異世界冒険譚 魔法少女リリカルなのは月 A'S 25話
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「……はぁ……はぁ……」

 

「…………」

 

打ち合う。押し負ける。

 

「……おのれ」

 

打ち合う。押し負ける。

 

「おのれぇ……」

 

打ち合う。押し負ける。

 

「おのれ!」

 

打ち合う。打ち合う打ち合う打ち合う打ち合う!

 

「おのれ!おのれ!おのれ!おのれ!おのぉれぇ!!」

 

ほぼ止まった時間の中で俺は……俺達は戦闘している。

 

くそ! まさかクロック・アップまで真似出来るなんて……さすがにクロック・アップを完全に使ってるわけないから何かの魔法で無理やりやってるのか?

それとも機械みたいなものだから使えるとかかな?

……まさかハイパークロック・アップなんて使ってこないよな? さすがに勝てなくなるぞ……

 

兎に角、クロック・アップで有利に立とうと思っていた俺の考えは脆く崩れ去ったわけだ。

さっき言ったように相手の方がパワーもスピードも高い。

クロック・アップ同士の対決は基礎能力で勝負が決まる。

クロック・アップ前に勝てない相手はクロック・アップで勝負しても勝てない。そういう訳。

 

《だ……大丈夫ですか!?》

 

「くっ……これが大丈夫に見えるようなら眼科に行くことをお勧めしよう!」

 

《う……すみません……》

 

「……いや……此方こそすまない。少々イラついていたようだ。」

 

《あ、いえ。此方こそすみませんでした》

 

しまった。イラついていたとはいえはやてに酷い事言っちゃった。反省。

 

そう考えているうちに防御プログラムが俺に迫り剣を振るう。

 

「ちぃ!」

 

俺も負けじと剣を振るうが軽々と防がれ反撃を食らう。

 

「があ!? ……これもだめなら…」

 

反撃できない攻撃だ!

 

「飛天御剣流! 九頭龍閃!」

 

飛天御剣流の技、九頭龍閃。一瞬で九つの斬撃を放つ技。その速さは回避も防御も不可能。これならどうだ!?

 

「……飛天御剣流……九頭龍閃!」

 

防御プログラムから九つの斬撃が放たれる。

 

――ガガガガガガガガガン!

 

剣同士がぶつかった音が聞こえ、俺は吹き飛ばされ壁に叩き付けられた。

 

side out

 

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FATE side

 

「なのは! しっかりして! なのは!」

 

私はなのはに呼びかけていた。

 

――ズドン!

 

「きゃっ!?」

 

急に近くのビルが壊れた。何が当たったのかは煙でよく見えない。

 

「ぐっ…うぅ……」

 

煙が晴れるとビルが倒壊して山になっていた。

その元ビルの瓦礫が崩れ中からユエが出てきた。

 

服が切り裂かれて血が垂れていて、あちこちに擦り傷があって、左手に刺されたような傷があった。

 

「ユエ!?」

 

「フェイトか……くぅぅ!」

 

「ユエ! なのはが!」

 

「高町なのはが? ……っ!」

 

ユエはなのはの方を見るとそのまま動かなくなった。

 

今、なのはは気絶している。

バスターを結界に向けてはなった瞬間、結界がバスターを反射してなのはに当たった。

結界が何度もバスターを結界の中ではね返してたからなのはに何度も当たってた。

結界がピンク色の玉になっていた。

 

「ユエ! なのはは……なのはは大丈夫なの!?」

 

私はなのはが心配だったのでユエに聞いてみた。なのはが撃ったのは非殺傷設定だと思うんだけど、それでもあのバスターを何度も受けていたから少し不安だ。

 

「……大丈夫だ。問題ない。」

 

「本当に!?」

 

「ああ。非殺傷設定だったんだろう? なら少なくとも身体に影響はないだろう。もしかしたら魔法が使えなくなったり失明したりするかもしれんが……」

 

失明!? そんな! どうしよう!? 私がちゃんと止めていれば……

 

「もう良いか? 私は行くよ。……ベホマ。」

 

「あっ! 待って! ユエ!」

 

私がそう言った時にはすでにユエは居なかった。

 

side out

 

 

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yukito side

 

防御プログラムに向かって行きながら俺は自己嫌悪する。

 

くそっ! 失敗した。俺は何でなのはちゃんにギガ・ラ・セウシルを使ったんだ。

なのはちゃんの性格だったら結界を壊して戦おうとするに決まってるじゃないか! なのはちゃんは人に必要とされなきゃいけないと思ってるんだから。

これだったらレイジングハートを取り上げておいた良かった! 高町なのは…余計なことを……

 

……いや。なのはちゃんのせいじゃない。俺が弱いのがいけないんだ。

俺がもっと強ければあいつをすぐに倒して、なのはちゃん達を結界から出せばこんな事にはならなかった。

俺にもっと魔力があれば……魔力魔力魔力

……ぁ……有るじゃないか!

 

俺はゲートを使い、何かを包んだ紅い布を取り出し、紅い布を広げ中身を取り出した。

 

side out

 

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Asura side

 

ビービービー

 

艦内に警報が響き渡る。

 

「一体何が……エイミィ。」

 

リンディ・ハラオウンは突然の状況にも慌てず、部下に何が起きたかを調べさせる。

 

「はい。……ユエの近くで巨大な魔力反応。……これは!?」

 

「何が起こってるの?」

 

「それが……この魔力反応は……」

 

エイミィが見ている画面に映っているグラフは半年前にも見たことがあるものだった。

 

「ジュエルシードです!」

 

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メリクリ。あけおめ。お久しぶりです。作者です。

 

まず始めに更新が遅くなってしまったことをお詫び申し上げます。

 

今回の更新は遅くなってしまいましたが、私はまだこのSSをやめるつもりはありませんので良かったらこれからも見ていってください。

 

今回は、雪人がクロックアップで戦おうとしたところ向こうもクロックアップをしてきて、しかも相手の方が強い。雪人ピンチ。

 

更に九頭龍閃VS九頭龍閃。しかし防御プログラムの方が背も腕力も高いから押し負けて斬られたというわけです。

 

あ、防御プログラム=リインフォースね。

 

吹き飛ばされる雪人。なのは達の近くに吹き飛ばされる。

 

なのはがいつの間にか気絶している。

 

雪人、自己嫌悪しながら防御プログラムに向かって飛んでいく。

 

雪人は魔力を求める。閃いて取り出したのはなんとジュエルシード。

 

こんな感じですね。

 

……俺。こんなの書くのに何週間かかってるんだろうorz

 

次回も頑張って書きたいと思います。じゃあねーバイバイ ノシ

説明
交通事故によって死んでしまった主人公。しかし、それは神の弟子が起こした事故だった!?主人公はなぜか神に謝られ、たくさんの世界へ冒険する。

そして物語はA`Sへ・・・
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コメント
ZEROさまコメントありがとうございます。これからもよろしくお願いします。(RYO)
おお!よかったです。これからもよろしくお願いします。(ZERO&ファルサ)
つくよみ様コメントありがとうございます。CLOCK・UPまでコピーされてしまいました。今のリインフォースは、雪人が知っている技を全て知っている状態なので。(RYO)
CLOCK・UPまでコピーされてたか・・・(つくよみ)
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