孤高の御遣い Brave Fencer北郷伝18 |
虎牢関の戦い5日目
一刀「・・・・・そろそろ頃合かな」
雫「そうですね、月様達の引越しはもう終わる頃ですから」
音々音「そろそろ兵糧も尽きそうですからな」
一刀「・・・・・よし、最初に決めた通り、敵に気付かれないように少しずつ撤退していこう、最初は霞と嵐が先に行ってくれ、敵に気付かれないように霞と嵐と恋と菖蒲の旗はギリギリまで置いていく」
霞「よっしゃ!また後で落ち合おうな、一刀♪」
嵐「先に行っているぞ、一刀よ」
そして霞と嵐の部隊は敵に気付かれないよう、なるべく蹄の音を立てない様に撤退していった
半刻後(約一時間後)
一刀「・・・・・よし、次は恋と菖蒲の部隊だ」
恋「(コクッ)・・・・・かずと、また後で」
菖蒲「はい一刀様、後で落ち合いましょう」
音々音「行くです」
一刀「雫も行ってくれ」
雫「そんな、一刀様を残してなんて」
一刀「大丈夫だ、念のために丸太を三本にしてあるんだ、そんな簡単に破られることはない」
雫「・・・・・分かりました、どうかお気を付け下さいね、一刀様」
一刀「ああ、みんな、また後でな」
この時の一刀達は想像だにしていなかった
まさか、この別れが・・・・・・・・
さらに半刻後
一刀「どうだ徐栄、敵に動きはあるか?」
徐栄「いいえ、まだ気付かれてはいないようです」
一刀「・・・・・よし、敵に感付かれないように少しずつ兵達を馬に乗せていって、みんなの旗をかたづけたら全速力で長安まで退くぞ」
徐栄「はっ、隊長」
そして徐栄は兵士達に指示を出していった
徐栄「盾の部隊は、一部残りまだ兵が居る様に見せかけろ!その他は馬に乗れ!」
「「「「「はっ!」」」」」」
なるべく小さな声で防衛隊兵士達は互いに指示を出し合い、迅速に行動していった
そして
一刀「・・・・・よし今だ!旗を回収!全部隊退くぞ!」
「「「「「おう!!」」」」」
そこからは、まさに早さの勝負
紺碧の張旗、漆黒の華一文字、真紅の呂旗、白銀の徐旗を一斉に馬に乗せ、一刀の部隊も一目散に撤退していった
曹操軍
華琳「・・・・・ん?・・・・・っ!!?桂花!!零!!今こそ総攻撃よ!!」
桂花「はっ!華琳様!」
零「ははっ!」
季衣「華琳様?急にどうしたんですか?」
流琉「季衣!虎牢関の上にあった旗が無くなっているじゃない!」
季衣「え?・・・・あ!ほんとだ!」
華琳「そうよ、向こうはとうとう兵糧が尽きて撤退をしだしたのよ、凪!手筈通りに頼むわよ!」
凪「はっ!お任せください!華琳様!」
桂花&零「「全軍!前進せよ!」」
春蘭「夏侯惇隊!凪を先頭にして進め!」
「おおおおおおおおおおおおお!!!」
秋蘭「夏侯淵隊も続くぞ!」
「おおおおおおおおおおおおお!!!」
孫策軍
雪蓮「・・・・・ん?・・・・・っ!!?しまった!!冥琳!!」
雪蓮は曹操軍がいきなり動き出したのを見て焦りだした
冥琳「分かっている!!みな!!今こそ総攻撃だ!!」
穏「はいはい〜〜♪」
祭「曹操に先を越されてしまったか!」
蓮華「え?え?どうゆう・・・・・」
思春「蓮華様、虎牢関城壁の旗が一本も無くなっています!」
蓮華「・・・・・あっ!そういえば!」
明命「はうあ!どういう事なんでしょうか!?」
純夏「何言ってんの明命!兵糧が尽きたから撤退するために決まってるでしょう!」
明命「あ!なるほど!」
純夏「雪蓮!先に行くわよ!」
雪蓮「頼むわよ!純夏!」
袁紹軍
斗詩「麗羽様!大変です!」
麗羽「何ですの、斗詩さん?わたくしは今髪を纏めている最中ですのよ、邪魔しないで下さるかしら」
斗詩「も〜〜〜〜、そんなことしている場合じゃありません!曹操さんが虎牢関を攻めているんですよ!」
麗羽「そんなことは、二日前からそうではありませんか、何を今更・・・・・」
猪々子「姫!!」
麗羽「猪々子さんまでどうしたのですか!?」
斗詩の後に天幕に血相を変えて入ってきた猪々子に麗羽は怒り出す
しかし
猪々子「曹操の奴が本当に虎牢関に攻撃を仕掛けてるんだよ!なんだか虎牢関、今にも落ちそうな雰囲気だぜ!」
麗羽「な、なぁんですって〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!」
シュババババババババ!!!
麗羽は自分の髪を即座にいつものクルクルヘアーにした
まさに神業である
麗羽「こうしてはいられませんわ!・・・・・斗詩さん!猪々子さん!洛陽一番乗りはなんとしてもわたし達が頂きますわよ!」
斗詩「はい!」
猪々子「よっしゃ!行くぜ!」
麗羽「あのクソ生意気なクルクル小娘にだけは、洛陽一番乗りの功は渡しませんわよ」
どうやら本音の8割はそっちらしい
麗羽「・・・・・そういえば、悠さんはどちらに?」
悠の姿がどこにも見えないことに麗羽は珍しく気付いた
斗詩「そ、それが・・・・・」
麗羽「???」
猪々子「なんだか、悠姉のやつどこにも居ないんだよ」
麗羽「・・・・・まぁいいですわ、それより華琳さんに先を越される前に急ぎますわよ」
零「凪!!やってしまいなさい!!」
虎牢関の城門の前に到達し零は凪に指示を出した
凪「はっ!零様!・・・・・はあああああああああああああああああああ!!!!」
メラメラメラメラ!!!
凪は、一気に氣を足に集中し
凪「猛虎蹴撃!!!!」
虎牢関の城門に向かって氣弾を放った
徐栄「・・・・・それにしても大丈夫なんでしょうか?」
一刀「何がだ?」
徐栄「虎牢関の城門は」
一刀「大丈夫さ、その為に・・・・・」
ドガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!!
一刀「何!!!??」
徐栄「ええっ!!!??」
後ろから物凄い轟音が聞こえたかと思えば
春蘭「よし!!この邪魔な丸太を退かせ!!」
「「「「「はっ!!!」」」」」
凪の氣弾で大穴の開いた門に次々と兵士達がなだれ込んでいく
桂花「凪!沙和!真桜!虎牢関の占拠は任せるわ!」
凪「はっ!桂花様!」
沙和「わかったの〜!」
真桜「任しとき!」
純夏「こちらも負けていられないわね、太史慈隊!虎牢関に旗を立てなさい!」
「「「「「おう!!!!」」」」」
こうして虎牢関の功は一番が曹操、二番が孫策という順になった
曹操軍と孫策軍が虎牢関の占拠を続けている中
ドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!
