彼と私と子 |
一刀「ふぁ・・・あ〜、さすがに昨日は疲れたな」
「父上」
一刀「述・・・どうしたんだ?」
述「あの・・・父上は今お暇ですか?」
一刀「ああ、何をしようか考えてるところだよ」
述「で・・・では、述とその・・・」
一刀「ん?」
述「街に行ってほしいのです!」
一刀「(珍しいな・・・何かあったのかな?)」
述「父上?」
一刀「ああ、いいよ。ちょっと待ってくれよ、着替えないといけないからな」
述「はい!」
述「(やったです・・・父上と一緒になんて久しぶりなのです)」
一刀「お待たせ」
述「さぁ早く行こ・・・行きましょう」
一刀「待ってくれよ、そんなに急がなくても街は逃げないよ」
述「ですが早くしなければ日が暮れてしまいますよ」
娘に手を引かれ町へとくりだした
述「はわぁ〜、前に来たよりもいっぱい店がありますよ!父上」
一刀「うん、そうだね・・・じゃぁどこにいこうか」
述「えっと『ぐぅ〜〜〜』!!・・・ち・・・父上・・・」
一刀「まずはご飯かな」
述「えへへ・・・はい!」
一刀「ここでいい?」
述「はっはい」
一刀「こんにちわ〜」
おやじ「おお、御使い様いらっしゃいませ」
一刀「二人だけど席開いてる?」
おやじ「はい・・・ささ、こちらです」
一刀「述、おいで」
述「はい」
おやじ「では・・・注文は以上で?」
一刀「はい」
おやじ「ではお待ちください」
しばらくして料理が運ばれ・・・
一刀「いただきます」
述「いただきます」
すこし遅めの朝飯を食べることにした
一刀「ごちそうさまでした」
述「さまでした」
一刀「勘定ここにおいておくよ〜」
おやじ「へい!毎度!またきてくだせぇ!」
一刀「どこいこうか」
述「父上に任せたいのですが・・・・いいでしょうか?」
一刀「ああ、いいよ」
夕方
一刀「楽しめたかな?」
述「はい!」
一刀「それはよかった・・・・ん?」
述「父上?」
一刀「すこし様子がおかしい・・・・何か騒ぎがあるわけじゃないけど・・・なんだこの変な感じは・・・」
述「父上・・・怖いです」
一刀「大丈夫・・・でも離れないで」
述「はい」
ザワ・・・・ザワザワ・・・・
一刀「誰だ!」
??「やぁぁぁぁ!」
一刀「甘い!」
『ガシッ!』
一刀「って明命!?」
明命「あう・・・捕まってしまいました」
一刀「なんで明命がこんなところに・・・・だから甘いといってるだろう!」
『ゴンッ!』
明令「いったぁぁぁぁぁい!母様〜」
明命「あうあう・・・大丈夫ですか?明令」
一刀「まったく親子そろってなにやってんだ」
明命「そっそれは・・・」
一刀「確かに・・・いつ襲っても言いとはいったが・・・述が居るときに狙わなくてもいいんじゃないか?」
明命「あ・・・ああああ」
明命・明令「「一刀様(父様)が修羅にみえるです」」
??「それくらいにしておけ」
述「母上〜」
思春「述・・・たのしかったか?」
述「はい!ってなぜ母上が知っているのですか!?」
思春「何をいまさら・・・よもや私の職を忘れたわけじゃあるまいな?」
述「そうでした・・・」
述の母こと思春は述の話を聞きながら俺に耳打ちをしてくる
思春「今夜例の場所で待ってる・・・・述に関してだ・・・こいよ」
一刀「(コクン)」
思春「では、述。父と一緒にちゃんとしろにもどるんだぞ」
述「はい!母上」
思春「では私は蓮華様の護衛にもどる・・・頼んだぞ」
一刀「わかったよ・・・」
一刀「さぁ、暗くなるから帰ろうか」
述「はい!」
一刀「明命、明令いくよ」
『はい!』
その夜
思春「きたか」
一刀「こんばんわ・・・思春」
思春「ふん・・・それで話なのだが・・・」
一刀「述の真名だろ・・・それと俺たちの職について興味を持ち始めてる」
思春「ああそうだ・・・真名はいくつか候補があるのだが・・・まずは私とお前が同じ職についてることが問題なのだが・・・」
