真・恋姫†無双 孫呉外伝 〜いつまでも一緒に〜 第2話 |
〜続・いつまでも一緒に〜
これは一刀が小蓮に服をプレゼントしてから数ヶ月後の話――――
俺の部屋には小蓮のほかになぜか明命も夜這い、もしくは、朝這いをするようになった。
理由?そんなものこっちが聞きたいものなんだが、多分小蓮が皆に自慢していたのでそれを見て
羨ましいとでも思ったのだろう。俺にはわかる。うん、きっとそうだ。明命にはマタタビの一件の
時に「好き」と言われた。もちろん俺だって明命が好きだ、多分軽く嫉妬してくれてるのかな?
それはそれで物凄く幸せなんですが。うぅ俺はやっぱり軟派なんだろうか・・・・。
さて、今の俺の状況を確認するとしよう――――――
「一刀さまぁ〜起きてにゃぁ」
耳元で囁かれる声に寝ていた頭が段々と覚醒してくる・・・気がする。
(ん?・・・・・・だれだ?)
「一刀さまぁ・・・・」
(声からして・・・・明命か?)
声は明らかに小蓮でなく明命である。明命と小蓮は二人で今日はどっちが行くかなど、色々やって
いるそうだ。ちなみに俺の意見は聞いてくれないのね・・・・トホホ・・・・
(気温的にまだ夜か・・明命には悪いがこのまま寝かせてもら・・・・・・う・・・・)
ガクッと言った感じで完全に寝てしまった一刀。それに明命は気がついていない・・・
「にゃぁ・・・・一刀さまぁ・・」
「こうにゃったら、明命も・・・・・・」
ゴソゴソ・・と明命も一刀と一緒に寝るようだ。もちろん一刀は気がついていない
「ふにゃぁ〜、一刀さまあったかいにゃぁ・・・」
明命はいつぞやの小蓮のように寝ている。明命もすっかり寝てしまった。
一方小蓮と言えば―――――
「今回は明命に負けちゃったけど、今度こそは私が勝っちゃうんだから!」
「そのまえに、・・・・・・ブツブツ・・・」
一人作戦会議でもやっているみたいだ。夜以外でも一刀を誘惑・・とか考えているんでしょうね。
数時間後――――――
「んぅ・・・・・・」
一刀は目を覚ましたようだ。もちろん夜明命が来たことなんて覚えちゃいない。もちろん明命が一緒
に寝ていることなんてもってのほかである。
ゴソゴソ・・・と自分の腰の辺りで何かが動く。
(ん?このパターン・・・また小蓮か?)
前に小蓮が同じところから出てきたのだからそう思うのに無理はない
だが今回は違う。
「うにゃぁ〜・・・・一刀さまぁ」
(ん?この声って小蓮じゃないよな?もしかして・・・明命・・・・?)
小蓮の時同様、恐る恐る中を覗く一刀。
「やっぱり明命か」
「うにゃ?一刀さま?」
明命はいかにも寝起きって顔で一刀を見上げる。
(そういや明命の寝起きの顔見たことなかったな・・・ん?なんか涙ぐんでないか?)
「み・・明命?大丈夫か?」
「う、ううう・・・一刀さまぁっ!」
一刀の存在を認識した瞬間一刀に抱きつく明命。
(嫌な夢でも見てたのかな?)
「大丈夫だよ、明命。俺はここに居る」
そう言って明命の背中を優しく撫でる。
「うぅ・・・グスン・・一刀さまぁ、寂しかったにゃぁ・・」
「どうしたの?嫌な夢でも見た?」
コクン・・と頷くと、夢の内容を話してくれた―――――
「一刀さまが天の国に帰ってしまって、そのあと孫呉がどんどん滅びていってしまうという夢を
見ました・・・」
夢とは言え、相当ショックだったのだろう。一刀だってそういう経験が子供のときにあったのだ。
「大丈夫だよ明命。俺は明命たちを見捨てて天に帰ったりはしないよ」
「ほんとぉ?」
涙目で甘えるように上目遣いで見詰める明命(しかも猫耳)!うぅ・・・文句なしに可愛い!
「本当だよ、俺が信用できない?」
「(フルフル)・・・よかった♪」
抱きつく明命。俺はそれを大切に・・大切に・・・・壊さないように抱きしめた―――
と言った一件の後、明命に私にも服を作ってもらえないか。と言われた。
明命に合う服―――と言ってもまたゴスロリって訳にいかないので少々悩む。
断るわけにいかないので、了承はしたが、時間をすこし貰った。
(ん〜・・・明命に似合う服かぁ〜)
俺の知力じゃチャイナ服しか思いつかないな・・・・ちょっと工夫を加えてみるかな?
ん〜明命といったら・・・猫・・・・それしか思いつかないのはなぜだろうか・・?
黒いチャイナに猫の肉球の刺繍・・・+猫の尻尾&猫耳・・・・・なんか物凄く可愛い気がする・・・
よし!作ってもらうことにしよう。
そうして店主にこの前の用にちょっと説明を入れたら、すぐ作ってくれた。
「ありがとう。さすがだね、想像以上の出来だよ。これなら・・」
「いえいえい、御使い様の型が良かっただけですよ。」
「あははっ、ありがとう。じゃあ俺はこれで」
俺は明命の部屋に向かうことにした。
「(コンコン)、明命〜居るか〜?」
・・・・・・・・・・・・・?