麗羽「お〜〜〜〜〜〜っほっほっほっほっほっほ!!!お〜〜〜〜〜〜〜〜っほっほっほっほっほっほっほ!!!」
虎牢関の門を麗羽率いる袁紹軍が素通りして行った
華琳「ちょっと麗羽!!!?何しているのよ!!!?」
虎牢関の城壁から麗羽に怒鳴り散らす華琳
しかし
麗羽「お黙りなさい、華琳さん!!!洛陽一番乗りはこのわ・た・く・しのものですわ!!!お〜〜〜〜〜〜〜っほっほっほっほっほ!!!」
華琳「・・・・・あの馬鹿」
麗羽の傍若無人な振る舞いに華琳は流石に頭に来ていた
袁紹軍に続いて、他諸侯達も虎牢関を次々と通り過ぎていく
純夏「・・・・・袁術といい勝負ね、あれは」
雪蓮「同感ね」
しかし
秋蘭「華琳様!!あれを!!」
華琳「っ!!!?」
純夏「っ!!!?雪蓮!!あれ!!」
雪蓮「っ!!!?まさか!!!?」
一刀「くっ!楽進の存在を計算に入れた上で丸太を三本用意したが・・・・・甘かったな」
徐栄「どうしますか、隊長!?」
一刀「(・・・・・このままじゃ確実に追い付かれるな)」
霞率いる張遼隊なら逃げることができただろうが、董卓新鋭防衛隊は基本的に防御専門の部隊である
連合軍はじりじりと差を詰めてきている
一刀「・・・・・俺が殿をする、徐栄はこのまま部隊を長安へ逃がせ」
徐栄「な!?そんなことさせられませんよ!!」
一刀「じゃあ聞くが、あれをわずか一万で退けられるか?」
徐栄「・・・・・・・・・・」
後ろに迫る連合軍を見る徐栄
水関、虎牢関でかなりの数を減らしたとはいえ、それでも連合軍の数は董卓軍全軍の何倍もいる
虎牢関に篭もっていればなんとかなったであろうが、ここは辺り一面何もない平野である
以上のことを考慮に入れると
徐栄「・・・・・無理です」
一刀「だろ?」
いくら董卓新鋭防衛隊の防御力が大陸一であろうと、防御だけでは勝てないのである
一刀「だから!これは隊長命令だ!異論は許さない!」
徐栄「!!??・・・・ずるいです・・・・こんな時だけ・・・・・あなたに何かあったら・・・・・皆さんになんて言えばいいんですか・・・・・」
一刀「・・・・・すまない・・・・・」
徐栄「・・・・・でも・・・・・絶対・・・・・絶対生きて帰ってきてくださいね、約束ですよ」
一刀「ああ!!俺は死なない!!」
徐栄「約束ですよ!!死んだら許しませんよ!!」
董卓新鋭防衛隊は一刀を置いてそのまま長安へ向かった
一刀「(・・・・・すまないな、徐栄、今回おまえには貧乏くじを引かせちまって)」
去っていく徐栄に詫びを入れながら、一刀は狛煉を降りた
一刀「・・・・・さてと」
シュキン!
一刀は忠久を抜き連合軍に向かい合った
一刀「忠久一本でどこまでいけるかな・・・・・」
徐栄「(隊長・・・・・どうか、ご無事で)」
徐栄は祈りながら長安へ馬を走らせた
麗羽「お〜〜〜〜〜っほっほっほっほっほ!!!お〜〜〜〜〜〜っほっほっほっほっほ!!!あのクルクル小娘の悔しがる顔が目に浮ぶようですわ〜〜〜〜♪♪♪」
斗詩「でもいいんですか麗羽様?こんなことしちゃって」
猪々子「いいんじゃないの斗詩、姫はこの連合の総大将だぜ、後でいくらでも言い訳できるって」
斗詩「・・・・・でも、なんだかまた嫌な予感がするんだけど」
猪々子「考えすぎだって、斗詩は」
斗詩「文ちゃんが考えなしすぎるんだってば!」
猪々子「そりゃあたいにとっちゃ褒め言葉だぜ♪」
斗詩「・・・・・はぁ」
本当に苦労が絶えない斗詩である
麗羽「ん?あれは何ですの?」
斗詩「え?」
猪々子「ん?」
袁紹軍が進撃する進路の上に一人の長髪を後ろで縛った男と、その少し後ろに一匹の白馬がいた
斗詩「あ、あれって・・・・・山賊狩りの北郷さん!?」
猪々子「あいつが・・・・・でも完全に一人だぜ!」
斗詩と猪々子は、一刀の行動が理解できなかった
麗羽「お〜〜〜〜〜〜っほっほっほっほっほ!!!何を考えているかは知りませんが、踏み潰して差し上げなさい!!!」
そのまま袁紹軍は一刀に突撃していった
一刀「・・・・・これほどの大軍となると・・・・・はぁ・・・・・」
かなり憂鬱な気分になる一刀
一刀「俺って・・・・・約束破るの得意になっちまったのかな?・・・・・」
そう言って一刀は集中しだす
一刀「すぅ〜〜〜〜〜〜〜〜・・・・・回天丹田・・・・・」
ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!
一気に氣を最大にまで引き上げ、羽の様な氣の粒子が撒き散らされる
そして
一刀「はぁっ!!!」
袁紹軍に向かって氣の斬撃を放つ
図歯亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜庵!!!!!!!
「うっぎゃあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!」
恋の金剛刀の一撃にも劣らない衝撃波が袁紹軍を襲った
麗羽「な!!何が起こっていますの!!?」
斗詩「分かりません!!ただ北郷さんが何かやってるとしか・・・・・」
猪々子「呂布に勝ったって聞いたけど、これだったら頷けるぜ・・・・・」
一刀「・・・・・回天丹田の状態で氣の斬撃を使うのは初めてだけど、ここまでの威力が出るなんてな・・・・・」
目の前で吹っ飛んだ袁紹軍が自分の一撃でああなったことが半信半疑な一刀だった
一刀「っと、時間がないっとっ!!」
歯射亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜庵!!!!!!
怒歯亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜庵!!!!!!
「がっはああああああああああああああああああああ!!!!」
「どばあああああああああああああああああああああ!!!!」
側面に廻り込もうとした他諸侯を氣の斬撃で黙らせていく
氣の斬撃が弾けるたびに、羽の様な氣の粒子が辺りに舞い落ちては消えていく
麗羽「・・・・・・・・・・」
斗詩「・・・・・綺麗」
猪々子「花見ならぬ羽見だな・・・・・」
自分達の軍が大変な目にあっているということを忘れて、三人は一刀の羽の様な氣の粒子に魅入っていた
華琳「あれは・・・・・」
雪蓮「・・・・・凄い氣ね・・・・・」
桃香「・・・・・綺麗・・・・・」
虎牢関が破られたと聞いて桃香達も虎牢関へと足を運んだが、遠くで袁紹の軍が一刀の攻撃によって吹っ飛ぶのを見て驚くと同時に魅入っていた
虎牢関から見たその光景は、まるで遠くで雪が降っているように見えたであろう
「・・・・・・・・・・」
その他の将達も一刀の羽のような氣の粒子に魅入っていた
図斜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜庵!!!!!!
