真・恋姫無双 恋姫恋慕〜あの人の面影〜 Ver.凪 |
女性が一人、ある鍛練場で構えたまま、息を大きく吸い込み、丹田に気を集めている。
「――――――――――はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
腰まで、その銀色の長い髪を三つ編みにして流しているその女性が、大声と気迫を持って足を大き
く振り上げ、技の名前を叫びながら、足先から気弾を射出する。
「猛虎蹴撃!!」
必殺技というのは、それを出す時にイメージを固定するのにも必要だが、それは本当に必要なとき
にしか使わないようにするためだ。
簡単に言うと、RPGなどのゲームをする時、ある必殺技を出すには何らかのポイントを消費しなく
てはならない。それが彼女にとっては「氣」であるのだが・・・。
「っうぉぉぉぉぉぉぉアァァァァァァァァ!」
バァンバァン、と何度も気を放出する女性。
だが、そんな事をすれば彼女の体から「氣」は徐々になくなっていくのは自明の理で・・・。
「いい加減にせえへんか、凪!」
がががががががががっ!!
自分の発育とは反比例しているような、生地面積の少ない過激な服装をしている女性が、自慢の工
具を腰に提げ、螺旋槍の先のドリルを回しながら凪の足元に突っ込む。
「うわぁぁぁぁぁ!」
「危ないの!」
地面から吹き飛ばされ空を飛んでいた凪の下にメガネを掛けた、流行に敏感なのだろうか、他に二
人から比べるといささか綺麗な服をきている女性が滑り込む。
「真桜ちゃん!やりすぎなの!!」
「うるさいで沙和!ウチかてこんな事しとうないわ!!でもなあ、こんな凪見てられへんのや!」
「そんなの沙和だって一緒なの!けどこんなやり方・・・無理矢理すぎるの!!もっとちゃんとし
た方法で・・・」
「方法?どうやったら昔の凪に戻せるっちゅーねん!?誰のことか知らんけどなぁ、毎晩毎晩タイ
チョータイチョーって、一体誰のことやねん!?」
「ぅあ・・・」
ピクッと沙和の腕の中で凪が動く。
激昂して頭に血が上り、そのことに気付いていない真桜が叫び続ける。
「なんや真面目に聞いとったら、なんや?うちらが「魏」っちゅう國に仕えて?キラキラに光っと
お白い服着た「天の御遣い様」っちゅうのを「隊長」って慕って、あまつさえその誰か知らん男に
全員で抱かれたやと〜〜〜!!」
「真桜ちゃん!」
真桜を止めようとする沙和だが、勢いがついた真桜は止まらない。
「今の凪もそうやけどなぁ、その隊長っつーヤツもなあ、正直言って――――」
「真桜ちゃんっ!!」
沙和の悲痛な声も、今の真桜には聞こえない。
「正直言ってなあ、気持ち悪いねん!!」
「うああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
沙和の腕の中から飛び出し、それこそ血の涙を流さんとする形相で、天を見上げながら叫ぶ凪。
「隊長は居らっしゃるんだ!絶対に!!そしてまた私たちを暖かく、優しく包みこんでくれるん
だ!!」
「やから・・・っ!それが気持ち悪い言うてるやろ!?そんな知らん男のことなんて知らんね
や!」
「だったら――――――――――――うぁ・・・」
「凪ちゃん!!」
「凪!!」
ガクッ、と膝をつき、地に横たわってしまった凪にかけ寄る沙和。堪らず真桜も近づいて様子を見
守る。
「だったら・・・・・・また魏に行こう、三人で。・・・そうすれば・・・また隊長と・・・。」
とそこまで口に出して意識を落としてしまった凪。
「真桜ちゃん・・・」
「・・・解かっとるがな。実はな、旅にでる準備はもうできてあるんや。・・・凪が言いだすと思
うてな」
「えっ、それじゃあ!」
「その前にちゃんと体は直してもらわなな。ウチかて凪のことが嫌いなわけちゃうよ。でもな、な
んでか凪だけ知ってるその「隊長さん」とやらに嫉妬嫉妬しとったんかもしれんなあ」
「えへへ。じゃあ沙和達もその「隊長さん」の事、知らないとね!」
「ああ!それでまたうちら三人仲良しや!!」
「・・・・・・・・・・隊長」
これで終了ですね、謎編は
こっからのNo.5につなげるのがなかなか骨を折りそうですが、楽しんでもらえると思いますので応援よろしくお願いします。
チョット頭がまったく働いてないので、今日はこの辺で・・・
では・・・
説明 | ||
ダメですね・・・ 連投じゃあこんなクオリティーになっちゃいますか・・・ チョット頭が働かないんで投稿します。 |
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総閲覧数 | 閲覧ユーザー | 支援 |
3904 | 3334 | 13 |
コメント | ||
次も待ってます。でもサレナは私の嫁ww(茂夫) もし記憶が蘇ったら真桜は気持ち悪いと言ったこと後悔するのかな(ギミック・パペット ヒトヤ・ドッグ) こんかい謎回だったな 次回楽しみにしてます♪(VVV計画の被験者) |
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