みどり小、生徒会室その4
[全1ページ]

 意味のない宝探し。

 余の暇つぶし。それが終わってからというもの――

 

 生徒会のメンバーはダレきっておった。

「あぅ〜暇だね〜」

「確かに。姫の考えた暇つぶしは悪くはなかったけど、暇つぶしが出来たのはあの日だけ」

 言いたい放題言ってくれるの。

 自分では考えずに、全て余にまる投げをしておいてその台詞とはの。

「ねぇ〜姫ちゃん。次の面白い事はないの?」

「今のところは無いな」

 そもそも、そうそう面白い事なぞ考えつかんわ。

「偶には、お主らが発案してみたらどうじゃ?」

 二人とも生徒会の一員ならば、それぐらいの事は出来なくてどうする。

 それに、少しは考える方の身にもなってもらわんとな。

 

「無理だよぉ」

 そんな余の想いとは裏腹に、そうそうに考える事を放棄する珠代。

 ちょっと諦めるのが早過ぎじゃなかろうか。

「た、雫は何かあるか?」

 珠代の事は諦めて、雫の考えを聞く。

 雫ならきっと、余の期待に応えるような回答を用意しておるじゃろ。

「…………サバイバルゲーム」

「ほぉ……」

 サバイバルゲームか。

 しかしただ普通にやっても意味は無いかの。

 余を満足させられる。そんな内容のゲームでなくてはならん。

 果たして、雫の提案は余を納得させられるだけの物を持っておるかの?

「内容は至って簡単。圧倒的戦力で全校生徒を撃破する」

「ふむ」

 強者による圧倒的殺戮か……悪くはないな。

「ただ見てるだけだから飽きる。偶にはバカな事に参加してみるのもいい」

「そうだね〜♪ 動き回るのも面白そうだよね♪」

「……よかろう。雫の案を採用しよう」

 無慈悲なほどに圧倒的な力を見せつける。

 なかなかストレスの解消になりそうではないかの。

 確かに座っておるのも、いい加減飽きてきたところじゃ。

 生徒会の力を存分に見せつけてやろうかの。

「暇つぶしも見つけた事じゃし、二人ともこの案を実行するために速やかに凄くのじゃ」

「「おぉー!」」

 さてと、余も色々と準備を始めるとするかの。

 

 一切の手加減はない。

 残酷なまでに戦力の差というものを味あわせてやろう。

 ふ、ふふ……ふはははははははははっ。

 

説明
二か月ぶりらしいです。
そんなに久しぶりだと色々忘れてますね。
はは……
総閲覧数 閲覧ユーザー 支援
713 694 1
タグ
みどり小 生徒会 オリジナル 

tanakaさんの作品一覧

PC版
MY メニュー
ログイン
ログインするとコレクションと支援ができます。

<<戻る
携帯アクセス解析
(c)2018 - tinamini.com