桃香「はっ!!?愛紗ちゃん!!北郷さんを止めて!!何とか説得したい!!これ以上戦っても意味がないよ!!」
愛紗「はっ!桃香様!行くぞ鈴々、星!!」
鈴々「合点なのだ!!」
星「ああ!!一刀殿、あなたはまだ死ぬべき人ではありませんよ!!」
桃香に続いて愛紗と鈴々と星は予備の武器を持ち虎牢関から飛び出していった
華琳「春蘭!!秋蘭!!すまないけど麗羽を助けに行くわよ!!」
春蘭「はっ!!華琳様!!」
秋蘭「承知しました!!」
華琳と春蘭と秋蘭は虎牢関を飛び出していった
凪「華琳様!!わたしにも行かせて下さい!!」
華琳「・・・・・いいでしょう、許します」
凪「ありがとうございます!!」
凪は華琳に一礼して華琳達の後を追っていった
雪蓮「純夏!!思春!!明命!!祭!!」
純夏「ええ!!分かっているわ!!」
思春「蓮華様を頼むぞ!!穏!!」
穏「はいはい〜♪」
明命「行ってまいります!!」
祭「おう!!」
雪蓮、純夏、思春、明命、祭も飛び出していった
一刀「はぁっ!!!ずあっ!!!」
歯射亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜庵!!!!!!
怒歯亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜亜庵!!!!!!
「ばっはああああああああああああああああああああああ!!!!」
「がはあああああああああああああああああああああああ!!!!」
麗羽「ああもう!!何をしていますの!!?斗詩さん、猪々子さん!!なんとかしなさいな!!」
斗詩「そ、そんなこと言われても〜〜〜!!」
猪々子「やばいぞこりゃ!!このままじゃ全滅しちまう!!」
袁紹軍と他諸侯の軍は全滅の瀬戸際まで追い詰められていた
しかしその寸前で
一刀「はぁ!はぁ!・・・・・くそっ!やっぱり三分ももたないか・・・・・」
回天丹田を解除し一刀から羽のような氣の粒子が放出されなくなる
一刀「・・・・・っ・・・・・はぁ!はぁ!(回天丹田の状態で氣の斬撃を使うと、予想以上に消耗が激しいな)」
氣の使いすぎで一刀は片膝を着いてしまった
華琳「そこまでよ!!北郷一刀!!」
雪蓮「大人しくしなさい!!」
桃香「もう止めてください!!北郷さん!!」
一刀「はぁ、はぁ・・・・・はぁ、はぁ・・・・・」
一刀の目の前には劉備、孫策、曹操軍の面子が勢揃いしていた
一刀「(劉の旗・・・・・ということは、あの子が劉備か)」
劉の旗の下から現れた桃色の髪の女の子を見て一刀はそう判断した
華琳「北郷、あなたは良くやったわ、ここで降っても誰もあなたを咎めたりはしないでしょう!」
一刀「はぁ、はぁ・・・・・」
雪蓮「ここで降れば、あなたの待遇は保証するわ!」
一刀「はぁ、はぁ・・・・・っ」
桃香「お願いです!どうか降参して下さい!」
凪「北郷殿!あなたを殺したくありません!」
純夏「一刀!これ以上は無意味よ、降りなさい!」
星「一刀殿!もう抵抗しないで下され!」
愛紗「北郷様!お願いです!」
鈴々「お兄ちゃん!もう降参するのだ!」
一刀「・・・・・・・・・・」
各将の言葉を聞きながら、一刀はゆっくりと立ち上がった
そして
一刀「・・・・・曹操、前に言ったよな、俺は最低限の責任は取るって」
華琳「あなたは、最低どころか最高以上の仕事をしてるじゃない!」
一刀「ははっ、確かに、俺は損な性格だな・・・・・でも・・・・・」
そう言いながら一刀は忠久を構えた
一刀「俺はみんなを・・・・・仲間達を裏切ったりは絶対にしない!!はぁっ!!!」
ズバーーーーーーーーーーーーーーーン!!!ドバーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!
曹操軍兵士達「ぐはああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」
一刀は華琳の軍勢に氣の斬撃を放った
華琳「っ!!・・・・・しょうがないわね、秋蘭!!北郷に矢を射掛けなさい!!」
秋蘭「よろしいのですか、華琳様!?」
華琳「怪我の一つや二つは多めに見るわ!!」
秋蘭「はっ!!」
雪蓮「祭!!やって!!」
祭「おう!!北郷!!骨の一本や二本は覚悟して貰うぞ!!」
恋「・・・・・っ!?・・・・・かずと?・・・・・」
馬で長安に向かっていた恋は妙な胸騒ぎがして後ろを振り返った
音々音「?・・・・・恋殿、どうしたのでありますか?」
雫「恋さん?」
菖蒲「どうかしたのですか?」
恋「・・・・・(フルフル)・・・・・なんでもない」
音々音「・・・・・・・・・・」
雫「・・・・・・・・・・」
菖蒲「・・・・・・・・・・」
恋は、引き返したい気持ちを抑えて長安へ向かった
一刀から渡された背中の龍滅金剛刀は、悲しい光を放っていた
シュバババババババババババババババババババババババババババババババババババ!!!!!!
たった一人の人間に嵐のような矢の雨が降り注ぐ
一刀「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!」
キキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキン!!!!
一刀は忠久を回転させ氣の膜を張り矢を防いでいった
しかし、その表情は険しい
桃香「ああ、あああぁ・・・・・」
愛紗「っ・・・・・北郷様・・・・・」
星「一刀殿・・・・・」
鈴々「お兄ちゃ〜〜〜ん・・・・・」
明命「あうう〜〜〜〜〜・・・・・」
純夏「くっ・・・・・一刀ぉ・・・・・」
蓮華「あそこまでやる必要があるの・・・・・」
思春「・・・・・・・・・・・・・・」
凪「北郷殿・・・・・どうか、死なないで下さい・・・・・」
春蘭「・・・・・・・・・・」
各将は止めさせたいが、ここまで来たらどうにもならないことは分かっていた
葵「おいおい・・・・・」
翠「やりすぎだろこりゃ・・・・・」
朱里「はわわ・・・・・」
雛里「あわわ・・・・・」
沙和「沙和、もう見てられないの〜〜・・・・・」
真桜「・・・・・・・・・・」
白蓮「・・・・・・・・・・」
季衣「・・・・・・・・・・」
流琉「・・・・・・・・・・」
桂花「・・・・・・・・・・」
零「・・・・・・・・・・」
冥琳「・・・・・・・・・・」
穏「・・・・・・・・・・」
美羽「七乃〜、わらわはもう、見ていられないのじゃ〜〜」
七乃「美羽様、見てはいけませんよ・・・・・」
彩「・・・・・・・・・・」
後からやって来た者達も事の成り行きを見守るしかなかった
シュバババババババババババババババババババババババババババババババババババ!!!!!!!
一刀「くっ!!」
左右からも矢が襲い掛かり始めると
ズバっ!バサッ!
髪を縛っていた細布に矢が当たり髪が下ろされた
ドスドスドス!!!
