蜀外伝〜流れ星の行く先は |
きれいな星が見える夜
人一人いない夜
私は日課である晩酌をするため、一人城壁に立っていた
「やはり・・・ここは良いな」
新たな居場所・・・「本郷軍」
大陸に広まった噂による天の御使いこと「本郷一刀」
その軍に仕えて何日経ったか覚えてはいないが自然と悪い気はしていない
むしろ、良いくらいだ。しかし・・・
「幾多の猛将に幾多の軍師・・・それらを束ねるにはかなりの度量や信念が必要なのだが・・・」
「あのお方には・・・それらがあるようには見えないのだが・・・」
「何故だろうな・・・?」
そう言いながら満月聞くように杯を向けてみるが
「答える訳がない・・・か」
らしくないことをしながら、今日も晩酌をするのであった
蜀外伝〜流れ星の行く先は
「ふぁ・・・」
城壁からの監視をしながら、つい欠伸が出てしまう
まぁそれだけ今は平和なわけだが
「といっても、やることもないのだが・・・ん?」
城内をふと見てみると、見慣れた姿を目にした
「あれは・・・」
そう言いながら、監視を兵士に任せて歩いていた
「主」
私がこう話掛けると主こと本郷一刀は反応した
「やぁ・・・星・・・どうしたの・・・?」
「いえ、鈴々の相手をして疲れ倒れている主に誰も見向きもしないようなので。この趙雲、哀れみに参りました」
「うん、後半は言わないでもらいたかったな・・・」
「そうですか。これは失礼」
そう言って私が笑っていると
「そうだ・・・星?」
「はい?」
「これから、時間あるかな・・・?」
「相変わらず居るなぁ・・・!」
あの後、私は主に誘われて警羅も兼ねて町に出ていた
「警羅も出来て休むことも出来るとは一石二鳥だね」
「そうですな」
「星は、大陸中を旅してたんだよね?」
「ええ。それなりには」
「他の国と比べて・・・どうかな?」
「そうですなぁ・・・」
少し考えてから私は口を開く
「国が栄える条件としては良い所ではありますな。沢山の資源や行商人の多さは繁盛する証。これらがバランスよくあってこそ良い国造りの方法ですからな」
「・・・やっぱり星って凄いな」
「何がです?」
「いや、上手く言葉に出来ないけど・・・凄いなって」
「・・・何をおっしゃるかと思ったらそんなことですか。主のほうがよっぽど凄いと思いますが?」
「えっ・・・?俺は・・・何も出来てないよ。訓練に関しては愛紗や鈴々達だし、軍事に関しては朱里に任せきりだし・・・俺が出来てることなんて・・・」
「・・・無自覚とは怖いものですなぁ」
「えっ?」
「いえ、なんともありませぬ」
貴方が一番この国のために尽くしているのは・・・皆知っているというのに
「さて・・・そろそろ腹がすいたのではないですか?主」
「あ・・・そろそろそんな時間か」
「この趙雲、お勧めの飯屋があるのですが・・・どうします?」
「そうだな・・・今日は星に任せるよ」
「御意。では主、参ろうか」
その後、一刀がメンマの食べすぎで倒れたのは、別の話・・・
「・・・今日も綺麗だな」
また私はいつもの場所に来ていた
「我が主・・・本郷一刀は、かなりの者のようだ。皆表には出さぬが、内心は同じことを考えているのだろう」
「私は、まだそこまでは行ってはおらぬが・・・」
「これからに期待・・・というところかな」
「本郷一刀・・・これからも私を楽しませてくだされよ?ふふふ・・・」
そう笑いながら私は綺麗な月にまた杯を向けた
あとがき
はい!お疲れ様です!今回は初めてしっとり系を書いてみました。
未だに駄文が目立つなぁ・・・原作未プレイだから世界観的に間違ってる可能性高いし
やっぱり星は書いてて好きだなぁ・・・星ばかりなのは単に他のキャラのネタが浮かばないとかそういうのではないですよ(笑)
沢山書いてまだまだ練習しなければ・・・
ではでは!
説明 | ||
今回は恋姫で書いて見ました 内容は初であるしっとり系です もしよろしければ御覧くださいな では、どうぞ! |
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コメント | ||
にゃものりさん>申し訳ないです・・・orz(蒼華) ふむむ、星と本郷だと仮面ライダーしか思い浮かばないw(にゃものり) 名無しさん>なん・・・ですと?(蒼華) 投稿お疲れ様です。後、本郷では無く、北郷ですよ(名無し) |
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恋姫無双 星 一刀 | ||
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