戦華 洛陽 弐 |
俺が月のご主人様?なって始めての日
洛陽を案内してもらった
月「ここが食料を扱うところでして・・・・あちらは工房です」
一刀「なるほどな・・・なら、あそこはどうなってるんだ?」
月「はっはい・・・あの・・・」
といった具合に傍目からはイチャイチャしてるように案内を受ける
ちなみに戦華と雛里は調練やら政務やらでこの場にはいない
同じく恋や霞も居ないため問題が発生すれば・・・
男「おらぁぁ!酒だしやがれぇ!」
店主「お客さん、飲みすぎですよ!」
男「うるせぇ!ださねぇってんなら死ぬか?」
店主「ヒィッ」
男「だったらさっさとだせよ」
・・・・
一刀「問題発生かな?」
月「へぅ〜」
一刀「野次馬で警邏隊はまだ時間掛かるか・・・・」
月「あ!ご主人様!」
一刀「おい」
男「ああん?なんだてめぇは」
一刀「皆迷惑してるだろ・・・おとなしく酒のめねぇのか?」
男「はっ!俺に説教か?すっこんでろ!餓鬼が!」
『ガシッ』
男「いてててて・・・・なにしやがる」
一刀「それを抜いたら殺す」
男「そんな張ったり・・・・(滝汗)」
警邏兵「どうした、何があった!?」
一刀「ほら・・・もっていけ」
警邏兵「おっと・・・協力感謝する・・・おい行くぞ」
男「へい」
月「ご主人様〜!大丈夫ですか?」
一刀「うん、なんともないよ」
月「よかったですぅ〜(次からは護衛をつけなくちゃ)」
月「ただいま〜」
一刀「ただいま〜」
雛里「ふぇ〜ん、ご主人しゃま〜」
一刀「おっと・・・雛里!?」
雛里「グスッ・・・ご主人しゃま〜」
一刀「どうしたんだ?泣いてたらわからないよ」
雛里「あ・・・あにょですね・・・」
雛里から出される案件を見てみる
一刀「・・・・」
月「ご主人様?」
一刀「雛里、皆を集めてくれないか」
雛里「はっはい」
月「一体何が書いてあったのですか?」
一刀「・・・・袁紹が攻めてくる」
月「えええ!?」
詠「一体なんだって言うのよ!」
陳宮「せっかく呂布様と居たのにですぞ」
霞「なんや、何が始めるんや?」
恋「・・・一刀?」
雛里「ご主人様」
戦華「・・・どうした?」
一刀「皆集まってもらってすまない・・・しかし、火急の用ができた」
詠「なんだっていうの?」
一刀「皆も知ってるように黄色い賊、黄巾党は諸侯の連携で消滅させられた・・・それはいい」
一刀「次に霊王の死・・・朝廷の主が死んだことで官たちがより一掃自分勝手に動いている」
詠「ええ、そんなことは皆知ってるわよ・・・だから何が言いたいの!?」
一刀「・・・・標的にされた」
詠「はぁ!?何言ってるのよ!標的!?なによそれ」
月「詠ちゃん」
一刀「驚くのも無理はない・・・だが現にコンナものが飛び交ってる・・・見てくれ」
詠「一体どんなものよ・・・・名にコレ」
霞「なんやなんや・・・こんなものうそや!」
恋「月、悪くない」
詠「差出人は・・・袁本初・・・あの馬鹿か!」
一刀「すでに其れが飛び交ってから一ヶ月・・・すでに連合は作られていると考えたほうがいいな」
詠「そうね・・・」
一刀「月」
月「はい」
一刀「君はこの連合に対してどう思う?」
月「私は・・・愚かだと」
一刀「そうだな・・・・調べもしないうちから悪と決め付け・・・自分たちが正義だと思いこみ・・・まったく俺たちを笑い死にさせたいのか」
詠「余裕ね・・・なら、対策はあるの?」
一刀「対策か・・・対策はもうしてるよ」
詠「はぁ?一体いつよ」
一刀「いつだろうね」
半月前
一刀「よし、虎狼関の洛陽側の扉を閉め、二度と開かないように塞いでしまえ」
兵『はっ!』
一刀「水関から虎狼関の間には道はある?」
兵「いえ!わきにそれる道はありません」
一刀「なら両脇に城壁の半分まで掘るぞ!」
兵「あの・・・ソノヨウナコトをして何を・・・」
一刀「わからないか・・・なら絵を使って説明するね」
『はい』
一刀「まずここに穴を掘る・・・そして上からわかりづらいように簡単な支えと土をかぶせる。パット見わからなければいい・・・次にご丁寧にx印を道のあちこちにつける」
兵「何かの目印でしょうか?」
一刀「そう、道の最初に大蛇がすむ穴と書いてあれば・・・落とし穴に落ちた時の反応はどうなるかな?」
兵「大蛇に食われたと・・・・なるほど」
一刀「おそらく大軍で来ると思うから道を狭くして・・・・って具合だけど理解できた?」
兵『はい!』
一刀「さぁ、さっさとやってしまおう」
『おおおおおおおおおおおおおおおおお』
一刀「ってことをだな・・・」
詠「はぁ・・・あんた、何一人でやってるのよ」
一刀「ダメだったかな?」
詠「ダメに決まってるでしょ!何のために私たちがいるの!?もっと頼って」
一刀「・・・すまん」
詠「まぁいいわ・・・それより将の配置はどうするの?」
一刀「水関には霞と戦華を」
霞「りょうかいや」
戦華「わかった」
詠「なら虎狼関には恋と貴方と雛ってこと?」
一刀「そうなるな・・・恋いい?」
恋「・・・いい(コクリ)」
詠「僕は月のそばに居て馬鹿どもを監視する・・・戦場任せたわよ」
一刀「了解」
月「詠ちゃん・・・ご主人様を戦場になんて・・・ダメだよ」
詠「月」
月「ご主人様!私が戦場に「だめだ」なぜです!?」
一刀「月が出て行ったら真っ先に狙われる・・・それに一部しか知らないと思うよ・・・俺たちが董卓側にいるなんて」
月「ですが・・・」
一刀「言うことを聞いてくれ・・・俺が討たれるまで」
月「ご主人様!そんなことを言ってはだめです!」
霞「せやな」
恋「かずと・・・だめ」
雛里「ごしゅじんさま〜」
戦華「・・・心配させるな」
一刀「・・・だから、今回は洛陽で待っててくれ・・・いいかい?」
月「・・・はい」