一刀「ぐうあっ!!」
両足と左肩に矢が突き刺さり一刀は再び片膝を着いた
金剛刀があれば防げたであろうが、無い物にはすがれない
秋蘭「華琳様!!?」
華琳「まだよ!!射続けなさい!!」
秋蘭「・・・・・はっ!!」
祭「策殿!!?」
雪蓮「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!」
祭「・・・・・射続けろ!!」
一刀「くっそ!!・・・・・はぁっ!!!」
バシャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!バラバラバラバラバラバラバラバラ!!!
一刀は氣の斬撃で飛んでくる矢を叩き落した
一刀「だぁっ!!ぜあっ!!くぁっ!!」
ズバーーーーーーーーーン!!!!ドバーーーーーーーーン!!!!ザシャーーーーーーーーーン!!!!
桃香「きゃあああああああ!!!」
雪蓮「うわっ!!」
華琳「くっ!何て往生際の悪い・・・・・」
そして、目の前の軍勢の地面に向けて氣の斬撃を放った
氣の斬撃により発生した砂埃で一刀の姿が隠れていく
一刀「っ!・・・・・狛煉!!!」
狛煉「ブルン!」
一刀は、なんとか狛煉に飛び乗り一目散にその場を離脱していった
華琳「・・・・・どうやら逃がしたようね」
雪蓮「・・・・・そのようね」
桃香「・・・・・どうして・・・・・」
砂埃が晴れた頃には一刀の姿はどこにもなかった
その後連合軍一同は一斉に洛陽へ向かった
麗羽「お〜〜〜〜〜〜っほっほっほっほっほ!!!このわ・た・く・し・が洛陽一番乗りですわ!!!」
ほぼ同時に近いのだが、今の麗羽には何を言っても無駄ということは斗詩と猪々子も分かっていた
そして一同が洛陽の都へ入ると
「「「「「・・・・・ここどこ?」」」」」
前に洛陽の町を訪れたことのある者達の反応はこの通りである
そこには暴政のぼの字すら感じさせない活気ある町並みが広がっていた
行き交う人々の顔には笑顔が絶えず、商人達が集まり賑やかに商いをしている
ボロボロだったはずの家屋も綺麗に修繕され、あちらこちらに花が飾られ華やかな色合いを見せていた
これは、ちょっと前までの洛陽からは想像できない光景であった
麗羽「・・・・・夢でも見ていますの?」
華琳「そうか、そういうことね・・・・・」
雪蓮「信じられないわ・・・・・」
星「一刀殿の言っていた事はこういうことか・・・・・」
桃香「え?え?どういう事なの?」
愛紗「桃香様・・・・・董卓は暴政などしていなかったということです」
桃香「え〜〜〜〜〜〜〜!!?それじゃこの連合は・・・・・」
純夏「この戦の大義名分は、一刀達の方にあったということね」
桃香「・・・・・そんな・・・・・」
桃香は真実を知って項垂れてしまう
朱里「(やっぱり)」
雛里「(そうだったんだ)」
白蓮「麗羽!!どういう事なんだこれは!!?」
麗羽「そ、そんなこと言われましても!!」
葵「・・・・・暴政はしていないと分かっていたが、これほどとはな」
翠「・・・・・信じられないぜ」
一同が洛陽の都の姿に唖然としていた時
一刀「ようやく分かって貰えたようだな」
華琳「!?・・・・・北郷」
雪蓮「!?」
桃香「あ!?」
狛煉に乗り、左肩と両足に包帯を巻いた一刀が現れて一同は驚いた
華琳「この洛陽の町並み、董卓は暴政をしていなかったということね」
一刀「その通りだ」
雪蓮「袁紹の手紙に書いてあったことは?」
一刀「十常侍の事だけは真実だ、だがあいつらは霊帝様を毒殺し、長男の劉弁様も手をかけた、あいつらは劉協の前に突き出し、全員が死刑になった」
麗羽「・・・・・・・・・・」
華琳「・・・・・・・・・・」
雪蓮「・・・・・・・・・・」
麗羽と華琳と雪蓮は一刀の話を黙って聞いていた
そんな中
桃香「・・・・・だったら・・・・」
一刀「・・・・・ん?」
桃香「だったら!何で最初からそう言ってくれなかったの!!?」
愛紗「と、桃香様!?」
一刀「・・・・・・・・・・」
桃香「最初からそう言ってくれれば、こんな戦争しなくても良かったのに、ちゃんと言葉にしてくれないとわからないよ!!こんなのずるいよ!!卑怯だよ!!」
桃香は泣きそうな顔で一刀に叫んだ
一刀「・・・・・君が、そんなことを言うのか?」
桃香「え?」
一刀「そこまで言うなら、なぜ自分達で調べなかった!!!?なぜ袁紹の口車に乗った!!!?これは一国を預かるものとしてはあまりに軽率な行いだと思わないのか!!!?」
桃香「・・・・・・・・・・」
桃香は反論できない
なぜなら、あまりに正論だからだ
一刀「ましてや!!自分のやったことを他人のせいにするなんて、言語道断もいいところだ!!!」
桃香「・・・・・・・・・・」
ぐうの音も出ないとはこのことである
そんな時
???「まさにその通りですな」
通りから一人の男が現れた
麗羽「あ、あなたは!陳寔(ちんしょく)さん!?」
???「わたくしもいますよ」
???「同じく」
麗羽「李膺(りよう)さん!荀爽(じゅんそう)さんまで!!」
斗詩「麗羽様、この人達は・・・・・・」
麗羽「・・・・・清流派の人達ですわ・・・・・党錮の禁で十常侍に追放されたと聞いていましたけど・・・・・」
陳寔「ええ、その通りです」
李膺「しかし、横暴の限りを尽くしていた十常侍達を一刀殿達が討ち、わたし達を洛陽に呼び戻してくれたのです」
荀爽「我ら清流派が弾圧されないように、法律の全面改正をしてくれたのは、一刀殿達です」
麗羽「・・・・・・・・・・」
華琳「この洛陽は、董卓が復興させたのかしら?」
陳寔「はい、しかしその中でも一刀殿の活躍は目を見張るものでした」
一刀「自分だけじゃないでしょう、他のみんなが頑張ってくれたおかげですよ」
陳寔「またあなた様は謙遜なさる、あなた様が居てくれたからこそ我々は洛陽に帰ってこれたのですよ」
李膺「それに市民の協力を得ようと、市民の家を一軒一軒土下座して回ったそうじゃありませんか」
一同「!!??」
連合軍一同は驚いた
この大陸での土下座というのは、文字通り恥も外聞も捨てることで、相当の覚悟がないと出来ないはずなのに、それを一軒一軒やって回ったなど信じられないことであった
一刀「自分達だけでは、とてもこの洛陽全体は回りきらなかったですし、俺程度の頭ならいくらでも下げますよ」
「・・・・・・・・・・」
