真・恋姫無双 恋姫恋慕XXX |
よう、『俺』・・・
・・・誰だ、『お前』は?
連れねぇ奴だなぁ、『俺』。『俺』は『お前』だよ、お・ま・え・・・
『お前』が・・・『俺』?
そう、その通り!正解だ。『俺』が『お前』で、『お前』が『俺』・・・。どっかの三流文学のタ
イトルみたいだろ?
・・・だからお前はだ―――
おっと!その質問はもう無しだぜ、『俺』。他の質問なら答えてやるよ。たとえスリーサイズでも
年齢でも、親切丁寧になぁ・・・
・・・ならまず、ここはどこだ?
ここは『俺達』の自我意識の中・・・まあ簡単に言うと、「精神の部屋」ってところかな。客は
『お前』と『俺』の二人だけ。ちなみに「精神と時の部屋」じゃないぜ?ここで強くなっても、現
実じゃあ強くなってないからな。・・・まあ、『お前』が強くなる必要はないんだけどな。よ
し・・次の質問だ。
『俺』が『お前』ということは、『お前』は『俺』の、二重人格的な存在なのか?
いや、違うね・・・。さっきから言ってやってるだろ?『俺』は『お前』だってよ。『俺』足す
『お前』は一人じゃない。二人なんだ。オーケイ?
訳が解らないぞ・・・。それじゃあ次の質問だ。どうして『お前』は『俺』に話しかけてきたん
だ?今までそんなことはなかったじゃないか。
すべては「天」の御導き、ってね・・・。おいおい、そんな怖い顔するなよ、「俺」。そんな顔し
てちゃあ、雪蓮達に愛想尽かされるぜ?
なっ!『お前』は雪蓮たちを知っているのか!?
知ってるも何も、『俺』は『お前』だぜ?愛を語り合ったこともある。まあ『俺』の場合、「華
琳」「曹操」や「桃香」「劉備」とも愛を語り合ったこともあるがな。
なんだと・・・!?
そんな不思議そうな顔するなよ、『俺』。可能性の・・・いや、天命かな?の流れの違い
だ・・・。『お前』が「呉」に堕ちたように、俺達は「蜀」にも、「魏」にも堕ちることがあるん
だよ。『お前』も知っているはずだろ?この「世界」、『お前』が今いる「世界」は、何百何千何
万もある、外史の一つに過ぎないことを。
だからといって・・・「曹操」とだと!?雪蓮がどうして死んだのか、『お前』も知っているんじ
ゃないのか!?
勝てば官軍、ってね・・・おや?意味はまったく違うか。こりゃ失礼。ただ単に言ってみたかった
だけだ。それはそうと、あいつもなかなかあれでへこんでたんだぜ?まあ、「曹操」とでしか知ら
ないお前には解らんだろうがな。
解るはずがないだろう!?
そうカッカしなさんなよ、『俺』。・・・三国時代といえば激動の時代真っ只中だ。諸侯が諸侯た
ちと戦って、殺しあって、潰しあって、「生」を得ることができる。それに近代と違って、様々な
ものが足りていない。毒で死にもする。餓えて死にもする。そんな混乱の渦の中、その中から脱出
できた奴が、その時代の勝者だ。つまり―――――おっと、残念だがここまでのようだな、『俺』。
なっ、おい!待てよ『俺』!!
慌てるな。また『俺』と会う機会は来る。・・・最後に一つ親切で教えといてやろう。「選択を誤
るな」!『お前』は『お前』だ・・・それ以外の何者でもない。そうしなければお前は―――――!
おい!待てよ!待てったら―――――!
説明 | ||
やっちまったか・・・・・・ | ||
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コメント | ||
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