妹と共に 54 |
『警備と料理と彼・・・私』
麟「今日はこれくらいでいいでしょう・・・後は引き継ぎをして・・・」
兵「副長」
麟「はい?なんですか?」
兵「ぶしつけな質問ですが・・・・副長は料理はできるのでしょうか?」
麟「りょ・・料理ですか・・・まぁすこしはできますが・・・どうしたのです?」
兵「はい・・・実は先月嫁をもらったのですが・・・恥ずかしい話料理がまったくできず・・・」
麟「それで料理を教えてほしいと?」
兵「はい・・・あの・・・ダメでしょうか?」
麟「しかたないですねぇ・・・いいですよ、では次の非番の日にでも」
兵「はい!ありがとうございます」
非番
麟「えっと・・・どうしてこうなったのでしょうか?」
兵「その・・・前の話が漏れたようでして」
麟「そう・・・ですか・・・ただもれただけでしたらわかりますが・・・皆さん目が輝いていますよ」
男「おい、曹仁将軍がきたぞ!」
男2「おお、将軍!今日は何をつくるんですか!?」
麟「え・・・えっと・・・」
男「なぁ、お前将軍の料理くったことあるか?」
男3「いや、無いな。だからタノシミダナ」
麟「(いつの間に私が料理を振舞うと・・・・(ギロリ))」
兵「・・・(滝汗)」
麟「はぁ・・・まぁいいです・・・それで貴方のお嫁さんってのはどなたです?」
兵「そ・・・それが・・・数日前に寝込んでしまいまして」
麟「はぁ!?ではなんですか、ここにこれないと・・・では私は一体何のために休みをつぶしてここに・・・」
一刀「ん?おーい、麟」
麟「はぁ・・・たッ隊長!?」
一刀「どうしたんだ?こんなところで・・・非番じゃなかったか?」
麟「はい、非番でしたが・・・この人が料理をおしえてほしいと・・・」
一刀「お、お前この前嫁もらってたやつか・・・どうだ?仲良くやってるか?」
兵「はい!北郷様、その節はありがとうございました」
一刀「何々キニシナイで・・・・麟?」
麟「はっはい!隊長はなぜこのような場所に?」
一刀「勤務中じゃないなら隊長で呼ばなくていいのに・・・・ちょっと買い物だが・・・麟、放してくれないか?」
麟「あの・・・すこし手伝ってくれませんか?」
一刀「いいけど・・・」
『麟と一刀の料理教室!』
一刀「ってなにいわせるんだ!」
麟「まぁまぁ・・・では、今日は誰でも簡単に作れるマーボー豆腐とチンジャオロウスを作ってみたいと思います」
一刀「材料は豆腐一丁 ひき肉500 ねぎ一本 油少々 調味料適量です」
麟「まず始にねぎを細かく刻んで肉と一緒に痛めます」
一刀「肉は色が変わる程度でいいですよ〜」
麟「次は豆板醤やその他の調味料をいれます」
一刀「一度に煮立たせてソコに刻んだ豆腐を入れます」
麟「あとはよく絡めて片栗粉をいれて出来上がり」
麟「次はチンジャオですね・・・・」
麟「はい!出来上がりです!」
一刀「どれもおいしそうにできましたね」
麟「さぁ皆さんで試食してみましょう」
『おおおおおおおおおおおおおおおお』
真桜「あ、隊長やん、こないなとこでなにしてん?」
一刀「真桜こそ・・なにしてんだ?」
真桜「うちはちょっち・・・あ。せやせや隊長」
一刀「ん?」
真桜「うち、餅たべたい」
一刀「今?」
真桜「できれば・・・ダメ?」
一刀「ん〜」
一刀「材料ないぞ」
真桜「こんなこともあろうかと」
一刀「用意周到だな」
真桜「やろやろ?なぁ〜隊長〜」
麟「真桜さん!今はダメです」
真桜「麟!?いたんか」
麟「いてはダメですか!?」
真桜「そうゆうわけやないけど・・・」
麟「ささ、一刀様行きましょう」
一刀「ちょっと麟!?」
麟「では、真桜さん、また明日です」
真桜「いってもうた」
一刀「ちょっと麟!?どうしたんだよ」
麟「あの・・・一刀さん」
一刀「はい」
麟「あの・・・その・・・私・・・一刀さんのことが好きです!」
一刀「えええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ」
麟「即席でいいので・・・・いれてください」
一刀「ちょっと・・・」
麟「返事は今じゃなくていいですので・・・・また明日」
脱兎のごとく走り去る麟
残された一刀
一刀「なにがどうなってるんだ!」
オマケ
真桜「お餅〜お餅〜隊長と一緒にお餅〜」
日本の餅に取り付かれた子がここにも・・・・あそこにも・・・・
凪「隊長とぺったんぺったん・・・お餅と一緒にわ・・・私も食べられたいな・・・・なんて」