連合軍一同は恥知らずなのか大物なのか分からない一刀に、呆れたり感心したりしていた
一刀「それでは、自分は失礼します」
李膺「待って下さい、一刀殿!」
荀爽「もう行かれてしまうのか!?」
一刀「月達をあまり待たせてもいけないので、では」
そう言って立ち去ろうとする一刀に
華琳「待ちなさい!北郷!」
一刀「?」
華琳「あなた、わたしに仕えなさい」
「!!??」
連合軍一同の前なのにいきなり勧誘しだす華琳に一同は面食らった
凪「・・・・・・・・・・」(キラキラキラキラ)
凪は一刀がこちらの陣営に来てくれるのではないかと目を文字通り輝かせていた
華琳「あなたの才能、この曹孟徳の覇道に捧げる気はないかしら?」
一刀「・・・・・覇道・・・・・ということはやっぱり曹操は、この先の群雄割拠の時代を覇業によって乗り切るつもりなんだな?」
華琳「その通りよ」
一刀「・・・・・残念だが、お断りだ」
春蘭「なんだと貴様!!」
桂花「華琳様の誘いを断るなんて、どんな間抜けよ!!」
凪「・・・・・・・・・・」(しょぼ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん)
凪は物凄く残念そうな顔をした
華琳「春蘭!桂花!お止めなさい!春蘭!あなたは北郷に命を救われていることを忘れたの!?」
春蘭「うっ!・・・・・」
華琳「・・・・・すまないわね」
一刀「いや、信頼が厚いことはいいことだ」
華琳「一応、理由くらいは聞きたいわね」
一刀「・・・・・俺は、殺し合いや憎しみ合いは嫌いなんだ、だから曹操の力にはとてもなれない」
華琳「・・・・・変な話ね、それなら何故あなたは董卓軍に付き、なぜこの戦に参加したのかしら?」
華琳は矛盾する一刀の答えに再び質問をぶつけた
一刀「確かに、俺は血生臭い戦争や殺し合いはごめんだ・・・・・でも、目の前で行われている不当な暴力を見逃すほどの人でなしでもない」
桃香「(ビクッ)」
不当な暴力
その言葉に真っ先に反応したのは桃香だった
星「(一刀殿は、あの時のままですな)」
星は、出会った頃となんら変わっていない一刀に安心していた
華琳「そう・・・・・では、今までの事もあるし今回は諦めましょう・・・・・でも、はっきり言っておくわ・・・・・いつかあなたをわたしのものにしてあげる」
一刀「今のままの曹操だったら、断固お断りだね」
華琳「その言葉、覚えておくわ」
再び去ろうとする一刀に
雪蓮「待ちなさい、北郷一刀!」
一刀「?」
今度は雪蓮が止める
雪蓮「北郷一刀・・・・・あなたは、天の御遣いなの?」
「!!??」
一同は、いきなり核心に迫った雪蓮の質問に驚いた
一刀「・・・・・それは分からない・・・・・けれど、確実に言えることは、俺はこの世界の、この時代の人間ではないということだ」
雪蓮「!?・・・・・それはどういう意味なのかしら?」
冥琳「この時代の人間ではないというのは気になるが」
一刀「文字通りの意味だ、俺はこの世界とは違う世界から、この時代とは違う時代から来たという意味だ」
雪蓮「・・・・・それが本当なら、間違いないようね」
冥琳「ああ、北郷、お前は紛れもない天の御遣いだよ」
一刀「俺はそんな天なんて御大層な肩書きを持つ様な人間じゃない」
雪蓮「自覚がないのも問題よ・・・・北郷一刀!私達呉に来ないか!?」
純夏「一刀!お願い!あたし達の所に来て!今までの借りを全部返したいから!」
一刀「・・・・・どうしてこうも勧誘されるのかな?」
雪蓮「私達の所に来てくれれば、あなたの身柄は保証するわ、それに特別な待遇もしてあげるわよ♪」
一刀「魅力的なお誘いだけど、止めておくよ」
雪蓮「どうして?あなたは戦いなんてしなくても、わたし達で守ってあげるといっているのよ♪」
一刀「さっきも言っただろ、俺は不当な暴力を見逃すことも出来ないって、守ってくれるのは嬉しいけど、俺も守る側の人間でいたいんだ、自分が守ると決めた人達を」
雪蓮「・・・・・そう、それじゃ今は諦めるわ、でも覚悟しておいてね♪わたしは諦めが悪いわよ♪」
一刀「ははっ、怖いな・・・・・そうだ、忘れるところだった・・・・・袁術!!!」
美羽「ぴいっ!!?」
自分に声が掛けられるとは思っていなかった美羽は、奇声を上げ動揺する
一刀「前におまえの町にいったことがあるが、おまえの暴政振りには驚いたぞ!」
美羽「なななな何の事じゃ?わらわは暴政などしておらぬのじゃ」
一刀「・・・・・やっぱりな、お前は国の政には一切関っていないんだな」
七乃「何を言っているんですか!?そんなこと当たり前・・・・・」
一刀「黙っていろ!!!」
七乃「(ビクッ!)・・・・・」
一刀の怒鳴り声で七乃は黙り込んでしまった
一刀「袁術、帰ったら自分の町を見てみろ、そしてもし俺が次に南陽の町に行って、そこで暴政をしていてみろ、その時は・・・・・」
美羽「そ・・・・その時は・・・・・なんなのじゃ?・・・・・」
一刀「俺がお仕置きをしに行く、首を洗って待っているんだな」ゴゴゴゴゴゴゴゴ
美羽「ぴいっ!!・・・・・わ、分かったのじゃ・・・・・」
彩「・・・・・・・・・・」
彩は黙って成り行きを見守っていた
そういって一刀はその場を去ろうとする
しかし
桃香「待って下さい!」
一刀「(またか)」
桃香「あ、あの・・・・・ごめんなさい!!」
愛紗「桃香様・・・・・」
鈴々「お姉ちゃん・・・・・」
星「・・・・・・・・・・」
朱里「はわわ・・・・・」
雛里「あわわ・・・・・」
いきなり深々と頭を下げた桃香に劉備陣営の将達は唖然としていた
桃香「わたし、全然分かっていませんでした!国を預かっているのにすごく軽率でした!今すぐ許してくれるとは思いません!でも、いつか北郷さんが許してくれる日まで、わたし頑張ります!」
桃香は、今の自分の思いの丈を一刀にぶつけた
一刀「・・・・・うん、その言葉が聞けただけでも良かった、俺は今すぐにでも君を許すよ」
桃香「え!?そんな、わたし達あんな酷い事したのに」
愛紗「北郷様、どうしてですか?」
一刀「確かに、国通しならそうもいかないだろうな、けど俺個人は君達を許すと言っているんだよ、だから君達も俺の言葉を受け取ってほしいんだ(ニコッ)」
桃香&愛紗「「(ズキュ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!)////////////////////」」
