太史慈伝 |
太史慈
恩義や忠義に厚い・・野望娘。
恩義や忠義に厚いが・・天下を望む感情のほうが強い。
そのため許劭(人物評価の名士)から、重用すべきでない人物と評される。
ただ・・生来あっけらかんとした性格なので。
堂々と、正面から他の郡雄を打ち倒して天下を得ようとする。
『一緒に組んで天下をとらんか』
設定
北郷、今回は呉将のひとりです。
赤壁前になります。
太史慈
呉随一の武勇、快活な性格、厚い忠誠心。
彼女の美点は挙げれば様々ある・・だが、一つ難点がある。
「おい・・かずと、一緒に組んで天下をとらんか」
野心満々であるのだ・・。
太史慈さんは、年3回ペースで天下を目指さんと、謀反=独立したがる「癖」があるのだ。
まあ・・そのすべては事前に太史慈さんと「色々」と仲がいい俺が説得し「未遂」で終わっているのだが。
「太史慈さん・・さっきの俺の話聞いてた?俺、それを止めにきたんだよ」
そう、俺は今も西安に駐屯してる太史慈さんに謀反(未遂)を止めるよう宥めにきたのだ。
「お前の話?耳から耳へ流してたぞ」
「ちゃんときいてよ〜」
あっけらからんと顔で、話をスルーしたと告げられ・・ため息が出る。
「どうせ〜いつもみたいに孫権・民の為云々で、俺の大志を諦めろというんだろ」
「そうだよ・・今は蓮華の為、民の為・・向かってくる曹操に呉が一致団結して戦うべきだよ」
「ふん、相手が劉表から曹操に変わっただけじゃないか・・そう何度も同じ理由では納得できん」
「劉表とは相手の数がちがうんだよ・・」
「そんなもん!根性でどうにかしろ!!とにかく、今回こそ俺の天下への大志は阻めんぞ!」
やる気満々・・太史慈さんは鼻息を「ふーん!」と出す。
「といーうことで、かずと一緒に組んで天下をとろう!」
「そんな嬉嬉とした表情で言われても・・」
その後、俺が淡々と説得を続けて数時間。
一応納得してくれたようで・・謀反を、今すぐおこす事はないだろう。
まあ・・あくまで一応なので後数ヵ月後、太史慈さんに説得する事になるだろうけど・・。
「しかし・・毎度なんで俺なんかを誘うの?」
説得が終わって和やかな雰囲気の中、俺は前々から気になっいてる事をきいた。
「俺なんて武勇も知識もないし、わざわざ味方にする必要はないと思うけど」
「ん〜?な〜に〜、単純な事だ、俺の傍にはお前がいるんだ」
「い、いきなり・・なにを!」
下手すれば、プロポーズに捉えられる発言に俺はおどろく。
「?・・お前も俺が傍いないと駄目だろう」
「そ、その・・」
真っ直ぐな瞳で貫かれ、俺はドキドキする。
俺が拒否しないことを「イエス」と捉えたらしく、太史慈は満面の笑みを浮かべ・・。
「なら、二人で協力して天下を取らんとな」
あとがき。
ここのTINMIのssでも比較的にいい娘の太史慈が多いので。
史実で臨終の間際で『天下とれずに死んでたまるか!!』との逸話が伝わる太史慈の癖(野心家)の一面に注目してssを作りました。
ネタが浮かんで、ぱぱっ〜と作ったssなので。
激しく薄いssです。
特に最後あたりはとってつけた感じ・・。
まあ、貧乏性と素人の駄目さで・・残しておきます。
説明 | ||
太史慈を恋姫風に・・ssです。 あいも変わらず、うすーいssです。 |
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コメント | ||
ああ、あの“男たる者、なんたらかんたら”って台詞ですか。僕も初めて知った時、驚きましたww(月千一夜) おおーそこに注目したSS作家は初めて見ました。いい目の付け所だと思います。(PON) |
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タグ | ||
大史慈 劉ヨウ 呉 恋姫 | ||
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