一刀「俺が暗部、思春も武将兼隠密護衛だからな」
思春「お前の能力は呉に無くてはならないものだが・・・その・・・軍師として城に居ることはできないのか?乱世の影よ」
一刀「軍師か・・・思春は暗部に興味をもたれるのはいやなの?」
思春「まぁ・・・そうだな、自分の経験でつらいことなどは知ってるつもりだからな」
一刀「そっか・・・でもそんなことを言ったら明命も武将兼隠密だろ?」
思春「それはそうだが・・・・明令は既に文官としての道を選びつつあるからな・・・」
一刀「正直・・・文官、武官、隠密・・・・呉に存在する役職は何でもいいんだ・・・俺は」
思春「キサマ!それでも親か!」
一刀「そういわれてもしかたがない・・・けど、今はできる限りそばにいたい・・・わがままなのかな」
思春「それは・・・・私とてお前と述のそばにいたいが・・・・そうなれば誰が蓮華様を守るのだ!?」
一刀「思春の言いたいこともわかるよ・・・だから、思春」
思春「なんだ?」
一刀「しばらく述のそばにいてくれないか・・・・・護衛も調練も偵察も・・・思春がしてきたことは俺が変わりにするから」
思春「ばっばかな!?お前は自分で何を言ってるのかわかっているのか!?」
一刀「わかってるよ・・・・思春」
思春「なんだ」
一刀「今日、述と街にいったんだ」
思春「ああ、知っている」
一刀「なら・・・わかるよね?述が親子・・・それも母と子の姿をみて落ち込んでいたことは」
思春「そ・・・それは・・・」
一刀「俺は頑張るよ・・・他の子たちは悲しむかもしれない・・・・ひいきだって言うかもしれない・・・けど述は俺と思春の子なんだよ・・・なら子のためにできることならナンダッテするよ」
思春「一刀・・・・相変わらず馬鹿だなお前は」
一刀「馬鹿でもいいかな・・・・愛する妻と子供たちが笑顔になるなら・・・」
思春「おまえが一人で背負わなくても大丈夫だ・・・・蓮華様が今日言っていたのだよ・・・」
蓮華『思春、あなた最近一刀と一緒に寝てるのかしら?・・・・そりゃ思春と一刀の職はわかるわ・・・だけど・・・あ、そうだ!思春!あなた明日から一ヶ月家族で過ごしなさい「ですが」これは命令よ!それに子供がかわいそうだと思わないの?』
一刀「やっぱり蓮華にもばれていたか」
思春「にも?にもとは一体・・・」
一刀「他の子たちも気づいていたよ・・・ただ顔には出さないだけ・・・」
思春「私一人が気づいてやれてなかったというのか・・・」
一刀「ねぇ思春・・・明日から旅に行かないか?」
思春「旅だと」
一刀「そう・・・・蜀行って西涼行って魏も回ってぐるっとこの大陸を回って」
思春「何を馬鹿なことを!一ヶ月でそれほど回れるはずがなかろう!お前の言うところを見て回るとすれば・・・・最低でも半年はかかるんだぞ!」
一刀「それでも・・・・旅は行きたいよ・・・・時間が掛かるなら皆でいくのもありかな・・・」
思春「お前は一体何を考えているんだ!?」
一刀「そりゃぁもちろん」
一刀「愛する人たちの笑顔!」
あとがきみたいな
ちなみ内を徘徊してるときに目に入ったのは思春物ばかり
ってことで突発で作ってみましたが・・・・
どうでしたか?
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思いつきのため一回限り | ||
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コメント | ||
良いなあ。(readman ) ごえいたんおはよ☆ページをめくるたびにフリーズ・・・やっとみれた(?・3・?)(のんのん) 明けましておめでとうございます!!この続きが見たくなるほどの面白さでした!!今年も宜しくお願いします!!!(森羅) |
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