一刀の始めてみせる笑顔に桃香と愛紗は心臓を打ち抜かれるような感覚を覚えた
一刀「????」
相変わらず一刀は『だから何で赤くなるんだ?』と思っていた
華琳「(へぇ〜〜〜〜〜、あんな顔も出来るのね)////」
雪蓮「(わたしにも向けてほしいな)/////」
蓮華「//////」
華琳と雪蓮と蓮華の頬もほんのりと赤くなっていた
一刀「でもね、人を許すということはそんな簡単なことじゃないんだ、今回はたまたま俺だったから良かったけれど、決して君を許さない人間もいるんだから、今後は気をつけるんだよ」
桃香「は、はい!あ、あの、北郷さん!わたしは姓は劉、名は備、字は玄徳、真名は桃香と言います!この名を北郷さんに預けたいと思います!/////////////」
愛紗「わたくしの真名は愛紗です!わたくしも北郷様に真名を預けたいと思います!////////////」
一刀「俺に真名はない、あえて言うなら一刀がそれに当たる、そう呼んでくれ、桃香、愛紗」
桃香「はい!一刀さん!/////////」
愛紗「はい!一刀様!/////////」
鈴々「お姉ちゃんと愛紗が預けるなら鈴々も預けるのだ!鈴々は鈴々なのだお兄ちゃん!」
一刀「ああ、よろしくな鈴々」
鈴々「鈴々は、お兄ちゃんって呼ぶのだ!」
朱里「あ、あの・・・・・」
雛里「そ、その・・・・・」
一刀「ん?」
朱里「わたしゅは!姓は諸葛、名は亮、字は公明、真名は朱里です!朱里って呼んで下さい!」
雛里「姓は鳳、名は統、字は士元、真名は雛里です!」
一刀「!!??(この子達があの伏龍と鳳雛だって言うのか!?)」
『何でこの世界はこんななんだ』、と一刀はうんざりしていた
一刀「君達が諸葛亮と鳳統か、雫から話は聞いているよ」
朱里「はい、私塾ちゃんとは同じ雫で学びましゅた!」
雛里「水鏡女学院とひうひょこよでしゅ!」
一刀「・・・・・・・・・・」
二人のカミカミ口調に一刀は少しだけ和んでいた
一刀「そっか、朱里、雛里、これからも桃香を支えてあげなよ」
朱里「は、はい!・・・・・はわわぁ///////」
雛里「はい・・・・・あわわぁ///////」
華琳「北郷、わたしの真名は華琳よ」
一刀「・・・・・いきなりだな」
華琳「あなたは我が真名を預けるに十分な人間よ」
一刀「・・・・・分かった、俺のことは一刀と呼んでくれ、華琳」
華琳「一刀、分かったわ」
凪「北郷様!わたしの真名は凪と申します!この名をあなたに預けたいです!」
一刀「凪か・・・・・俺のことは一刀と呼んでくれ、凪」
凪「はい、一刀様!///////」
凪はようやく尊敬する人に真名を預けられてご満悦だった
一刀「そうだ、凪!君にささやかだけど贈り物がある!」
凪「え!?」
そう言って一刀は懐から一枚の紙を出し凪に投げ渡した
凪「これは?」
一刀「広げてごらん」
凪「・・・・・・・・・・」
凪がその紙を広げると
凪「!!??これは!!」
真桜「なんやなんや?」
沙和「何が書いてあるの?」
凪「・・・・・信じられない」
そこには凪が思いもよらないような数々の氣の鍛錬方や、様々な氣を使った技が書かれていた
凪「一刀様!?こんなものを頂いてもよろしいのですか!?」
一刀「ああ、凪には大きな才能があるからな、そこに書かれていることを生かしてドンドン強くなってくれ」
凪「・・・・・はい!一刀様!」(キラキラキラキラ)
凪は嬉しそうに返事をした
その顔は輝きに満ちていた
桂花「(なによあれは!?あれは本当に紙なの!?)」
一刀が凪に渡した紙は一刀が前の世界から持ってきた手帳の紙であった
零「(あんな良質な紙、見たことがないわ)」
桂花と零は一刀の取り出した紙に興味心身だった
沙和「北郷さん!沙和は沙和って言うの!沙和も北郷さんに真名を預けるの!」
一刀「沙和か・・・・・分かった、喜んで預かろう」
沙和「それでねそれでね!沙和、どうしても将として自信が持てないの、どうすればいいか教えてほしいの!」
一刀「・・・・・・・・・・(ゴソゴソ)」
再び一刀は懐から再び紙を取り出し、沙和に投げ渡した
桂花「(またなの!?)」
零「(いったい、どれくらいあるわけ!?)」
次々と飛び出す良質な紙に桂花と零は驚いていた
冥琳「・・・・・・・・・・」
穏「・・・・・・・・・・」
冥琳と穏も一刀の出す紙に興味心身だった
沙和「・・・・・これで本当に大丈夫なの?」
紙に書かれたことに、いささか疑問を抱く沙和
一刀「うまくいくかは分からない、後は君の頑張り次第さ」
沙和「・・・・・分かったの!頑張るの!」
真桜「ウチの真名は真桜いうんやけど・・・・・その剣なんで出来とんのや?」
一刀「この忠久か?」
真桜「せや」
一刀「・・・・・すまないけど、この刀については詳しくは話せない」
真桜「・・・・・そっか」
一刀「すまないな・・・・・」
日本刀には日本人が1000年の年月を掛けて培ってきた技術の全てが詰め込められている
一刀もおいそれと教えるわけにはいかなかった
真桜「まあええわ、華琳様や凪や沙和も預けたんや、ウチも預けさせて貰うで♪」
一刀「ああ、俺のことは一刀と呼んでくれ、真桜」
真桜「分かったわ、一刀はん」
雪蓮「北郷・・・・・わたしの真名は雪蓮よわたしもあなたに真名を預けてもいいかしら?」
一刀「いいけど・・・・・どうしたんだ?」
少しだけもじもじしながら雪蓮は一刀に真名を預けてきた
雪蓮「実は、さっきの話を聞いていたんだけど・・・・・」
一刀「どの話?」
雪蓮「一刀が真名という話」
一刀「それがどうかしたのか?」
雪蓮「実は、ずっと前から一刀の真名を呼んでしまっていたのよ・・・・・」
「!!??」
一同はかなりまずそうな顔をしていた
真名とはこの大陸において神聖そのものでもし雪蓮の言うことが本当なら相当な謝罪をしなければならない
しかし
一刀「ああ、気にしなくていいよ」
雪蓮「え?」
一刀「俺が前にいたところでは、真名という風習はなかったんだ、この世界の習慣に従って無理やり一刀という名前を真名に当てはめただけだから」
雪蓮「それじゃあ・・・・・」
一刀「孫策達が俺の名前を言ったところで何にも問題はないよ」
雪蓮「許してくれるの?」
一刀「許すも許さないもないよ」
雪蓮「あはははは♪一刀だ〜〜〜い好き♪」
ガバッ!