返答がないぞ?居ないのか?
と、なんだ扉が開いてるじゃないか。
「気がついてないのか?」
ちょっと覗いてみることにしよう。うん、それがいい。
一人納得した俺はちょっとだけ覗いてみた。そこには―――――
異様にソワソワしてる明命が居た。何かが気になって何も聞こえてないようだ。
「明命〜?」
念のために呼んでみる。
「うっ、うにゃぁぁ!?」
や・・やばい・・・なんか物凄く可愛い驚き方だ。でも本人に言ったら怒るだろうね。
「か、一刀さまでしたか・・・・」
なにか今凄く安心したように見えたのだが・・・?
「私に何か用でしょうか?」
ハッ・・・・明命が可愛すぎて忘れるところだった。
「そうだよ、ハイこれ」
「服?・・・・あぁ!」
キラキラと、瞳を輝かせている
「そうだよ。天の服って訳にはいかなかったけど、一応俺のオリジナルだよ」
「お、おりじなる?」
「まぁ要するに、俺の考えた服ってところかな?」
「そうなんですか。覚えておきます!」
やっぱり明命は真面目だなぁ・・・・
「ところで明命」
「はい?」
「それ、着てみてくれないか?」
できれば早く見たいものだよね。男として。
「えっ!?・・・・い、いいですよ・・・」
さすがに恥ずかしいと思うのは俺もわかるけどね。
「じゃあ外で待ってるね!」
と言って部屋を一時的に出る。
(楽しみだなぁ)
多分相当顔が緩んでいたんだろう。
「一刀ぉ?なにニヤけてるの?」
小蓮である。顔に出るとは結構恥ずかしいことをしてしまったか。
「い、いや?なんでもないぞ?」
「そうなのぉ?」
「一刀さま〜入っていいですよ?」
なんとタイミングの悪いことなんだろうか。これを小蓮に見つかったらまたなにを言われるかわから
ないぞ?
「ん?明命の声?それにここって明命の部屋だよね?」
「そ、そうだぞ?それがどうかしたか?」
「一刀さま?どうかなさったのですか?」
ま、まずいっ!・・・・・
「「「・・・・・・・・・」」」
(なんで皆黙ってんだ・・・・?)
(小蓮様・・・!?)
(み・・・明命!?・・・・悔しいけど、可愛い。)
(だ・・・だが!明命物凄く可愛いぞ・・・・・)
(はぅぅ・・・小蓮様に見られてしまいましたっ・・・)
(・・・・明命にますます負けれられなくなっちゃったなぁ。)
押し黙る三人。最初に口を開いたのは明命だった。
「あ、あの、一刀さま?どどど、どうでしょうか!?」
このタイミングでそこ来ますか!?
「おう!物凄く可愛いぞ!小蓮のときも凄かったが、明命も同じぐらい凄いぞ!」
や・・・やばい・・・・言ってしまった・・・・・!
「こ、これは一刀がその・・・考えた衣装なの?」
「そ・・・そうだぞ?」
「ふぅん」
「も・・・もしかして怒ってたりする?」
「お、怒ってなんかないよ?でも・・・・」
「でも?」
な・・・なにを言うつもりなんだ小蓮・・・・・・
「ま・・・・負けないんだからねっ!」
「わ、私だって小蓮さまには負けませんっ!」
「・・・・・・・・?」
(ど・・・どういうことだ?勝負ってなんのことだ?)
「あのぉ、勝負ってなんですかね?」
「「えっ!?」」
しまった―――と言いたげな顔をしたあと、顔を真っ赤にして俯いてしまった。
「「か、一刀(さま)は知らなくてもいいのっ(大丈夫ですっ)!」」
「え・・・そうなの?」
「「そうなの(なんです)!」」
(絶対なにか隠してるよ・・・・まぁいいか。)
「わかったよ、俺はもう聞かないよ。」
二人はすこし安心したようだ。これ以上聞いたら本気で怒られるな。
「それはそうと、小蓮」
「なに?」
「小蓮の時も似合ってたけど、明命の服似合ってるだろ?」
一応聞いてみよう。小蓮に褒められれば明命も喜ぶだろう。
「ま、まぁ悔しいけど、可愛いわ・・・」
「でっ、でも!私の方が可愛いもん!」
「わ、私だって負けません!」
わぁ・・・二人の間に火花な見えるよ。
そんな二人を俺は微笑みながら見詰めていた――――
「・・・・・・・いいなぁ、小蓮と明命・・・・・・・・・」
続く――――かも?
・あとがき・
明命も入れちゃいました。
まだ慣れてないので、相当下手だと思いますが、書いていくにつれて成長できればいいと思います
まだ明命のほかにも追加しようと考えてるので、もし希望かなにか在ったらカキコよろです!
最後まで読んで頂いてありがとうございました!
説明 | ||
一応ですが、前作の「いつまでも一緒」の続編となっています! いまだに成長が見られないと思いますが、よろしくお願いします! |
||
総閲覧数 | 閲覧ユーザー | 支援 |
2894 | 2586 | 12 |
コメント | ||
スーパーキュートですねw(よしお) | ||
タグ | ||
恋姫無双 ss あたたかい目で まだ下手 明命 | ||
らるぱさんの作品一覧 |
MY メニュー |
ログイン
ログインするとコレクションと支援ができます。 |
(c)2018 - tinamini.com |