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4月それは出会いの季節なんて言うけれどそれは新しい学校や職場になったりするからであり
中高一貫の学園には縁のない話である。そう俺「入江 竜」の通うこの学園にも新しい出会いは皆無である。
4月17日 高等部1−B
見慣れた連中、見慣れた場所、見慣れた校舎、窓の向こうにはつい先月まで通っていた中等部が見える
そんな何も変わらない普通の教室である。がやがやと小うるさい教室に見慣れた先生が入ってきた
「お〜い席に着け〜ホームルーム始めっぞ」
そう言われてだんだん席に着くクラスの連中
「新年度ってことでいまさらだけど王道の自己紹介と役員決めっすぞ」
まぁ新年度と言えば、これって感じだよな。
「うい、では自己紹介を入江、お前からやれ」
「ういっす、入江竜だいまさら改めて言うことはないけどよろしく」
ま、こんなもんか一番最初って案外緊張するんだよな
「おし、じゃ次原田」
「はい、原田浩介です一年間よろしくお願いします」
こいつは相変わらずきっちりしてるな
そして次々と男子の自己紹介が終わり
「はい、じゃ次女子」
このクラスには確か知ってるのが数人いたな
「八代梨奈だよろしく」
こいつは俺が今お世話になっている家の娘だ。昔から知っているが一緒にいる時間より離れていた時間のほうが多い、それくらいの関係だ。外見はスポーツ系の外見だ
あと甲斐甲斐しく毎朝おこしに来てくれれば完璧かもしれんな・・・・
それから女子の自己紹介も次々と終わり
クラス委員などもそれなりに決め学級会長は梨奈がやり副会長は俺だ
なぜ副会長をやるのかと言うと、それなりにしか仕事がなく先生達からも目を
付けられにくくなるからである。我ながら策士だ。
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放課後
今日は始業式だけなので午前授業だ。午後からは自分の部屋でも掃除しよう。
そんなに散らかってはいないが掃除をサボればすぐに汚くなってしまいそうだ。
さて、それではかえるかな・・・・・・・
次回へつずくかも
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友人たちと考えたオリジナルの作品です。 | ||
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