一刀「うわっ!?」
「!!??」
いきなり雪蓮は一刀に抱きついてきた
雪蓮「一刀♪これからは雪蓮って呼んで♪」
一刀「分かった、分かったから雪蓮!あんまりくっつかないでくれ!」
雪蓮「え〜〜〜〜〜いいじゃない、もっといいことし・ま・しょ?」
むぎゅうううううううううううううううううううう
一刀「(む、胸が〜〜〜〜〜〜〜!)」
周りのことなんてお構いなしに一刀を抱き締め自らの胸を押し付ける雪蓮
「・・・・・・・・・・」ゴゴゴゴゴゴゴ
一部の人間から雪蓮に向かって嫉妬の殺気が放たれていた
冥琳「雪蓮、自重しろ」
雪蓮「痛い痛い!分かっているわよ冥琳!」
冥琳は雪蓮の首根っこを掴んで離れさせた
冥琳「我が王が真名を預けたのであれば私も預けよう、わたしの名は周瑜、字は公瑾、真名は冥琳だ」
一刀「!?・・・・・俺の事は一刀と呼んでくれ、冥琳」
冥琳「?・・・・・分かった、一刀」
一刀「(この人があの美周郎か)」
一刀は冥琳の美しさに思わずドキリとしてしまった
蓮華「あ、あの」
一刀「・・・・・・・・・・」
蓮華「わたしは、名は孫権、字は仲謀です」
一刀「(この子があの賢王孫権だって!?)」
未来の呉王が目の前にいることに一刀は少し混乱していた
蓮華「わたしの真名は蓮華です、この名をあなたに預けようと思います」
一刀「・・・・・理由を聞かせてくれるかな?」
蓮華「今までのお詫びと、わたしの気持ちです」
一刀「・・・・・分かった、喜んで預かるよ、蓮華、俺のことも一刀って呼んでくれ」
蓮華「ありがとう、一刀♪」
一刀「それじゃあ俺はこれで、陳寔さん彼女達を劉協のところに案内してあげてください」
陳寔「一刀殿!?せめて手当てだけでもしていってください!」
一刀「大丈夫ですよ、自分で手当てしましたから、それにあまり遅くなると月達に心配を掛けますから」
陳寔「・・・・・分かりました、どうかお元気で」
一刀「ええ、それじゃあな皆!」
そう言って一刀は去っていった
華琳「・・・・・行ってしまったわね」
雪蓮「本当に気持ちのいい人ね♪」
桃香「一刀さん/////////」
一同は一刀の姿が見えなくなるまで見送っていた
李膺「・・・・・それでは皆さん、劉協様の玉座まで案内します」
荀爽「主だった諸侯の代表者だけが来てください」
麗羽「わ、分かりましたわ」
華琳「分かったわ」
雪蓮「りょーかい」
桃香「うう〜〜〜、緊張するよぉ〜〜」
美羽「七乃、行ってくるのじゃ」
七乃「美羽様・・・・・行ってらっしゃいませ」
美羽「うむ・・・・・」
こうして聖の待つ玉座には桃香、雪蓮、華琳、白蓮、麗羽、美羽、葵、その他もろもろが赴いていった
一刀「・・・・・さて、月達の所に戻らないとな」
洛陽の南の門から長安へ向かおうとする一刀
しかし
一刀「うっ!!?」(グラァ)
いきなり一刀の視界が歪みだした
一刀「(なんだ、血を失いすぎたのか?それとも矢に毒でも塗ってあったのか?)」
何とか意識を保とうとするが、視界はドンドン闇に染まっていく
一刀「(・・・・・く・・・・・そ・・・・・)」
とうとう意識は途切れて、一刀は狛煉に身を預けるようにして気絶してしまった
洛陽玉座
聖「よく来たのじゃ皆の集・・・・・皆々、用意された席に座ってほしい」
「・・・・・・・・・・」
一同は言われた通り用意された席に座った
聖「・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・(ごくり)」
唾を飲んだのは誰であろうか
玉座の間はかなりの緊張感に包まれている
それはそうだ、こんな大義名分もクソもない戦いをこちらから仕掛けてしまったのだから、どんな罰が待っているのか想像もつかない
一同はこれから自分達のみに起こることについて殆どネガティブな想像しかすることが出来ない
聖「みな、分かっていると思うが、今回の戦、朕はお主達を許せそうにない」
「・・・・・・・・・・」
分かっていたとはいえ、その言葉は各将に重くのしかかる
しかし
聖「しかし、今回のことは全て不問とする」
華琳「え!?」
雪蓮「どういう!?」
桃香「え?え?え?」
白蓮「これは・・・・・」
美羽「・・・・・・・・・・」
一同は混乱する
これほどのことをやっておきながら罰の一つもないことに
麗羽「(ほっ)」
葵「どういうことなのですか、聖様!我らはこれほどの事をしてしまったのですよ!なのに刑罰の一つもないなどおかしいです!」
麗羽「(余計なことを言わないで下さい!葵さん!)」
葵が聖の言うことに異議を唱えると、麗羽は心の中でそんな事をのたまう
聖「うむ、その事なのじゃが・・・・・」
時間は水関の戦い前の、董卓軍の軍議が終わった時にまで遡る
一刀「聖、ちょっといいか?」
聖「?なんなのじゃ、一刀?」
一刀「今回の戦が終わった後、ここには連合の各将が来るだろう」
聖「うむ、その時にはそやつらにこれ以上ないほどの罰を与えてやろう」
一刀「・・・・・そのことなんだけどな、聖」
聖「?」
一刀「各将には罰を与えないでほしいんだ、できれば降格や免職も」
聖「な、何を言っておるのじゃ?一刀」
聖は信じられなかった
これだけのことをされて何も罰がなかったのでは帝としての立場がない
しかし一刀は
一刀「聞いてくれ聖、その人達はこれからの大陸にはどうしても必要な人達なんだ」
聖「・・・・・・・・・・」
一刀「仮に連合に参加している人達を全員免職にしてしまったら、その人達が収めている領土の民達はどうなる、更なる混乱を引き起こすだけだ」
聖「・・・・・それは、そうであろうが」
一刀「たのむ聖、願いの変わりにこの首を差し出せというなら喜んで差し出す!」
聖「!?わ、分かったのじゃ!頼むからそんな事言わないでほしいのじゃ!一刀!」
一刀「すまない、ありがとう聖」
聖「/////////////」
以上回想終了
聖「・・・・・というわけじゃ」
「・・・・・・・・・・」
一同は愕然とする
まさか自分達のために自分の首まで掛けてくれた一刀の行いに
華琳「(どうやらわたしは一刀に相当な借りを作ってしまったようね)」
雪蓮「(まったく次々と、一生掛けて返せるかしら、この借りの山?)」
桃香「(一刀さん、そこまでわたし達の事を考えてくれたんですね)////////」
白蓮「(北郷一刀は、完全に善なるものだったか)」
美羽「(感謝してもし足りないのじゃ)」
麗羽「(そうでしょうとも!このわ・た・く・しがこんなところで終わるものですか!)」
葵「聖様!」
聖「どうしたのじゃ、葵?」
葵「その、聖様は本当に北郷一刀に真名を預けたのですか?」
聖「あたりまえじゃ、あれだけ世話になっておきながら真名の一つも預けないなど朕の矜持が許さん」
葵「(しまったな〜、真名預けときゃよかった)」
今となっては手遅れだと分かっているが、少しだけ後悔している葵だった
聖「しかし・・・・・」
麗羽「ん?」
聖「袁紹!!!お主だけはどう足掻いても許せん!!!」
麗羽「な!!?」
聖「袁紹よ、何故にこのような檄文を書いた!!?」
聖は麗羽に今回の戦いを招いた檄文を突きつけた
麗羽「そ、それは・・・・・」
聖「ん!!!?」
麗羽「うっ!・・・・・それは、十常侍の趙忠さんと宋典さんがわたくしの領土を訪ねてきて、董卓さんが都で帝を操り暴政をしていると報告してきたからで・・・・・」
聖「やはり一刀の言うてた通りか・・・・・袁紹!!!」
麗羽「は、はい!!」
聖「すぐにそやつらを捕まえ、朕の前へ連れてくるのじゃ!!」
麗羽「はい!!・・・・・では、明日にでも「今すぐ行くのじゃ!!!」は、はい〜〜〜〜〜〜〜!!!」
ズダダダだダダダだダダダだダダダだ!!!
