大剣に添う白銀の魔導士 |
どこともわからぬ世界。
大きな建物の中には男が一人、女性が二人、少女が一人。
男は金色に輝く大きな魔法陣の中にたたずむ。
一人の女性が呪文を唱え・・・・・・終わる。
その女性プレシアは男に話しかける。
「聖護・・私の自慢の義息子」
「はい、義母さん」
聖護と呼ばれた男。
プレシアの娘、フェイトと結婚した男。
「あなたの運命は終わっていない。
まだ、ここにいるべきではない、たとえひとつの運命(フェイト)を手に入れたとしても。
あなたはそれだけでは終われない。」
「・・・はい、義母さん」
男は真剣にまっすぐ応える。
次に話すはもう一人の女性。
「聖護・・過去にとらわれず、新たな生を。
フェイトはあなたをただただ愛していました。」
「しかし、おれは・・彼女に嘘を彼女の生涯吐き続けた・・・・・」
「フェイトは知っていたんだよ!」
突如少女が話に割って入った。
「アリシア!それは本当?」
アリシアと呼ばれた少女。
フェイトの元の素体にして姉。
「うん、ここはフェイトとある意味つながっているから、わかる。
あなたには言いたくて言えないまま。
最後まで永遠に近い刻を生きるあなたの幸せを祈りながら、ほんの少しそれに付き合えない自分にかなしみながら・・・・。」
「そうか・・・・」
男は一瞬考える素ぶりをして
「なら、生きる運命を手に入れ続け、幸せになっていないとなぁ・・。
うん、ありがとうアリシア、これで、おれは運命(フェイト)とともにある。
もちろんなのはや、はやてとも。」
「聖護にはほかにもいっぱいいるでしょう?」
「あぁ、もちろんだ」
「もちろん私もだよね?」
「あぁ、もちろんだアリシア姉さん?」
そういわれ、フェイトの姉であり、聖護の姉でもあるアリシアは太陽のような笑顔で
「さすが私の義弟!!!」
そういって、静かになり・・・・
魔法陣の輝きがさらに強くなる。
「時間かな・・」
「ええ・・・・いってらっしゃい、聖護」
「はい、プレシア義母さん」
「いってらっしゃいませ、幸福ある人生を。
またお会いしましょう」
「あぁ、リニス・・姉さん」
「がんばってくるんだよ?」
「もちろんだ」
そうして、魔法陣の光が内部を満たした・・・。
そのあとに男の姿はなかった。
そうして始まる男の物語。
一つ目は、魔法と科学の融合した力が満たす世界。
そして、次の物語は・・・・。
説明 | ||
序章・白銀の男は運命に向かう | ||
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コメント | ||
主人公は、シグナムと同じ騎士タイプの魔導師でしょうね。時間軸から行くとおそらくイフの世界あたりでしょうか?とはいえ、面白そうなので頑張ってください。(ほわちゃーなマリア) なかなか面白そうだ。一刀は出さなくてもいいと思います。それにこの設定だったらとことんチートにしてもいいと思います。つーかチート希望!!(森羅) |
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