候惇の懐に入り「獅幻流鋼糸術・神衣式激流」そういうと無数の鋼糸の塊が勢いの激しい流れのごとく夏候惇に襲い掛かった。

 

「…ぐ!!」激しく地面に叩きつけられた

 

「春蘭!」「姉者!」夏候惇に急いで駆け寄ると申し訳なさそうに「申し訳ありません…華琳様」そう伝える。

 

「いいのよ…それよりも貴方北郷一刀とかいったかしら。その力私のところで振るってみない?」

 

「残念ながら今は曹操、君を見定める時機ではないので遠慮しますよ」

 

強気なしかし、どこか儚げな目をしながら

 

「なら何時私の元に来るのかしら?」

 

「それは分かりません「ふざけないで」…それでは、貴方にこれを預けます」

 

そういって首に掛かっていたロケットを渡す

 

「大事なものでね、再び会うときに返してくれ」

 

そういっていじけている貂蝉をつれてその場を後にしようとしたが「ちょっと待ちなさい。」

 

「なにか?」曹操が呼び止めたため足を止め振り返る

 

「貴方にとってこれは大事なものなんでしょう?それを他人に預けても良いのかしら?」

 

不思議そうに尋ねると「曹操、君の事は信頼してますから」

 

その答えに「なら私の事は華琳と呼びなさい」「華琳様」華琳の提案に2人が反論する。

 

「あら、何が不満なの?」

 

「こんな得体の知れないものに華琳様の真名をお許しになるなど」

 

「なら春蘭は此処まで信頼し真名を許した相手に真名を許すなと」

 

鋭い視線を受けながら2人は話し合い

 

「分かりました。しかし、我々はまだこの者を信頼できません。ですから、再び再開したらその時に真名を預けましょう」

 

夏候淵・夏候惇は華琳にそう伝え

 

「分かったわ。一刀はどうするの?」

 

一刀に呼び名の事を聞くと「別にかまわない。なら俺のことは再会するまで好きに呼んでくれ」

 

そういって訓練場を後にした。

 

「…一刀また会えるときをたのしみにしているわ」

 

一刀がいなくなった訓練場でロケットを握り締めた。

 

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最近調子が悪いのか考えがなかなかまとまらず、文章がぐだぐだになる

けれどこんな小説でも読んでくださった人に感謝です。

続くかどうかは気分次第ということで。では

説明
もし恋姫無双にこんな設定があったらと書いてみました。
世界の守護者の一人である一刀が外史と呼ばれる三国志の世界で魏・蜀・呉の人々と触れ合い?ながらその世界が破戒するのか、それとも存続するのかを見定めていく物語です。
基本中立的な立場からどの勢力にも属しませんが、一時的に属することはあります。
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コメント
できれば続けて欲しいっすね(VVV計画の被験者)
タグ
恋姫無双 真・恋姫無双 一刀 華琳 

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