聖の怒鳴り声ですぐに麗羽は駆け出した
聖「よいか!!袁紹!!」
麗羽「はい!」
ピタッ!
聖「必ずそやつらを、ここへ生きたまま連れてくるのじゃぞ!もし連れてこなかったら・・・・・」
麗羽「つ、連れてこなかったら?・・・・・」
聖「お主は永久追放じゃ!!死刑にならないだけありがたいと思え!!!」
麗羽「は、はい〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!」
ズダダダだダダダだダダダだダダダだダダダだダダダだダダダダダダ!!!
物凄い勢いで麗羽は玉座の間から出て行ってしまった
聖「・・・・・ふぅ」
葵「・・・・・聖様」
聖「なんじゃ、葵?」
葵「どうなされたのですか?ちょっと前までの聖様とは段違いですよ」
聖「・・・・・そうじゃな・・・・・朕は、一刀のおかげで変わることができたのかもしれないな」
「・・・・・・・・・・」
聖「さて、これでお開きじゃ、他の者も帰ってくれてかまわん」
葵「しかしそれでは!」
聖「かまわん、これ以上その方達の地を留守にするわけにもいくまい、もう下がるのじゃ」
葵「・・・・・分かりました、聖様」
聖「うむ、これからも朕のよき相談役になってくれるか、葵?」
葵「ははっ!」
こうして反董卓連合は解散された
しかし、その損害はすさまじいものであった
数字にすると
袁紹軍30万が1万に
袁術軍20万が3万に
馬騰軍5万が4万に
公孫賛軍5万が3万に
曹操軍8万が6万に
劉備軍3万が1万に
孫策軍7万が5万に
その他諸侯は見るも無残な状態だった
結果的にこの一週間の攻防で連合軍100万は約25万にまで数を減らしてしまったのだ
それに対して董卓軍の被害は5万から4万5千になった程度である
帰路に着く各将達は複雑な気持ちだった
戦に勝ったはずなのに、まったく勝った気がしない
それはそうだろう、結果的に董卓は目的を果たし、董卓軍は自らの役目を完璧といっていいほどに果たしたのだから
内容では完膚なきまでに負け、結果では・・・・・いや、この場合結果でも負けたのかもしれない
戦に勝ったとはいっても、何も得るものは無かったのだから
連合軍は殆ど敗残兵も同然の状態で帰っていった
虎「ガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」
趙忠「うわあああああああああああああああ!!!!」
宋典「ひいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!」
趙忠と宋典は豫州の地の森にて虎に襲われていた
宋典「ひいい!!趙忠様!!助けてくだぎゃあああああああああああああああ!!!!」
宋典は虎に捕まりそのまま食われた
趙忠「ふん!わたしはなんとしても生き延びてやるぞ!」
宋典を見捨てそのまま駆け出す趙忠だったが
ズブ!
趙忠「なに!!?」
いきなり動けなくなる趙忠
趙忠「そ、底なし沼か!!?誰か助けて!!!助けあああああああああぁぁぁぁぁぁ・・・・・・・・・」
ズブズブズブズブズブ・・・・・・・・
趙忠はそのまま沈んでいった
ここに十常侍は完全に滅亡したのだった
そして、世は群雄割拠の時代に移っていく
どうもseigouです
新年になる前に間に合いましたね
纏まった休みがあると執筆も進みますよ
というわけで、反董卓連合偏はこれにて終了です
次回からはこの作品のタイトルに戻っていきます
では次回も、お楽しみに
説明 | ||
終局、そして群雄割拠へ・・・・・ |
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恋姫大好きさんへ、ワザとです、朱里が噛んでいますので、これで合っています(Seigou) 誤字朱里の台詞で私塾ちゃんとは同じ雫で学びましゅたっととありますが私塾と雫が逆ですね(恋姫大好き) あゝ俺は悪い事をしてるんだけど必要悪なんだスビズバ虐殺虐殺ヒャッハーヒャッハーwww、セクロスパンパンスパンスパン中出し中出し、阿保そのものだ(鼻癒える) 十常侍あっけなく死にすぎwwwww(風見海斗) 一刀カッコよすぎですねぇ(まあくん34) readmanさんへ、ありがとうございます(Seigou) ハラハラドキドキしました。一刀カッコいい!(readman ) 崩拳さんへ、それは華琳が先に行き凪が後を追っていった感じなので、合っていますよ(Seigou) 4p目の凪は、華琳に一礼したのに、華琳の後追うのっておかしいと思う。(崩拳) 十常侍の滅亡の仕方がうけた(VVV計画の被験者) 面白すぎる。(ryu) なんという十常侍ww楽しく読めてます。続きがほしいです。……禁断症状がw(RevolutionT1115) あけましておめでとうございます、今年中に完結しますがよろしくお願いします(Seigou) あけましておめでとうございます。新年早々2828させていただきありがとうございます。さすが桃香。これで王らしくなるかな?今年一年も2828と熱いバトルを楽しみにしてます!!(kabuto) 再び孤独に戻るわけか。どうしてそうなってしまうのかは判らぬが、余程のことが次回にあるということなのだろう。楽しみにしておるよ・・・(東方武神) チートな一刀だが、種馬っぷりは変わらないどころか更にパワーアップかよ・・・。このまま董卓√かな?(西湘カモメ) 一刀は!!一刀はどうなったんだ!!(タケダム) さて、この外史における反董卓連合は、董卓軍以外はボロボロの結果に終わったようで。更には、袁紹追放フラグも立って、この外史の戦乱がどうなるのか、予測不能に陥った感がありますね。それにしても一刀がヤバげな事に…。魏√の一刀の様に、歴史の流れを改変した反動を受けたか…?(クラスター・ジャドウ) あれ、このままだと袁紹永久追放?(poyy) 一刀完璧に善だな かっこよすぎる(VVV計画の被験者) また誤字指定ありがとうございます(Seigou) もう一個発見、一刀「袁術・・・・・返ったら自分の町を見てみろ=一刀「袁術・・・・・帰ったら自分の町を見てみろ。です(黄昏☆ハリマエ) そんなに目をこすると視力落ちますよwww次回も楽しみにしています。(フィーメ) 誤字指定ありがとうございます(Seigou) 7p紙が髪に変ってます=「髪に書かれたことに、」。袁招どの道このままだと永久追放だな。(黄昏☆ハリマエ) 一刀はどうなるんだろう?(シン) 身代わりを立てる・・・では無理っぽいしなぁw>十常侍の二人 事後報告(事実を伝える、もしくは行方不明になった等)しとく位しか手が無いか(村主7) 十常侍の二人は死んじゃったね。袁紹は永久追放になってしまうのだろうか?(COMBAT02) |
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