茜ちゃん 発端 |
『発端』
「茜、おいていくよ〜」
「まってよ!姉さん」
「あはは、ほら、はやくはやく」
「待っててば『ドンッ』え?」
姉を追って交差点に出たのはいいけど
「いたい・・・イタイイタイイタイイタイ」
「あ・・・茜!」
「ねえさん」
「茜しっかり!」
「ねぇ・・・さん」
「茜!」
その日・・・高校生になったばかりの私は・・・
事故にあった
運悪く・・・初日から永遠にいけなくなった
「ふむ、次の外史の発端は彼女なのか?」
「ええ、そうよ・・・すこし酷だとはおもうけど」
「しかし、正史ではもはや助からぬのであろう?」
「そうね・・・第二の人生だと思ってがんばってもらいましょう」
誰かが近くで話してる
外史?正史?
私は・・・死んだの?
「私は・・・・生きてる?」
目を開けると・・・
「しらない空だ」
目の前には青空が広がっていた
「私・・・ねぇさんを追って・・・それから」
「事故にあったのよ・・・」
「そうそう・・・え?」
「始めまして、私はチョウセン」
「わしは卑弥呼じゃ」
「あ、始めまし・・・きゃぁぁ」
「あらん?どうかしたのかしら?」
「どうかしたじゃないです!なんで上半身裸なんですか!」
「ん?なにかへんかのう?」
「変とかそうゆう次元じゃないです!」
「そうね・・・卑弥呼着替えるわよ」
「いたし方がない・・・あの服装はきらいなんだがなぁ」
「これでいいかしら?」
「文句あるまい」
着替えを終わらせたちょうせんさんと卑弥呼さん
あの変な格好からスーツ姿になり髪型もまともになりました
「それで・・・えっと・・・ここどこですか?」
「ここはね、洛陽の近くよ」
「らく・・・よう?」
「うむ、おぬしには三国時代といったほうがわかりやすいか」
「え?タイムスリップ?」
「そうなるわ・・・それでね」
「は・・・はい」
「いきなりだけれど・・・貴方には選んでほしいの」
「選ぶ?」
「そう・・・私と共に大徳とともに歩む道か」
「わしと共に覇道を進むみちか」
「え・・・ええ?」
「「さぁ・・・どっち!?」」
「何をキサマラだけで決めている・・・おい、お前」
「はい?」
「俺といっしょに乱世を駆けてみないか?」
「えっと・・・」
「だめですよ、左慈、彼女は私と共にいくのですから」
「なんだと、干吉」
「「「「さあ、選んでください」」」
「えええええええええええええええええええええええ」